晩秋の新宿御苑と新宿のイルミネーション

12月10日に晩秋の新宿御苑へ行った。この時期の御苑は紅葉とスイセンが良い。
新宿門前では、大イチョウとスイセンが出迎える。紅葉と黄葉の対比が美しい。

苑内に入り、日本庭園に向かう途中にイチョウの黄葉とカエデの紅葉が見られた。カエデは紅葉の
進行中で、薄い黄色から真っ赤な色への変化が見られて面白い。池の周囲にはカエデが多くあり、
真っ赤に紅葉した物も多くあり、池に映る紅葉も素晴らしい。旧御凉亭の周囲も素晴らしい。

 

芝生広場に行くと、メタセコイアが色づいて素晴らしい景色となっていた。そして、モミジ山の
紅葉はまだ少し早く、緑が多かったのは残念だった。そこから下の池の反対に行くと、そこからの
眺めも素晴らしいものがある。池に映るモミジやメタセコイアは、いつ来ても素晴らしい。また、
そこに咲くスイセン(ペーパーホワイト)とモミジのコラボは何とも言えない。

 

そこからフランス式庭園に行った。プラタナスの並木は葉がすっかり落ちていた。バラ花壇では、
秋バラがまだ咲き残っていて、美しい姿を見せていた。

 

そして、玉藻池に行ったが、そこにはいつものように多くのカモが泳いでいた。紅葉は水面に
映って美しい。ドウダンの真っ赤な紅葉も素晴らしい。

その後、新宿門に向かったが、途中には満開のヒマラヤ桜やジュウガツザクラがあって、とても
素晴らしかった。また、ギボシの鮮やかな黄葉には驚いた。そして、咲き残ったツワブキやスイセン
を見ながら歩を進めた。

新宿門が近くなると、多くのカエデの紅葉が素晴らしい。既に夕刻の閉門時間が近いので、大勢の
人が新宿門に向かって歩いていた。

新宿御苑を出た後、暫く時間を調整してから、新宿サザンテラスのイルミネーションを見に行った。
途中、タイムズスクエア前のイルミネーションを見た。上からぶら下がっているLEDがガラスに
写っているのと、向こうの駅やビル等が同時に見えて、不思議な光景だった。橋を渡るとサザンテラス
で、ここのイルミネーションも年々パワーアップしていて、見応えがあった。JR東日本本社前には、
スイカペンギンの飾りもあって楽しかった。

帰り道、大崎付近の目黒川冬の桜を撮って帰った。これも始めて何年か経つが、寂しい初冬の
風物詩になっている。我が家はすぐそこだ。

 

最近の年末は、どこへ行ってもイルミネーションが見られて、夜に出歩くのが楽しい。

 

養老渓谷の紅葉と東京ドイツ村のイルミネーション

11月26日に、養老渓谷の紅葉と東京ドイツ村のイルミネーションを見るバスツアーに参加した。当日は
生憎の雨で、どうなる事かと思ったが、幸いにも歩く時には小降りになって、何とか見て歩けた。
バスは海ほたる経由で千葉県に入り、いきなり昼食を取ってから養老渓谷へと向かった。養老渓谷は
平日の雨天にも拘わらず、ツアーバスで一杯だった。渓谷には雨で滑り易い階段と坂道を降りて行った。
紅葉は少し早いかと思われたが、まずまずであった。渓谷の中心はここ粟又の滝で、普段は水量が少ないが、
この日はかなりの水量で、結構見応えがあった。滝を見下ろす見晴らし台からの眺めも良いが、雨に煙って
いる滝の眺めもなかなか良かった。

その後、東京ドイツ村に向かった。着く頃には既に暗くなっていて、ゲートから入る時にはイルミ
ネーションが綺麗に見えていた。バスを降りて歩く頃は雨が止んでいて、何とか写真を撮りながら
歩く事が出来た。広大な敷地に無数のLEDで飾っている様は、本当に素晴らしくメルヘンの世界に
来ているようだった。ここのイルミネーションは、物語性を持たせているので、見ていて楽しく、
関東三大イルミネーションの一つに認定されているようだ。折しもLED関連でノーベル賞を日本人が
受賞した事もあり、お蔭でこんな広大な、しかも様々な色のイルミネーションが可能になったと思うと、
日本人として誇らしく思う。また、面白かったのは巨大なバブルを吐き出す車で、園内をあちこち
バブルを吐いて回っていた。

