信州の紅葉(2)

11月4日は信州の紅葉を目指して、上田方面に向かった。まずは北上して、角間渓谷に行った。
途中の山々が全山黄色く色付き、素晴らしかったので、車を止めて写真を撮った。そして角間
渓谷に着いたが、観光客の姿は無く、熊も出るらしいので、山に入るのは遠慮させてもらって、
角間温泉付近でお茶を濁した。何でも、その昔猿飛佐助が修行をした所だという。遊歩道の入口
が細くて急な石の階段になっていて、見るからに修行という感じで、恐れをなして入山は止めに
した。折角なので、付近の景色を写真に収めて、上田城に向かった。

上田城は、桜の季節に花見に訪れた所だ。 その時も素晴らしかったが、紅葉の季節もまた素晴ら
しい。イチョウの黄色とモミジの赤が際立っていた。特にお堀際のモミジは、水に映って美しい。
この日は快晴で、青空との対比も素晴らしく、紅葉の隙間から差す陽の光も紅葉を際立たせる。

   

また、テレビで放送していたけやき並木遊歩道も歩いた。丁度けやきの黄葉が見頃になっていて、
またモミジも見頃になって来ていたので、その競演は見事だった。そして桜の紅葉も素晴らしい。

上田城で遊んでいると、昼時になったので、向かいの蕎麦屋で信州そばを食べ、その後塩田平に
向かった。まず安楽寺に行って国宝の八角三重塔に参詣した。鎌倉時代の建立という事だが、
しっかりとした造りは見事と言うほかない。紅葉はそこそこで、参道前のモミジが素晴らしかった。
そこから近くの前山寺に行った。そこにも重文の三重塔がある。また、参道のドウダンの赤や、
イチョウの黄色が見事だった。そして参詣の人が銀杏を一生懸命拾って歩いていた。この寺の本堂
は茅葺で見事な造りだった。

 

参道の入り口付近にはお地蔵さんが3体立っていて、黄色いイチョウの下で陽を受けていた。
参道前には、たわわに実った柿の木があった。

ここから軽井沢に戻ったが、まだ時間が有ったので、軽井沢タリアセンに行った。塩沢湖を囲む
この公園には多くのミュージアムがあるが、夕方の閉園間近だったので、見る事が出来なかったのは
残念だった。湖周辺は紅葉に彩られ、水鳥の姿もあって心地良い時間を過ごしたが、時間も無くなって、早々に切り上げホテルへと戻った。

   

翌朝、ホテルの裏にある軽井沢白樺高原教会に立ち寄ってから、軽井沢おもちゃ王国に行き、大観覧車に乗った。たまたまホテルにこの観覧車から撮った写真のポスターを見て、来る事にしたのだが、
ここから見る景色は雄大で、周囲が真っ黄色になっている様は感動ものだ。この日は生憎と曇天で、
浅間山の雄姿が見えなかったのが、残念ではあった。おもちゃ王国という事で、園内にはダイヤブロックの大きな人形が置いてあった。

   

そこから旧軽井沢に向かったが、途中旧三笠ホテルに立ち寄った。残念ながらモミジは散ってしまっていた。そして、旧軽井沢のショッピング街を散策した。そして、外れにあるショウハウス迄行って
からショッピング街を戻った。この辺りは丁度紅葉の見頃で、真っ赤なモミジが至る所で見られた。
見晴台へ行くバスも走っていた。また、斬新なホテルや古い写真館が、違和感なく通りに面して建っているのも素晴らしい。

  

帰り際に、ジャムを買ってから、高いコーヒーを飲んで、新幹線で東京に戻った。

信州の紅葉(軽井沢)

11月3日~5日に、信州の紅葉を見に出掛けた。3日は軽井沢の観光地を見て歩いた。最初に有名処
の雲場池に行った。連休の終わりの日だったが、流石に非常に大勢の人が訪れていた。紅葉はと言えば、池の両脇にある主役の紅葉は大分葉が落ちてしまっていた。どうも急激に紅葉が進行したようだ。それでも池の淵にあるドウダンは、真っ赤になっていて素晴らしい。周辺には、モミジが素晴らしく真っ赤になっているのも多くあって、池の周囲の散策は素晴らしかった。

   

雲場池から雲場池駐車場へ歩く間にも、紅葉の景色が見られた。

 

その後、旧碓氷峠見晴台へと向かった。見晴台からは、浅間山や妙義荒船の山々が見渡せ、素晴らしい眺めだった。山肌は一面黄葉で埋まり、木々が横からの光でもこもこに見えて可愛らしく見える。
そして、赤い実は何だろうか、光っていて一寸恐い。

  

その後、ホテルに向かう途中で、白糸の滝に立ち寄った。紅葉はすっかり終わっていて、落ち葉だけを見る事になった。

そしてこれも途中にある鬼押し出しに立ち寄った。もう閉園直前で暗くなりかけていて、溶岩が余計におどろおどろしく見えた。浅間山も直前に多少の雪を被って見えたが、残念ながら頂上付近は雲を
被っていた。丁度日没になって、夕景が美しかった。また、一円玉飾りの溶岩や、鬼の置物も面白かった。そこから、ホテルに急ぎ向かった。

  

翌日、翌々日は次回とする。

ばら満開の生田緑地ばら苑

10月24日に、ばら満開の生田緑地ばら苑に行った。このばら苑は期間限定との事で、天気の良い時を
見計らって出掛けた。向ヶ丘遊園駅から、ばら苑アクセスロード経由で歩いた。その道にもしっかりばら
が植えてあり、着くまでも楽しむ事が出来た。中でも白いバラが陽に透けて美しかった。ばら苑は高台に
位置していて、入口から結構登ってやっと着いた。着くと直ぐにばら苑が見渡せる。寄付をして貰った
パンフレットに、440種のばらがあると書いてあった。何しろ数が多いので、名前は全く覚えられず、
手当たり次第に写真を撮って歩いた。従って、ほぼ全編ばらの写真だけになっている。
この日以前に雨の日が続き、咲きたてのばらもかなりダメージを受けているようだった。とは言え、
これだけのばらがほぼ満開に咲いている様は見事だ。また、この日は天気も良く、陽を受けてばらの花
が輝いていた。特に、背に陽を受けて、花びらが透き通っているのは素晴らしい。という事で、素晴ら
しいばらを堪能したい。

                  

ロイヤルコーナーという柵で囲われた一角には、プリンセスの名前が付けられたばらが集められていた。
クイーン・エリザベス、プリンセス・ドゥ・モナコ、プリンセス・ミチコ等々、さすがに花に気品が
あって、ゴージャスに見える。花の色、形、ボリューム感どれを取っても見事な花ばかりだ。そこに
立つ彫像ともマッチしている。

 

ほかのエリアのばらも、勿論素晴らしい。やはり青空をバックに花を見ると、一段と素晴らしく見える。
全体的に咲き始めの花が多く、雨に打たれたのも見られるが、本当に素晴らしかった。

   

一角に、ばら以外の植え込みもあり、そこにはチョウもやって来ていた。帰りは、同じばら苑アクセス
ロードを歩いて帰った。近くには、藤子・F・不二雄ミュージアムもあり、道にはキャラクターの銅像が
幾つかあり、とても可愛らしかった。

  

素晴らしい天気に恵まれ、一段と輝いたばらを沢山見る事が出来て、とても良かった。