奥越後・奥信州の紅葉秘境の旅

10月24日~26日、奥越後・奥信州の紅葉秘境を巡るツアーに参加した。東京から新幹線で越後
湯沢へ行き、そこからバスとタクシーで紅葉の秘境を巡り、上田から東京に戻るというツアーだ。
最初に向かったのは八海山で、八海山ロープウェイで展望台に行った。そこからは八海山が目の前に
見え、紅葉前線の様子が良く分かった。残念ながら、遙か遠くは霞んで大パノラマとはいかなかった
が、眼下の魚沼平野は良く見えた。麓の方では、ススキやナナカマドが見られた。



 

次に向かったのは奥只見湖で、長く狭いトンネルを沢山抜けて、奥只見ダムの駐車場に着いた。そして、
駐車場からスロープカーで湖面迄昇り、奥只見湖遊覧船乗り場に到着した。周囲の山々は紅葉の真っ盛り
で、素晴らしい景色だ。そこから遊覧船に乗り、銀山平まで40分の遊覧だ。船は外輪船ファンタジア号
で、大型の船をどうやって運んだのか心配するようだった。周囲は紅葉の最盛期で、充分堪能した。








 
 

途中、カワウの群れが船の前を横切って飛んで行った。また、白光岩という石英が露出して白く光る
岩も見られた。下船の際には、外輪の写真を撮ってみた。


 

翌日、苗場の田代ロープウェーに乗り、たしろ高原に行った。そして、観光する暇も無くドラゴンドラ
へと向かった。途中、田代湖や一面のススキの原を見ながら山を下った。ドラゴンドラは8人乗りで、
次々と出て行く。全長5,481mと日本最長で、苗場まで一直線に山の中を下って行く。途中の紅葉も
見事で、エメラルドグリーンの二居湖や渓谷も素晴らしい。

 
 

その後、苗場から飯山線替佐駅へ行き、JRのローカル線に乗って、千曲川沿いに飯山迄行った。替佐駅
では、列車が来るまでの間、周辺をうろついて、木の実や柿の木、リンゴの木の写真を撮って歩いた。

 
 
 

飯山から再びバスで松川渓谷へ行った。そこでも紅葉が進んでいて、八段に落ちる八滝や裏見の滝の
雷滝での紅葉も良かった。裏見の滝へのアクセスは、人も大勢いる上に狭く急で怖かったが、滝の
裏から見る景色はまた格別だった。

 
 

 

最終日は、米子大瀑布と高瀬渓谷へ行った。まずは米子大瀑布へと向かった。途中、バスからマイクロ
バスに乗り換えて登山口迄行き、そこから往復で1時間の道のりだ。ここは、大河ドラマ「真田丸」の
オープニング画面に出てくる所で、一躍有名ななった感がある。ただし、山上の城は実在しない合成だ。
途中の山道や滝周辺の山の紅葉はとても素晴らしかった。ただ、滝は時間的に逆光になり、写真は撮り
づらかった。米子大瀑布は、左の権現滝と右の不動滝の二条の滝の総称だ。

 
 
 
 

 
 
 
 

米子大瀑布を見た後、高瀬渓谷へと向かった。渓谷を上流へと上り、高瀬ダム手前で専用タクシーに
乗り換えて、ロックフィルダムの斜面をダム湖へと向かう。なかなか貴重な体験だ。ダム湖はミルキー
ブルーで、独特な色合いだ。周辺の山々は、見事に紅葉していて素晴らしい。ダム上の道路の先は、
作業用のトンネルで、観光用に歩道を歩かせてくれる。トンネルの向こうには吊り橋があり、そこから
見る山の紅葉も見事だ。天気が良ければ、槍ヶ岳が見えるらしいが、雲で見られなかった。

 

 

 
 
 

今回の旅では、珍しく雨に祟られず、紅葉も素晴らしく、珍しい所にも行くことが出来て良かった。
ただ、ツアーの人数が多過ぎたのと、ホテルの食事が良くなかったのが残念だった。

夏の那須高原

旧盆に、夏の終りの那須高原近くに行った。
いつものお約束で、那須アウトレットへ買物に行ったが、いつもの通り那須どうぶつ王国から出張して
来ている動物がいた。とても愛らしくて、子供達に人気だった。

 

