台風の谷間の10月2日に、日高の巾着田へ曼珠沙華を見に行った。台風の風雨で、花が
倒れていないか心配だったが、それ程の被害は無いようだった。平日にも拘わらず、多くの人
が花を見にやって来ていた。ここの曼珠沙華は本当に素晴らしい。写真を撮ると全部真っ赤に
なるので、なるべくポイントを見つけて歩いた。
林の中にも、幾らか日が当たる所がある。その斑な日の光が、真っ赤な花に、縞模様を
描いていたのが面白くて撮ったのが次の写真。本来真っ赤な色が、光で白く見える。
木の上ぽつんと咲く曼珠沙華。どなたかが粋な心で植えたのだろうか。脇には高麗川
が流れている。と言うより、高麗川が造った、巾着の形の土地に植わっている。
中程にドレミファ橋があり、対岸から眺める事が出来る。川と曼珠沙華も良くマッチしている。
白い曼珠沙華もよく見掛けるようになったが、ここには多くの白が混ざっている所があった。
後には、曼珠沙華の写真が続く。所々に白い花も混ざっている。
黒いアゲハチョウの姿もあった。黄色の紋が入った大きな蝶で、名前は何というのだろう。
ネットで調べるとナガサキアゲハに似ているけど、こんなに北上したのだろうか。次は蓮の
実。巾着の中に植えてあり、オドロオドロしくて、私の好きなターゲットだ。
巾着の中には、赤そば・コスモス等が植わっていて、これも楽しい。コスモスは台風の
影響か、かなり倒れていて残念だった。道路の土手にも、曼珠沙華が植わっている。
ピンクの花も植えられていたが、何でもアマリリスと何かを掛け合わせたもので、
そのような名前が付いていた。淡いピンクが愛らしかった。最後は、駅に行く途中に
ある栗の木。イガが弾けて、栗の実が光っていた。
曼珠沙華は巾着田が一番かな。今年で四度目になるか。これだけ一面に咲くのを
見ると、感動を覚える。ただ、人が多いので、中にはマナーの悪い人が結構いるのが
残念だ。ロープの中に踏み入ったり、お弁当の人もいたり。もっと花を労って欲しいと
思った。まだ何回か来る事だろう。