皇居東御苑の紅葉

 11月30日に皇居東御苑の紅葉を見に行った。大手門から入苑してすぐ、二の丸池に向かった。途中にも紅葉
した木があったが、池の周辺の紅葉は池に反射して美しい。



 池にはひれの長い鯉が、悠然と泳いでいた。また、奥の方には、真っ赤に紅葉した大きなカエデがあり、陽を
受けて美しかった。諏訪の茶屋前や雑木林でも、大きな紅葉した木が見られた。



 そこから梅林坂を通って、天守台へと向かった。その途中にも真っ赤に染まったカエデやハゼノキがあった。
天守台を過ぎた富士見多聞の前にも大きなカエデがあり、陽を受けて異様に光っていた。向かいのケヤキの
芝生には、真っ赤なドウダンツツジがあり、ジュウガツザクラも可憐に咲いていた。




 本丸休憩所裏の展望台入り口には、満開のサザンカが咲いていた。そこから百人番所へ戻ったが、手前には
実を付けたハゼノキがあり、石垣の上には、丸い形の木が黄色くなっていて面白かった。その先の大手休憩所
前には紅葉したウチワカエデが見られた。また、タイワンホトトギスの実だろうか、沢山光ってぶら下がっている
のが面白かった。




 東御苑を後にして、お堀端を歩いた。丁度イチョウ並木の黄葉が綺麗になっていて、お堀にも映って素晴らし
かった。石垣に這うツタの黄葉も面白い。歩いているとビルの中にシャンデリアが見えたので、それに釣られて
ビルに入った。明治安田生命のクリスマス飾りだった。


 大崎に戻ると、もう既に薄暗くなっていて、『目黒川みんなのイルミネーション2013』(”冬の桜”)が既に点灯
していたので、撮影した。この時期は、紅葉見物のクルーズもやってくる。

 毎年見るイルミネーションだが、これが始まると何となく気分が浮き浮きしてくる。

紅葉の殿ヶ谷戸庭園

 大田黒公園から、足を伸ばして国分寺殿ヶ谷戸庭園へ行った。ここは武蔵野の雰囲気を生かした良い所だ。
特に紅葉の季節は素晴らしい。国分寺駅から徒歩2分と便利なせいか、多くの人が訪れていた。
 紅葉が見頃とあったが、まさに見頃だった。入って直ぐ右回りに紅葉亭に向かった。本館裏手には柿がたわわ
になっていた。そして、紅葉亭脇から眺めた次郎弁天池と紅葉も素晴らしい。また、裏の鹿おどしから池へと流れ
になっている。池の脇では、多くのツワブキが黄色い花を咲かせていて、笹と紅葉とコラボしている。池に落ちた
カエデや松葉も面白い。





 池の裏に廻ると、山の上に真っ赤な紅葉が見えてきた。歩いて行くと、真っ赤な紅葉も多いが、赤、黄、緑
が織り混ざった木もあり、それもまた美しい。更に行った上でも、真っ赤な紅葉が美しい。




 庭園の奥には萩のトンネルがあり、葉が黄色くなっていた。反対側には、赤い木の実と紅葉のコラボがあった。

 そこから花木園の脇を下って行った所に、真っ黄色になったカエデがあり、先が赤くなって面白かった。
その先には竹林があり、竹と紅葉のコラボが面白い。そして、真っ赤なカエデ。やはりこの真っ赤なカエデは
紅葉狩りの醍醐味に違いない。



 更に歩くと、次郎弁天池に戻った。そして、紅葉亭脇を通って、本館前に出た。そこは最初に入った時の景色。
松の雪吊りに赤い野点傘が紅葉の赤に花を添える。大芝生の先には、山の上の紅葉が美しく映える。



 振り返って入り口の方へ目をやると、真っ黄色な銀杏が目に入り、紅葉とのコラボが素晴らしい。陽を受けた
銀杏の黄色が鮮やかだった。

 ここは岩崎家の跡地を公園にしたもので、今年、国指定名勝になったという事だ。紅葉の季節は本当に素晴ら
しい所だ。

紅葉の大田黒公園

 11月27日、穏やかな晴天に誘われて、かねてから行きたかった紅葉の大田黒公園に行ってきた。荻窪
から徒歩で7分程で、10時過ぎにのんびり出掛けた。子供の頃よく名前を聞いた、音楽評論家の大田黒元雄
氏の屋敷跡という事だった。どこを見渡しても紅葉の赤で、写真は殆どが赤い紅葉となってしまった。
 公園入り口の門をくぐると、参道の様になっていて、石畳の歩道に黄色くなった銀杏並木が出迎えてくれた。
その先には趣のある門があり、中の庭園が外から真っ赤になって見えていた。 

