昭和記念公園のコスモス

 一寸前になるが、10月中頃に昭和記念公園コスモスを見に行った。この公園のコスモス畑は3カ所あり、
少しずつ咲く時期がずらしてある。その真ん中位の時期で、それぞれ遅い早いがあった。
 コスモスに行く途中にも色々な花があり、花壇の花には蝶が来ていた。野草のこみちにはシオンやススキが
ある。ススキの穂が陽の光に輝いている様は、いつもながら素晴らしい。

  原っぱ東花畑にはイエロー系のコスモスが植わっている。淡い黄色の花びらが、陽に透けて光っていた。
中に間違ってピンクも混ざっているのが可愛らしい。その先に行くと、紅葉したハナミズキが赤い実をつけていた。


 そして花の丘には、ピンクのコスモス(センセーションミックス)が見事に咲いていた。5分咲き位だろうか、
まだつぼみが多かったが、天候のせいか既に萎れているのも多く見られた。コスモスの花は、陽に透かして
見るのが好きだ。やはり満開に比べるとボリューム感が足りない。




 花の丘の向かいにある、こもれびの里にはホトトギスも咲いていた。そこから日本庭園に向かう途中に、穂を
沢山立てた草があり、これも光って面白かった。その先に、陽の光に透き通った実を沢山付けている木がある。
いつも素晴らしいと思いつつ、木の名前を調べていない。そして原っぱを突き抜けて原っぱ西花畑に来た。そこ
のコスモスは終わりに近づいて、一寸汚いのが目立った。それでも色々な種類のコスモスがあり、まだまだ
十分楽しめた。写真を撮るのには、枯れている花が入らないようにするのに苦労した。






 そこから駅への帰り際、もみじ橋近くの丘にはダリアも植えてある。また、パンパグラスが夕日を受けて輝いて
いるのが、いつもながら素晴らしい。丁度月も視界に入った。


 花の丘のコスモスには一寸早かったが、3カ所のコスモスが楽しめて良かった。

秋の浜離宮

 9/29の日曜日に、散歩がてら秋の気配漂う浜離宮に行った。彼岸花はすっかり白けてしまっていたが、
何とか見られる状態だった。赤や白のサルスベリも咲き残っていた。林の際では、ヤブミョウガの実が
黒光りして面白い。



 潮入の池では、多くの鳥達が見られた。特に鵜はいつもより沢山見られ、池の彼方此方で見られた。
また、鷺の仲間も幾らか来ていた。東京湾側から池越しに中島の御茶屋を見ると、背景には東京
タワーや汐留のビル群が目に入る。咲き残った彼岸花と築山に生える松との調和が素晴らしい。



 まだ綺麗に咲いている彼岸花にカラスアゲハが止まった所を撮影した。


 
 潮入の池へ続く横堀では、丁度上げ潮で、水門から横堀へどんどん海水が流れ込んでいた。
水上バス乗り場付近には、ここの主らしい可愛らしい猫もいた。

 入り口方向へ向かった所に、稲生神社があり、その前にも彼岸花が咲いていた。そこの先は
キバナコスモスの畑になっている。花には沢山のチョウがやって来ていて、ヒョウモンチョウ
やアオスジアゲハ等が多く見られた。



 ふと見上げると、秋の青空が綺麗だった。入り口付近には、秋の花のハギが見事に咲いていた。

 大した目的も無く浜離宮に行ったが、秋の雰囲気を十分味わう事が出来た。

見沼たんぼの彼岸花

 彼岸花の咲く所を探していたら、見沼たんぼを見つけたので、そこに彼岸花を見に出掛けた。
大宮からバスで見沼自然公園の所迄行き、そこから徒歩で七里総合公園迄往復して、少し南に
下ってから見沼自然公園に戻った。道は見沼代用水に沿っており、緑のヘルシーロードと名付け
られていた。その土手に彼岸花が植えられていた。丁度満開で、田んぼの風景とマッチして素晴
らしい風景だった。彼岸花目当てに訪れた人も多く、自転車で通る人も多かった。






 途中に見沼弁財天があり、廻りにも彼岸花が咲いていた。その先の道脇では、農家が植えた
花々が、目を楽しませてくれた。稲の穂も重く垂れ下がって、刈り取られるのを待っていた。


