上野公園の一足早い花見

3月16日、上野公園の一足早い花見に出掛けた。テレビで公園入口のカエルの広場にある大寒桜をやった
のと天気が良かったのとで、急遽行く事になった。その大寒桜は期待通り満開で、素晴らしい眺めだった。中国人観光客も 大勢いて、盛んに写真を撮っているのが見られたし、鳥の姿も沢山見られた。

 

そこから階段を上って西郷像を見た後、桜を求めて歩いた。清水観音堂に行くと、歌川広重名所江戸
百景月の松があり、松越しに弁天堂を眺める事が出来た。下の通りには、大寒桜が何本か咲いていて、
既に花見の気分だった。

  

不忍池に向かう途中には、白い沈丁花が綺麗に咲いていた。池の畔に来ると、カモメが多く飛んでいて、
中には看板の上で休憩するものもいた。弁天堂の周辺には寒緋桜が沢山見られ、満開で素晴らしかった。
また、池の畔には色々な桜が植わっているが、この時期としては、満開の河津桜が見られた。

 

その後、上野駅方面に向かうべく、五條天神社と花園稲荷神社の脇の坂を登り始めると、神社の境内に
ある満開の桜と枝垂れ梅、そしてハクモクレンが目に入ったので、神社に寄り道して写真を撮った。
そこから文化会館の脇まで来ると、大道芸人の姿が何組か見られた。その一つの所に、風船で作った
巨大な鳥がいたので、感心して写真を撮っておいた。

  

寄り道はその辺にして上野駅に来ると、パンダ橋というのを初めて見つけたので、わざわざ渡って駅
の反対側にある巨大パンダ像を拝んだ。そして、下の飲食街で昼食を取ってから帰宅した。

早春の新宿御苑の花々

3月11日に早春の新宿御苑の花々を見に出掛けた。この時期は梅と早咲きの桜等が見られて、だんだんと
春の気配が強くなってくる時だ。まず、入口近くのハクモクレンはまだ早いが、つぼみは随分と膨らんで
いた。その産毛のような毛が、光り輝いて素晴らしい。キブシの花も一杯垂れ下がっていて面白い。

 

日本庭園の方に歩くと、サザンカが綺麗に咲いていた。楽羽亭に来ると、梅が満開だ。ここの梅の木は
中々趣があって好きだ。花もいつになく沢山付いているように感じる。直ぐ前のハクモクレンもつぼみを
沢山付けていて、咲くのが楽しみだ。梅をひとしきり鑑賞してから、上の池に行くと、大勢のカメラマン
が池の奥に向けて超望遠レンズ付きのカメラを構えている。これは多分オシドリだろうと貧弱ズームで
写真を撮って帰ってから拡大すると、やはりオシドリの姿があった。橋を渡ると、柳の新芽が素晴らし
かった。その先には満開の馬酔木が見られた。灌木に一杯の花を付けた様子は、本当に素晴らしい。

    

池に沿って行くと、カンザクラが満開になっていた。部分的には既に花びらが落ちているようだったが、
まだまだつぼみも沢山付いていた。さらに進んだ翔天亭近くでは、満開のオオカンザクラが素晴らしい。
枝に花が目一杯付いていいて、枝が殆ど見えない。近くにはカンザクラも何本か咲いていた。

   

桜を見ながら、中央休憩所脇を通り、マンサクとサンシュユが咲く通りに行った。この時期はいつ来て
もどちらも良く咲いている。そして、満開のマンサクが陽の光に透き通って、光っている様は、一番好
きな光景の一つだ。また、サンシュユも満開で真っ黄色になっているのも良い。

  

レストハウスの前では、姿の良い修善寺寒桜が5分咲き位になっていた。この桜が満開になるとそれは
見事だ。それには一寸早かった。下の池まで行くと、今度は寒緋桜が咲き始めていたが、まだ、つぼみが
多かった。そばのスイセン花壇では、スイセンがまだ咲き残っていた。