帰り道、青木別邸のひまわりを見に寄った。咲いて間もないので、花に勢いがあって素晴らしかった。
ただ、ひまわり畑は何故かいつもの半分で、一寸寂しい気がした。周囲にはひまわり以外の花もあり、
結構楽しめる。


 

 
 

車を走らせながら、田畑の様子を見ていて、稲の穂を垂れ始めた所や、トウモロコシの実が付いて
いる様子を写真に撮った。他所の場所では、蝶や一面のサルビアも見られた。

 
 

15日には、塩原のハンターマウンテンゆりパークに行った。ここも毎年のように行っているが、
お盆の時期は一寸遅めで、リフトで上がった所の白樺の丘が見頃だ。白樺の林の下に、一面に
咲く百合は見事だ。白樺の幹の白と百合の色が調和して、とても素晴らしい。百合の花そのものも、
様々な色や形があって、見飽きる事がない。白い百合も見事なのだが、直ぐに斑点が出てきて、一寸
汚く見えるので、見る時期がなかなか難しい。

 
 

 



 

同じ色を集めた所も素晴らしい。また、珍しい八重の百合も見られた。敢えて違う色の百合を集めて
いるのもなかなか良かった。リフトを降りた所にはレストランもあり、ゆり根のピザを食べたが、
まずまずの味だった。前はスキー場の展望も良く、ゆりタワーも造られていた。



そこからゲレンデを歩いて下りた。途中にもずっと百合が植えられているが、こちらは時期が遅かった
ようで、散ったり汚かったりする花が多かったのは残念だった。ゲレンデの脇の草むらには、ヒヨドリ
バナの蜜を吸うアサギマダラの姿があった。また、赤とんぼが沢山飛んでいて、百合の蕾の先に止まって
いるのがあちこちで見られた。




 
 

下の方に下った所のゆり平原には、地元の中学生が植えたデザインゆりがあり、とても見事だった。
どこに来ても赤とんぼがいた。花の方は終わりかけと言いながら、所々に素晴らしい花もあって、
最後まで楽しむ事ができた。



百合の花を堪能して、西那須野の家に帰った。

尾瀬・日光ハイキング(2)

6月14日は、千手ヶ浜にクリンソウの大群落を見るハイキングに行った。ホテルからバスで赤沼
に行き、そこから、低公害バスに乗り換えて千手ヶ浜迄行った。バスは乗り合いで、70人乗れる
バスが超満員だった。到着する前に、クリンソウが彼方此方にちらほら見えた。千手ヶ浜に到着して
から、クリンソウの大群落地迄歩いた。中善寺湖畔手前にも、クリンソウの小さな群落がある。
湖岸には遊覧船の桟橋があった。湖岸に沿って、森の中を暫く歩いて、程なくクリンソウの大群落
に到着した。事前情報では、花は終わりかけだという事だったが、行ってみると何と満開に咲いて
いた。今回このツアーに参加した目的の一つが、ここのクリンソウを見る事だったので、予期しない
状況が大変嬉しかった。群落地は良く管理されていて、周回路が整備されている。一帯は沼地に
なっており、水に映るクリンソウが何とも素晴らしい。そこを一周しながら、シャッターを押し
まくってしまった。自然の花だが、色とりどりに群落で咲いていて、昨日とは違って雨もなく、
ゆっくりと花を観賞できて、クリンソウを充分に堪能できた。

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そこから、バス停迄戻る道の脇にも、クリンソウが咲いていた。そして、バス停の近くの小川脇
にもクリンソウの群落があった。そこの花は、殆どが濃いピンクの花だった。

 
 

帰りのバスを待つ間、周辺を見ると、白樺林や、森の木の実や花が観察できて、退屈しなかった。

 

赤沼迄戻ってから、バスで日光市内に向かった。そして、日光千姫物語で、懐石湯波料理の昼食
をいただいた。帰りの電車の時間には暫く間があったので、自由行動となり、日光東照宮界隈を
散策した。何十年ぶりかで、東照宮を観光したが、肝心の陽明門は工事中だった。それでも、三猿
や眠り猫、鳴竜などはしっかり観光して歩いた。有名所には、沢山の外国人観光客が訪れていた。

 
 
 
 
 
 
 

東照宮から二荒山神社へ行く道脇の擁壁には、ユキノシタの花が沢山咲いていた。この花の形は、
良く見るととても素晴らしい。そして、二荒山神社に来たが、鳥居に続く石の階段が、良い雰囲気
だ。バスはここに駐車していて、ここからバスで電車の駅へと向かった。途中、神橋の脇を通り、
ショッピングセンター経由で、下今市に行き、新宿行き特急電車に乗り込んだ。


