尾瀬・日光ハイキング(2)

6月14日は、千手ヶ浜にクリンソウの大群落を見るハイキングに行った。ホテルからバスで赤沼
に行き、そこから、低公害バスに乗り換えて千手ヶ浜迄行った。バスは乗り合いで、70人乗れる
バスが超満員だった。到着する前に、クリンソウが彼方此方にちらほら見えた。千手ヶ浜に到着して
から、クリンソウの大群落地迄歩いた。中善寺湖畔手前にも、クリンソウの小さな群落がある。
湖岸には遊覧船の桟橋があった。湖岸に沿って、森の中を暫く歩いて、程なくクリンソウの大群落
に到着した。事前情報では、花は終わりかけだという事だったが、行ってみると何と満開に咲いて
いた。今回このツアーに参加した目的の一つが、ここのクリンソウを見る事だったので、予期しない
状況が大変嬉しかった。群落地は良く管理されていて、周回路が整備されている。一帯は沼地に
なっており、水に映るクリンソウが何とも素晴らしい。そこを一周しながら、シャッターを押し
まくってしまった。自然の花だが、色とりどりに群落で咲いていて、昨日とは違って雨もなく、
ゆっくりと花を観賞できて、クリンソウを充分に堪能できた。

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そこから、バス停迄戻る道の脇にも、クリンソウが咲いていた。そして、バス停の近くの小川脇
にもクリンソウの群落があった。そこの花は、殆どが濃いピンクの花だった。

 
 

帰りのバスを待つ間、周辺を見ると、白樺林や、森の木の実や花が観察できて、退屈しなかった。

 

赤沼迄戻ってから、バスで日光市内に向かった。そして、日光千姫物語で、懐石湯波料理の昼食
をいただいた。帰りの電車の時間には暫く間があったので、自由行動となり、日光東照宮界隈を
散策した。何十年ぶりかで、東照宮を観光したが、肝心の陽明門は工事中だった。それでも、三猿
や眠り猫、鳴竜などはしっかり観光して歩いた。有名所には、沢山の外国人観光客が訪れていた。

 
 
 
 
 
 
 

東照宮から二荒山神社へ行く道脇の擁壁には、ユキノシタの花が沢山咲いていた。この花の形は、
良く見るととても素晴らしい。そして、二荒山神社に来たが、鳥居に続く石の階段が、良い雰囲気
だ。バスはここに駐車していて、ここからバスで電車の駅へと向かった。途中、神橋の脇を通り、
ショッピングセンター経由で、下今市に行き、新宿行き特急電車に乗り込んだ。


 
 

今回のツアーは、新宿発の電車に乗り、下今市からはバス移動で、大変楽な旅だった。

尾瀬・日光ハイキング(1)

6月12日~14日、尾瀬・日光ハイキングツアーに参加した。
第1日は、戦場ヶ原を湯滝から赤沼迄歩いた。中禅寺湖に到着して、早いお昼の後、竜頭の滝を
見物してから湯滝迄行った。滝の脇の遊歩道や駐車場近くでは、季節の花が見られた。

 
 
 
 

湯滝は水量も豊富で、迫力があった。滝の下には、フライフィッシングをする人の姿があった。

そして、湯滝から戦場ヶ原への遊歩道に入った。湯川の流れには、つがいのカモの姿があって、可愛らし
かった。また、彼方此方に山野草が咲いていて、楽しませてくれる。レンゲツツジやヒオウギアヤメ
も咲き始めていた。

 
 
 
 
 
 

戦場ヶ原の木道を歩いて行くと、白い物がちらほら見えてきた。ワタスゲだ。そして、白樺の幹には、
エゾハルゼミの姿を見ることができた。更に行くと、川辺にレンゲツツジが見事に咲いている。

 
 

戦場ヶ原を広く見渡せる所に来ると、男体山の山頂が見えてきた。そして、ワタスゲの綿毛が一帯を
白く染めていて、素晴らしい景色だ。木道の右手には、ずっと湯川が流れている。川辺の所々には、
レンゲツツジが咲いていて、水辺に映えている。暫く行くと、赤沼の終点だ。この日のハイキングは
ここまでで、中禅寺湖畔のホテルに行った。

 
 

 

翌日、生憎の雨の中、バスで尾瀬ヶ原へと向かった。テレビの放送で、水芭蕉の花は既に終わって
いるという情報もあって、何とも気が重いが、仕方がないので、レインウェアにポンチョ姿で、
鳩待峠から尾瀬ヶ原行きの列に加わった。雨は降っているものの、山道の脇には、色々な山野草の
可愛らしい花が咲いていて、列の最後方で忙しくシャッターを切った。白い透き通った花は、ユウ
レイソウという名だとガイドの説明があった。下りきって尾瀬ヶ原に出たが、水芭蕉の大きな群落は
見当たらない。僅かに何カ所か、花が咲き残っているのを見つけた。

 
 
 
 
 
 

尾瀬と言えば池塘だ。雨でもその素晴らしさは変わらない。池にはヒツジグサやオゼコウホネ等が
咲いている。また、ヒオウギアヤメ、モウセンゴケ、ワタスゲ、ヒメシャクナゲ、コバイケイソウ、
タテヤマリンドウ、リュウキンカ等が咲いていた。

 
 
 
 
 

 
 
 
 
 

引き返す山道では、ノリウツギが咲いていた。また、新緑も綺麗だ。最後の花は、ガイドによると
桜の一種だと言うが、定かではない。

 

そして、やっとの事で鳩待峠に戻り、ほっとして、バスに揺られてホテルへと戻った。
(次回に続く)