 中に入ると、庭園は紅葉真っ盛りで、どちらを向いても真っ赤になっている。何とも見事な景色だ。特に池に
映るモミジの赤は素晴らしい。池の周りを歩きながら、様々な角度で写真を撮った。





 中でも池の水面一杯に、モミジが映り込む様子は素晴らしかった。池への流れにも赤が映り込んでいた。
入り口の方を見ると、門や銀杏並木の黄色、周りの紅葉が見事に調和している。



 池の中を覗くと、緑の藻が付いた石の上を、白い鯉が悠然と泳いでいた。池には鴨もいて、赤い水面の上に
乗って波の輪を作っていた。また、陽の光に透けたモミジの葉も美しい。


 庭園の一角には大田黒邸のアトリエが保存されていて、紅葉の中にピンクの建物が見え隠れしている。周りの
モミジも見事に真っ赤になっていた。




 庭園の奥の方を見ると、池にある東屋が見渡せ、周りの紅葉と相俟って大変美しい。芝生は立入り禁止で、
雑然としていないのも良い。暫く周辺の紅葉を鑑賞してから門を出て、公園入り口から振り返って銀杏の並木
を撮影した。



 公園は杉並区立で入場は無料だった。そう広くはないが、紅葉の季節でもあり、本当に素晴らしかった。

紅葉初期の六義園

 旧古河庭園に行った後、小松庵に寄ってから、紅葉初期の六義園に行った。この時期の六義園はカエデの
紅葉には一寸早いが、ハゼの紅葉が見たくて行った。ここにはハゼの大木が何本もあり、紅葉の時期は本当に
素晴らしく、大好きなので毎年のように来てしまう。
 紅葉には早いと言いながら、大泉水の周りは結構紅葉していた。入って直ぐの所には、菊の懸崖の展示が
あった。いつもながらよく作っていると感心してしまう。


 入り口近くを暫く見てから、大泉水沿いに歩くと、お目当てのハゼの大木がススキ越しに見えてきた。付近には
白いサザンカも可憐に咲いていた。


 いよいよお目当てのハゼの大木に来たが、何時もながら見事だ。自分としては下から見上げるのが一番
好きだ。葉の付き方が何とも素晴らしい。

 中の島の田鶴橋ともみじの景色も良い。後方の赤はハゼの木だ。松の雪吊りも風情があって良いが、これは
東京辺りでは実用というよりか飾りだろうか。藤代峠からは大泉水が俯瞰できる。吹上茶屋前のツゲの赤も良い。


 中の島に舫う小舟も風情がある。丁度水鳥が向かって来ていて、紅葉も背景に見えて素晴らしかった。
蓬莱島には白い鷺が来ていた。その反対側から見る吹上茶屋の風景も悪くない。

 ここまで来て、カメラのバッテリー切れと相成ったので、つつじ茶屋方面はカットして、やむなく帰途についた。

バラと紅葉の旧古河庭園

 9月20日にバラ紅葉旧古河庭園を訪れた。秋バラは終わりかけだったが、紅葉は素晴らしい
状況だった。それ程人は多くなかったが、バスツアーの人も来ていた。
 バラと真っ赤な紅葉の組み合わせもなかなか面白い。ベルベットのようなバラの花は洋館にぴったりだ。

 バラ園から心字池に向かう。紅葉も、まだ赤く成り切らないで、赤、黄色、緑が入り混じったのが好きだ。
池の向かいのハゼが紅葉して、池に映っているのも見事だ。




 庭園の彼方此方に灯籠があり、回遊時のアクセントになっていて飽きさせない。中でもこの雪見灯籠は
立派な物で、この庭園の重要な位置を占めている。勿論真っ赤な紅葉も素晴らしい。

 池を半周した所には、ツワブキが沢山咲いている。 丸い葉と笹に黄色い花の取り合わせが素晴らしい。
池の方を見ると、紅葉が池に映って美しい。また、ハゼの紅葉も素晴らしい。