 
 

今回のツアーは、新宿発の電車に乗り、下今市からはバス移動で、大変楽な旅だった。

尾瀬・日光ハイキング(1)

6月12日~14日、尾瀬・日光ハイキングツアーに参加した。
第1日は、戦場ヶ原を湯滝から赤沼迄歩いた。中禅寺湖に到着して、早いお昼の後、竜頭の滝を
見物してから湯滝迄行った。滝の脇の遊歩道や駐車場近くでは、季節の花が見られた。

 
 
 
 

湯滝は水量も豊富で、迫力があった。滝の下には、フライフィッシングをする人の姿があった。

そして、湯滝から戦場ヶ原への遊歩道に入った。湯川の流れには、つがいのカモの姿があって、可愛らし
かった。また、彼方此方に山野草が咲いていて、楽しませてくれる。レンゲツツジやヒオウギアヤメ
も咲き始めていた。

 
 
 
 
 
 

戦場ヶ原の木道を歩いて行くと、白い物がちらほら見えてきた。ワタスゲだ。そして、白樺の幹には、
エゾハルゼミの姿を見ることができた。更に行くと、川辺にレンゲツツジが見事に咲いている。

 
 

戦場ヶ原を広く見渡せる所に来ると、男体山の山頂が見えてきた。そして、ワタスゲの綿毛が一帯を
白く染めていて、素晴らしい景色だ。木道の右手には、ずっと湯川が流れている。川辺の所々には、
レンゲツツジが咲いていて、水辺に映えている。暫く行くと、赤沼の終点だ。この日のハイキングは
ここまでで、中禅寺湖畔のホテルに行った。

 
 

 

翌日、生憎の雨の中、バスで尾瀬ヶ原へと向かった。テレビの放送で、水芭蕉の花は既に終わって
いるという情報もあって、何とも気が重いが、仕方がないので、レインウェアにポンチョ姿で、
鳩待峠から尾瀬ヶ原行きの列に加わった。雨は降っているものの、山道の脇には、色々な山野草の
可愛らしい花が咲いていて、列の最後方で忙しくシャッターを切った。白い透き通った花は、ユウ
レイソウという名だとガイドの説明があった。下りきって尾瀬ヶ原に出たが、水芭蕉の大きな群落は
見当たらない。僅かに何カ所か、花が咲き残っているのを見つけた。

 
 
 
 
 
 

尾瀬と言えば池塘だ。雨でもその素晴らしさは変わらない。池にはヒツジグサやオゼコウホネ等が
咲いている。また、ヒオウギアヤメ、モウセンゴケ、ワタスゲ、ヒメシャクナゲ、コバイケイソウ、
タテヤマリンドウ、リュウキンカ等が咲いていた。

 
 
 
 
 

 
 
 
 
 

引き返す山道では、ノリウツギが咲いていた。また、新緑も綺麗だ。最後の花は、ガイドによると
桜の一種だと言うが、定かではない。

 

そして、やっとの事で鳩待峠に戻り、ほっとして、バスに揺られてホテルへと戻った。
(次回に続く)

賑わいの横浜港

連休最後の日曜日、9日に賑わいの横浜港見物に出掛けた。
最初に訪れたのは大桟橋。この日は、大型客船が2隻停泊していて、大賑わいだった。朝方到着して
これから帰宅するのか観光に出掛けるのか、続々と下船した客が、タクシーやバス、或いは歩いて
大桟橋を離れていった。停泊中の船は、コスタ・ビクトリアと飛鳥Ⅱで、どちらも日本中心に航海を
しているようだ。ここからのベイブリッジやみなとみらいの眺めも素晴らしい。

 

 

その後、横浜港シンボルタワーへと向かった。バスの時間が合わないので、タクシーを捕まえて
向かったが、何と運転手はそこを知らないと言う事で、ナビ頼りに手前の海づり桟橋迄行った。
そこから約1キロ歩いて、やっと到着した。タワーからは横浜港が一望できるが、近くはコンテナ
ヤードで、殺風景な所だった。敢えて言えば、貝殻のオブジェと芝桜の斜面が良かった。ただ、
芝桜はまだ咲き始めだった。公園内には、幾つかの花も見られた。