  

中の池沿いに歩いていると、カワウが羽を広げて乾かしているのが見られた。また、広場の地面では
可愛らしい鳥が餌を探しているようだった。その園路沿いには、サンシュユが何本か満開なのが見られた。
そこから、玉藻池の梅林に向かった。時間的に日陰になっていて、華やかさが薄れていたのは残念だった。
昼過ぎに出掛けたので、既に夕刻に近づいていたので、新宿門に向かって歩いた。途中、ミツマタや
ハーブらしき花を見て、河津桜の咲く所に来た。丁度満開になっていて、見事な花の咲きようだった。

    

河津桜のそばには、オカメという可愛らしい桜も咲いていた。また、近くにはクリスマスローズも
沢山の花を咲かせていた。

  

先に歩いていくと、レストラン前の梅林が目に入ったので、そちらに向かった。梅林の丁度真ん中に、
ドコモのビルがバックに見える。そこの梅林も見事だが、そこにも河津桜が満開に咲いていて、見事
だった。また、枝垂れ梅も見事に咲いていた。

  

苑内をぐるっと回ると結構な時間がかかってしまって、あっという間に閉園の時間になった。

 

多摩森林科学園のサクラ保存林

 4月16日に、東京で一番遅い桜かもしれない多摩森林科学園のサクラ保存林に行った。相変わらずここも
年配の人が大勢来ていた。今年は桜が早かったので、残っているかと心配したが、要らぬ心配だった。ここ
には全国の桜約600系統、約1300本が植栽されており、2月から4月末迄なにかしら咲いているとの事だ。

 順路に従って行くと、新緑の美しい大木が目に入った。

サクラ保存林に入るとほぼ桜だけだが、何せ様々な種類があって楽しめるが、名前は覚えきれない。たまに
知っている名前を見る程度なので、紹介は省略して桜の写真だけ並べる事にする。ここではガイドブックも
販売していて、保存林の桜についての解説が載っている。




















出口に程近い山の上から、花びらで埋まった流れが綺麗に見えた。


桜を見ているとつい時間を忘れてしまい、気がつくと昼時を過ぎていた。帰り道、高尾駅前で高尾そばを
食べてから、昭和記念公園に向かった。

新宿御苑の遅い桜

  4月7日、ソメイヨシノが終わりかける新宿御苑に、遅れて咲くを見に出掛けた。まだ少し花びらが残る桜の
木の下で、多くの人がシートを敷いてお花見をしていた。こちらは桜の花見は後にして、母と子の森に入った。
そこでは春の花が咲いていて、いつも見るラクショウの気根も健在だ。ちょっと先にはヤマザクラが咲いていた。
そこから上の池に出ると、ヤマブキの黄色が一番に目に入った。そして、真っ白な桜。橋を渡った向かいには、
濃いピンクのハナカイドウが咲いていて、とても綺麗だ。ヤエベニシダレやヤマブキとの組み合わせも良い。
近くにはソメイヨシノがまだ綺麗に咲いていた。






池沿いに行くと、シダレ桜や白い桜が見事に咲いていた。また、楽羽亭前のヤエベニシダレは見事だったし、
園内至る所に色々な種類の桜が見事に咲いていた。



桜を眺めていると、月の姿があったので、桜と撮ってみたが、小さくて良く分からないかも。中の池周囲の
桜は水に映った景色も素晴らしい。


そこから桜園地に行った。ソメイヨシノは終わりに近いが、大島桜は満開で、八重の種類は咲き始めという
状況だった。ピンクの透き通った花は一葉で、私の一押しだ。ピンクの濃い寒山はやっと咲き始めた所だ。
ほかにもいくつかの種類があった。風が吹くと花びらが散って、花吹雪が風情がある。






桜園地から下の池に向かったが、途中の桜も見事だ。下の池では、水面に桜の姿が反射して美しい。また、
そこにあるヤエベニシダレも見事で、落ちた花びらが木陰に敷き詰められているのも好きな光景だ。




