今回は夏休み信州紀行と題して、8月10日~12日に信州旅行に行った報告をします。この旅行は最初から
台風の影響があり散々で、帰る日も前線の影響で雨と、予定した観光地は殆ど見られなかった。
初日は草津経由で志賀高原に1泊の予定だったが、途中から大雨で、山の上に行くのは避けて、湯田中
経由で志賀高原のホテルに直行する事にした。とは言え、何もしないのもつまらないので、途中、地獄谷
野猿公苑に行ってみた。幸い雨風も強くなく、温泉に浸かる猿の姿を見る事が出来た。温泉に浸かって
撒いた餌を食べている姿が、一杯やっているように見えて面白い。また、時期だからか子連れの猿の姿が
多く見られて、ほほえましかった。子猿も多く、仕草がとても面白いので、見ていて飽きる事がない。
木の上ではのみ取りをしている姿もあった。
翌日、台風一過の良い天気になった。風は多少残っていたが、収まる気配だったので、昨日行かれ
なかった志賀高原観光をする事にした。最初に、ホテルから目と鼻の先にある高天ヶ原サマーリフト
で、東館山に行った。頂上付近は東館山高山植物園になっていて、色々な高山植物が見られて素晴ら
しい。ゴンドラ駅屋上の展望台からは、大沼池が良く見えた。
スキー場の眺めも素晴らしく、遙か昔に良くスキーに来た事を思い出した。ここからリフト乗り場
迄、高山植物の中を下った。そこでは、ハクサンフウロや花に群がるチョウが見られた。
リフトを降りた所で、多くの猿に出会った。丁度移動する時間らしく、続々とゲレンデを横切って
行った。中にはおんぶした親子猿や子猿の姿もあった。ヤナギランは終わりかけだった。
そこから白根山に向かったが、火山活動が活発化していて、近くは全て立ち入り禁止で、駐車すら
出来ない状態になっていた。仕方なく途中の日本国道最高地点で、白根山の遠景でお茶を濁した。
この日は薬師平温泉に宿泊した。夕食まで暇だったので、眼下の塩尻の街と空を眺めていた。
生憎また雲が多くなってきて、真っ赤な夕焼けとはならなかったが、雲間からの太陽の光芒が
面白かった。
今回の旅行は、台風の直撃に遭い、尚且つ前線の大雨があり、3日の内まともに観光できたのは
真ん中の1日だけだった。とは言え2日も温泉にのんびり浸かったので良しとしよう。