 
 

 
 
 
 

タワーからの戻りは、またバスの時間と合わず、海づり桟橋まで歩いて戻った。途中、堤防の上で、
昼寝をしている人を見掛けた。また、ソテツのつぼみらしきものが、怪物のようで面白かった。
海づり桟橋はと言うと、家族連れも沢山来ていて、超満員だった。


 

海づり桟橋から、バスで横浜赤レンガ倉庫に行った。横浜税関前で下車して、歩いて行く途中、
歩道のレンガタイルが素晴らしかった。港の方を眺めると、この日は何と言っても2隻の大型客船が
目を引く。

 

レンガ倉庫に着くと、丁度フューリングスフェスト開催中で、そこでビールとソーセージ
の昼食を摂った。昼食後は、日もまだ高いので、そこのフェリー乗り場から、横浜港内クルーズに
初めて乗船した。クルーズで目を引くのは、やはり2隻の大型客船で、つい目が行ってしまう。
赤レンガ倉庫とみなとみらいの眺めも素晴らしい。また、大型船に給油の様子も見られた。

 

 

桟橋に戻る途中には、氷川丸や横浜タワー、ベイブリッジ、みなとみらい等が良く見る事ができて、
横浜港内クルーズを満喫した。このクルーズは、連休中の特別周遊クルーズと言う事だった。

 
 

クルーズ後、みなとみらい駅に向かった。歩きながら、クルーズ船や大型客船の名残を惜しんだ。
海を見ると、クラゲが沢山浮かんでいた。何でも、14日にはトライアスロンの大会がここであると
いう。インターコンチの先端上部を見上げると、クルーズ中に説明があった女神像を、はっきりと
見る事ができた。

 
 

この日は天気も良く、初めてのクルーズも経験して、楽しい一日だった。

京都の桜(3)

3日目は、天気予報の通り雨となった。有馬温泉を出発したバスは、太陽の塔の前を通って、一路
妙心寺の退蔵院へと向かった。妙心寺の駐車場からは、雨の中を結構な距離歩いて退蔵院に着いた。
まず方丈の見学をしたが、そこの蹲いや元信の庭の枯山水などが見事だった。そこから、庭園の方に
廻ると、有名な紅しだれ桜が咲いていた。雨の中でも、美しさは失われていなかった。

   

奥の方には、趣のある石灯籠もあり、ひょうたん池周りのしだれ桜も見事だった。そして、元に
戻って紅しだれ桜をもう一度眺め、出口の側の蹲いを見てから、退蔵院を後にした。

    

次に向かったのは南禅寺だ。土砂降りの中バスを降り、裏から南禅寺へと向かった。インクライン脇
の桜並木が見事だったが、雨の中ゆっくり鑑賞している気分ではなかった。路肩に集まった桜の花びら
が綺麗で、慰めになった。南禅寺の山門で雨宿りをしながら、雨の中どこを歩こうかと迷ったが、
哲学の道を歩いて、銀閣寺迄行く事にした。

   

哲学の道への途中、若王子神社を経由した。哲学の道に入ると、一段と雨脚が強くなり、折角の
綺麗な桜も台無しだった。歩く人も殆ど無かったが、静かな雰囲気で良かったのかも知れない。

    

途中、法然院に寄り道したが、やはり雨で立ち寄る人もまばらだ。また哲学の道に戻り、桜を
鑑賞しつつ、駐車場はまだかと歩くと、暫くして銀閣寺の参道に出た。

    

ここまで来たら目的貫徹と、銀閣寺にたどり着いたが、ここには大勢の観光客が来ていた。その大半
は外国からの観光客のようだった。滝のような雨の中、銀閣を一周してから、参道脇の喫茶店に濡れた
服を幾らかでも乾かす為に入って、温かいコーヒーを飲んだ。そして、集合時間が近くなったので、
バスに乗り込んだ。

 

最終日は生憎くの雨となったが、心配だった桜は総じて満開で、満足のいくツアーだった。
(京都の桜-完)

京都の桜(2)

