梅雨の合間の晴天に、信州の湯の丸高原と美ヶ原に行ってきた。始めに、湯の丸
高原で、リフトでツツジ平に向かった。リフトを降りて程なくして、ツツジ平に着いた。
今回はレンゲツツジが目的だったが、1週間程遅かったようだった。湯ノ丸山を
背景に、一面の真っ赤なレンゲツツジが見られる事を期待したが、一寸外れて
しまった。それでもまだまだレンゲツツジは咲き残っていて、十分綺麗だった。
白樺とのコラボも、さぞかし素晴らしいだろうと思われた。この辺は夏期に牛が放牧
される。また、リフト乗り場脇の斜面には、アヤメの群落が見られた。
その後、車で少し走った所の池の平湿原に行った。そこは標高約2000Mの湿原で、
5月から9月の間、様々な高山植物が花を付ける。
ここから上に登るとコマクサが見られるというので、湿原を取り巻く山を半周した。
途中、可愛らしいシャクナゲが咲いていた。スズラン、イワカガミ等も見られた。
そしていよいよコマクサとご対面だ。コマクサ園は2カ所あり、その間も色々な花
が見られたし、湿原も素晴らしかった。
コマクサ園が終わっても、まだまだ見るものは沢山あった。
湯の丸高原を後にして、宿へ行く途中の、海野宿に立ち寄った。ここの宿の民家は、
卯建が上がっているのが特徴らしい。ツバメが軒下を借りて巣を設けていた。
そしていよいよ今晩の宿へ。次の2枚は宿の周りで撮影した。
翌日、朝一番でテニスを一寸やってから、美ヶ原に向かった。途中の白樺林は
それは素晴らしかった。レンゲツツジが満開だったらと思うと、一寸残念。
暫くして、美ヶ原高原美術館に着いて、しばし芸術鑑賞をした。高原の自然を
凄く上手く生かした所だ。庭には高山植物も咲いていた。脇の登山道で、すぐ
近くの牛伏山迄歩いた。そこからは高原全体を見渡す事ができた。
そこのレストランで昼食後、八島湿原に行った。まだ花の数は少なかったが、
よく見ると高山植物が結構咲いていた。
そこから霧ヶ峰高原を通り、車山肩にニッコウキスゲを見に行った。まだ早過ぎたらしく、
花はちらほらで、蕾を見に行った様だった。コバイケイソウも一株咲いていた。
時間があったので、帰り道小渕沢の富士見高原ゆりの里に立ち寄ったら、全くの
蕾状態で、開園日を延期したとの事で、仕方なく東京に戻った。