六義園の紅葉2015

12月5日に今年の六義園の紅葉を見に出掛けた。この時期は相変わらずの混雑で、写真を撮るのも
ままならない。幾分早いような感じだったが、まずまずだと感じた。紅葉の写真をいやと言う程撮った
のを掲載する。ここ六義園は毎年のように紅葉を見に来るが、何時来ても素晴らしい。

         

ムラサキシキブも紫の実が沢山ついていた。また、その辺に成っていたウリや木の実を飾っている
のも面白い。池には水鳥が沢山泳いでいた。木に巻くこもの締め飾りも面白い。そして、この時期の
風物詩である雪吊りも風情がある。

     

池をぐるり廻るた所で、大道芸人が紅葉をバックに芸をしていた。口上で、帰る際の木戸銭をお願い
しているのが、微笑えましかった。

  

幅の狭い橋が、一方通行で渡れないので回り道をしたら、橋を渡る人の列がシルエットになって
面白かった。何か蟻の行列のようだった。

 

次の2枚は、部屋の前からけやきとメタセコイアの紅葉を撮ったもの。朝日を浴びて綺麗だった。

今年は余り出歩かないので、唯一の紅葉写真になった。

 

晩秋の新宿御苑と新宿のイルミネーション

12月10日に晩秋の新宿御苑へ行った。この時期の御苑は紅葉とスイセンが良い。
新宿門前では、大イチョウとスイセンが出迎える。紅葉と黄葉の対比が美しい。

苑内に入り、日本庭園に向かう途中にイチョウの黄葉とカエデの紅葉が見られた。カエデは紅葉の
進行中で、薄い黄色から真っ赤な色への変化が見られて面白い。池の周囲にはカエデが多くあり、
真っ赤に紅葉した物も多くあり、池に映る紅葉も素晴らしい。旧御凉亭の周囲も素晴らしい。

 

芝生広場に行くと、メタセコイアが色づいて素晴らしい景色となっていた。そして、モミジ山の
紅葉はまだ少し早く、緑が多かったのは残念だった。そこから下の池の反対に行くと、そこからの
眺めも素晴らしいものがある。池に映るモミジやメタセコイアは、いつ来ても素晴らしい。また、
そこに咲くスイセン(ペーパーホワイト)とモミジのコラボは何とも言えない。

 

そこからフランス式庭園に行った。プラタナスの並木は葉がすっかり落ちていた。バラ花壇では、
秋バラがまだ咲き残っていて、美しい姿を見せていた。

 

そして、玉藻池に行ったが、そこにはいつものように多くのカモが泳いでいた。紅葉は水面に
映って美しい。ドウダンの真っ赤な紅葉も素晴らしい。

その後、新宿門に向かったが、途中には満開のヒマラヤ桜やジュウガツザクラがあって、とても
素晴らしかった。また、ギボシの鮮やかな黄葉には驚いた。そして、咲き残ったツワブキやスイセン
を見ながら歩を進めた。

新宿門が近くなると、多くのカエデの紅葉が素晴らしい。既に夕刻の閉門時間が近いので、大勢の
人が新宿門に向かって歩いていた。

新宿御苑を出た後、暫く時間を調整してから、新宿サザンテラスのイルミネーションを見に行った。
途中、タイムズスクエア前のイルミネーションを見た。上からぶら下がっているLEDがガラスに
写っているのと、向こうの駅やビル等が同時に見えて、不思議な光景だった。橋を渡るとサザンテラス
で、ここのイルミネーションも年々パワーアップしていて、見応えがあった。JR東日本本社前には、
スイカペンギンの飾りもあって楽しかった。

帰り道、大崎付近の目黒川冬の桜を撮って帰った。これも始めて何年か経つが、寂しい初冬の
風物詩になっている。我が家はすぐそこだ。

 

最近の年末は、どこへ行ってもイルミネーションが見られて、夜に出歩くのが楽しい。

 

信州の紅葉(2)