一通り見て歩いてから、レストランで軽い夕食を取った。食後外に出ると結構な雨になっていた。
仕方なく雨の中をバスまで戻ったが、バスに乗り込む時にはズボンがびしょ濡れになっていて、
帰り着くまで体温で乾かすはめになってしまった。

 

雨に降られて残念ではあったが、そこそこ楽しむ事が出来て、良い旅であった。

信州の紅葉(2)

11月4日は信州の紅葉を目指して、上田方面に向かった。まずは北上して、角間渓谷に行った。
途中の山々が全山黄色く色付き、素晴らしかったので、車を止めて写真を撮った。そして角間
渓谷に着いたが、観光客の姿は無く、熊も出るらしいので、山に入るのは遠慮させてもらって、
角間温泉付近でお茶を濁した。何でも、その昔猿飛佐助が修行をした所だという。遊歩道の入口
が細くて急な石の階段になっていて、見るからに修行という感じで、恐れをなして入山は止めに
した。折角なので、付近の景色を写真に収めて、上田城に向かった。

上田城は、桜の季節に花見に訪れた所だ。 その時も素晴らしかったが、紅葉の季節もまた素晴ら
しい。イチョウの黄色とモミジの赤が際立っていた。特にお堀際のモミジは、水に映って美しい。
この日は快晴で、青空との対比も素晴らしく、紅葉の隙間から差す陽の光も紅葉を際立たせる。

   

また、テレビで放送していたけやき並木遊歩道も歩いた。丁度けやきの黄葉が見頃になっていて、
またモミジも見頃になって来ていたので、その競演は見事だった。そして桜の紅葉も素晴らしい。

上田城で遊んでいると、昼時になったので、向かいの蕎麦屋で信州そばを食べ、その後塩田平に
向かった。まず安楽寺に行って国宝の八角三重塔に参詣した。鎌倉時代の建立という事だが、
しっかりとした造りは見事と言うほかない。紅葉はそこそこで、参道前のモミジが素晴らしかった。
そこから近くの前山寺に行った。そこにも重文の三重塔がある。また、参道のドウダンの赤や、
イチョウの黄色が見事だった。そして参詣の人が銀杏を一生懸命拾って歩いていた。この寺の本堂
は茅葺で見事な造りだった。

 

参道の入り口付近にはお地蔵さんが3体立っていて、黄色いイチョウの下で陽を受けていた。
参道前には、たわわに実った柿の木があった。

ここから軽井沢に戻ったが、まだ時間が有ったので、軽井沢タリアセンに行った。塩沢湖を囲む
この公園には多くのミュージアムがあるが、夕方の閉園間近だったので、見る事が出来なかったのは
残念だった。湖周辺は紅葉に彩られ、水鳥の姿もあって心地良い時間を過ごしたが、時間も無くなって、早々に切り上げホテルへと戻った。

   

翌朝、ホテルの裏にある軽井沢白樺高原教会に立ち寄ってから、軽井沢おもちゃ王国に行き、大観覧車に乗った。たまたまホテルにこの観覧車から撮った写真のポスターを見て、来る事にしたのだが、
ここから見る景色は雄大で、周囲が真っ黄色になっている様は感動ものだ。この日は生憎と曇天で、
浅間山の雄姿が見えなかったのが、残念ではあった。おもちゃ王国という事で、園内にはダイヤブロックの大きな人形が置いてあった。

   

そこから旧軽井沢に向かったが、途中旧三笠ホテルに立ち寄った。残念ながらモミジは散ってしまっていた。そして、旧軽井沢のショッピング街を散策した。そして、外れにあるショウハウス迄行って
からショッピング街を戻った。この辺りは丁度紅葉の見頃で、真っ赤なモミジが至る所で見られた。
見晴台へ行くバスも走っていた。また、斬新なホテルや古い写真館が、違和感なく通りに面して建っているのも素晴らしい。

  

帰り際に、ジャムを買ってから、高いコーヒーを飲んで、新幹線で東京に戻った。

信州の紅葉(軽井沢)