 沢山のアゲハチョウも舞っていて、田んぼにはアオサギの姿も見られた。桜の花の季節には
お花見も良いらしい。



 
 用水にはカモが来ていて、ハッチョウトンボに追いかけられているようで面白かった。また、その先
ではカモがダンスをしているのを目にした。反対側にはずっと彼岸花と田園の風景が続いている。


 見沼自然公園の近くでは、稲わらを干す風景と彼岸花を撮ってみた。公園の脇の用水では、反対
側の土手に彼岸花が咲いていて、青空と共に水面に映り込んで綺麗だった。その先の田んぼには、
桜らしき花が咲いていた。用水沿いに暫く歩いたが、彼岸花も少なく、疲れたのと飽きたのとで、
公園に戻った。公園の池では、スイレンが沢山咲いていて、ガマの穂も見られた。また、カモも
沢山来ていて、並んでいる姿がユーモラスで面白かった。



 結構な距離を歩いて足が痛くなり、早々にバスで大宮に向かった。江戸時代に用水を整備した見沼
代用水の原風景という事だが、都市化してもこんな風景が見られる事に驚きを感じた。

南足柄の彼岸花と酔芙蓉

 今年の彼岸花第2弾で、南足柄運動公園酔芙蓉農道へ行った。新松田で下車したが、バスが
見つからないので、タクシーで南足柄運動公園へ向かった。到着するとすぐ彼岸花が目に入った。
斜面にびっしりと咲いていて見事だった。すぐ下には池があり、スイレンが沢山咲いていた。
彼岸花の上には、アゲハチョウが沢山舞っていて、ナガサキアゲハらしきチョウも見られた。
彼岸花を真上から見ると、赤いウニの様に見えた。




 運動公園から酔芙蓉農道へ行く途中でも、彼岸花が多く見られた。田んぼの脇に出ると、稲わらが
束ねた藁ぼっちが多く見られた。歩きながら彼方此方写真を撮っていると、可愛らしい花々が目に
入ってくる。コキアらしきものが赤くなっているのもあった。そうこうしていて道が分からなくなり、
30~40分近く彷徨ってしまった。


 やっと酔芙蓉農道に出た。両脇に酔芙蓉を植えた農道で、廻りの田んぼでは稲刈りの真っ最中だった。
田んぼの畦には彼岸花が満開になっていて、稲の黄色と真っ赤な彼岸花が良く合っていた。


 そして、ススキ、彼岸花と稲の取り合わせは、とても素晴らしかった。

 目的の酔芙蓉も勿論素晴らしかった。なんでも、酔芙蓉は白から始まって赤で終わるとの事なので、
それを頭に入れて花を見て歩いた。ピンクはほろ酔いの感じだろうか。


 近くにアゲハチョウが来たので、慌てて写真を撮って後で見たら、まるでモスラの様に感じた。

 農道を進んでいくと、ススキ等のほか稲の色になったカマキリを見つけた。丁度その近辺には、
白の彼岸花が植えられていて、田んぼには藁ぼっちが出来ていた。





 歩いていると、丁度陽が白い酔芙蓉の花びらを透かしていて、とても素晴らしかった。花を良く
見ると、中心部がとても不思議な色・形で、新鮮に感じた。花びらはほんのりピンクがかって、
これから赤に染まるのを暗示しているようだ。


 今回は道に迷った事もあり、とても疲れて、もう1個所行く予定は省略して帰途についた。

小石川後楽園の彼岸花

 20日に、小石川後楽園彼岸花を見に行った。一寸早いとは思ったが、空いている時にと思い、
ついでに入場無料でもあったので、足を運んだ。早いとは言え、彼岸花は結構咲いていた。そして、
カラスアゲハが何匹か飛び回っていた。時々キラッと青光りしてはっとさせられた。近くには灯籠
があり、灯籠越しに写真を撮ってはみたが、一寸???? 彼岸花は好きな花の最右翼だ。




 ここには田んぼがあり、そろそろ稲刈りの季節で、稲が穂を垂れていた。水戸黄門の意向らしい
が、今もちゃんと見張っていた。現在は近くの小学校の生徒が田植えをして、稲刈りもするらしい。
また、蓮池もあり、蓮の実が沢山出来ていた。入口の塀の模様も気に入った。

