4月4日に『皇居乾通り一般公開』に出掛けた。雨の覚悟で出掛けたが、幸い良い天気になった。坂下門前に
到着すると、既に長蛇の列になっていた。結局坂下門に着いたのは一時間半後だった。家に帰ってからニュース
を視ると、5万4000人が訪れたらしい。乾通りは広い通りだが、その幅が人で埋め尽くされていた。通りの右側
は蓮池濠と乾濠で、その先はいつも行く皇居東御苑になっている。そして、こちらからは富士見多聞の白壁が
良く見える。お堀の石垣は、初めて見る景色で新鮮だった。白壁も石垣も桜に良く合う。
少し先の通りの左側には、道灌濠があった。東京の歴史で習った太田道灌が主であった時の名残かと思うと懐か
しく思う。桜も満開で、500年程タイムスリップした感じだ。すぐ脇には『七重八重』のヤマブキも咲いていて、
意図して植えたものと推察する。そして、早くも出口の乾門が見えて来たが、桜はまだ続いている。門を出た所
にも、立派な桜が咲いていた。
乾門を出てから、皇居東御苑入口の北桔橋門に向かった。門の手前から乾通りを見ると、桜と共に沢山の人の
姿が見られた。皇居東御苑へも多くの人の流れがあった。中に進むと、桃華楽堂前のハナモモが目に入った。人の
流れは多くが天守台に向かっていた。その手前左には、トウゴクミツバツツジとシャクナゲが咲いていた。
本丸周辺では、多くの種類の桜が満開で素晴らしい。桜の花びらが吹き寄せられているのも美しい。そこから
二の丸庭園に向かった。途中にあるソテツの新芽が、黄色に輝いていた。
二の丸池周辺では、桜やシャクナゲが満開で、素晴らしい眺めだった。また、諏訪の茶屋前のハナカイドウも
綺麗に咲いていた。二の丸池周辺は、季節によって色々な花が咲いて楽しい。そこから大手門に向かう途中
の石垣上にも、良い形の桜が咲いていた。
いつもは東御苑だけしか見られないが、良い天気の中、乾通りの桜も見られて良かった。