初夏の浜離宮

6月20日、初夏の浜離宮へ散歩に出掛けた。昼時だったので、汐留で食事をしてから行ったが、レスト
ランからの眺めは下に浜離宮、上にレインボーブリッジ、海ほたると、なかなか素晴らしかった。
昼食後、浜離宮に行ったが、浜離宮のこの時期は、花が多くはないが、そこここに初夏の花が咲いて
いる。花菖蒲は殆ど終わりで、紫の花だけが咲き残っていた。花木園では、ザクロの花やアセビの
新芽が綺麗だった。

そこから、潮入の池方向に歩いて行くと、ヤブミョウガの花が咲き始めていた。池の廻りには、
ネジバナがあちこちにつんつんと立って咲いていて面白かった。 また、アジサイも固まっては
いないが、沢山咲いていた。芝生には、良く見掛ける鳥が集団になっているのを見掛けた。これ程
多く集まっているのは初めて見た。

横堀の海手お手伝い橋に来ると、岩の先におなじみのウミウが留まっている姿があった。アジサイも
素晴らしい。水上バス発着場まで来ると、客で混雑していた。そして、そのそばの木には変わった
真っ赤な花が咲いていて、銘板を見るとアメリカデイゴとあった。そのつぼみもムカデの様で面白い。

 

ボタン園まで来ると、日よけ棚の上にノウゼンカズラが一杯に咲いていて素晴らしい。そして、内堀
広場の端には大きな木があり、全面に赤い茎の先に緑の実を付けていた。

浜離宮は電車に乗ればじきに着くので、散歩がてらに来るのに丁度よい。

東京スカイツリーとすみだ水族館

6月10日は梅雨の合間の晴天だったので、東京スカイツリーに行った。平日にも拘わらず、チケット
売り場は長蛇の列になっていた。それでも40分程でエレベーターに乗り込み、天望デッキに到着した。
そこから更に地上450mの天望回廊まで行った。上からの展望は素晴らしかったが、遠方は霞んで
見えなかった。それでも近くは良く見えて、東京タワーや海ボタル等も見えていた。

展望回廊から降りて、昼食後すみだ水族館に初めて行ってみた。こちらは混雑もそれ程無く、比較
的のんびりと見る事が出来た。丁度ペンギンの赤ちゃんのお披露目があり、可愛い姿を見る事が出来た。
ペンギンの餌やりのショウも行われていて、童心に帰って楽しんだ。ほかに、オットセイや金魚、
クラゲ、熱帯魚、チンアナゴ等も見る事が出来た。水族館で楽しんだ後は、東京ソラマチを眺めながら、
ショッピングして地下の押上駅に向かった。

東京スカイツリーは2度目だったが、天望回廊まで行くと入場料がばかにならない。また、すみだ水族館
も、規模の割には入場料が高い。それでも、結構楽しめるので仕方ないかも知れない。

皇居東御苑の花菖蒲と紫陽花

6月6日に、この時期は、花菖蒲紫陽花が咲いているだろうと、皇居東御苑へ行った。いつも、大手門
から入場するが、手前のお堀では、必ずと言って良い程鵜が見張りをしている。入ると直ぐに二の丸庭園
へと向かう。休憩所の前に、ナツツバキが咲いていた。いつもは、気が付かずに通り過ぎるが、この日は
清楚な白い花に目が止まった。良く見ると、花びらの襞がとても美くしい。ドクダミの花も通り過ぎなかった。二の丸池の菖蒲田に来ると、花菖蒲が満開になっていた。いつ来ても、ここの花菖蒲は華やかに
感じる。特に、サツキが満開の時期に重なると、とても素晴らしいが、今年はサツキの盛りは過ぎてい
て、一寸華やかさが少なかった。


池には、ヒメコウホネやアサザの黄色い花も咲いていて、全体の彩が素晴らしい。池の裏手に行くと、
アジサイが咲いていて、木漏れ日による花の影が面白い。滝の上から見る池周りの景色も素晴らしい。
池を離れて汐見坂の方へ歩くと、真っ赤なカイコウズやヤシの新芽が綺麗だ。脇の雑木林では、ホタル
ブクロが咲いていた。