11月3日~5日に、信州の紅葉を見に出掛けた。3日は軽井沢の観光地を見て歩いた。最初に有名処
の雲場池に行った。連休の終わりの日だったが、流石に非常に大勢の人が訪れていた。紅葉はと言えば、池の両脇にある主役の紅葉は大分葉が落ちてしまっていた。どうも急激に紅葉が進行したようだ。それでも池の淵にあるドウダンは、真っ赤になっていて素晴らしい。周辺には、モミジが素晴らしく真っ赤になっているのも多くあって、池の周囲の散策は素晴らしかった。

   

雲場池から雲場池駐車場へ歩く間にも、紅葉の景色が見られた。

 

その後、旧碓氷峠見晴台へと向かった。見晴台からは、浅間山や妙義荒船の山々が見渡せ、素晴らしい眺めだった。山肌は一面黄葉で埋まり、木々が横からの光でもこもこに見えて可愛らしく見える。
そして、赤い実は何だろうか、光っていて一寸恐い。

  

その後、ホテルに向かう途中で、白糸の滝に立ち寄った。紅葉はすっかり終わっていて、落ち葉だけを見る事になった。

そしてこれも途中にある鬼押し出しに立ち寄った。もう閉園直前で暗くなりかけていて、溶岩が余計におどろおどろしく見えた。浅間山も直前に多少の雪を被って見えたが、残念ながら頂上付近は雲を
被っていた。丁度日没になって、夕景が美しかった。また、一円玉飾りの溶岩や、鬼の置物も面白かった。そこから、ホテルに急ぎ向かった。

  

翌日、翌々日は次回とする。

ばら満開の生田緑地ばら苑

10月24日に、ばら満開の生田緑地ばら苑に行った。このばら苑は期間限定との事で、天気の良い時を
見計らって出掛けた。向ヶ丘遊園駅から、ばら苑アクセスロード経由で歩いた。その道にもしっかりばら
が植えてあり、着くまでも楽しむ事が出来た。中でも白いバラが陽に透けて美しかった。ばら苑は高台に
位置していて、入口から結構登ってやっと着いた。着くと直ぐにばら苑が見渡せる。寄付をして貰った
パンフレットに、440種のばらがあると書いてあった。何しろ数が多いので、名前は全く覚えられず、
手当たり次第に写真を撮って歩いた。従って、ほぼ全編ばらの写真だけになっている。
この日以前に雨の日が続き、咲きたてのばらもかなりダメージを受けているようだった。とは言え、
これだけのばらがほぼ満開に咲いている様は見事だ。また、この日は天気も良く、陽を受けてばらの花
が輝いていた。特に、背に陽を受けて、花びらが透き通っているのは素晴らしい。という事で、素晴ら
しいばらを堪能したい。

                  

ロイヤルコーナーという柵で囲われた一角には、プリンセスの名前が付けられたばらが集められていた。
クイーン・エリザベス、プリンセス・ドゥ・モナコ、プリンセス・ミチコ等々、さすがに花に気品が
あって、ゴージャスに見える。花の色、形、ボリューム感どれを取っても見事な花ばかりだ。そこに
立つ彫像ともマッチしている。

 

ほかのエリアのばらも、勿論素晴らしい。やはり青空をバックに花を見ると、一段と素晴らしく見える。
全体的に咲き始めの花が多く、雨に打たれたのも見られるが、本当に素晴らしかった。

   

一角に、ばら以外の植え込みもあり、そこにはチョウもやって来ていた。帰りは、同じばら苑アクセス
ロードを歩いて帰った。近くには、藤子・F・不二雄ミュージアムもあり、道にはキャラクターの銅像が
幾つかあり、とても可愛らしかった。

  

素晴らしい天気に恵まれ、一段と輝いたばらを沢山見る事が出来て、とても良かった。

 

華厳の滝と中禅寺湖の紅葉

10月20日に、華厳の滝と中禅寺湖の紅葉狩りに出掛けた。まずは日光宇都宮道路から第2いろは坂
を登り、華厳の滝に行った。朝早かった為エレベーターが動いておらず、暫く上から滝を眺める事と
なった。滝は水量が豊富で、迫力満点だった。紅葉もまずまずで、滝の眺めは素晴らしかった。8:00
にエレベーターが動き出し、一番で観瀑台に降りた。降りるとすぐに華厳渓谷の流れが目に入った。
そして右手を見ると、華厳の滝の迫力ある姿が!滝壺では、流れ落ちる飛沫で虹ができてとても美しい。
周辺の山々の紅葉も素晴らしい。実は、観瀑台に出た途端に、川向こうの崖が崩れて、大きな岩が
大きな音を立ててバラバラ落ちるのを目撃したのです。その時は本当に肝を潰したが、こちらへの
影響は無く本当に良かった。