11月4日は信州の紅葉を目指して、上田方面に向かった。まずは北上して、角間渓谷に行った。
途中の山々が全山黄色く色付き、素晴らしかったので、車を止めて写真を撮った。そして角間
渓谷に着いたが、観光客の姿は無く、熊も出るらしいので、山に入るのは遠慮させてもらって、
角間温泉付近でお茶を濁した。何でも、その昔猿飛佐助が修行をした所だという。遊歩道の入口
が細くて急な石の階段になっていて、見るからに修行という感じで、恐れをなして入山は止めに
した。折角なので、付近の景色を写真に収めて、上田城に向かった。

上田城は、桜の季節に花見に訪れた所だ。 その時も素晴らしかったが、紅葉の季節もまた素晴ら
しい。イチョウの黄色とモミジの赤が際立っていた。特にお堀際のモミジは、水に映って美しい。
この日は快晴で、青空との対比も素晴らしく、紅葉の隙間から差す陽の光も紅葉を際立たせる。

   

また、テレビで放送していたけやき並木遊歩道も歩いた。丁度けやきの黄葉が見頃になっていて、
またモミジも見頃になって来ていたので、その競演は見事だった。そして桜の紅葉も素晴らしい。

上田城で遊んでいると、昼時になったので、向かいの蕎麦屋で信州そばを食べ、その後塩田平に
向かった。まず安楽寺に行って国宝の八角三重塔に参詣した。鎌倉時代の建立という事だが、
しっかりとした造りは見事と言うほかない。紅葉はそこそこで、参道前のモミジが素晴らしかった。
そこから近くの前山寺に行った。そこにも重文の三重塔がある。また、参道のドウダンの赤や、
イチョウの黄色が見事だった。そして参詣の人が銀杏を一生懸命拾って歩いていた。この寺の本堂
は茅葺で見事な造りだった。

 

参道の入り口付近にはお地蔵さんが3体立っていて、黄色いイチョウの下で陽を受けていた。
参道前には、たわわに実った柿の木があった。

ここから軽井沢に戻ったが、まだ時間が有ったので、軽井沢タリアセンに行った。塩沢湖を囲む
この公園には多くのミュージアムがあるが、夕方の閉園間近だったので、見る事が出来なかったのは
残念だった。湖周辺は紅葉に彩られ、水鳥の姿もあって心地良い時間を過ごしたが、時間も無くなって、早々に切り上げホテルへと戻った。

   

翌朝、ホテルの裏にある軽井沢白樺高原教会に立ち寄ってから、軽井沢おもちゃ王国に行き、大観覧車に乗った。たまたまホテルにこの観覧車から撮った写真のポスターを見て、来る事にしたのだが、
ここから見る景色は雄大で、周囲が真っ黄色になっている様は感動ものだ。この日は生憎と曇天で、
浅間山の雄姿が見えなかったのが、残念ではあった。おもちゃ王国という事で、園内にはダイヤブロックの大きな人形が置いてあった。

   

そこから旧軽井沢に向かったが、途中旧三笠ホテルに立ち寄った。残念ながらモミジは散ってしまっていた。そして、旧軽井沢のショッピング街を散策した。そして、外れにあるショウハウス迄行って
からショッピング街を戻った。この辺りは丁度紅葉の見頃で、真っ赤なモミジが至る所で見られた。
見晴台へ行くバスも走っていた。また、斬新なホテルや古い写真館が、違和感なく通りに面して建っているのも素晴らしい。

  

帰り際に、ジャムを買ってから、高いコーヒーを飲んで、新幹線で東京に戻った。

信州の紅葉(軽井沢)

11月3日~5日に、信州の紅葉を見に出掛けた。3日は軽井沢の観光地を見て歩いた。最初に有名処
の雲場池に行った。連休の終わりの日だったが、流石に非常に大勢の人が訪れていた。紅葉はと言えば、池の両脇にある主役の紅葉は大分葉が落ちてしまっていた。どうも急激に紅葉が進行したようだ。それでも池の淵にあるドウダンは、真っ赤になっていて素晴らしい。周辺には、モミジが素晴らしく真っ赤になっているのも多くあって、池の周囲の散策は素晴らしかった。

   

雲場池から雲場池駐車場へ歩く間にも、紅葉の景色が見られた。

 