そこから、梅林坂を登って北桔梗門に向かう。梅林では、多くの梅の実がなっていた。途中のサツキ
の植え込みでは、満開の花が見られた。北桔梗門前のアジサイの植え込みでは、アジサイの花が7分
程の咲き具合になっていた。そして、天守台の脇にはタイサンボクが咲いていて、石室の上にはホタル
ブクロが固まって咲いていて素晴らしかった。富士見多聞前のアジサイも咲き揃ってきていた。

その先の果樹古品種園では、リンゴやモモ、スモモの実が沢山なっていた。その近くにはカシワバ
アジサイの花もあり、ハナイカダやエゴノキの実も面白い。

土曜日とあって、かなりの人が訪れていたが、花菖蒲が綺麗に咲いていて良かった。

福島の春の花

6月1日、裏磐梯を後にして、福島県内の春の花を求めて車を走らせた。まずは、伊達市の二井屋公園
に行った。そう広くはない所だが、この季節はポピーが咲き揃って素晴らしい。ポピーも色々な種類が
植えられていて、違う種類や色の花を楽しむ事が出来た。黄色いカリフォルニアポピーも陽に輝いて
いた。ただ、ここにたどり着くのに、案内が無い為、花を探してやっと辿り着いた。

そこから、福島市内にある梨園のローズガーデンに行った。ここも案内が無く、やっと辿り着いたが、
素晴らしいバラを見られたので、まあ良しとしよう。ここは、元々梨園だったが、いつの日かバラ園に
なってしまったらしい。入園料もなく、素晴らしい沢山のバラを見られるとはありがたい事だ。バラの
ほかにクレマチス等も綺麗に咲いていた。バラの種類も多く、色々な見せ方をしていて、とても楽しい
所だった。これだけのバラを見ながら写真を撮っていると、時間が経つのを忘れてしまう。

バラを堪能した後、須賀川市の日本しゃくなげ・つつじ苑に行った。2013年オープンというので、
多少の不安を感じながら行ったが、それ以前に今年は花が10日以上早く、殆ど終わっていて残念
だった。とは言え折角なので、入園料を払って花を見せて貰った。つつじはほぼ終わっていて、咲き
残りがいくらかあった程度だ。しゃくなげやカルミア、ボタン、アヤメが多少咲いていた。園内を歩い
ていると、アオガエルがいるのを見つけた。最初の写真は福島県の山のしゃくなげで、珍しい花らしい。
最後にお茶を御馳走になって、つつじが咲いていれば素晴らしいだろうと思いながら、つつじ苑を後に
した。

何処に行っても、花の開花時期は難しく、良い時期に遭遇するのは至難の業だ。

裏磐梯の春

5月31日~6月1日で、春の裏磐梯へ1泊旅行に行った。
ホテルへ行く前に、土湯近辺と浄土平に花を見に行った。まず、松川町水原のクマガイソウの里まつり
へ行ったが、今年は10日程早く花が咲いて、まつり期間にも拘わらず花は終わってしまっていた。
仕方なくそこはスキップして、次に堤ヶ平のヒメサユリを見に行った。花は咲き始めで、花の数は多くは
無かったが、淡いピンクのヒメサユリは愛らしくて素晴らしい。そこのすぐ下に池があって、周囲には
アヤメが沢山咲いていた。中には白い花もあり、素晴らしかった。また、クリンソウもちらほら咲いて
いた。ヤマボウシも多くの花を付けていた。そこから、つつじ山公園と女沼に向かった。つつじも今年は
早かったようで、殆ど終わっていて残念だった。山の上からは女沼が良く見える。アザミも咲いていて、
チョウが蜜を吸う姿があった。

 

次に向かったのは照南湖で、書き込みによるとスイレンが素晴らしいとの事だった。場所も分からな
かったが、たまたま案内のサインに気が付いて行く事が出来た。行ってみると、本当に素晴らしい
スイレンの風景があった。地図でも見つからなかった所で、幸運だった。