 

華厳の滝見物の後、また明知平に戻り、明智平ロープウェイで明知平展望台に行った。そこから
は華厳の滝・中禅寺湖・男体山・いろは坂等が良く見え、紅葉と相俟って素晴らしい景色だった。
反対側には、筑波山もうっすらと見る事が出来た。紅葉の丁度良い時期に来たようだ。

   

再びロープウェイに乗って下り、半月峠に向かった。目的は勿論八丁出島を見る事で、ここからは
中禅寺湖を俯瞰でき、特に紅葉の時期は素晴らしい眺めだ。八丁出島全体を見る事が出来ないのが
残念だが、ここの紅葉の素晴らしさの一端は見る事が出来た。丁度ヨットがいたのも趣があった。
遠くには、戦場ヶ原も見る事が出来た。

ひとしきり眺めた後、今度は中禅寺湖機船に乗り、中禅寺湖を1時間掛けて一周した。まだ日差しが
有ったので、一寸寒かったが2階で写真を撮りまくった。所々に赤い紅葉が見られ、赤・黄・緑の色が
混ざり合って、素晴らしい眺めだった。これまで何度も中禅寺湖を訪れているが、遊覧船に乗ったのは
初めてで、紅葉の時期という事もあって、とても良い体験だった。また、男体山を色々な角度から見た
のも新鮮だった。この1時間、ずっと紅葉を眺めて、中禅寺湖の紅葉を堪能した。

途中、竜頭の滝もはっきり見る事が出来たし、その上の戦場ヶ原も確認出来た。また、カヌーで
優雅に紅葉狩りをしているグループもいた。

いよいよ八丁出島に差し掛かり、ここの紅葉を真近に見られて、とても幸せな気分になった。
上から見るような半島の姿は無いが、赤・黄・緑の色に色の濃い薄いも入り、湖水の青も入って
息を呑むような素晴らしさだ。残念だったのは、船が止まる事無く進むので、落ち着いて感傷に
浸る事が出来なかった事だ。

  

八丁出島から離れると、やっと全体を見る事が出来た。この頃になると曇り空になり、どんより
とした天気になってきた。

 

そして間もなく、紅葉散歩で人気のイタリア大使館別荘が見えてきた。船から見たので、わざわざ
散歩する必要も無いようだ。遊覧船発着所に近くなると、スワンボートを漕ぐ姿もあった。

 

やっと昼時になったので、レストランと思って前まで行くと、長蛇の列だった。仕方なく竜頭の滝
迄行って、茶屋でお昼を食べたが、丁度その頃雨が降り出した。早々に引き揚げて湯滝に向かったが、
今度は駐車待ちの長蛇の列。已む無くパスして湯の湖に向かった。

 

湯の湖に着くと雨はますますひどくなったので、その辺の写真を取り敢えず撮って、お茶を濁した。
この日は雨の予定が無く、傘も持たなかったので、已む無く引き返して帰路についた。

  

今回は、いつも通り過ぎていた華厳の滝エレベーターや明知平ロープウェイ、中禅寺湖機船に乗り、
中禅寺湖周辺を満喫した旅が出来て、とても良かった。

向島百花園と東京スカイツリー

秋晴れの9月26日、向島百花園に萩のトンネルを見に出掛けた。五反田から都営浅草線で押上方面
に向かい、途中乗り換えて東向島で下車して向島百花園に行った。
中に入ると、百花園と言うだけあって、色々な花が咲いていた。中には名前を知った花もあるが、
余りに多いので写真だけで名前は省略する。どの花も秋の日差しを受けてとても綺麗だ。時折チョウの
姿も見られて楽しい。

 

途中、ホトトギスが咲き始めでとても綺麗だったので撮影したが、写真を後見てとても気に入った。
また、花だか種だかわからないが、陽に透き通っているものや、赤と白の小さな花が重そうに沢山
ぶら下がっている花も素晴らしかった。そして、違うチョウの姿もあった。

