府中市郷土の森

 7月10日に府中市郷土の森博物館へ行った。あじさい祭りが終わって、あじさいは刈り込みが
始まっていると知っていたが、ネムノキも見られるだろうと思い訪ねた。
 バスを降りると、蓮池が目に入った。11時頃だったので、まだ花は開いていた。池の廻りには
大勢の人がカメラを構えていた。どうやら人気スポットらしかった。池には噴水があり、水滴を
バックに蓮の花の写真を撮った。



 ピンクの蓮の花も素晴らしいが、真っ白な花も清楚で素晴らしかった。


 博物館の入り口で花の状況を聞くと、あじさいは刈り取られていて、残っている花も干涸らびて
いるとの事だった。ネムノキと聞くと、親切にわざわざ係の人に電話で問い合わせてくれた。結果、
咲いていると言うので、期待をして中に入った。公園の中に入っていくと、ヘメロカリスが沢山
生えている所があり、写真おばあさんが三脚を立てて狙っていた。写真おじいさんも負けじと手持
ちで撮影した。この花の茎には、必ず言って良いほどアブラムシが沢山付いていて、花は綺麗だが、
アブラムシがと言う写真になる。
 そこから一寸行った所にネムノキがある。この花は大好きな花で、彼方此方見に行ったが、なかなか
良い状態には巡り会わない。花は可愛いらしいのだが、枯れた花がぶら下がって見栄えが良くない。
咲き始めを狙うのが良いのだろうが、遠いのでそうはタイミングを合わせられない。


 そばの田んぼの畦にもヘメロカリスがあり、虫が留まっていて可愛らしかった。あじさいも多少
咲き残っていた。ヘメロカリスも色々な種類があるようで、何れも素晴らしかった。


 そこから刈り取られたあじさいを見ながら歩くと、ひまわりを見つけた。近くにはヘメロカリス
もあった。そこからヤマユリがある所まで戻り、やすらぎの池迄行ってから、入り口に戻った。
歩く途中にも花を見つけては撮影した。残念ながらヤマユリ以外の名前は分からない。


 梅雨が明けて、日差しもきつく、お昼は冷房の効いた所で食べ、冷えた所で帰途についた。

アナベルの雪山

 アナベルの雪山という名前に惹かれて、東京サマーランドあじさい園に行ってきた。
目指すは雪山だが、ほかのアジサイも色々な種類植えられていて、楽しむ事が出来た。
入り口にアジサイの名前を書いた看板があったが、写真と一致しないので花だけで楽しむ事にする。 




 白いぼんぼりがお目当てのアナベル。斜面一面を真っ白に埋め尽くす様は、まさに雪山だ。
看板がなくても、一見してこれがアナベルの雪山と分かる。



 アナベル以外にも、綺麗に咲いたアジサイが沢山あった。このガクアジサイは一段と素晴らしく
感じた。また、アジサイの咲き始めから、時間の経過と共に色が移ろう様は、何とも言えず微妙な
色があり素晴らしい。なかでも、これから赤紫になろうとする若いピンクが気に入った。



 入り口付近には、八重のカシワバ、細かい花のアジサイ、アナベルや可愛らしい八重のアジサイ
等も見られた。池の廻りには、ガマノホも見られた。



 サマーランドの中には入らなかったが、駐車場には何台かのスクールバスが留まっていて、週日は
その手の客が利用するのが伺われた。

皇居東御苑と明治神宮の花菖蒲

 6月に入って、そろそろ花菖蒲の季節と思い、皇居東御苑明治神宮に行った。
1日には皇居東御苑に行ってきた。サツキには遅く、花菖蒲には早いタイミングだったが、
サツキは咲き残っている所もあり、花菖蒲は咲き始めだったが、勢いがあり美しかった。


 二の丸池では、アサザが黄色い花を沢山咲かせていた。年によっては、サツキと花菖蒲が
両方満開と言う事もあり、そうなると本当に素晴らしい景色となるが、それは滅多に見られない。



 苑内にはほかにも様々な花が咲いていた。タイサンボクは白い大きな花を沢山咲かせていたし、
アジサイも咲き始めていた。シモツケのような花も可愛らしく咲いていた。そして天守台を見る
松の芝生では、まだサツキが真っ赤に咲いていた。近くの植え込みの中には、ドクダミが一面に
白い花を咲かせていた。いつもはドクダミを見ても素通りだが、これ程になるとちょっとは気を
引く。帰りがけに見たカシワバアジサイも素晴らしかった。



