鋸南町の水仙

1月22日は天気も良かったので、千葉県鋸南町水仙を見に行った。大崎からは結構不便なので、近くで
レンタカーを借りて行った。湾岸高速から東京湾アクアライン経由で行ったが、途中の海ほたるで観光した。
遠くに風の塔(川崎人工島)が光っていた。あいにく遠くの方は霞んでいて見えなかった。


そこから鋸南保田IC迄行き、そこで高速を降りてをくずれ水仙郷に向かったが、途中で谷沢水仙郷に立ち
寄った。ここは個人の山のようで、山の斜面に自然の景観を生かして水仙を植えて行った様だ。あまり宣伝を
していない所なので、ゆっくりと水仙を見て歩いた。蜜柑の類も多く植わっていて、山の上の方から見た景色が
素晴らしかった。頂上からは天気が良いと富士山が見えるらしいが、やはり遠方は煙っていて何も見えない
ので、途中で引き返した。そこの人に話を聞くと、山の上の方に水仙を植えても、イノシシが穿り返すと言う。
この地域の水仙はニホンズイセンで、白い花びらの真ん中に、黄色い筒状の花びらがある。素朴で可愛らしい
花で、良い匂いがする。駐車場の売店で水仙の切り花を買って帰ったが、いまだに元気で良い匂いを出している。





谷沢水仙郷から車で一寸走ると、佐久間ダム湖に着いた。まず対岸の展望台に行った。そこの斜面にも
水仙が植えてあり、いかにも水仙郷という景色を造っている。湖岸にも水仙を植えてあり、水鳥も多く来て
いる。景色としては取り立てて言うほどではないが、桜の季節が良いらしい。陽に透けて光っていた水仙の
花が素晴らしかった。また、ここら辺は暖かいのか紅梅が咲き始めていて、水仙とのコラボも良い。




ひとしきり歩き回ってから、をくづれ水仙郷を歩いた。湖からは直ぐで、歩く人も大勢いた。駐車してから、
一般道を歩くが、道の両脇に沿って水仙がずっと植わっていて、一帯ををくづれ水仙郷と呼んでいる。今年
だけか知らないが、花の量は余り多くはなかった。それでも菜の花が咲いていたり、段々畑状になっていたり、
畦にも水仙が植わっていて、農村の雰囲気を堪能できた。暫く歩いた所には農家の人が売店を出していて、
若い漁師さんの作った若いサンマの日干しと干し柿を買って帰った。どちらも素朴な味で美味しかった。
そこの人が売店脇に蜜柑を棒に刺していたので、何かと尋ねると、鳥が好んで食べるとの事だった。そこで
引き返して駐車場へと戻った。そこの水仙も良かったが、匂いが何とも良かった。また、途中ではトンビが
くるりと輪を描いているのを写真に撮る事が出来た。



時間があったので、水仙郷を後にして、鋸山の日本寺に行った。日本一の石像大仏があるので有名で、
一度見たかった物だが、実物は意外に小さく見えた。そこから何段あるか解らない程の階段を登り、鋸山
頂上に着いた。途中猿の姿があった。なんでも猿やトンビに食べ物を狙われるらしい。頂上からの眺めは
素晴らしかった。丁度金谷港からフェリーが出港した所だった。微かに久里浜も見えていた。そこからの
下りは千五百羅漢を通った。羅漢様のお一人を写真に収めた。途中に根を地表に張った木があり、面白い
ので写真にした。下り切った所に、よく咲いた紅梅があった。



帰り道また海ほたるに立ち寄りコーヒーを飲んだ。丁度席が西向きで、沈み掛けた太陽に船と飛行機が
照らし出されて、素晴らしい眺めだった。おやつに食べたうみほたるワッフルも写真にした。

初めての鋸南町の水仙郷だったが、天気も良くて暖かで良かった。レンタカーは便利で良いとつくづく思った。