レストハウス近くにはウコン、シロタエ(?)、大島桜、一葉、八重紅枝垂等が咲いていた。中の池対岸の
桜も素晴らしい眺めだ。残念なのはいつも楽しみにしていたハナモモガ伐採されて見られなかった事だ。




さらに新宿門方面に向かうと、池の側にヤエベニシダレやシロタエ(?)が満開だ。中央休憩時を左に見て斜面
を登ると、長州緋桜が赤みの強いピンクで満開だ。少し先にはかなり咲き揃った一葉が美しい花を付けていた。
その辺まで来ると、あと30分で閉門というアナウンスがあり、まだ見たい桜も残っていたが、家路に着いた。


桜の時期の新宿御苑は、人は多いけれど本当に楽しい所だ。帰り道で、追分団子を買って帰った。

皇居乾通り一般公開

4月4日に『皇居乾通り一般公開』に出掛けた。雨の覚悟で出掛けたが、幸い良い天気になった。坂下門前に
到着すると、既に長蛇の列になっていた。結局坂下門に着いたのは一時間半後だった。家に帰ってからニュース
を視ると、5万4000人が訪れたらしい。乾通りは広い通りだが、その幅が人で埋め尽くされていた。通りの右側
は蓮池濠と乾濠で、その先はいつも行く皇居東御苑になっている。そして、こちらからは富士見多聞の白壁が
良く見える。お堀の石垣は、初めて見る景色で新鮮だった。白壁も石垣も桜に良く合う。




少し先の通りの左側には、道灌濠があった。東京の歴史で習った太田道灌が主であった時の名残かと思うと懐か
しく思う。桜も満開で、500年程タイムスリップした感じだ。すぐ脇には『七重八重』のヤマブキも咲いていて、
意図して植えたものと推察する。そして、早くも出口の乾門が見えて来たが、桜はまだ続いている。門を出た所
にも、立派な桜が咲いていた。




乾門を出てから、皇居東御苑入口の北桔橋門に向かった。門の手前から乾通りを見ると、桜と共に沢山の人の
姿が見られた。皇居東御苑へも多くの人の流れがあった。中に進むと、桃華楽堂前のハナモモが目に入った。人の
流れは多くが天守台に向かっていた。その手前左には、トウゴクミツバツツジとシャクナゲが咲いていた。


本丸周辺では、多くの種類の桜が満開で素晴らしい。桜の花びらが吹き寄せられているのも美しい。そこから
二の丸庭園に向かった。途中にあるソテツの新芽が、黄色に輝いていた。


二の丸池周辺では、桜やシャクナゲが満開で、素晴らしい眺めだった。また、諏訪の茶屋前のハナカイドウも
綺麗に咲いていた。二の丸池周辺は、季節によって色々な花が咲いて楽しい。そこから大手門に向かう途中
の石垣上にも、良い形の桜が咲いていた。





いつもは東御苑だけしか見られないが、良い天気の中、乾通りの桜も見られて良かった。

神代植物公園と井の頭公園

4月2日には神代植物公園を見に行った。京王線調布駅からバスに乗り、神代植物公園で降りて、公園正門
から入園した。入り口からすぐのつつじ園ではレンゲツツジ(?)が咲き始めていた。先の池の向かいには、
サギの姿があったので、すかさず写真を撮った。そこから山野草園に行ったが、そこには様々な可憐な花々が
咲いていた。




山野草園の向かいの築山には、ワラビやカタクリが見られた。ワラビと背後の桜やツツジとのコラボが気に
入った。また、築山の桜やツツジも見事だ。




隣の芝生広場前の桜も素晴らしい。平日なので幼稚園の校外学習らしいのや、親子連れが多く見られた。
そこからさくら園、はなもも園を見て歩いた。はなももや桜には色々な種類があり、様々なコンビネーションを
楽しむ事が出来た。また、花そのものの美しさも、勿論素晴らしい。その先のかえで園では、若葉が素晴らしい
カエデを見る事が出来た。