 10日には、明治神宮の花菖蒲を見に行った。一寸早いと思ったが、空いている内と思って、
出掛けた。皇居東御苑の花菖蒲はここのものを移植したようだ。平日にも拘わらず、結構多くの
人が来ていた。外国の方もちらほら見掛けた。


 花菖蒲と一口に言っても、様々な色や形の花があって、あちこち眺めて歩いていると、時の経つ
のを忘れてしまう。花菖蒲を見に来ると、花の写真ばかりになって、つい花菖蒲図鑑になってしまう。



 写真好きは日本人の特許ではなく、外国の人も好きなようで、どちらさんも花にレンズを向けて
いた。因みに後ろの立て札には『八つ橋での撮影はご遠慮下さい』と書いてあった。外人の親子連れは、
しゃがんで記念撮影をしていた。こんなに綺麗な花の前で、写真を撮るなと言うのは酷かも知れない。

 菖蒲田を一周して、再び花菖蒲図鑑の撮影をした。今度は望遠で花のアップを狙ってみた。
花の表情がよく分かって面白いと思う。それにしても色々な花があるものだ。帰りがけに、
池の畔でタヌキに出合った。みんなが騒いでいるので近づくと、太ったタヌキが、人があげた
食べ物を食べに来ていた。都会の真ん中にも、タヌキが住む所があるようだ。




 花菖蒲の季節になると、花を見に出掛けたくなるのは、私だけでもなさそうだ。

那須と白河のフラワーワールド

 5月3日に、那須と白河のフラワーワールドに行った。どちらも那須塩原からは遠くはない。
まずは那須に行ったが、今の季節はチューリップだけだった。丘の斜面に整然とチューリップが
植えてあるだけなので、それ程の感動は無いが、広々とした雰囲気と、那須連山が一望できるので、
天気の良い日は気分が良い。そんな訳で、花そのものの写真が多くなる。





 那須で白河の宣伝のチラシを貰ったので、遠くないので白河にも行く事にした。この時期は那須
と同じく、チューリップが殆どとは知って行ったが、八重桜が満開だったのは、想定外の喜びだった。


 チューリップ以外にも、アネモネやムスカリが植えてある。咲き残りのシダレザクラも向こうに
見える。運が良ければ、シダレとチューリップが、同時に満開になる時に当たるかも知れない。




 チューリップと八重桜のコラボもなかなか良いものだ。遠くには那須連山も見えた。まだ桜の
季節だったのは嬉しい。また、コブシの花も綺麗に咲いていた。最後は庭のタンポポ。



 この時期は何処に行ってもチューリップだが、色々な形や色があり、表情も豊かで、なかなか
見飽きるという事は無かった。

あしかがフラワーパークとひたち海浜公園

 5月2日、あしかがフラワーパークとひたち海浜公園に行った。あしかがは大藤が開園以来の
最高の出来映えで、ひたちはネモフィラが満開と言う事でそれらを楽しみにしていた。
 朝の混まない内にと思い、まずはあしかがに行ったが、既に大勢の人が来ていた。園内に入ると
直ぐに満開の藤が目に入った。大藤だけでなく殆どの藤が満開に見えて、素晴らしい眺めだった。
中央には大きな池があり、池に映る藤の姿も美しい。


 藤のほかにも、ツツジ、シャクナゲ等も鮮やかな色の花を咲かせていた。池の中には水上花壇があり、
藤と調和して素晴らしい。きばな藤のトンネルもあったが、まだ開花前だった。その脇に、うす紅橋
があり、名の通りうす紅の藤が、何とも言えず上品な色合いで素晴らしい。色々な藤が一目で見られる
のが良い。



 うす紅の藤の先には、珍しい八重藤の棚がある。満開の八重藤は、ボリュームたっぷりで、一見
ごちゃごちゃしてブドウのように見えるが、花を良く見るとなかなか愛らしい花だ。近くには枝ぶり
の良い白藤があり、気に入って写真を撮った。



