11月4日は信州の紅葉を目指して、上田方面に向かった。まずは北上して、角間渓谷に行った。
途中の山々が全山黄色く色付き、素晴らしかったので、車を止めて写真を撮った。そして角間
渓谷に着いたが、観光客の姿は無く、熊も出るらしいので、山に入るのは遠慮させてもらって、
角間温泉付近でお茶を濁した。何でも、その昔猿飛佐助が修行をした所だという。遊歩道の入口
が細くて急な石の階段になっていて、見るからに修行という感じで、恐れをなして入山は止めに
した。折角なので、付近の景色を写真に収めて、上田城に向かった。
上田城は、桜の季節に花見に訪れた所だ。 その時も素晴らしかったが、紅葉の季節もまた素晴ら
しい。イチョウの黄色とモミジの赤が際立っていた。特にお堀際のモミジは、水に映って美しい。
この日は快晴で、青空との対比も素晴らしく、紅葉の隙間から差す陽の光も紅葉を際立たせる。
また、テレビで放送していたけやき並木遊歩道も歩いた。丁度けやきの黄葉が見頃になっていて、
またモミジも見頃になって来ていたので、その競演は見事だった。そして桜の紅葉も素晴らしい。
上田城で遊んでいると、昼時になったので、向かいの蕎麦屋で信州そばを食べ、その後塩田平に
向かった。まず安楽寺に行って国宝の八角三重塔に参詣した。鎌倉時代の建立という事だが、
しっかりとした造りは見事と言うほかない。紅葉はそこそこで、参道前のモミジが素晴らしかった。
そこから近くの前山寺に行った。そこにも重文の三重塔がある。また、参道のドウダンの赤や、
イチョウの黄色が見事だった。そして参詣の人が銀杏を一生懸命拾って歩いていた。この寺の本堂
は茅葺で見事な造りだった。
参道の入り口付近にはお地蔵さんが3体立っていて、黄色いイチョウの下で陽を受けていた。
参道前には、たわわに実った柿の木があった。
ここから軽井沢に戻ったが、まだ時間が有ったので、軽井沢タリアセンに行った。塩沢湖を囲む
この公園には多くのミュージアムがあるが、夕方の閉園間近だったので、見る事が出来なかったのは
残念だった。湖周辺は紅葉に彩られ、水鳥の姿もあって心地良い時間を過ごしたが、時間も無くなって、早々に切り上げホテルへと戻った。
翌朝、ホテルの裏にある軽井沢白樺高原教会に立ち寄ってから、軽井沢おもちゃ王国に行き、大観覧車に乗った。たまたまホテルにこの観覧車から撮った写真のポスターを見て、来る事にしたのだが、
ここから見る景色は雄大で、周囲が真っ黄色になっている様は感動ものだ。この日は生憎と曇天で、
浅間山の雄姿が見えなかったのが、残念ではあった。おもちゃ王国という事で、園内にはダイヤブロックの大きな人形が置いてあった。
そこから旧軽井沢に向かったが、途中旧三笠ホテルに立ち寄った。残念ながらモミジは散ってしまっていた。そして、旧軽井沢のショッピング街を散策した。そして、外れにあるショウハウス迄行って
からショッピング街を戻った。この辺りは丁度紅葉の見頃で、真っ赤なモミジが至る所で見られた。
見晴台へ行くバスも走っていた。また、斬新なホテルや古い写真館が、違和感なく通りに面して建っているのも素晴らしい。
帰り際に、ジャムを買ってから、高いコーヒーを飲んで、新幹線で東京に戻った。