更に進んで、うめ園、つばき・さざんか園に来た。そこではレンギョウ・ボケ・ユキヤナギ・ツバキ等が見ら
れた。特につばき・さざんか園では、時期が終わりかけだが色々なつばきが咲いていて、つばきを堪能できる。
帰りは深大寺門から出て、バスで吉祥寺方面に向かった。




神代植物公園からバスで吉祥寺に向かった。途中、井の頭公園の文化園前で下車して、井の頭公園を見た。
平日にも拘わらず、公園内は人でごった返していた。満開の桜は見事で、井の頭池はボートで埋め尽くされて
いるようだった。まずは弁財天の前を通って、ボート乗り場の前に行ったが、そこにはボートの順番を待つ人
の行列が出来ていた。その先の七井橋を渡って、井の頭池の対岸を歩いたが、どこもかしこも人、人、人で一杯。
自分もその内の一人ではあるが。ひとしきり桜を堪能してから、井の頭線の井の頭公園駅へと向かった。途中の
神田川の流れでは、桜の下で子供達が水遊びをしていた。



井の頭公園は出入り自由だからか、外国の方の姿が多く見られた。それにしてもすごい人だった。

千鳥ヶ淵の桜

千鳥ヶ淵が早満開に近いと言うので、3月31日に行って来た。半蔵門駅から九段下方面へと回った。
全編ほぼ桜だらけで、特に説明は要らないと思うので、桜の写真を並べる。入り口近くのしだれ桜やモクレン
も陽に当たって綺麗だった。そのほかは大方ソメイヨシノだ。






昼の食事の為に、靖国神社沿いを歩いた。道路の桜並木も綺麗に咲いていた。神社の中の桜も満開で、東京の
桜の開花を見る『桜の標準木』も見つけて写真に収めた。その後、また千鳥ヶ淵に戻った。午前中はボートを
出していなかったが、午後になって多くのボートが出ていた。




千鳥ヶ淵から田安門を通り、北の丸公園に入り、千鳥ヶ淵を反対側から眺めた。こちらからはボートがすぐ
下に見る事が出来た。また、一段高くなっているので、眺めは全然違うものになる。遠くには桜越しに東京
タワーの姿もあった。





北の丸公園を出た所に、素晴らしいしだれ桜が満開になっていた。この桜は濃いピンク色をしていて、
一段と目立っていた。また、木の裏から見た花は、陽に透けて本当に素晴らしいものだった。


そこから道路を横断して、平川濠・清水濠・大手濠沿いに歩き、平川門前を通って大手門迄行った。途中、
街路樹の桜がそこここにあり、これらも満開で美しかった。


当日は月曜日で、皇居東御苑に入れなかったのが残念だった。

六義園・小石川後楽園の桜

3月30日に、六義園小石川後楽園しだれ桜を見に行った。生憎の雨の中、時期を外してはならじと向かった。
写真を撮るには良くない状況だったが、傘を差しながら写真を撮った。六義園では、雨にも拘わらず、多くの人が
しだれ桜を見に訪れていたし、写真目的の人も、立ててはいけない三脚を立てて濡れながら撮影していた。雨に
濡れた花も一興だと思ったが、雨粒が写真によく写ってしまって、哀れな写真が沢山出来た。




しだれ桜から大泉水の廻りを歩いた。途中、大きなコブシが一杯の花を付けて素晴らしかった。周囲には多く
のコブシが咲いていた。反対側からのコブシやしだれ桜の眺めも素晴らしい。沢山のカモも池に浮かんでいた。