 園内彼方此方に、シャクナゲとツツジが咲いている。更に奥の方には大藤の棚があり、それは
見事な物だった。最高な出来と言うだけの事はある。長い花房が、風にそよぐ様は陽の光と相俟
って、何とも言えない風景だった。



 また、そこここにオオデマリの真っ白な花が満開になっていた。大藤の脇には、白藤のトンネル
がある。丁度満開になっていて、トンネルの中から見ても外から見ても素晴らしい眺めだった。
一寸休憩してから、池の橋を渡ってしゃくなげの森、クルメツツジと藤の路、ツツジの海と廻った。
橋からは白藤の滝やツツジが良く見えた。しゃくなげの森には、鮮やかなツツジやシャクナゲが
沢山咲いていて綺麗だった。クルメツツジと藤の路では満開のクルメツツジが見事だった高台からの
俯瞰はまた素晴らしい。





 遠くには栗田美術館の建物も見られた。そこからツツジの海を通り、西口ゲートに向かった。
途中にもシャクナゲやツツジが見事に咲いていた。最後に、ゲート付近の大長藤の棚を見て、
あしかがフラワーパークを後にした。



 あしかがフラワーパークから、高速でひたち海浜公園に向かった。途中、佐野のSAで佐野ラーメン
を食べた。ひたち海浜公園に到着してすぐに、シーサイドトレインに乗り、ネモフィラが咲くみはらし
の丘に行った。そこでは、ネモフィラが丘一面に咲いていて、圧倒されんばかりだった。花の一つ一つ
は小さい物だが、丘一面真っ青という風景はなかなか見る事が出来ない。花の形も色も、大変可愛らし
い。丁度雲間から光が差してきて、何か映画のワンシーンを見るようだった。ここは、秋のコスモスと
コキアの季節も素晴らしい所だ。




 そこからチューリップの咲くたまごの森フラワーガーデンに向かった。途中、ズミの白い花や
名前は分からないがちいさな花の野草が見られた。そして、いよいよチューリップ咲くたまごの
森に来た。そこには色とりどりのチューリップが一面に植えられていて、素晴らしい眺めだった。
林の中に植えられている為、陽の光の陰影があるのがまた良い。時期的に遅かったので、花に
よっては多少時期が過ぎているのは仕方ない。



 青いムスカリを、天の川に見立てて植えているのも、アクセントになって面白い。それにしても、
様々な種類と色のチューリップを見事に植えていて、いつ見ても関心する。ずっと見ていても飽きる
事は無い。2日だったので、比較的空いていて良かった。


 どこ見てもチューリップだらけで、白い卵や金の卵、風車や橋がアクセントを付けている。


 あしかがフラワーパークでは藤の花を、ひたち海浜公園ではネモフィラとチューリップを堪能
した。どちらも、遠くまで足を運ぶ価値は十分ある。

北東北の遅い春

 5月の連休前に、北東北の遅い春に咲く桜を見るツアーに参加した。桜の開花情報では、どこも
咲いていないという事だったが、仕方がない。添乗員もこれは桜の木を見るツアーと言っていた。
中尊寺から弘前城・八甲田雪の回廊を廻る2泊3日の行程だ。
 まずは中尊寺に行った。天気予報通り雨が降り、気温が低く寒かった。金色堂を見て、雨の中、
覆堂の屋根が光っていて、開く前の木の新芽も美しかった。戻りの月見坂の脇には、多くの猩猩袴
が綺麗に咲いていた。斜面にはカタクリの花も咲いていた。坂を下り切ると、お地蔵様の廻りに
桜が咲いていた。


 そこから北上展勝地に行ったが、桜はやっと咲き初めの状況で、雨と寒さで歩く人も殆どいない。
以前来た時の満開の様子を思い浮かべながら、鯉のぼりを見て戻った。桜の代わりにツクシを撮った。
次に小岩井農場と一本桜を見たが、枯れ木を見ただけだった。


 ホテルに着いて、部屋に入るとおもてなしのてるてる坊主に癒やされた。翌日、角館と桧木内川
に行ったが、花が咲くにはまだ掛かりそうだった。雨は小降りだが、寒さは相変わらず。歩くのも
いやで、樺細工伝承館に入って時間をつぶした。その後、鰺ヶ沢のわさおの古里に行き、土産物屋
でわさおのぬいぐるみを撮った。