庭園の中央付近にススキの穂が光っており、バックには東京スカイツリーが見えるのも良かった。
歩いていると、そこここに綺麗な花が見られた。中にはとても小さくて可愛らしい花もある。そして
今度はまた違う綺麗なチョウがいた。オスとメスの違いだろうか。

いよいよ萩のトンネルに来た。花の数はまだ少ないようで、感動したという程でもなかった。入口
を撮るには逆光となったので、光が入り込んで一寸見ずらい写真になってしまった。バックにはやはり
東京スカイツリーが見えていた。トンネルを見たので、出口に向かったが、途中にも色々な花が咲いて
いて、とても楽しませる所だ。

    

庭を歩いていて、東京スカイツリーが目に焼き付いたので、時間が有る事だし、行ってみる事にした。
東向島から2駅のとうきょうスカイツリー駅で下車したが、スカイツリーが見つからずうろうろしながら
周囲を歩いたが、駅が真下にあるので見えるはずもなかった。周囲を歩きながら、初めてのスカイツリー
を撮影した。近くに来るとやはり迫力がある。駅前のオブジェとのツーショットや煙を吐いているような
スカイツリーも面白かった。天望回廊に太陽が反射しているのも迫力がある。

 

その天望回廊に上って、天気も良い事だし東京記念に風景の写真を撮った。ついでにエレベーター
から見上げた眺めも。ぐるっと廻っていると、スカイツリーの影がくっきり見える所があった。下に
降りてから、ソラマチ屋上に出て再びスカイツリーを見上げた。

   

快晴の青空に恵まれ、スカイツリーは一層輝いて見えた。最後に東京ソラマチを見て歩いて、
お土産を買って帰った。

小石川後楽園と皇居東御苑の彼岸花

今年は彼岸花が早く咲いているので、9月21日に小石川後楽園の彼岸花と皇居東御苑の彼岸花
を見に出掛けた。
最初に小石川後楽園に行ったが、この日迄高齢者は入場無料でラッキーだった。入場して直ぐに
彼岸花が目に入った。かなり多くの花が咲いていて、丁度良いタイミングだったようだ。花には
アゲハチョウが蜜を吸いにやって来ていた。

神田上水跡廻りには殊に良く咲いていて、水に映る様子も中々良い。円月橋をバックにした花も
様になる。水辺の彼岸花は特に好むところだ。

大きな萩か素晴らしく、前に咲く彼岸花ともマッチしていた。それにしても彼岸花はよく咲いて
いて、本当に良いタイミングだった。

藤棚の下にも彼岸花がびっしりと咲いていて、前にある田んぼにいる黄門様が見張っているように
見えた。

ひとしきり彼岸花を堪能してから、大泉水を右回りに歩いた。水辺に咲く花はやはり良いものだ。
丁度池の鯉の姿も入った。また、奥の内庭には水連が沢山咲いて綺麗だった。秋空が池に映り込ん
でいるのも良かった。この直ぐ右手が東京ドームとはとても思えない。

 

彼岸花満開の小石川後楽園を後にして、皇居東御苑に向かった。大手門から入って直ぐに、ジュウ
ガツザクラやピンクの可愛らしい花が咲いていた。

 

東御苑には彼岸花が沢山あるのだが、期待していた所には花は出ていなかった。それでもそこここに
彼岸花は咲いていたが、特に汐見坂の脇に咲いた彼岸花は、白鳥壕をバックに美しかった。
二の丸池の岸には、赤と白のサルスベリが咲き残っていたし、アサザが沢山の花を付けていた。

 

そこから二の丸休憩所へ行く小道脇では、チョウの姿があった。また、雑木林の木が早くも紅葉
しているのがあって、綺麗だった。さらに進んで、百人番所前の石垣には、萩が垂れ下がっていた
り、彼岸花が石垣の上に咲いているのが見られた。その先の大番所近くの石垣前には、彼岸花が
沢山咲いていて、アゲハチョウの姿も見られた。

   

大番所から坂を登って松の大廊下跡前には、ヤブミョウガの実がまだ残っていた。そこからとって
返して大手門を出ると、桔梗濠の主のハクチョウが、珍しくアオサギと一緒にいたので、ツーショ
ットを撮った。

 