吹上茶屋の所には素晴らしいソメイヨシノの木があり、丁度咲き始めたところで、瑞々しい花が美しい。
雨に濡れたところで、茶屋で一服した。たまには風流もいいものだ。


そこから吟花亭跡近くに行き、桜を見てからつつじ茶屋方面に歩いた。この辺りは紅葉が素晴らしい所だが、
この時期はモミジの新緑がまた素晴らしい。


そして、藤代峠から庭園の俯瞰の景色を眺めた。池の反対側では、先程見たコブシが目立っていた。しだれ桜に
戻ると、雨も小降りになって明るくなってきたので、再びしだれ桜の写真を撮ったが、後で見ると雨粒ばかり
だった。そこから染井門に戻ったが、途中に椿がとても美しく咲いていた。



六義園のしだれ桜を見終わって、時間があるのと雨が小降りになったのとで、小石川後楽園のしだれ桜も
見に行く事とした。駒込から後楽園へは、地下鉄でほんの数駅だ。丁度巨人戦があるらしく、子連れが沢山
ドーム方面に向かって行った。後楽園にはそれ程多くの人は来ていなかった。入ってすぐのしだれ桜は、その
ドームが背景となってしまう。この庭園は、どこを見渡しても建物が背景となってしまうのが残念だ。今年は
ソメイヨシノも満開近くで、園内桜で賑やかだった。ただ、改良工事中の所もあり、写真を撮るのが難しい。
渡月橋方面にも素晴らしいしだれ桜が数本あり、被写体には事欠かないが、どこを狙っても背景にビルが
写るので、アングルが難しい。とは言え、桜が素晴らしいので、贅沢は言わない方が良いか。






この日は雨が降っていたので、入り口近くで桜を見て、早々と家路についた。

北東北の遅い春

 5月の連休前に、北東北の遅い春に咲く桜を見るツアーに参加した。桜の開花情報では、どこも
咲いていないという事だったが、仕方がない。添乗員もこれは桜の木を見るツアーと言っていた。
中尊寺から弘前城・八甲田雪の回廊を廻る2泊3日の行程だ。
 まずは中尊寺に行った。天気予報通り雨が降り、気温が低く寒かった。金色堂を見て、雨の中、
覆堂の屋根が光っていて、開く前の木の新芽も美しかった。戻りの月見坂の脇には、多くの猩猩袴
が綺麗に咲いていた。斜面にはカタクリの花も咲いていた。坂を下り切ると、お地蔵様の廻りに
桜が咲いていた。


 そこから北上展勝地に行ったが、桜はやっと咲き初めの状況で、雨と寒さで歩く人も殆どいない。
以前来た時の満開の様子を思い浮かべながら、鯉のぼりを見て戻った。桜の代わりにツクシを撮った。
次に小岩井農場と一本桜を見たが、枯れ木を見ただけだった。


 ホテルに着いて、部屋に入るとおもてなしのてるてる坊主に癒やされた。翌日、角館と桧木内川
に行ったが、花が咲くにはまだ掛かりそうだった。雨は小降りだが、寒さは相変わらず。歩くのも
いやで、樺細工伝承館に入って時間をつぶした。その後、鰺ヶ沢のわさおの古里に行き、土産物屋
でわさおのぬいぐるみを撮った。



 そして、やっとの事で今回の一番の目的地である弘前城に着いた。ここも咲き初めの状況だった
が、辛うじて本丸前の御滝桜が花を付けていた。天守に登ったが、生憎遠くは見る事は出来なかっ
た。そこから階段を下った所に、水芭蕉が綺麗に咲いていた。土筆も沢山出ていた。

 下乗橋と天守の写真は定番だが、桜の花が無くては様にならない。桜が無いので、コブシと丑寅
櫓の写真を撮った。桜祭りの雪洞も心なしか侘しい。連休明けには満開になったようだ。希望者に
はライトアップ見学の予定もあったが、希望者はゼロ。ホテルの前はスキー場で、まだ沢山の雪が
あり、翌朝、寒い中根明けの写真を撮りに出た。