その後、旧碓氷峠見晴台へと向かった。見晴台からは、浅間山や妙義荒船の山々が見渡せ、素晴らしい眺めだった。山肌は一面黄葉で埋まり、木々が横からの光でもこもこに見えて可愛らしく見える。
そして、赤い実は何だろうか、光っていて一寸恐い。

  

その後、ホテルに向かう途中で、白糸の滝に立ち寄った。紅葉はすっかり終わっていて、落ち葉だけを見る事になった。

そしてこれも途中にある鬼押し出しに立ち寄った。もう閉園直前で暗くなりかけていて、溶岩が余計におどろおどろしく見えた。浅間山も直前に多少の雪を被って見えたが、残念ながら頂上付近は雲を
被っていた。丁度日没になって、夕景が美しかった。また、一円玉飾りの溶岩や、鬼の置物も面白かった。そこから、ホテルに急ぎ向かった。

  

翌日、翌々日は次回とする。

華厳の滝と中禅寺湖の紅葉

10月20日に、華厳の滝と中禅寺湖の紅葉狩りに出掛けた。まずは日光宇都宮道路から第2いろは坂
を登り、華厳の滝に行った。朝早かった為エレベーターが動いておらず、暫く上から滝を眺める事と
なった。滝は水量が豊富で、迫力満点だった。紅葉もまずまずで、滝の眺めは素晴らしかった。8:00
にエレベーターが動き出し、一番で観瀑台に降りた。降りるとすぐに華厳渓谷の流れが目に入った。
そして右手を見ると、華厳の滝の迫力ある姿が!滝壺では、流れ落ちる飛沫で虹ができてとても美しい。
周辺の山々の紅葉も素晴らしい。実は、観瀑台に出た途端に、川向こうの崖が崩れて、大きな岩が
大きな音を立ててバラバラ落ちるのを目撃したのです。その時は本当に肝を潰したが、こちらへの
影響は無く本当に良かった。

 

華厳の滝見物の後、また明知平に戻り、明智平ロープウェイで明知平展望台に行った。そこから
は華厳の滝・中禅寺湖・男体山・いろは坂等が良く見え、紅葉と相俟って素晴らしい景色だった。
反対側には、筑波山もうっすらと見る事が出来た。紅葉の丁度良い時期に来たようだ。

   

再びロープウェイに乗って下り、半月峠に向かった。目的は勿論八丁出島を見る事で、ここからは
中禅寺湖を俯瞰でき、特に紅葉の時期は素晴らしい眺めだ。八丁出島全体を見る事が出来ないのが
残念だが、ここの紅葉の素晴らしさの一端は見る事が出来た。丁度ヨットがいたのも趣があった。
遠くには、戦場ヶ原も見る事が出来た。

ひとしきり眺めた後、今度は中禅寺湖機船に乗り、中禅寺湖を1時間掛けて一周した。まだ日差しが
有ったので、一寸寒かったが2階で写真を撮りまくった。所々に赤い紅葉が見られ、赤・黄・緑の色が
混ざり合って、素晴らしい眺めだった。これまで何度も中禅寺湖を訪れているが、遊覧船に乗ったのは
初めてで、紅葉の時期という事もあって、とても良い体験だった。また、男体山を色々な角度から見た
のも新鮮だった。この1時間、ずっと紅葉を眺めて、中禅寺湖の紅葉を堪能した。

途中、竜頭の滝もはっきり見る事が出来たし、その上の戦場ヶ原も確認出来た。また、カヌーで
優雅に紅葉狩りをしているグループもいた。

いよいよ八丁出島に差し掛かり、ここの紅葉を真近に見られて、とても幸せな気分になった。
上から見るような半島の姿は無いが、赤・黄・緑の色に色の濃い薄いも入り、湖水の青も入って
息を呑むような素晴らしさだ。残念だったのは、船が止まる事無く進むので、落ち着いて感傷に
浸る事が出来なかった事だ。

  

八丁出島から離れると、やっと全体を見る事が出来た。この頃になると曇り空になり、どんより
とした天気になってきた。

 

