晩秋の新宿御苑と新宿のイルミネーション

12月10日に晩秋の新宿御苑へ行った。この時期の御苑は紅葉とスイセンが良い。
新宿門前では、大イチョウとスイセンが出迎える。紅葉と黄葉の対比が美しい。

苑内に入り、日本庭園に向かう途中にイチョウの黄葉とカエデの紅葉が見られた。カエデは紅葉の
進行中で、薄い黄色から真っ赤な色への変化が見られて面白い。池の周囲にはカエデが多くあり、
真っ赤に紅葉した物も多くあり、池に映る紅葉も素晴らしい。旧御凉亭の周囲も素晴らしい。

 

芝生広場に行くと、メタセコイアが色づいて素晴らしい景色となっていた。そして、モミジ山の
紅葉はまだ少し早く、緑が多かったのは残念だった。そこから下の池の反対に行くと、そこからの
眺めも素晴らしいものがある。池に映るモミジやメタセコイアは、いつ来ても素晴らしい。また、
そこに咲くスイセン(ペーパーホワイト)とモミジのコラボは何とも言えない。

 

そこからフランス式庭園に行った。プラタナスの並木は葉がすっかり落ちていた。バラ花壇では、
秋バラがまだ咲き残っていて、美しい姿を見せていた。

 

そして、玉藻池に行ったが、そこにはいつものように多くのカモが泳いでいた。紅葉は水面に
映って美しい。ドウダンの真っ赤な紅葉も素晴らしい。

その後、新宿門に向かったが、途中には満開のヒマラヤ桜やジュウガツザクラがあって、とても
素晴らしかった。また、ギボシの鮮やかな黄葉には驚いた。そして、咲き残ったツワブキやスイセン
を見ながら歩を進めた。

新宿門が近くなると、多くのカエデの紅葉が素晴らしい。既に夕刻の閉門時間が近いので、大勢の
人が新宿門に向かって歩いていた。

新宿御苑を出た後、暫く時間を調整してから、新宿サザンテラスのイルミネーションを見に行った。
途中、タイムズスクエア前のイルミネーションを見た。上からぶら下がっているLEDがガラスに
写っているのと、向こうの駅やビル等が同時に見えて、不思議な光景だった。橋を渡るとサザンテラス
で、ここのイルミネーションも年々パワーアップしていて、見応えがあった。JR東日本本社前には、
スイカペンギンの飾りもあって楽しかった。

帰り道、大崎付近の目黒川冬の桜を撮って帰った。これも始めて何年か経つが、寂しい初冬の
風物詩になっている。我が家はすぐそこだ。

 

最近の年末は、どこへ行ってもイルミネーションが見られて、夜に出歩くのが楽しい。

 

養老渓谷の紅葉と東京ドイツ村のイルミネーション

11月26日に、養老渓谷の紅葉と東京ドイツ村のイルミネーションを見るバスツアーに参加した。当日は
生憎の雨で、どうなる事かと思ったが、幸いにも歩く時には小降りになって、何とか見て歩けた。
バスは海ほたる経由で千葉県に入り、いきなり昼食を取ってから養老渓谷へと向かった。養老渓谷は
平日の雨天にも拘わらず、ツアーバスで一杯だった。渓谷には雨で滑り易い階段と坂道を降りて行った。
紅葉は少し早いかと思われたが、まずまずであった。渓谷の中心はここ粟又の滝で、普段は水量が少ないが、
この日はかなりの水量で、結構見応えがあった。滝を見下ろす見晴らし台からの眺めも良いが、雨に煙って
いる滝の眺めもなかなか良かった。

その後、東京ドイツ村に向かった。着く頃には既に暗くなっていて、ゲートから入る時にはイルミ
ネーションが綺麗に見えていた。バスを降りて歩く頃は雨が止んでいて、何とか写真を撮りながら
歩く事が出来た。広大な敷地に無数のLEDで飾っている様は、本当に素晴らしくメルヘンの世界に
来ているようだった。ここのイルミネーションは、物語性を持たせているので、見ていて楽しく、
関東三大イルミネーションの一つに認定されているようだ。折しもLED関連でノーベル賞を日本人が
受賞した事もあり、お蔭でこんな広大な、しかも様々な色のイルミネーションが可能になったと思うと、
日本人として誇らしく思う。また、面白かったのは巨大なバブルを吐き出す車で、園内をあちこち
バブルを吐いて回っていた。

一通り見て歩いてから、レストランで軽い夕食を取った。食後外に出ると結構な雨になっていた。
仕方なく雨の中をバスまで戻ったが、バスに乗り込む時にはズボンがびしょ濡れになっていて、
帰り着くまで体温で乾かすはめになってしまった。

 

雨に降られて残念ではあったが、そこそこ楽しむ事が出来て、良い旅であった。