 後楽園からの帰りに、昼食がてら東京駅に立ち寄った。丁度グランルーフのグランドオープニング
の最中だった。セレモニー後、230mのテントの大屋根を間近に見る事が出来た。ウロウロ写真を
撮っていると、テレビのインタビューに捕まってしまった。とは言っても、使われる事は無かったと
思うが。最後は、東京駅のコンコースにある秋田県の広告で、一寸面白いと思って撮影した。


 後楽園の彼岸花は、やはりもう一寸が良かったかと思う。また、来年チャレンジしよう。

清瀬のひまわり

 清瀬ひまわりフェスティバルに行った。この夏はひまわりづいている。それにしても今年は
暑い。ひまわり畑はそもそも日陰が無い。幸いにもテントが張られていて、テントの下で食べる
かき氷は最高だった。ひまわりはどう撮ってもひまわりだが、丹下左膳は気に入った。


 このひまわり畑の上空を、つばめが乱舞していて、東京には珍しい光景だと思った。何を狙って
飛んでいるのかは定かではないが、ひまわりとつばめの構図を狙って撮ろうとしたが、なかなか思う
ようには撮れなかった。つばめを狙っていると、悠然とオニヤンマが通り過ぎていったので、慌てて
シャッターを切ったが、撮った写真にはおぼろげにトンボらしきものが写っていただけだった。




 今年は暑いので、さぞかしひまわりが綺麗だろうと何カ所か行ったが、花は美しいが暑過ぎた。

三本木ひまわりの丘と沼原湿原

 盆休みに、宮城県大崎市三本木地域ひまわりの丘に行った。西那須野からは一寸遠いが、早く起きて
車で行ったが、盆休みという事で高速は結構混んでいた。ナビのお陰で難なく現地に着いた。東北
なので涼しい事を期待したが、現地は既に37度位になっていてとても暑かった。ひまわり祭り開催中
で、テントがあり売店もあった。見るものはと言えば、ただただひまわりの花でほかには殆ど無い。
そんな訳で、ひまわりの花を一生懸命撮影した。観光客は大勢来ていたが、ひまわりの背が高いので、
写真を撮っても埋まってしまって見えない。



青空がバックのひまわりの黄色い花は、夏の景色にぴったりだ。中には花をほじくって顔を描いたり
したものもある。アンパンマンらしきものもあって可愛らしかった。見終わって売店でひまわりアイス
を食べたが、そのネーミングが気に入って写真を撮っておいた。



 翌日は那須の沼原湿原に行った。季節的に花は余り多くはなかったが、キボウシ、アザミ、サワ
ギキョウ、ワレモコウ等の花、コバイケイソウの実ほかが見られた。トンボやチョウも舞っていた。




 今年の夏は何処に行っても暑く、避暑どころではなかった。

ハンターマウンテンゆりパークほか

 お盆のお墓参りのついでに、ハンターマウンテンゆりパークに行った。スキー場のゲレンデ
一面に咲くゆりは、いつもながら見事だ。フラワーリフトに乗り、みはらし展望台へ行く。上から
ゲレンデに咲くゆりを見るのは雄大かつ爽快だ。リフトから白樺の丘まで、ゆりまたゆりだ。白樺
林とゆりのコラボがまた素晴らしい。





 白樺の丘をぐるっと回りて降りてくると、ヨツバシオガマに留まるアサギマダラを見る事が出来た。

 そこからゲレンデ沿いに下って行く。色々な色のゆりが咲いていたが、時期的に遅いものもあった。
花の上では多くの赤とんぼが舞い、時には花の先に留まっていた。青空に向かって咲くゆりの姿も
素晴らしかった。以下、ゆりの花を堪能しよう。






 ゆりパークを下り切って、振り返ってゲレンデ方向を撮る。入り口付近にはゆり直売所があり、
鉢植えのゆりが、ゲレンデより数段綺麗に咲いていた。

 ゆりパークを見て、時間があったので、上三依水生植物園に行った。ここには季節毎に違った
花が楽しめて好きな所だ。まずは、赤とんぼの逆立ちだ。羽が光って綺麗だった。

 遊歩道沿いに歩くと、アジサイ、ミソハギ、ハナトラノオ、ヘメロカリス、サギソウその他
色々な花が咲いていた。いつもながら、花の名前には自信が無い。



 池には多くのアメンボが水面を歩いていて、底に写った陰はとても幻想的だった。花も相変わらず
咲いていて、キツネノカミソリ、ネムノキ、スイレン、アサザ、ヤブカンゾウ、セイヨウキスゲ、
トリカブト、ノウゼンカズラ、ほかにもサワギキョウ、コウホネなどが咲いていた。