そして間もなく、紅葉散歩で人気のイタリア大使館別荘が見えてきた。船から見たので、わざわざ
散歩する必要も無いようだ。遊覧船発着所に近くなると、スワンボートを漕ぐ姿もあった。

 

やっと昼時になったので、レストランと思って前まで行くと、長蛇の列だった。仕方なく竜頭の滝
迄行って、茶屋でお昼を食べたが、丁度その頃雨が降り出した。早々に引き揚げて湯滝に向かったが、
今度は駐車待ちの長蛇の列。已む無くパスして湯の湖に向かった。

 

湯の湖に着くと雨はますますひどくなったので、その辺の写真を取り敢えず撮って、お茶を濁した。
この日は雨の予定が無く、傘も持たなかったので、已む無く引き返して帰路についた。

  

今回は、いつも通り過ぎていた華厳の滝エレベーターや明知平ロープウェイ、中禅寺湖機船に乗り、
中禅寺湖周辺を満喫した旅が出来て、とても良かった。

皇居東御苑の紅葉

 11月30日に皇居東御苑の紅葉を見に行った。大手門から入苑してすぐ、二の丸池に向かった。途中にも紅葉
した木があったが、池の周辺の紅葉は池に反射して美しい。



 池にはひれの長い鯉が、悠然と泳いでいた。また、奥の方には、真っ赤に紅葉した大きなカエデがあり、陽を
受けて美しかった。諏訪の茶屋前や雑木林でも、大きな紅葉した木が見られた。



 そこから梅林坂を通って、天守台へと向かった。その途中にも真っ赤に染まったカエデやハゼノキがあった。
天守台を過ぎた富士見多聞の前にも大きなカエデがあり、陽を受けて異様に光っていた。向かいのケヤキの
芝生には、真っ赤なドウダンツツジがあり、ジュウガツザクラも可憐に咲いていた。




 本丸休憩所裏の展望台入り口には、満開のサザンカが咲いていた。そこから百人番所へ戻ったが、手前には
実を付けたハゼノキがあり、石垣の上には、丸い形の木が黄色くなっていて面白かった。その先の大手休憩所
前には紅葉したウチワカエデが見られた。また、タイワンホトトギスの実だろうか、沢山光ってぶら下がっている
のが面白かった。




 東御苑を後にして、お堀端を歩いた。丁度イチョウ並木の黄葉が綺麗になっていて、お堀にも映って素晴らし
かった。石垣に這うツタの黄葉も面白い。歩いているとビルの中にシャンデリアが見えたので、それに釣られて
ビルに入った。明治安田生命のクリスマス飾りだった。


 大崎に戻ると、もう既に薄暗くなっていて、『目黒川みんなのイルミネーション2013』(”冬の桜”)が既に点灯
していたので、撮影した。この時期は、紅葉見物のクルーズもやってくる。

 毎年見るイルミネーションだが、これが始まると何となく気分が浮き浮きしてくる。

紅葉の殿ヶ谷戸庭園

 大田黒公園から、足を伸ばして国分寺殿ヶ谷戸庭園へ行った。ここは武蔵野の雰囲気を生かした良い所だ。
特に紅葉の季節は素晴らしい。国分寺駅から徒歩2分と便利なせいか、多くの人が訪れていた。
 紅葉が見頃とあったが、まさに見頃だった。入って直ぐ右回りに紅葉亭に向かった。本館裏手には柿がたわわ
になっていた。そして、紅葉亭脇から眺めた次郎弁天池と紅葉も素晴らしい。また、裏の鹿おどしから池へと流れ
になっている。池の脇では、多くのツワブキが黄色い花を咲かせていて、笹と紅葉とコラボしている。池に落ちた
カエデや松葉も面白い。





 池の裏に廻ると、山の上に真っ赤な紅葉が見えてきた。歩いて行くと、真っ赤な紅葉も多いが、赤、黄、緑
が織り混ざった木もあり、それもまた美しい。更に行った上でも、真っ赤な紅葉が美しい。