 池を回り終わる近くに茶室があり、裏をぐるっと廻る事が出来る。そこの紅葉もなかなか素晴らしかった。


 茶室から下って再び池を見渡すと、紅葉が池に映って素晴らしい風景があった。 池の縁を暫く歩いてから、
展望台に向かった。



 展望台からは心字池の全貌が見渡せて素晴らしい。また、周りの紅葉した紅葉も素晴らしい。帰りがけに
ユッカの花と桜の紅葉を撮った。


 この庭園には、バラが良い時に来る事が多いが、その時期は大体紅葉には早い事が多い。今回は、紅葉が
見頃の時期で、紅葉狩りには絶好だった。

昭和記念公園のコスモス

 一寸前になるが、10月中頃に昭和記念公園コスモスを見に行った。この公園のコスモス畑は3カ所あり、
少しずつ咲く時期がずらしてある。その真ん中位の時期で、それぞれ遅い早いがあった。
 コスモスに行く途中にも色々な花があり、花壇の花には蝶が来ていた。野草のこみちにはシオンやススキが
ある。ススキの穂が陽の光に輝いている様は、いつもながら素晴らしい。

  原っぱ東花畑にはイエロー系のコスモスが植わっている。淡い黄色の花びらが、陽に透けて光っていた。
中に間違ってピンクも混ざっているのが可愛らしい。その先に行くと、紅葉したハナミズキが赤い実をつけていた。


 そして花の丘には、ピンクのコスモス(センセーションミックス)が見事に咲いていた。5分咲き位だろうか、
まだつぼみが多かったが、天候のせいか既に萎れているのも多く見られた。コスモスの花は、陽に透かして
見るのが好きだ。やはり満開に比べるとボリューム感が足りない。




 花の丘の向かいにある、こもれびの里にはホトトギスも咲いていた。そこから日本庭園に向かう途中に、穂を
沢山立てた草があり、これも光って面白かった。その先に、陽の光に透き通った実を沢山付けている木がある。
いつも素晴らしいと思いつつ、木の名前を調べていない。そして原っぱを突き抜けて原っぱ西花畑に来た。そこ
のコスモスは終わりに近づいて、一寸汚いのが目立った。それでも色々な種類のコスモスがあり、まだまだ
十分楽しめた。写真を撮るのには、枯れている花が入らないようにするのに苦労した。






 そこから駅への帰り際、もみじ橋近くの丘にはダリアも植えてある。また、パンパグラスが夕日を受けて輝いて
いるのが、いつもながら素晴らしい。丁度月も視界に入った。


 花の丘のコスモスには一寸早かったが、3カ所のコスモスが楽しめて良かった。

秋の浜離宮

 9/29の日曜日に、散歩がてら秋の気配漂う浜離宮に行った。彼岸花はすっかり白けてしまっていたが、
何とか見られる状態だった。赤や白のサルスベリも咲き残っていた。林の際では、ヤブミョウガの実が
黒光りして面白い。



 潮入の池では、多くの鳥達が見られた。特に鵜はいつもより沢山見られ、池の彼方此方で見られた。
また、鷺の仲間も幾らか来ていた。東京湾側から池越しに中島の御茶屋を見ると、背景には東京
タワーや汐留のビル群が目に入る。咲き残った彼岸花と築山に生える松との調和が素晴らしい。



 まだ綺麗に咲いている彼岸花にカラスアゲハが止まった所を撮影した。


 
 潮入の池へ続く横堀では、丁度上げ潮で、水門から横堀へどんどん海水が流れ込んでいた。
水上バス乗り場付近には、ここの主らしい可愛らしい猫もいた。

 入り口方向へ向かった所に、稲生神社があり、その前にも彼岸花が咲いていた。そこの先は
キバナコスモスの畑になっている。花には沢山のチョウがやって来ていて、ヒョウモンチョウ
やアオスジアゲハ等が多く見られた。



 ふと見上げると、秋の青空が綺麗だった。入り口付近には、秋の花のハギが見事に咲いていた。

 大した目的も無く浜離宮に行ったが、秋の雰囲気を十分味わう事が出来た。

見沼たんぼの彼岸花

 彼岸花の咲く所を探していたら、見沼たんぼを見つけたので、そこに彼岸花を見に出掛けた。
大宮からバスで見沼自然公園の所迄行き、そこから徒歩で七里総合公園迄往復して、少し南に
下ってから見沼自然公園に戻った。道は見沼代用水に沿っており、緑のヘルシーロードと名付け
られていた。その土手に彼岸花が植えられていた。丁度満開で、田んぼの風景とマッチして素晴
らしい風景だった。彼岸花目当てに訪れた人も多く、自転車で通る人も多かった。






 途中に見沼弁財天があり、廻りにも彼岸花が咲いていた。その先の道脇では、農家が植えた
花々が、目を楽しませてくれた。稲の穂も重く垂れ下がって、刈り取られるのを待っていた。


 沢山のアゲハチョウも舞っていて、田んぼにはアオサギの姿も見られた。桜の花の季節には
お花見も良いらしい。



 
 用水にはカモが来ていて、ハッチョウトンボに追いかけられているようで面白かった。また、その先
ではカモがダンスをしているのを目にした。反対側にはずっと彼岸花と田園の風景が続いている。


