皇居東御苑の花菖蒲と紫陽花

6月6日に、この時期は、花菖蒲紫陽花が咲いているだろうと、皇居東御苑へ行った。いつも、大手門
から入場するが、手前のお堀では、必ずと言って良い程鵜が見張りをしている。入ると直ぐに二の丸庭園
へと向かう。休憩所の前に、ナツツバキが咲いていた。いつもは、気が付かずに通り過ぎるが、この日は
清楚な白い花に目が止まった。良く見ると、花びらの襞がとても美くしい。ドクダミの花も通り過ぎなかった。二の丸池の菖蒲田に来ると、花菖蒲が満開になっていた。いつ来ても、ここの花菖蒲は華やかに
感じる。特に、サツキが満開の時期に重なると、とても素晴らしいが、今年はサツキの盛りは過ぎてい
て、一寸華やかさが少なかった。


池には、ヒメコウホネやアサザの黄色い花も咲いていて、全体の彩が素晴らしい。池の裏手に行くと、
アジサイが咲いていて、木漏れ日による花の影が面白い。滝の上から見る池周りの景色も素晴らしい。
池を離れて汐見坂の方へ歩くと、真っ赤なカイコウズやヤシの新芽が綺麗だ。脇の雑木林では、ホタル
ブクロが咲いていた。

そこから、梅林坂を登って北桔梗門に向かう。梅林では、多くの梅の実がなっていた。途中のサツキ
の植え込みでは、満開の花が見られた。北桔梗門前のアジサイの植え込みでは、アジサイの花が7分
程の咲き具合になっていた。そして、天守台の脇にはタイサンボクが咲いていて、石室の上にはホタル
ブクロが固まって咲いていて素晴らしかった。富士見多聞前のアジサイも咲き揃ってきていた。

その先の果樹古品種園では、リンゴやモモ、スモモの実が沢山なっていた。その近くにはカシワバ
アジサイの花もあり、ハナイカダやエゴノキの実も面白い。

土曜日とあって、かなりの人が訪れていたが、花菖蒲が綺麗に咲いていて良かった。