 3日目朝一番に、津軽伝承工芸館に立ち寄った。こけし館もあり、こけしの飾りが目についた。
その後、城ヶ倉大橋で川を見下ろしてから、八甲田雪の回廊を通り、奥入瀬渓流に向かった。


 奥入瀬渓流は、殆どが車窓からで、唯一下車して目についたのが木の芽だった。雨が多かった
からか水量が多かった。また、河原はまだ雪に覆われている所が多かったが、水の色は綺麗だ。


 十和田湖畔に出ると、蕗が咲いているのを見つけた。その後遊覧船に乗り、休屋迄行った。
この日は天気も良く、外輪山が良く見えた。船は御倉半島と中山半島をぐるりと廻り、船の
グリーン室からは眺めが良かった。


 下船後、乙女の像迄行って戻った。湖岸には客待ちの白鳥がずらっと並んでいた。

 休屋からは、またバスで盛岡に向かった。途中発荷峠で十和田湖の写真を撮った。二つの
半島も良く見えていた。反対を見ると、斜面には雪が沢山残っていた。


 この日は快晴で、岩手山パーキングエリアから見た岩手山は素晴らしかった。盛岡駅行く前、
桜が咲いていない桜紀行のツアー客に、特別に石割桜を見に連れて行ってくれた。これは満開
で、やっとの事で満開の桜を見る事が出来た。感謝!感謝!

 桜の無い桜ツアーだったが、温泉にも入ったし、良い日を過ごせた。

皇居東御苑のつつじと八重桜

 4月14日に皇居東御苑のつつじと八重桜を見に行った。この時期には、御苑全体にクルメツツジ
と八重桜が咲き、素晴らしいに違いないという目論見だったが、予想通りだった。
 まずは大手門を入って直ぐの休憩所側に、御衣黄とトキワマンサクが咲いていた。白鳥濠に
沿って行き、諏訪の茶屋の所に行くと、シャクナゲとシャガが綺麗だった。その反対側には、ヤマ
ツツジが真っ赤に咲いていた。そしてその付近一帯には、色とりどりのクルメツツジがびっしりと
咲いていて、それは見事だった。毎年これを見るのを楽しみにしている。





 諏訪の茶屋の庭には、真っ赤なぼたんが咲いていて、ツツジと赤さを競っているようだった。
二の丸池沿いに歩いた先には、白くて可愛らしいオトコヨウゾメが咲いていた。

 そこから池の反対側に向かうと、流れの飛び石でカモがお食事中だった。仕方なく違う道で
シャガの群落に向かった。シャガもこれだけ集まると素晴らしいの一言だ。池の向かいのツツジが
赤く見え隠れするのも良い。側には普賢象も綺麗に咲いていた。




 先の小山に行くと、シャクナゲが綺麗に咲いていた。また、下の流れには黄色いエンコウソウ
も咲いていた。

 そこから天守台に向かった。天守台の下には、大きな御衣黄の木に桜の花が沢山咲いていた。
そして、近くには沢山のサトザクラ(普賢象・関山等)があり、ほぼ満開になっていた。赤い
セイヨウシャクナゲも咲いていた。関山のピンクは優美で素晴らしい。




 松の廊下方向に歩くと、バラ園があり、黄色い可愛らしいモッコウバラが咲き始めていた。
前の芝生には丸く刈ったクルメツツジが素晴らしかった。奥にはシャクナゲも見えている。

 先程見えていた、富士見多聞前のシャクナゲには、アカボシシャクナゲがあり、ピンクの花に
真っ赤なつぼみが添っているのが素晴らしく、大好きな花だ。

 松の廊下を過ぎた所に果樹園があり、色々なリンゴの花が咲いていた。リンゴの花を近くで
まじまじと見たのは初めてだったが、こんなに可愛らしい花だと初めて知った。東京駅への帰り
道で、ビルの庭に可愛らしい花を見つけ、写真に撮ってから帰途についた。

 皇居東御苑はいつ来ても素晴らしいが、この時期は一、二を争う素晴らしさだ。