 見沼自然公園の近くでは、稲わらを干す風景と彼岸花を撮ってみた。公園の脇の用水では、反対
側の土手に彼岸花が咲いていて、青空と共に水面に映り込んで綺麗だった。その先の田んぼには、
桜らしき花が咲いていた。用水沿いに暫く歩いたが、彼岸花も少なく、疲れたのと飽きたのとで、
公園に戻った。公園の池では、スイレンが沢山咲いていて、ガマの穂も見られた。また、カモも
沢山来ていて、並んでいる姿がユーモラスで面白かった。



 結構な距離を歩いて足が痛くなり、早々にバスで大宮に向かった。江戸時代に用水を整備した見沼
代用水の原風景という事だが、都市化してもこんな風景が見られる事に驚きを感じた。

南足柄の彼岸花と酔芙蓉

 今年の彼岸花第2弾で、南足柄運動公園酔芙蓉農道へ行った。新松田で下車したが、バスが
見つからないので、タクシーで南足柄運動公園へ向かった。到着するとすぐ彼岸花が目に入った。
斜面にびっしりと咲いていて見事だった。すぐ下には池があり、スイレンが沢山咲いていた。
彼岸花の上には、アゲハチョウが沢山舞っていて、ナガサキアゲハらしきチョウも見られた。
彼岸花を真上から見ると、赤いウニの様に見えた。




 運動公園から酔芙蓉農道へ行く途中でも、彼岸花が多く見られた。田んぼの脇に出ると、稲わらが
束ねた藁ぼっちが多く見られた。歩きながら彼方此方写真を撮っていると、可愛らしい花々が目に
入ってくる。コキアらしきものが赤くなっているのもあった。そうこうしていて道が分からなくなり、
30~40分近く彷徨ってしまった。


 やっと酔芙蓉農道に出た。両脇に酔芙蓉を植えた農道で、廻りの田んぼでは稲刈りの真っ最中だった。
田んぼの畦には彼岸花が満開になっていて、稲の黄色と真っ赤な彼岸花が良く合っていた。


 そして、ススキ、彼岸花と稲の取り合わせは、とても素晴らしかった。

 目的の酔芙蓉も勿論素晴らしかった。なんでも、酔芙蓉は白から始まって赤で終わるとの事なので、
それを頭に入れて花を見て歩いた。ピンクはほろ酔いの感じだろうか。


 近くにアゲハチョウが来たので、慌てて写真を撮って後で見たら、まるでモスラの様に感じた。

 農道を進んでいくと、ススキ等のほか稲の色になったカマキリを見つけた。丁度その近辺には、
白の彼岸花が植えられていて、田んぼには藁ぼっちが出来ていた。





 歩いていると、丁度陽が白い酔芙蓉の花びらを透かしていて、とても素晴らしかった。花を良く
見ると、中心部がとても不思議な色・形で、新鮮に感じた。花びらはほんのりピンクがかって、
これから赤に染まるのを暗示しているようだ。


 今回は道に迷った事もあり、とても疲れて、もう1個所行く予定は省略して帰途についた。

小石川後楽園の彼岸花

 20日に、小石川後楽園彼岸花を見に行った。一寸早いとは思ったが、空いている時にと思い、
ついでに入場無料でもあったので、足を運んだ。早いとは言え、彼岸花は結構咲いていた。そして、
カラスアゲハが何匹か飛び回っていた。時々キラッと青光りしてはっとさせられた。近くには灯籠
があり、灯籠越しに写真を撮ってはみたが、一寸???? 彼岸花は好きな花の最右翼だ。




 ここには田んぼがあり、そろそろ稲刈りの季節で、稲が穂を垂れていた。水戸黄門の意向らしい
が、今もちゃんと見張っていた。現在は近くの小学校の生徒が田植えをして、稲刈りもするらしい。
また、蓮池もあり、蓮の実が沢山出来ていた。入口の塀の模様も気に入った。

 後楽園からの帰りに、昼食がてら東京駅に立ち寄った。丁度グランルーフのグランドオープニング
の最中だった。セレモニー後、230mのテントの大屋根を間近に見る事が出来た。ウロウロ写真を
撮っていると、テレビのインタビューに捕まってしまった。とは言っても、使われる事は無かったと
思うが。最後は、東京駅のコンコースにある秋田県の広告で、一寸面白いと思って撮影した。


 後楽園の彼岸花は、やはりもう一寸が良かったかと思う。また、来年チャレンジしよう。