 ハンタマから帰ってきて、烏が森公園近くのキバナコスモス畑を見に行った。休耕田を借りて
造ったという事だ。これだけびっしりと満開に咲いていると、迫力を感じる。


 今年はここ西那須野でも大変暑く、とても避暑という感じにはならない。

五反田のひまわりと東京ダックツアー

 JR五反田駅前にひまわり畑が出現した。駅前ロータリー外れの花壇で、毎年夏になると出来る
ようだ。早速写真を撮りに出掛けたが、ひまわり畑で良く見るチョウやトンボは、さすがに見掛け
なかった。それでも背景を除けば、郊外のひまわりと変わりは無い。ミツバチも来ていたし。山手線
バックのひまわりも良いかも知れない。最後はついでにアロエの葉。



 次は、大崎にダックツアーが来た!ダックツアーとは水陸両用車で道路を走り、水上を航行する
ミニツアーで、夏休み限定で、品川水族館から大崎経由でレインボーブリッジ付近まで行って戻って
くる。東京ダックツアーと銘打って、試験的に運行している。面白そうなので参加してみた。
 車両は一寸無骨で、トラックベースのバスで、船の仕様を付加したという物だ。背が高く、長さも
かなり長く、曲がる時はかなり苦労していた。乗り心地は良くは無いが、高いので眺めは良い。
スロープを下って、車両が突然船舶になるのが面白い。


 船舶で航行中は、水上バスと変わりは無い。お台場とレインボーブリッジの風景を楽しんだ。
あちこちの水門が、お洒落になっているのが見られた。ゆりかもめも走っているのが見られた。
再上陸時、動力の切り替えのタイミングが難しいとの事だ。上陸すると車体をウォッシャーで
洗うのが新鮮だった。最後はスロープとレインボーブリッジの写真。



 五反田のひまわりも、東京ダックツアーも都会ではなかなか体験できないもので、家の側ながら
良い経験をした。

上野不忍池の蓮

 27日の朝、上野不忍池蓮の花を見に出掛けた。不忍池に着いたのはまだ8時前だったが、
既に多くのカメラマンが花を狙っていた。中には長い棒で花を引き寄せて写真を撮っている輩も
いて、花を大切にしない、風上に置けない写真家だと思った。
 弁天堂付近から左回りにほぼ一周したが、池は蓮でほぼ埋め尽くされていた。蓮の花は広い所に
万遍なく沢山咲いていたが、何せ広いので、花はパラパラ咲いている感じだった。とは言え見所は
蓮の花のみで、花ばかりひたすら写真を撮って廻った。状況により蓮の花は様々な表情を見せて、
蓮ばかりでも見飽きる事は無い。そんな蓮の花ばかりの写真を掲載する。


 蓮の花ばかり見ていたら、池の廻りのロープに、まだ若い蝉がぶら下がっているのが見られた。


 横からの陽を受けて透き通った花が、殊更美しく感じられた。少し行くとボート池もあり、
そこの池中の杭には、カモメが止まって隊列をなしていて面白かった。また、客待ちの白鳥?が
沢山係留してあった。ボート池沿いに行くと、小さなザクロの木が実をつけていた。 


 池を半周して野外ステージ付近に出ると、蓮の花が近くで見られた。水面は細かな水草でびっしり
と埋め尽くされ、蓮の花や葉との対比が面白かった。


 大きな葉の陰で、これから開こうとする花があった。向こうの透き通った葉に守られているよう
だった。近くには綺麗に開いた花も沢山あり、カモも遊んでいた。ミツバチは彼方此方で花粉を
運んでいた。



 蓮の花と共に、蓮池の向こうには不忍弁天堂が見えている。

 締めも蓮の花ばかりだが、花の色合いや全体の姿形が、何とも言えず優雅で美しい。下から
見上げた花の姿も美しい。最後のミツバチも愛らしい。



 上野の不忍池は近くて遠い所で、何時でも行けると思って、なかなか蓮の花を見に来なかった所だ。
今回来て、本当に良かったと思った。