皇居東御苑のつつじと八重桜

 4月14日に皇居東御苑のつつじと八重桜を見に行った。この時期には、御苑全体にクルメツツジ
と八重桜が咲き、素晴らしいに違いないという目論見だったが、予想通りだった。
 まずは大手門を入って直ぐの休憩所側に、御衣黄とトキワマンサクが咲いていた。白鳥濠に
沿って行き、諏訪の茶屋の所に行くと、シャクナゲとシャガが綺麗だった。その反対側には、ヤマ
ツツジが真っ赤に咲いていた。そしてその付近一帯には、色とりどりのクルメツツジがびっしりと
咲いていて、それは見事だった。毎年これを見るのを楽しみにしている。





 諏訪の茶屋の庭には、真っ赤なぼたんが咲いていて、ツツジと赤さを競っているようだった。
二の丸池沿いに歩いた先には、白くて可愛らしいオトコヨウゾメが咲いていた。

 そこから池の反対側に向かうと、流れの飛び石でカモがお食事中だった。仕方なく違う道で
シャガの群落に向かった。シャガもこれだけ集まると素晴らしいの一言だ。池の向かいのツツジが
赤く見え隠れするのも良い。側には普賢象も綺麗に咲いていた。




 先の小山に行くと、シャクナゲが綺麗に咲いていた。また、下の流れには黄色いエンコウソウ
も咲いていた。

 そこから天守台に向かった。天守台の下には、大きな御衣黄の木に桜の花が沢山咲いていた。
そして、近くには沢山のサトザクラ(普賢象・関山等)があり、ほぼ満開になっていた。赤い
セイヨウシャクナゲも咲いていた。関山のピンクは優美で素晴らしい。




 松の廊下方向に歩くと、バラ園があり、黄色い可愛らしいモッコウバラが咲き始めていた。
前の芝生には丸く刈ったクルメツツジが素晴らしかった。奥にはシャクナゲも見えている。

 先程見えていた、富士見多聞前のシャクナゲには、アカボシシャクナゲがあり、ピンクの花に
真っ赤なつぼみが添っているのが素晴らしく、大好きな花だ。

 松の廊下を過ぎた所に果樹園があり、色々なリンゴの花が咲いていた。リンゴの花を近くで
まじまじと見たのは初めてだったが、こんなに可愛らしい花だと初めて知った。東京駅への帰り
道で、ビルの庭に可愛らしい花を見つけ、写真に撮ってから帰途についた。

 皇居東御苑はいつ来ても素晴らしいが、この時期は一、二を争う素晴らしさだ。

昭和記念公園の花々

 4月4日に、まだ桜の咲き残る昭和記念公園へ行った。春休みとあって、子供が多く来ていた。
私は桜目当てではあったが、ほかにも色々な花が咲いていて、十分に楽しむ事が出来た。
 入場して直ぐにヤマザクラ、オオシマザクラを見た。残堀川の橋に出ると、川の両側の桜が
見事だった。レンギョウの黄色も目立った。


 梅園に行くと可愛らしい水仙を見つけた。また、シダレウメも綺麗に咲いていた。近くには
シダレザクラが咲いていた。


 水鳥の池の方に戻ると、赤にピンクが混じった椿の落ち花が素晴らしい所があった。池の畔
には、陽の光越しの新緑が素晴らしい木があった。彫刻の前にはタンポポが咲き、その先には
2色模様の椿が咲いていた。さらに蓮池迄行くと、即非蓮の葉が赤く光っていた。



 花木園付近では綺麗に咲いたミツバツツジが見られた。その先の植え込みには、ムスカリが
びっしりと植えられていて素晴らしかった。近くのソメイヨシノもヤマザクラも素晴らしい。
野草のこみちでは、ムサシアブミが、何て素晴らしいのだろう。



 みんなの原っぱ脇の原っぱ東花畑には、菜の花がまだ咲き始めだった。少しは花が咲いては
いたが、葉の濃い緑も桜色と合っていると思った。桜の園へと続く桜が美しい。


 次は何の花か不明。素晴らしい枝振りの桜もあった。こもれびの里では、ハナモモが
綺麗に咲いていた。


 こもれびの池付近には、丸っこい椿や桜があり、池の付近は人も少なくのどかだった。



 こもれびの丘に、かたくりが咲いているというので行ったが、終わりかけていた。その代わり
に、シュンランやニリンソウ、イカリソウが咲いていた。


 そこから、こどもの森方向へ行くと、桜吹雪になっていた。こどもの森には原種チューリップ
が咲いていた。何とも清楚な感じで、開いた所に桜の花びらが入っていた。


 次に日本庭園に行った。大きなモミジの花が面白かった。亀島の頭には亀が。奥に咲いていた
ヤエベニシダレは見事だった。リュウキュウアセビも満開になっていて見事だった。入り口の脇
にあるつくばい奥にあるイカリソウも見事だった。