 そして、やっとの事で今回の一番の目的地である弘前城に着いた。ここも咲き初めの状況だった
が、辛うじて本丸前の御滝桜が花を付けていた。天守に登ったが、生憎遠くは見る事は出来なかっ
た。そこから階段を下った所に、水芭蕉が綺麗に咲いていた。土筆も沢山出ていた。

 下乗橋と天守の写真は定番だが、桜の花が無くては様にならない。桜が無いので、コブシと丑寅
櫓の写真を撮った。桜祭りの雪洞も心なしか侘しい。連休明けには満開になったようだ。希望者に
はライトアップ見学の予定もあったが、希望者はゼロ。ホテルの前はスキー場で、まだ沢山の雪が
あり、翌朝、寒い中根明けの写真を撮りに出た。



 3日目朝一番に、津軽伝承工芸館に立ち寄った。こけし館もあり、こけしの飾りが目についた。
その後、城ヶ倉大橋で川を見下ろしてから、八甲田雪の回廊を通り、奥入瀬渓流に向かった。


 奥入瀬渓流は、殆どが車窓からで、唯一下車して目についたのが木の芽だった。雨が多かった
からか水量が多かった。また、河原はまだ雪に覆われている所が多かったが、水の色は綺麗だ。


 十和田湖畔に出ると、蕗が咲いているのを見つけた。その後遊覧船に乗り、休屋迄行った。
この日は天気も良く、外輪山が良く見えた。船は御倉半島と中山半島をぐるりと廻り、船の
グリーン室からは眺めが良かった。


 下船後、乙女の像迄行って戻った。湖岸には客待ちの白鳥がずらっと並んでいた。

 休屋からは、またバスで盛岡に向かった。途中発荷峠で十和田湖の写真を撮った。二つの
半島も良く見えていた。反対を見ると、斜面には雪が沢山残っていた。


 この日は快晴で、岩手山パーキングエリアから見た岩手山は素晴らしかった。盛岡駅行く前、
桜が咲いていない桜紀行のツアー客に、特別に石割桜を見に連れて行ってくれた。これは満開
で、やっとの事で満開の桜を見る事が出来た。感謝!感謝!

 桜の無い桜ツアーだったが、温泉にも入ったし、良い日を過ごせた。

皇居東御苑のつつじと八重桜

 4月14日に皇居東御苑のつつじと八重桜を見に行った。この時期には、御苑全体にクルメツツジ
と八重桜が咲き、素晴らしいに違いないという目論見だったが、予想通りだった。
 まずは大手門を入って直ぐの休憩所側に、御衣黄とトキワマンサクが咲いていた。白鳥濠に
沿って行き、諏訪の茶屋の所に行くと、シャクナゲとシャガが綺麗だった。その反対側には、ヤマ
ツツジが真っ赤に咲いていた。そしてその付近一帯には、色とりどりのクルメツツジがびっしりと
咲いていて、それは見事だった。毎年これを見るのを楽しみにしている。





 諏訪の茶屋の庭には、真っ赤なぼたんが咲いていて、ツツジと赤さを競っているようだった。
二の丸池沿いに歩いた先には、白くて可愛らしいオトコヨウゾメが咲いていた。

 そこから池の反対側に向かうと、流れの飛び石でカモがお食事中だった。仕方なく違う道で
シャガの群落に向かった。シャガもこれだけ集まると素晴らしいの一言だ。池の向かいのツツジが
赤く見え隠れするのも良い。側には普賢象も綺麗に咲いていた。




 先の小山に行くと、シャクナゲが綺麗に咲いていた。また、下の流れには黄色いエンコウソウ
も咲いていた。

 そこから天守台に向かった。天守台の下には、大きな御衣黄の木に桜の花が沢山咲いていた。
そして、近くには沢山のサトザクラ(普賢象・関山等)があり、ほぼ満開になっていた。赤い
セイヨウシャクナゲも咲いていた。関山のピンクは優美で素晴らしい。




 松の廊下方向に歩くと、バラ園があり、黄色い可愛らしいモッコウバラが咲き始めていた。
前の芝生には丸く刈ったクルメツツジが素晴らしかった。奥にはシャクナゲも見えている。