京都の桜ツアー2日目
朝の出発前、大津のホテルの前から、琵琶湖の向かいの大津プリンス(同じツアーの分宿)が見えた。
この日は、まず京都御苑に向かった。この日から、京都御所の一般公開が始まると言うので、楽しみに
していた。御苑に入って一番に御所に入ったが、思った程には混んでいなかったので、比較的すぐに
入場できて良かった。中の承明門越しに、紫宸殿が目に入って、初めて見るその光景に感激した。
そして、脇の方から紫宸殿の前まで行った。そこから、中庭の方に回ると、雅楽を奏するところや、
蹴鞠をする庭等を見る事ができた。また、日本庭園があり、桜も咲き誇っていた。

 
 

 
 
 
 

 
 

御所内を回った後、御苑に出てから裏の方の公園に行った。そこには沢山の桜が咲いており、
とても素晴らしい眺めだった。特に、桜越しに御所を見るのは、いかにも京都の雰囲気で良かった。
ツアーは時間があまりないので、ゆっくりと鑑賞できなかったのが残念だった。

 
 
 

 
 

その後、嵐電に乗り、桜のトンネルを通って嵐山に行った。嵐山の駅には、洒落た飾り柱が沢山
あり、なかなか面白かった。通りに出ると、桜並木が満開で素晴らしい。人力車も一生懸命
営業をしていた。

  

ツアーではそこから少し歩いて、花見遊覧船に乗った。船は保津川を少し遡って、また戻るという
だけだが、いつもと違う景色と雰囲気は、大変楽しいものだった。勿論、山の桜も素晴らしかった。
また、船頭同士の掛け合いも楽しかったし、物売りの船で買ったみたらし団子も美味しかった。

 

 
 

遊覧の後、食事をしてから、自由行動となった。渡月橋はと見ると、人の列がすごい事になっている。


 

私達は、天竜寺へと向かった。参道の桜も綺麗だったが、池の中に残る蓮の実の回りに、桜の花びらが
付いている様子が面白かった。中の庭園には、沢山の人が来ていた。そこから池の向かいの方に行くと、
しだれ桜が見事に咲いていた。また、ミツバツツジやシャクナゲ、ツツジ、ミツマタ、ハナズオウ等が
素晴らしい眺めを作っていた。

 
 
 

 
 
 

 
 
 

 
 

天竜寺の中を抜けて、竹林を通り、大河内山荘へ行った。そこからの嵐山の風景も素晴らしかった。
そして、京都の町の、桜越しの眺めも良かったし、入園料に含む茶の一服も美味しかった。

 
 
 

その後、野宮神社の苔を見てから、表通りを歩いてバスの駐車場に行った。

その日の泊まりは、京都の町を通り越して、有馬温泉だった。夕食までの間に、温泉街を散歩して
歩いた。有馬川沿いには、桜が満開になっていたし、山を見ると山桜が沢山咲いていて素晴らしい。
ホテルに戻る途中では、猿使いが大道芸を見せていて、暫く楽しんでからホテルに戻った。


 
 

わざわざ有馬温泉と思ったが、味気ない町中のホテルよりは良かったかも知れない。(3日目に続く)

京都の桜(1)

4月5日~7日に、京都の桜を見るツアーに参加した。「そうだ、京都行こう」の場所を主に巡る。
京都に着くと、まず醍醐寺に向かった。参道の満開になった桜が、まず迎えてくれた。そして、三宝院
の庭園に入園して、秀吉の気分を味わった。


 
 

醍醐の花見のしだれ桜は、既に盛りを過ぎてしまっていたが、それ以外の桜は見事だった。
時間が多少あったので、五重塔迄足を伸ばした。そこの八重紅枝垂は丁度満開で、五重塔との
コラボが素晴らしかった。途中の参道脇の垂れ幕も、花見にぴったりだった。

 
 
 
 

バスの駐車場へ戻る途中も、参道の素晴らしい桜を眺めながら歩いた。

 
 
 

次に向かったのは平安神宮で、右近の桜・左近の橘を眺めながら、神苑に入苑した。庭園では、
桜だけでなく色々な花が咲き乱れていた。時間も無いので、駆け足で見て歩いたが、苑内どこでも
やはり桜が見事だった。殊に、東神苑の池と、泰平閣と桜の眺めは素晴らしい。

 

 

 
 

 
 
 

 

神苑の桜を見終わって、大極殿前に出ると、着物を着た若者がいたが、大方は中国人のようだ。
神楽殿の前では、変わった桜が咲いていると見ると、何とおみくじだった。そして、駐車場を
借りた大安に戻り、漬け物を買ってバスに乗り込んだ。

 
 

