5月4日に、大藤の咲く足利フラワーパークに行った。連休とあって、朝早くから多くの車と人が来ていた。
西ゲートから入場し、池の廻りをぐるっと一周した。入場して直ぐに紫と白の藤が目に入った。その脇には
大長藤の棚がある。先の方に行くと、ツツジとシャクナゲのエリアがあり、色とりどりのツツジとシャクナゲ
が植わっている。結構どぎつい色の花もあるが、それはそれで新鮮で良い。その中にハンカチの木があり、
木全体に白いハンカチがぶら下がっていた。この白いのは花びらではなくて、苞葉という葉だという事だ。
陽に透き通っている葉は、本当にハンカチのようだ。
まだまだ、ツツジ・シャクナゲが続くが、天気が良くて陽に透き通った花びらは本当に美しい。また、花の色や
形が色々あって、見ていて飽きる事がない。
その先は、池に沿ってクルメツツジと藤の路となっていて、その名の通りクルメツツジと藤が続いている。池の
方を見ると、ツツジ越しに大長藤や白藤の滝が遠くに見える。池の中の築山も面白い。クルメツツジも藤も色々
あって、本当に見事に咲いている。
途中に、ケマンソウの白とピンクの花が同じように咲いていて、面白かった。そして、ツツジ、シャクナゲ、藤は
園内至る所で咲き誇っている。また、池の中の築山は、池の廻りの色々な角度から見られて面白い。
いよいよ目指す大藤に来た。今年の大藤は、前回より少し花が少なく短いように感じるが、それでも見事
である事に変わりはない。周囲に色々な花が咲いているのも楽しい。上からの陽の光で、光っている部分と
陰になっている部分が入り混じっているのが、全体の花の雰囲気を醸し出している。脇にあるツツジの植込
も実に見事だ。
大藤から白藤のトンネルに行った。真っ白い藤が満開になって垂れ下がって、長いトンネルを成している。
これも大変見事だ。そこの先には八重黒龍という八重咲きの藤が、これも見事にぶら下がっている。見るからに
重そうだ。そこからうすべに橋に向かった。名の通りうすべに色の藤で棚を造っている。この色の藤は、何とも
上品で優雅な感じで素晴らしい。下の池はモネの池という名が付けられているが、睡蓮の雰囲気がモネなんだ
ろうと、後で写真を見て納得した。
その池の畔のハナミズキは、赤みが強く花も大きくて綺麗だった。そこからきばな藤のトンネルを抜けた。前回
は殆ど咲いていなかったが、今回は結構咲いていて、きばなの雰囲気を味わう事が出来た。
その後、池に沿って大長藤に向かって歩いたが、池の畔の藤や色々な花々が咲き誇っていた。白藤の滝も
見えたが、花数が少なく、滝とまでは言い難い。最後に大長藤を見上げてから、フラワーパークを出た。
時間も早かったので、ここから花の山に向かった。