 先程見えていた、富士見多聞前のシャクナゲには、アカボシシャクナゲがあり、ピンクの花に
真っ赤なつぼみが添っているのが素晴らしく、大好きな花だ。

 松の廊下を過ぎた所に果樹園があり、色々なリンゴの花が咲いていた。リンゴの花を近くで
まじまじと見たのは初めてだったが、こんなに可愛らしい花だと初めて知った。東京駅への帰り
道で、ビルの庭に可愛らしい花を見つけ、写真に撮ってから帰途についた。

 皇居東御苑はいつ来ても素晴らしいが、この時期は一、二を争う素晴らしさだ。

昭和記念公園の花々

 4月4日に、まだ桜の咲き残る昭和記念公園へ行った。春休みとあって、子供が多く来ていた。
私は桜目当てではあったが、ほかにも色々な花が咲いていて、十分に楽しむ事が出来た。
 入場して直ぐにヤマザクラ、オオシマザクラを見た。残堀川の橋に出ると、川の両側の桜が
見事だった。レンギョウの黄色も目立った。


 梅園に行くと可愛らしい水仙を見つけた。また、シダレウメも綺麗に咲いていた。近くには
シダレザクラが咲いていた。


 水鳥の池の方に戻ると、赤にピンクが混じった椿の落ち花が素晴らしい所があった。池の畔
には、陽の光越しの新緑が素晴らしい木があった。彫刻の前にはタンポポが咲き、その先には
2色模様の椿が咲いていた。さらに蓮池迄行くと、即非蓮の葉が赤く光っていた。



 花木園付近では綺麗に咲いたミツバツツジが見られた。その先の植え込みには、ムスカリが
びっしりと植えられていて素晴らしかった。近くのソメイヨシノもヤマザクラも素晴らしい。
野草のこみちでは、ムサシアブミが、何て素晴らしいのだろう。



 みんなの原っぱ脇の原っぱ東花畑には、菜の花がまだ咲き始めだった。少しは花が咲いては
いたが、葉の濃い緑も桜色と合っていると思った。桜の園へと続く桜が美しい。


 次は何の花か不明。素晴らしい枝振りの桜もあった。こもれびの里では、ハナモモが
綺麗に咲いていた。


 こもれびの池付近には、丸っこい椿や桜があり、池の付近は人も少なくのどかだった。



 こもれびの丘に、かたくりが咲いているというので行ったが、終わりかけていた。その代わり
に、シュンランやニリンソウ、イカリソウが咲いていた。


 そこから、こどもの森方向へ行くと、桜吹雪になっていた。こどもの森には原種チューリップ
が咲いていた。何とも清楚な感じで、開いた所に桜の花びらが入っていた。


 次に日本庭園に行った。大きなモミジの花が面白かった。亀島の頭には亀が。奥に咲いていた
ヤエベニシダレは見事だった。リュウキュウアセビも満開になっていて見事だった。入り口の脇
にあるつくばい奥にあるイカリソウも見事だった。



 桜の園に出ると、沢山の人がお花見をして楽しんでいた。子供は花より遊びに見受けられた。
桜はまだまだ見事の一言だった。そこの端にある渓流では、花筏が美しかった。水面は上の桜
を映していて素晴らしかった。



 渓流広場ではチューリップが開き始めていて、桜とのコラボが素晴らしかった。

 広場に出ると、おかしな雲が桜の上にあった。そこの直ぐ左手が原っぱ西花畑で、今はアイス
ランドポピーが花盛りになっていた。遠くには満開の桜があり、素晴らしい眺めだった。


 その直ぐ脇には、綺麗なハナズオウがあった。花畑の反対側には、渓流に続く池があり、
周囲にはチューリップが植えられている。まだ季節ではない為、咲いてはいるがエリアは
立ち入り禁止となっていた。池の反対では、満開のヨウズイセンが素晴らしく、ヤエベニシダレ
も色を添えていた。



 そこから西立川口に向かったが、途中に素晴らしいソメイヨシノとモクレンがあった。

 この公園は、いつ来ても期待を裏切らないが、素晴らしくて時間を忘れるので困ってしまう。

浜離宮の桜

 3月30日土曜日に、浜離宮を見に行った。本数は少ないが、なかなか見応えがある桜が
多い。木に銘板が付いていないので、名前が定かでないのが残念だ。
 大手門を入って直ぐ左手に、白い桜が何本か見事に咲いていた。山桜の一種だろうか。
花が固まって咲いて、枝振りも素晴らしい。

