紅葉初期の六義園

 旧古河庭園に行った後、小松庵に寄ってから、紅葉初期の六義園に行った。この時期の六義園はカエデの
紅葉には一寸早いが、ハゼの紅葉が見たくて行った。ここにはハゼの大木が何本もあり、紅葉の時期は本当に
素晴らしく、大好きなので毎年のように来てしまう。
 紅葉には早いと言いながら、大泉水の周りは結構紅葉していた。入って直ぐの所には、菊の懸崖の展示が
あった。いつもながらよく作っていると感心してしまう。


 入り口近くを暫く見てから、大泉水沿いに歩くと、お目当てのハゼの大木がススキ越しに見えてきた。付近には
白いサザンカも可憐に咲いていた。


 いよいよお目当てのハゼの大木に来たが、何時もながら見事だ。自分としては下から見上げるのが一番
好きだ。葉の付き方が何とも素晴らしい。

 中の島の田鶴橋ともみじの景色も良い。後方の赤はハゼの木だ。松の雪吊りも風情があって良いが、これは
東京辺りでは実用というよりか飾りだろうか。藤代峠からは大泉水が俯瞰できる。吹上茶屋前のツゲの赤も良い。


 中の島に舫う小舟も風情がある。丁度水鳥が向かって来ていて、紅葉も背景に見えて素晴らしかった。
蓬莱島には白い鷺が来ていた。その反対側から見る吹上茶屋の風景も悪くない。

 ここまで来て、カメラのバッテリー切れと相成ったので、つつじ茶屋方面はカットして、やむなく帰途についた。

バラと紅葉の旧古河庭園

 9月20日にバラ紅葉旧古河庭園を訪れた。秋バラは終わりかけだったが、紅葉は素晴らしい
状況だった。それ程人は多くなかったが、バスツアーの人も来ていた。
 バラと真っ赤な紅葉の組み合わせもなかなか面白い。ベルベットのようなバラの花は洋館にぴったりだ。

 バラ園から心字池に向かう。紅葉も、まだ赤く成り切らないで、赤、黄色、緑が入り混じったのが好きだ。
池の向かいのハゼが紅葉して、池に映っているのも見事だ。




 庭園の彼方此方に灯籠があり、回遊時のアクセントになっていて飽きさせない。中でもこの雪見灯籠は
立派な物で、この庭園の重要な位置を占めている。勿論真っ赤な紅葉も素晴らしい。

 池を半周した所には、ツワブキが沢山咲いている。 丸い葉と笹に黄色い花の取り合わせが素晴らしい。
池の方を見ると、紅葉が池に映って美しい。また、ハゼの紅葉も素晴らしい。


 池を回り終わる近くに茶室があり、裏をぐるっと廻る事が出来る。そこの紅葉もなかなか素晴らしかった。


 茶室から下って再び池を見渡すと、紅葉が池に映って素晴らしい風景があった。 池の縁を暫く歩いてから、
展望台に向かった。



 展望台からは心字池の全貌が見渡せて素晴らしい。また、周りの紅葉した紅葉も素晴らしい。帰りがけに
ユッカの花と桜の紅葉を撮った。


 この庭園には、バラが良い時に来る事が多いが、その時期は大体紅葉には早い事が多い。今回は、紅葉が
見頃の時期で、紅葉狩りには絶好だった。

昭和記念公園のコスモス

 一寸前になるが、10月中頃に昭和記念公園コスモスを見に行った。この公園のコスモス畑は3カ所あり、
少しずつ咲く時期がずらしてある。その真ん中位の時期で、それぞれ遅い早いがあった。
 コスモスに行く途中にも色々な花があり、花壇の花には蝶が来ていた。野草のこみちにはシオンやススキが
ある。ススキの穂が陽の光に輝いている様は、いつもながら素晴らしい。

  原っぱ東花畑にはイエロー系のコスモスが植わっている。淡い黄色の花びらが、陽に透けて光っていた。
中に間違ってピンクも混ざっているのが可愛らしい。その先に行くと、紅葉したハナミズキが赤い実をつけていた。


 そして花の丘には、ピンクのコスモス(センセーションミックス)が見事に咲いていた。5分咲き位だろうか、
まだつぼみが多かったが、天候のせいか既に萎れているのも多く見られた。コスモスの花は、陽に透かして
見るのが好きだ。やはり満開に比べるとボリューム感が足りない。




 花の丘の向かいにある、こもれびの里にはホトトギスも咲いていた。そこから日本庭園に向かう途中に、穂を
沢山立てた草があり、これも光って面白かった。その先に、陽の光に透き通った実を沢山付けている木がある。
いつも素晴らしいと思いつつ、木の名前を調べていない。そして原っぱを突き抜けて原っぱ西花畑に来た。そこ
のコスモスは終わりに近づいて、一寸汚いのが目立った。それでも色々な種類のコスモスがあり、まだまだ
十分楽しめた。写真を撮るのには、枯れている花が入らないようにするのに苦労した。






 そこから駅への帰り際、もみじ橋近くの丘にはダリアも植えてある。また、パンパグラスが夕日を受けて輝いて
いるのが、いつもながら素晴らしい。丁度月も視界に入った。


 花の丘のコスモスには一寸早かったが、3カ所のコスモスが楽しめて良かった。