奥越後・奥信州の紅葉秘境の旅

10月24日~26日、奥越後・奥信州の紅葉秘境を巡るツアーに参加した。東京から新幹線で越後
湯沢へ行き、そこからバスとタクシーで紅葉の秘境を巡り、上田から東京に戻るというツアーだ。
最初に向かったのは八海山で、八海山ロープウェイで展望台に行った。そこからは八海山が目の前に
見え、紅葉前線の様子が良く分かった。残念ながら、遙か遠くは霞んで大パノラマとはいかなかった
が、眼下の魚沼平野は良く見えた。麓の方では、ススキやナナカマドが見られた。



 

次に向かったのは奥只見湖で、長く狭いトンネルを沢山抜けて、奥只見ダムの駐車場に着いた。そして、
駐車場からスロープカーで湖面迄昇り、奥只見湖遊覧船乗り場に到着した。周囲の山々は紅葉の真っ盛り
で、素晴らしい景色だ。そこから遊覧船に乗り、銀山平まで40分の遊覧だ。船は外輪船ファンタジア号
で、大型の船をどうやって運んだのか心配するようだった。周囲は紅葉の最盛期で、充分堪能した。








 
 

途中、カワウの群れが船の前を横切って飛んで行った。また、白光岩という石英が露出して白く光る
岩も見られた。下船の際には、外輪の写真を撮ってみた。


 

翌日、苗場の田代ロープウェーに乗り、たしろ高原に行った。そして、観光する暇も無くドラゴンドラ
へと向かった。途中、田代湖や一面のススキの原を見ながら山を下った。ドラゴンドラは8人乗りで、
次々と出て行く。全長5,481mと日本最長で、苗場まで一直線に山の中を下って行く。途中の紅葉も
見事で、エメラルドグリーンの二居湖や渓谷も素晴らしい。

 
 

その後、苗場から飯山線替佐駅へ行き、JRのローカル線に乗って、千曲川沿いに飯山迄行った。替佐駅
では、列車が来るまでの間、周辺をうろついて、木の実や柿の木、リンゴの木の写真を撮って歩いた。

 
 
 

飯山から再びバスで松川渓谷へ行った。そこでも紅葉が進んでいて、八段に落ちる八滝や裏見の滝の
雷滝での紅葉も良かった。裏見の滝へのアクセスは、人も大勢いる上に狭く急で怖かったが、滝の
裏から見る景色はまた格別だった。

 
 

 

最終日は、米子大瀑布と高瀬渓谷へ行った。まずは米子大瀑布へと向かった。途中、バスからマイクロ
バスに乗り換えて登山口迄行き、そこから往復で1時間の道のりだ。ここは、大河ドラマ「真田丸」の
オープニング画面に出てくる所で、一躍有名ななった感がある。ただし、山上の城は実在しない合成だ。
途中の山道や滝周辺の山の紅葉はとても素晴らしかった。ただ、滝は時間的に逆光になり、写真は撮り
づらかった。米子大瀑布は、左の権現滝と右の不動滝の二条の滝の総称だ。

 
 
 
 

 
 
 
 

米子大瀑布を見た後、高瀬渓谷へと向かった。渓谷を上流へと上り、高瀬ダム手前で専用タクシーに
乗り換えて、ロックフィルダムの斜面をダム湖へと向かう。なかなか貴重な体験だ。ダム湖はミルキー
ブルーで、独特な色合いだ。周辺の山々は、見事に紅葉していて素晴らしい。ダム上の道路の先は、
作業用のトンネルで、観光用に歩道を歩かせてくれる。トンネルの向こうには吊り橋があり、そこから
見る山の紅葉も見事だ。天気が良ければ、槍ヶ岳が見えるらしいが、雲で見られなかった。

 

 

 
 
 

今回の旅では、珍しく雨に祟られず、紅葉も素晴らしく、珍しい所にも行くことが出来て良かった。
ただ、ツアーの人数が多過ぎたのと、ホテルの食事が良くなかったのが残念だった。