早春の新宿御苑

2月19日に、早春の新宿御苑を訪れた。梅には少し早いかとも思ったが、いやいや満開に近かった。
日本庭園の茶室脇の梅園では、赤と白が混ざって見事に咲いていた。そして、その前では、フクジュ
ソウが咲いていた。


 
 

 

上の池の橋手前に、望遠レンズで何かを狙う何人かいたので、これはオシドリに違いないと思い
行ってみると、案の定奥の方にオシドリが群れているのが見えた。梅園の対岸からは、池越しの
梅園の眺めが素晴らしい。奥にはツバキの花が沢山咲いていた。


 

池沿いに中の池方向に行くと、寒桜が咲いていた。時期的には少し遅かったようだ。流れの縁の
石に沿って花びらが付いているのが面白かった。植え込みの中では、ふきのとうが出ていた。
桜の花には、お約束のメジロの姿があった。

 
 

桜の木の下には、花びらの絨毯があってとても美しい。中の池の方に行くと、マンサクとサンシュユ
が咲き始めている。池ではカモが沢山泳いでいる。レストハウス前の修善寺寒桜はやっと咲き始めた
所だ。この桜が満開になると、それは素晴らしいが、その時期は黒山の人だかりとなる。

 
 

玉藻池脇の梅園でも、梅の花が満開に近く咲いていた。ここには緑色の梅があり、見頃だったが、
花は殆ど真っ白だ。カモも無防備で昼寝中か。

 

 

そこから新宿門の方向に行くと、パンジーの植え込みが綺麗だった。また、いつものミツマタも
満開だ。そして、河津桜も満開で、濃いピンクが何とも素晴らしい。先に行くとミカンも撓わに
なっていて、ほかの種類の桜も咲いていた。

 

 
 

スイセンが終わってしまって、殆ど無かったのは残念だったが、レストラン前では梅と桜の競演
が見事だった。梅は赤と白、桜は河津桜で、しだれ桜だけは流石に一寸早かった。いつもは、これに
スイセンが加わるので、また一段と素晴らしくなる。そして、帰りがけに入り口近くのハクモクレン
の蕾をみて、家路についた。


 
 


 

毎年、花の咲き方が違うので、本当は毎週でも出かけた方が良いのだろう。

冬の秩父

2月8日、冬の秩父へのバス旅行に参加した。ツアーの主な目的は、宝登山のロウバイと三十槌の
氷柱だ。少し前に氷柱が結氷したとのニュースがあったばかりだ。
まず最初に宝登山神社に参拝した。真っ白な鳥居を潜って神殿に行ったが、そこの彫刻はとても見事
なものだった。飾りは正面だけでなく、周囲全面に施されていて見事なものだった。参拝後、バスで
宝登山ロープウェイ乗り場に行き、ロープウェイで山頂のロウバイ園に向かった。

 

ロウバイ園の手前は梅百花園になっていて、既に梅が咲き始めていた。足下を見ると、フクジュソウ
が咲き始めていて、マンサクも咲いていた。

  

先はロウバイ園になっていて、一寸小粒なロウバイが沢山の花を付けていた。最盛期は過ぎたという
話しだったが、まだまだ見応えがあった。隣の梅園越しには長瀞方面と武甲山が眺められて素晴らし
かった。ロウバイは何種類か違った花が見られた。また、時々指す陽の光に、黄色い花びらが透けて、
とても素晴らしい。園路を戻ってくると、可愛らしいフクジュソウが目に入った。

    

ロープウェイを下りてきた所には、しだれ梅が咲き始めていた。

 

宝登山から、三十槌の氷柱へと向かった。この氷柱には、天然の部分と人工的な部分がある。
人工的な部分は、上部からホースで水を垂らして凍らせているらしい。河原に下りると、情報通り
見事な氷柱が目の前にぶら下がっていて、それは素晴らしい眺めだ。長い物で3m以上はありそうだ。
氷柱そのものは天然に凍った物なので、人工との区別は感じさせず、どちらもとても美しい。
氷柱見物の後、最後に地元の造り酒屋の見学に連れて行かれた。秩父錦という銘柄で、そこでは
日本酒だけでなく、焼酎やワインも造っているという。試飲即売もあって、色々と一口づつ飲んで
みた。中でも新聞紙に包まれた期間限定の酒は、店の人が自慢するだけあってとても美味しかった。

      

夕食前には帰り着いて、短いツアーだったが、とても面白い経験で、楽しいツアーだった。