新宿御苑のハクモクレンを見に行った。この花は一見の価値がある。ほかにもこの季節は
色々な花を見る事が出来て、何時間いても見飽きない。ソメイヨシノの季節も勿論素晴らしい。
まずは新宿門入って直ぐ目に付くのがハクモクレン。これを見るだけでも価値がある。
その反対側に、ハチジョウキブシの面白い花が咲いている。日本庭園の方に向かう所に、
今にも咲きそうな桜のつぼみがあり、とても可愛かった。上の池の畔の柳が新芽を出して、
今にもカエルが飛びつきそうな様子だった。側には花をたわわに付けたアセビが咲いていた。
そこへ行く途中に、カラスの水飲みの光景をみて、思わず笑ってしまった。池に沿って
行くと、寒桜の側にボケが綺麗だった。
寒桜の先には、クサボケ、寒緋桜、シデコブシが綺麗に咲いていた。
楽羽亭の裏手にも大きなハクモクレンがある。下半分はまだつぼみだったが、それでも
見事だった。
更に歩いて行くと、桜の散った花びらと枝の陰の様子が、ちょっと面白いのを見つけた。
中の池の手前には陽光が、また、少し先では、満開の修善寺寒桜が見事だった。
下の池の水仙植え込みには、立派なシダレザクラがあり、既に7分咲き位になっており、
見事に咲いていた。水仙との調和も素晴らしかった。
そこの直ぐ近くには、寒緋桜が陽を受けて光っていた。また、陽光も満開に近く咲いていた。
そこから玉藻池の方へ廻った。そこの水辺には、高遠小彼岸が満開に咲いていた。水面に写る
桜も素晴らしかった。
そこから新宿門に戻る途中でも、陽光が美しかった。また、一寸見慣れない新芽を見つけた。
枝から幹に目を移すと、それは銀杏の木だった。普段は葉のない木には目もくれないのに、今更
気がついた。その先には東海桜という桜もあった。そして、寒桜。
少し行くと、玄海躑躅やヒマラヤ緋桜も咲いており、それらを見ながら、新宿門に向かった。
そして、再びハクモクレンが夕日に輝くのを見て感激しつつ、家路についた。
今回大寒桜を見逃したのが残念だった。やはり染井吉野の花見には行くべきか。