イエローストーン紀行(3)

イエローストーン紀行(3) 

5日
この日は終日イエローストーン観光だった。今回のツアーのホテルは、殆どがモーテルで、駐車場
から直接部屋に入るスタイルだ。寝るだけなので、特に問題は無い。早朝の出発で、朝早くモーテル
の周囲を歩いた。丁度近くの山に陽が当たるところで、朝焼けが綺麗だった。橋を渡った所からは、
泊まったホテルの全景が見えた。目の前にはイエローストーンリバーが流れている。入口のゲートが
一寸洒落ている。その後、バスでレストランに行って朝食を摂ったが、そこがオールドファッション
で、西部劇を思い出される。


 
 

食後、再び公園に入って、タワーホール方面に進んだが、途中バッファローの大群に遭遇した。
道路を横切る時は、車も停止して通り過ぎるのを待たなければいけない。お陰で、目の前に
バッファローが現れてくれた。

 

その先で、今度はシカの仲間の群れに遭遇した。その時はバスから降りて、シカを追い掛けて
写真を撮った。その後、タワールーズベルトを通って、タワーフォールに行った。

 
 

そこから、アッパーフォール・ロウアーフォールに向かったが、途中の壮大な景色も素晴らしい
ものがあった。山で見た枯れた木は、随分前の大規模な山火事の跡らしいが、既に若木が生えて
いる所も多い。そして、アッパーフォールをあっちからこっちから見て歩いた。

 
 

 

ロウアーフォールでは、近くには寄れないが、壮大なイエローストーンの渓谷に相応しい姿だ。
このイエローストーンの名の由来の渓谷は、荒々しくて圧倒される。


 

滝を見た後は、ヘイデンバレーを通ってイエローストーンレイクに出た。そして、有名なオールド
フェイスフルに着いた。そこのオールドフェイスフルインで遅い昼食となって、間欠泉が出る予定
の3時18分を待った。それ迄時間が有ったので、その辺を歩いたが、面白いゴミ箱を見つけて
写真にした。また、間欠泉を見る席があり、早目に行って座っていると、近くにはバッファローの
群れが寛いでいた。一部の席は危険な為、セキュリティが通行止めをしていた。座っていると、
目の前にカラスのような鳥が歩いて来た。そうこうする内に、お湯がたぎってきた。

 
 
 

そして、爆発だ-! 近くのバッファローもそれを楽しむかのようだった。

 
 

間欠泉を楽しんだ後、いよいよお楽しみのモーニンググローリープールへの散策に出た。途中の
景色もとても素晴らしく、一周1.5時間弱の時間が、あっと言う間に過ぎてしまった。

 
 
 
 
 
 
 
 
 

そして、モーニンググローリープールに到着。何という素晴らしさだろうか。中に吸い込まれ
そうな緑色だ。本ではよく見ていたが、実物はもっと素晴らしい。ここから引き返したが、
帰り道では、再び楽しみながら歩いたが、小鳥も良い声で鳴いていた。成り立ちを示した看板も
分かり易くて良かった。


 
 

予定はここ迄だったが、時間が有るので、ここから、翌日の予定のミッドウェイガイザーベイスン
に行った。ここは上空からでないと全体像は分かりずらいという事だったが、内を歩いていると、
成程そうなのかなと思わせる大きさだ。この後、ウエストイエローストーンのホテルへ行った。



(次回に続く)

イエローストーン紀行(2)

イエローストーン紀行(2) 

4日
シェリダンからイエローストーン国立公園の北口の街ガーディナへ。長いバス旅だったが、途中の
大陸の風景を満喫できた。ロッキーの山並みを見ながら、牛の牧場見たり、長~い貨物列車と競争
したりと、結構楽しい。途中の休憩地のストア前には、日本では余りお目に掛かれないDVDのレン
タル機が置いてあった。丁度親子連れが借りに来ていた。その後見掛けた貨物列車は、ディーゼル
機関車3重連だった。手前には先日空から見た円形の牧草地があり、刈り取って巻いた物が沢山
転がっていた。そして、イエローストーン手前のリビングストンで昼食となった。ZAC’Sという
レストランで、APPLEWOOD-SMOKED MONTANA-STYLE BARBECUEなる物を食べた。その店
の受付前には、各州の車のナンバープレートがびっしりと貼り詰めてあって面白かった。

 
 

昼食後、いよいよイエローストーンに近づき、ロッキーの山並みも迫力を増して来て、やっと
念願のイエローストーンに来たと思うと、ワクワクして来た。

 
 

そして、北口の街ガーディナから公園に入ると、早速素晴らしい景色が目に飛び込んで来た。
イエローストーンリバーの支流のガーディナリバー沿いの草紅葉が素晴らしい。道路の下の方には
川沿いの温泉場が見える。

 

程なく、最初の観光スポットのマンモスホットスプリングスに到着した。ここが最も来たかった
所だ。バスを降りると、目の前にバッファローとエルクの姿があった。余り近づくと危険なので、
距離を置いて見ていた。


 

そこから、再びバスでそのエリアの最上部まで行って、そこから歩いて下迄降りた。途中には、
彼方此方に温泉が噴き出る所があり、石灰棚が形成されている。温泉が出なくなると、出来た
石灰棚は死んで黒っぽくなってしまう。広大な一面で、その輪廻を目の当たりに出来るのは、
本当に素晴らしい事だ。ここが世界遺産になっているのも頷ける。こんな所にも、健気に生えて
いる草もあり、葉っぱが光って可愛らしい。春にはトルコのバムッカレで石灰棚を見たばかり
だったので、感動もひとしおだった。

 

 
 


 

 
 

かなりの高低差を降りて来て、最下段の石灰棚に来た。歩道脇にはアザミの花も咲いていた。
石灰棚の前には、リバティキャップという過去に温泉が噴き出ていた塔がある。流れ出た水では
鳥が遊んでいた。そして、ミネルバテラスに来た。そこでは温泉が滔々と溢れ出ていて、物凄い
迫力だった。前の広場では、エルクが日向ぼっこをしている。また、草も花を咲かせていて、
カラスのような鳥もいた。



 

 
 

 

そこを出発する時、エルクがホテルの脇に集まっているのが見られた。ここがねぐらなのだろうか。
ツアーは一旦公園から出てホテルに向かったが、途中夕食の為に、ライトハウスというレストラン
に行ったが、何で山の中にライトハウスと思ったが、理由は写真の通り、張りぼての灯台を正面に
据えたレストランなのだ。そして、ホテルへ。部屋に入って前庭に出ると、可愛い野兎がいた。


 

(次回に続く)