紅葉初期の六義園

 旧古河庭園に行った後、小松庵に寄ってから、紅葉初期の六義園に行った。この時期の六義園はカエデの
紅葉には一寸早いが、ハゼの紅葉が見たくて行った。ここにはハゼの大木が何本もあり、紅葉の時期は本当に
素晴らしく、大好きなので毎年のように来てしまう。
 紅葉には早いと言いながら、大泉水の周りは結構紅葉していた。入って直ぐの所には、菊の懸崖の展示が
あった。いつもながらよく作っていると感心してしまう。


 入り口近くを暫く見てから、大泉水沿いに歩くと、お目当てのハゼの大木がススキ越しに見えてきた。付近には
白いサザンカも可憐に咲いていた。


 いよいよお目当てのハゼの大木に来たが、何時もながら見事だ。自分としては下から見上げるのが一番
好きだ。葉の付き方が何とも素晴らしい。

 中の島の田鶴橋ともみじの景色も良い。後方の赤はハゼの木だ。松の雪吊りも風情があって良いが、これは
東京辺りでは実用というよりか飾りだろうか。藤代峠からは大泉水が俯瞰できる。吹上茶屋前のツゲの赤も良い。


 中の島に舫う小舟も風情がある。丁度水鳥が向かって来ていて、紅葉も背景に見えて素晴らしかった。
蓬莱島には白い鷺が来ていた。その反対側から見る吹上茶屋の風景も悪くない。

 ここまで来て、カメラのバッテリー切れと相成ったので、つつじ茶屋方面はカットして、やむなく帰途についた。