3月22日に、栃木県の焼森山ミツマタ群生地とみかも山公園かたくりの園に行った。最初に焼森山
ミツマタ群生地に行った。田舎道をかなり走った先の駐車場から、歩いて登る事30分、やっと群生地
に到着。ここは妖精の森と銘打って保全している。パンフレットによると、森の木漏れ日に照らされ
るのが素晴らしいようだ。しかし、残念ながら到着が昼近くで、そのような状況にはならなかった。
とは言え、ミツマタは満開で、森中が黄色で染まっている様は、見事としか言いようがない。
山道に沿って小川が流れ、畔には面白い花が咲いていた。群生地の中には巡回路があり、見所を
一周するようになっている。森は鬱蒼としてはいるが、所々陽が入って光っている。ミツマタは
山の斜面なりにあるので、森が黄色くうねっているようで素晴らしい。今迄このような群生は
見た事がなく、わざわざ行った甲斐はあった。
ミツマタを堪能した後、高速を走って、とみかも山公園かたくりの園に行った。ここでは山の斜面に
カタクリの群生を見る事が出来る。山を尾根伝いに歩くと、彼方此方にカタクリの群生地があるが、
今回は行かなかった。山道を歩く途中には、コブシやサンシュユも咲いていた。カタクリの群生地
付近では、ニリンソウやアズマイチゲもカタクリと一緒に咲いている。群生地に来ると、カタクリが
斜面にびっしりと咲いていて、それは見事だ。木の間から差す陽が、木の陰を作ってカタクリを
照らしていて、なかなか面白い。
その日差しが当たったカタクリは、光り輝いて素晴らしい。行った日辺りが、丁度満開のようで、
斜面には所狭しとカタクリが咲いていて、訪れていた多くの人を楽しませていた。また、天気も良く、
もってこいの日差しが、カタクリをより引き立たせていた。
山を下りた所には、野草の園があり、キクザキアズマイチゲやエビネが咲いていた。そして、
池の周りでは、河津桜が満開になっていて、素晴らしかった。
駆け足で2個所歩いたが、満開の春の花を満喫した。