 潮入の池の方に向かった所の広場脇には、何本かのソメイヨシノが満開で、花びらが既に
沢山落ちていて綺麗だった。

 そこからちょっと行くと、綺麗なピンクの椿が咲いていた。乙女椿だろうか。八重の花びらが
何とも優雅に重なっていて、ピンクの色も素晴らしい。

 潮入の池の廻りには、色々な種類の桜が満開になっていた。池には水鳥が沢山泳いでいる。
橋を渡って行くと、中島の御茶屋がある。今日はそこで抹茶と和菓子を頂いた。和菓子は
時期に合わせ、桜の模様になっている。



 海寄りの芝生には、濃いピンクの桜があり、花が素晴らしかった。ソメイヨシノ、ヤマザクラ、
その他色々な種類の桜があったが、残念ながら名前に自信がない。開きかけはカンザン。



 大島桜も綺麗に咲いていた。葉の赤茶色と白の花びらが、マッチして素晴らしい。

 一周して、入り口付近のお花畑には、この時期に菜の花が植えられている。菜の花と桜の
コラボも素晴らしい。丁度ビルの間に、今や影の薄い東京タワーが見えていた。

 花木園では、桜、ハナモモ、ユキヤナギ等と緑が混ざって、まるで花見山のようになって
いた。真っ白なユキヤナギも、良い形をしている。

 その後、昼食にカレッタ汐留の高層階に行き、そこから見下ろすと、真下に浜離宮が見えた。
遠くにはレインボーブリッジ、左手には築地の市場、勝閧橋も見えた。
 昼食後、お上りさんでゆりかもめに乗り、国際展示場で降りてコーヒーブレイク。そして、
りんかい線に行く途中で、綺麗なパンジーを見つけた。ここでは何も見ずに、りんかい線で
大崎迄戻った。

 時々霧雨も降る、寒い一日だった。

新宿御苑のハクモクレン

 新宿御苑ハクモクレンを見に行った。この花は一見の価値がある。ほかにもこの季節は
色々な花を見る事が出来て、何時間いても見飽きない。ソメイヨシノの季節も勿論素晴らしい。
 まずは新宿門入って直ぐ目に付くのがハクモクレン。これを見るだけでも価値がある。


 その反対側に、ハチジョウキブシの面白い花が咲いている。日本庭園の方に向かう所に、
今にも咲きそうな桜のつぼみがあり、とても可愛かった。上の池の畔の柳が新芽を出して、
今にもカエルが飛びつきそうな様子だった。側には花をたわわに付けたアセビが咲いていた。
 そこへ行く途中に、カラスの水飲みの光景をみて、思わず笑ってしまった。池に沿って
行くと、寒桜の側にボケが綺麗だった。



 寒桜の先には、クサボケ、寒緋桜、シデコブシが綺麗に咲いていた。


 楽羽亭の裏手にも大きなハクモクレンがある。下半分はまだつぼみだったが、それでも
見事だった。

 更に歩いて行くと、桜の散った花びらと枝の陰の様子が、ちょっと面白いのを見つけた。
中の池の手前には陽光が、また、少し先では、満開の修善寺寒桜が見事だった。




 下の池の水仙植え込みには、立派なシダレザクラがあり、既に7分咲き位になっており、
見事に咲いていた。水仙との調和も素晴らしかった。



 そこの直ぐ近くには、寒緋桜が陽を受けて光っていた。また、陽光も満開に近く咲いていた。
そこから玉藻池の方へ廻った。そこの水辺には、高遠小彼岸が満開に咲いていた。水面に写る
桜も素晴らしかった。



 そこから新宿門に戻る途中でも、陽光が美しかった。また、一寸見慣れない新芽を見つけた。
枝から幹に目を移すと、それは銀杏の木だった。普段は葉のない木には目もくれないのに、今更
気がついた。その先には東海桜という桜もあった。そして、寒桜。


 少し行くと、玄海躑躅やヒマラヤ緋桜も咲いており、それらを見ながら、新宿門に向かった。
そして、再びハクモクレンが夕日に輝くのを見て感激しつつ、家路についた。



 今回大寒桜を見逃したのが残念だった。やはり染井吉野の花見には行くべきか。