彼岸花の咲く所を探していたら、見沼たんぼを見つけたので、そこに彼岸花を見に出掛けた。
大宮からバスで見沼自然公園の所迄行き、そこから徒歩で七里総合公園迄往復して、少し南に
下ってから見沼自然公園に戻った。道は見沼代用水に沿っており、緑のヘルシーロードと名付け
られていた。その土手に彼岸花が植えられていた。丁度満開で、田んぼの風景とマッチして素晴
らしい風景だった。彼岸花目当てに訪れた人も多く、自転車で通る人も多かった。
途中に見沼弁財天があり、廻りにも彼岸花が咲いていた。その先の道脇では、農家が植えた
花々が、目を楽しませてくれた。稲の穂も重く垂れ下がって、刈り取られるのを待っていた。
沢山のアゲハチョウも舞っていて、田んぼにはアオサギの姿も見られた。桜の花の季節には
お花見も良いらしい。
用水にはカモが来ていて、ハッチョウトンボに追いかけられているようで面白かった。また、その先
ではカモがダンスをしているのを目にした。反対側にはずっと彼岸花と田園の風景が続いている。
見沼自然公園の近くでは、稲わらを干す風景と彼岸花を撮ってみた。公園の脇の用水では、反対
側の土手に彼岸花が咲いていて、青空と共に水面に映り込んで綺麗だった。その先の田んぼには、
桜らしき花が咲いていた。用水沿いに暫く歩いたが、彼岸花も少なく、疲れたのと飽きたのとで、
公園に戻った。公園の池では、スイレンが沢山咲いていて、ガマの穂も見られた。また、カモも
沢山来ていて、並んでいる姿がユーモラスで面白かった。
結構な距離を歩いて足が痛くなり、早々にバスで大宮に向かった。江戸時代に用水を整備した見沼
代用水の原風景という事だが、都市化してもこんな風景が見られる事に驚きを感じた。