期待していた所に彼岸花が無かったのは残念だが、他所にはちゃんと咲いていたし、ほかの花や
チョウが見られて、そこそこ満足して家路についた。

初秋の昭和記念公園

9月19日、初秋の昭和記念公園を訪ねた。今年は彼岸花の開花が早く、それに合わせて行った。
西立川口から入って右に暫くいった所に、最初の彼岸花が咲いていた。結構な数が群生している。
その先の花木園にある池では、水連が綺麗に咲いていた。売店前の花壇には色々な花が咲いている
が、キバナコスモスにはチョウも来ていた。

 

野草のこみち入口のススキは、穂が結構出ていた。その根元には、ナンバンギセルがユニークな
その姿を見せていた。今年は花が多いようだった。原っぱ東花畑に行く途中には、彼岸花もあり、
紅葉も始まっていた。ハナミズキは真っ赤な実を沢山付けていた。東花畑に行くと、イエローの
コスモスが咲いていた。まだつぼみが多く、花はこれからという感じだったが、花は綺麗だった。

   

そこから、こもれびの里に向かった。途中、斑入りのススキや白花の萩が見られた。里の裏手の
花壇にはダリアやコスモスが綺麗に咲いていた。里の中にはシュウメイギクが咲き、ハスの花も
まだ咲いていた。隣の花の丘は、コスモス未開花で見るものはない。その裏手のこもれびの丘を行
くと彼岸花が咲いているというので、行ってみたが、道の両側に多くの彼岸花が咲いていた。中に
は白花もある。また、オミナエシも咲いていて、そこにはコガネムシが沢山いたが、甲が緑色に
光っていて、美しかった。彼岸花には赤トンボや珍しいチョウが来ていた。

 
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そこから、表側の日本庭園に行った。池では赤首のカモ・赤トンボ・カメのスリーショットを
撮影した。池の奥には、濃いピンクのシュウメイギクやムラサキシキブがあった。

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日本庭園から原っぱ西花畑に行った。そこにはピンク系のコスモスが植わっている。同じピンクで
も、全部で7種類あるようで、色々な花が楽しめた。

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コスモスを楽しんだ後、渓流広場の南側のパンパグラスを見た。穂がまだ若いので勢いがあり、
色も白っぽかった。後は西立川口に向かう。途中、まだ咲き残るサルスベリを見る。その先の花壇
では、カクトラノオが見事に咲いていた。出口手前の花壇には、いつも季節の花が植わっていて楽
しめるが、今回は赤い色が印象的な葉っぱが楽しめた。何と言う花だろうか?

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今回は彼岸花を目的に行ったが、ほかにも沢山の花を楽しむ事が出来て良かった。

清瀬ひまわりフェスティバル

8月末、清瀬ひまわりフェスティバルに、ひまわりを見に出掛けた。今年は雨が多く、何か所かひまわりを
見に行く予定だったが、殆どが雨で、中止するか雨の中ひまわりを見る事になった。幸いにか清瀬は曇天で、
雨には遭わなかったが、夏空を背のひまわりとはいかなかった。今年は開花が遅れ、やっと咲き揃ったらしく、
8分咲き以上咲いていたが、小ぶりの花が多いようだった。この日は平日にも拘わらず、多くの人がひまわり
を楽しみに訪れていた。

 

この日はツバメの姿が少なかった。その代り、ヒョウモンチョウの類が多く見られた。また、どの
花でもミツバチが止まって蜜を吸うのが見られた。

ひまわり畑の端には仮設の見晴台が設けられていたが、多摩のキャラだろうか、猫の幟が立てて
あった。平日の公園の訪問客には高齢者が目立つが、ここは子連れや若者が多かった。これは、
ひまわりが目的だからだろうか。見晴台から見る一面のひまわりは見事だ。やはりこれに青空が
あると、もっと素晴らしいだろうと想像した。

 

ひまわり畑の通路を、しばらくひまわりを眺めながら歩いた。ここは住宅地が近く、住宅が入らない
ように写真を撮ろうと思うと、結構苦労する。一番良いのは見上げて撮る事だが、青空が無いとどうも
締まらない。やはり青空が欲しいと思いつつ、何枚もシャッターを切っていた。バス停への帰り道の
路傍には、農家の人が色々な花を植えてあり、それも楽しみながら家路についた。

 
 
 

花の写真を撮るには、タイミングが大事だが、やはりひまわりには青空か!