その日の最後は清水寺で、仁王門・三重塔の脇を通って、本堂の清水の舞台に行った。そこは
物凄い混みようで、写真を撮ると早々に立ち去って、境内を回った。桜も結構咲いていて、
殊に三重塔前の桜が素晴らしかった。




西門下の池には、桜の花びらが浮いていて、水面には後ろの桜も映り込んで素晴らしかった。

清水坂の人混みと桜も、記念撮影した。そして、坂の途中にある湯豆腐屋で早い夕食となった。


1日目は3カ所だけで、泊まりは京都を通り越して大津となった。2日目に続く。

冬の秩父

2月8日、冬の秩父へのバス旅行に参加した。ツアーの主な目的は、宝登山のロウバイと三十槌の
氷柱だ。少し前に氷柱が結氷したとのニュースがあったばかりだ。
まず最初に宝登山神社に参拝した。真っ白な鳥居を潜って神殿に行ったが、そこの彫刻はとても見事
なものだった。飾りは正面だけでなく、周囲全面に施されていて見事なものだった。参拝後、バスで
宝登山ロープウェイ乗り場に行き、ロープウェイで山頂のロウバイ園に向かった。

 

ロウバイ園の手前は梅百花園になっていて、既に梅が咲き始めていた。足下を見ると、フクジュソウ
が咲き始めていて、マンサクも咲いていた。

  

先はロウバイ園になっていて、一寸小粒なロウバイが沢山の花を付けていた。最盛期は過ぎたという
話しだったが、まだまだ見応えがあった。隣の梅園越しには長瀞方面と武甲山が眺められて素晴らし
かった。ロウバイは何種類か違った花が見られた。また、時々指す陽の光に、黄色い花びらが透けて、
とても素晴らしい。園路を戻ってくると、可愛らしいフクジュソウが目に入った。

    

ロープウェイを下りてきた所には、しだれ梅が咲き始めていた。

 

宝登山から、三十槌の氷柱へと向かった。この氷柱には、天然の部分と人工的な部分がある。
人工的な部分は、上部からホースで水を垂らして凍らせているらしい。河原に下りると、情報通り
見事な氷柱が目の前にぶら下がっていて、それは素晴らしい眺めだ。長い物で3m以上はありそうだ。
氷柱そのものは天然に凍った物なので、人工との区別は感じさせず、どちらもとても美しい。
氷柱見物の後、最後に地元の造り酒屋の見学に連れて行かれた。秩父錦という銘柄で、そこでは
日本酒だけでなく、焼酎やワインも造っているという。試飲即売もあって、色々と一口づつ飲んで
みた。中でも新聞紙に包まれた期間限定の酒は、店の人が自慢するだけあってとても美味しかった。

      

夕食前には帰り着いて、短いツアーだったが、とても面白い経験で、楽しいツアーだった。

馬頭の正月

ここ毎年、正月には西那須野で過ごすが、決まって初詣に乃木神社に出掛ける。そして、夕方には
烏ヶ森公園で夕日を見る。今年は5分遅れで、既に日が沈んでしまっていた。

翌日、昨年暮れに話題になった、新国立競技場の設計者、森のくまさん設計の建物が馬頭にある
というので、その建物を見に出掛けた。それは那珂川町馬頭広重美術館で、車で40分程の所にある。
建物は木とガラス、鉄で構成されたシンプルな物で、新国立競技場を髣髴とさせる建物だった。
特徴的なのは、八溝杉の格子が壁と屋根、天井に連続して細かく配置されている事だ。明るくて
軽いようで、落ち着きのある風格を感じさせる建物となっている。これを見て、新国立競技場の
完成が待ち遠しいような気になった。正月の飾りも素晴らしい。また、展示しているのが江戸名所
と広重展で、東京の近所の昔の姿が描かれていて、何とも楽しい展示だった。

 

この建物のすぐ裏には、乾徳寺があって、ついでに初詣に立寄った。そこは、四季折々の花が咲い
ている花の寺で、一度来てみたい所でもあった。ただ、この時期花は殆どない。参道には夜間の
お参り用のろうそくが立ててあった。境内には、いかにも禅寺らしい手書きの行灯が彼方此方に
置いてあり、何か癒されるものがあった。次は、花の時期にまた訪れたいと思っている。

        

今回、馬頭広重美術館だけはどうしても見ておこうと思っていたので、見られて良かった。