土湯周辺を離れて、今度はイワカガミが咲く浄土平に行った。最近火山活動が活発化していて、行ける
かどうか疑問だったが、日中のスカイラインは通行可だった。駐車場に車を置いて、木道をミニハイ
キングした。木道を進むに連れて、イワカガミの姿が多くなった。花は小ぶりだが、沢山の花が密生
して咲いて、とても素晴らしい。途中白い物が見えたので行ってみると、ワタスゲが一面に咲いていた。
小さな画面では良く見えないが、拡大すると沢山の白い物に気が付く。反対側に歩いて行くと、木道が
終わった所にイワカガミの群生地があった。

 

浄土平を後にして、裏磐梯の星野リゾート裏磐梯ホテルに向かった。到着後、時間が早かったので、
近辺を散歩した。ホテルは桧原湖に面しているが、湖岸には出られないので、ぐるっと回って湖岸に
行った。日も低くなってきていて、雲に映る光芒も綺麗に見えた。そこからから、五色沼の遊歩道に
入った。歩道脇ではレンゲツツジやシダの類、タニウツギが綺麗だ。五色沼の特徴であるエメラルド
グリーンの沼が大変美しい。暗くなってきたので、ルリ沼迄行って引き返した。ルリ沼からは磐梯山
も見える。ホテルに戻ると、道路脇にレンゲツツジが咲いていた。

   

夕食の時間になって、レストランに向かう際に、窓から桧原湖の夕景を撮影した。レストランからは、
磐梯山の全景が見え、夕陽を受けて素晴らしかった。

翌朝は4:30からの『夜明けの茶散歩』に参加した。これは、ガイドさんが五色沼を案内してくれて、
途中でお茶を振舞ってくれるというものだ。時間が早いので、参加を躊躇ったが、折角なので参加した。
丁度日が昇る時間で、朝焼けが美しかった。沼に出ると、湖面から水蒸気が立ち込めていて、素晴らしい
眺めだった。中々立ち去り難い気分だった。ガイドさんも滅多に巡り会わないとか。朝露が付いた草の
葉も面白い。ホテルに戻る頃には、水蒸気も殆ど消えていた。途中に出会ったレンゲツツジやマイヅル
ソウ等も素晴らしい。

柳沼には、早朝の釣り人の姿があった。ホテルの駐車場周りでは、ナナカマドやレンゲツツジ等が
綺麗だった。玄関前ではツバメ達が乱舞していて、相手を探しているようだった。朝食後には、
毘沙門沼に行ってから、裏磐梯を後にして福島市方面に向かった。

福島市近辺での花の探索は、後篇で報告する。

旧古河庭園のバラ

5月20日に、何かの情報で、見頃だという旧古河庭園バラを見に行った。ここのバラは、洋館を
バックにして一段と素晴らしく見える。見頃という情報に間違いは無かったようで、殆どのバラが
綺麗に咲いていた。この日は天気も良く、バラの色が一段と引き立っていた。バラのほかにはあまり
無かったが、洋館の前のブラシノキが、赤いブラシを沢山付けて素晴らしかった。また、アイリスは
終りかけで、残念だった。バラを見に行ったので、ブラシノキ以外は全編バラの写真となったが、
バラの美しさを堪能できた。このバラを目当てに、土曜日という事もあって、大勢の人が来ていて、
同様に堪能した事と思う。ところで、ブラシノキはオーストラリア原産で、旅行に行った時良く見た
花で、懐かしい気がした。

バラを堪能した後、まだ早いので近くの六義園まで足を延ばした。こちらはツツジが終わり、サツキ
にはまだ早いという時期で、生憎と花はあまり見られなかった。アジサイにも早い時期で、花はちら
ほらとしか咲いていなかった。代わりに、いつも秋に来る紅葉の所で、新緑が大変美しかった。

どちらの庭園も、一年に何度か訪れるが、いつ来てもそれなりに楽しめる所だ。