 桜の園に出ると、沢山の人がお花見をして楽しんでいた。子供は花より遊びに見受けられた。
桜はまだまだ見事の一言だった。そこの端にある渓流では、花筏が美しかった。水面は上の桜
を映していて素晴らしかった。



 渓流広場ではチューリップが開き始めていて、桜とのコラボが素晴らしかった。

 広場に出ると、おかしな雲が桜の上にあった。そこの直ぐ左手が原っぱ西花畑で、今はアイス
ランドポピーが花盛りになっていた。遠くには満開の桜があり、素晴らしい眺めだった。


 その直ぐ脇には、綺麗なハナズオウがあった。花畑の反対側には、渓流に続く池があり、
周囲にはチューリップが植えられている。まだ季節ではない為、咲いてはいるがエリアは
立ち入り禁止となっていた。池の反対では、満開のヨウズイセンが素晴らしく、ヤエベニシダレ
も色を添えていた。



 そこから西立川口に向かったが、途中に素晴らしいソメイヨシノとモクレンがあった。

 この公園は、いつ来ても期待を裏切らないが、素晴らしくて時間を忘れるので困ってしまう。

浜離宮の桜

 3月30日土曜日に、浜離宮を見に行った。本数は少ないが、なかなか見応えがある桜が
多い。木に銘板が付いていないので、名前が定かでないのが残念だ。
 大手門を入って直ぐ左手に、白い桜が何本か見事に咲いていた。山桜の一種だろうか。
花が固まって咲いて、枝振りも素晴らしい。

 潮入の池の方に向かった所の広場脇には、何本かのソメイヨシノが満開で、花びらが既に
沢山落ちていて綺麗だった。

 そこからちょっと行くと、綺麗なピンクの椿が咲いていた。乙女椿だろうか。八重の花びらが
何とも優雅に重なっていて、ピンクの色も素晴らしい。

 潮入の池の廻りには、色々な種類の桜が満開になっていた。池には水鳥が沢山泳いでいる。
橋を渡って行くと、中島の御茶屋がある。今日はそこで抹茶と和菓子を頂いた。和菓子は
時期に合わせ、桜の模様になっている。



 海寄りの芝生には、濃いピンクの桜があり、花が素晴らしかった。ソメイヨシノ、ヤマザクラ、
その他色々な種類の桜があったが、残念ながら名前に自信がない。開きかけはカンザン。



 大島桜も綺麗に咲いていた。葉の赤茶色と白の花びらが、マッチして素晴らしい。

 一周して、入り口付近のお花畑には、この時期に菜の花が植えられている。菜の花と桜の
コラボも素晴らしい。丁度ビルの間に、今や影の薄い東京タワーが見えていた。

 花木園では、桜、ハナモモ、ユキヤナギ等と緑が混ざって、まるで花見山のようになって
いた。真っ白なユキヤナギも、良い形をしている。

 その後、昼食にカレッタ汐留の高層階に行き、そこから見下ろすと、真下に浜離宮が見えた。
遠くにはレインボーブリッジ、左手には築地の市場、勝閧橋も見えた。
 昼食後、お上りさんでゆりかもめに乗り、国際展示場で降りてコーヒーブレイク。そして、
りんかい線に行く途中で、綺麗なパンジーを見つけた。ここでは何も見ずに、りんかい線で
大崎迄戻った。

 時々霧雨も降る、寒い一日だった。

目黒川宴の締めくくり

目黒川の宴を締めくくるものとして、花筏が素晴らしい。
家の前の森永橋に立っていると、潮の満ち干に応じて、花筏が行ったり来たり。姿形を常に
変えながら流れるのを眺めていると、時を忘れる。

 時折花筏を崩すかのように、花見クルーズがやって来る。乗客と手を振り合うのも一興だ。

 目黒川の花見はこれにて落着。