9月15日に、高幡不動の彼岸花を見に出掛けた。今年は既に見頃だと言うことで、ここの彼岸花は
初めてでもあり、一寸遠いが見に行く事にした。
重文の仁王門をくぐると、土方歳三の立像と五重塔が目に入る。間にあるサルスベリが見事だ。脇の
弁天堂周辺の彼岸花も綺麗に咲いていた。彼岸花には時折蝶もやってくる。
その後、山内八十八ヶ所巡拝路に入った。高幡不動尊の裏山にある八十八の地蔵尊を拝んで廻る道だ。
一から順に八十八の地蔵を巡ったが、道の脇や地蔵の前には、沢山の彼岸花が咲いていて素晴らしかった。
そして、彼岸花が沢山咲いているという馬場跡に来ると、彼岸花が一面に咲いていて、白い花も混じって
いる。ここにも沢山の蝶が舞ってきていた。良く見ると同じ黒でも、何種類かの蝶がいるようだ。場所に
よっては、花が既に終わりかけていて、随分と早く咲いたものだと感じた。この場所には、写真の同好の
方が集まっていて、写真よりも話しに夢中な様子だった。
山を一周して下りてきた所が、第八十八番だった。そこには可愛らしい小坊主の像があり、周辺には
彼岸花が咲いている。ほかにも色々な花が咲いていたが、ミズヒキの前で、どこかのおじさんが、
若いカップルを捕まえて、ミズヒキについての講釈を始めたのが面白かった。その頃にはお腹も空いて
きたので、お昼ご飯を食べようと思っていた矢先に、門前にいた女将にドリンク無料券を渡され、
向かいの小料理店で食事をしたが、店の中には何故か立派な甲冑が飾ってあった。何でも、店主の
親から引き継いで、信州から持ってきた物だと言う。
食後、時間も早かったので、もう一ヶ所彼岸花を見に行く事にして、高幡不動の駅からモノレールに
乗って、昭和記念公園に向かった。(次に続く)