2月の初旬、那須温泉に泊まって、美味しい料理と温泉を楽しんだ。中でも露天風呂はとても広くて
爽快だった。折しも小雪がちらついて、その中を裸で雪を踏みながら行く露天風呂は格別だった。
翌早朝、朝日が綺麗だという旅館の一角に行き、朝日を写真に収めたが、10分程着くのが遅れた
ようで、陽は既に昇っていて一寸残念だった。
前々日の晩に雪が降って、庭は一面の雪景色だった。藤棚には、藤の実が寒い中沢山ぶら下がって
いた。玄関脇の軒には、長い氷柱がぶら下がっていて、寒さを物語っていた。また、玄関脇の池の
上には、細い木の枝が凍り付いて、氷の芸術を見るようで素晴らしかった。この日はとても寒く、
どこも行かずに帰る事になった。途中、橋の上から那須連峰が良く見えた。
今回は法事のついでと言う事で、この寒い季節にわざわざ那須温泉に行ったので、観光する所は多く
有るにも拘わらず、何処にも立ち寄らず、土産だけを買って帰る事となったのは一寸残念ではあった
が、仕方の無い事ではあった。