 庭園の奥には萩のトンネルがあり、葉が黄色くなっていた。反対側には、赤い木の実と紅葉のコラボがあった。

 そこから花木園の脇を下って行った所に、真っ黄色になったカエデがあり、先が赤くなって面白かった。
その先には竹林があり、竹と紅葉のコラボが面白い。そして、真っ赤なカエデ。やはりこの真っ赤なカエデは
紅葉狩りの醍醐味に違いない。



 更に歩くと、次郎弁天池に戻った。そして、紅葉亭脇を通って、本館前に出た。そこは最初に入った時の景色。
松の雪吊りに赤い野点傘が紅葉の赤に花を添える。大芝生の先には、山の上の紅葉が美しく映える。



 振り返って入り口の方へ目をやると、真っ黄色な銀杏が目に入り、紅葉とのコラボが素晴らしい。陽を受けた
銀杏の黄色が鮮やかだった。

 ここは岩崎家の跡地を公園にしたもので、今年、国指定名勝になったという事だ。紅葉の季節は本当に素晴ら
しい所だ。

紅葉の大田黒公園

 11月27日、穏やかな晴天に誘われて、かねてから行きたかった紅葉の大田黒公園に行ってきた。荻窪
から徒歩で7分程で、10時過ぎにのんびり出掛けた。子供の頃よく名前を聞いた、音楽評論家の大田黒元雄
氏の屋敷跡という事だった。どこを見渡しても紅葉の赤で、写真は殆どが赤い紅葉となってしまった。
 公園入り口の門をくぐると、参道の様になっていて、石畳の歩道に黄色くなった銀杏並木が出迎えてくれた。
その先には趣のある門があり、中の庭園が外から真っ赤になって見えていた。 

 中に入ると、庭園は紅葉真っ盛りで、どちらを向いても真っ赤になっている。何とも見事な景色だ。特に池に
映るモミジの赤は素晴らしい。池の周りを歩きながら、様々な角度で写真を撮った。





 中でも池の水面一杯に、モミジが映り込む様子は素晴らしかった。池への流れにも赤が映り込んでいた。
入り口の方を見ると、門や銀杏並木の黄色、周りの紅葉が見事に調和している。



 池の中を覗くと、緑の藻が付いた石の上を、白い鯉が悠然と泳いでいた。池には鴨もいて、赤い水面の上に
乗って波の輪を作っていた。また、陽の光に透けたモミジの葉も美しい。


 庭園の一角には大田黒邸のアトリエが保存されていて、紅葉の中にピンクの建物が見え隠れしている。周りの
モミジも見事に真っ赤になっていた。




 庭園の奥の方を見ると、池にある東屋が見渡せ、周りの紅葉と相俟って大変美しい。芝生は立入り禁止で、
雑然としていないのも良い。暫く周辺の紅葉を鑑賞してから門を出て、公園入り口から振り返って銀杏の並木
を撮影した。



 公園は杉並区立で入場は無料だった。そう広くはないが、紅葉の季節でもあり、本当に素晴らしかった。

紅葉初期の六義園

 旧古河庭園に行った後、小松庵に寄ってから、紅葉初期の六義園に行った。この時期の六義園はカエデの
紅葉には一寸早いが、ハゼの紅葉が見たくて行った。ここにはハゼの大木が何本もあり、紅葉の時期は本当に
素晴らしく、大好きなので毎年のように来てしまう。
 紅葉には早いと言いながら、大泉水の周りは結構紅葉していた。入って直ぐの所には、菊の懸崖の展示が
あった。いつもながらよく作っていると感心してしまう。


 入り口近くを暫く見てから、大泉水沿いに歩くと、お目当てのハゼの大木がススキ越しに見えてきた。付近には
白いサザンカも可憐に咲いていた。


 いよいよお目当てのハゼの大木に来たが、何時もながら見事だ。自分としては下から見上げるのが一番
好きだ。葉の付き方が何とも素晴らしい。

 中の島の田鶴橋ともみじの景色も良い。後方の赤はハゼの木だ。松の雪吊りも風情があって良いが、これは
東京辺りでは実用というよりか飾りだろうか。藤代峠からは大泉水が俯瞰できる。吹上茶屋前のツゲの赤も良い。


 中の島に舫う小舟も風情がある。丁度水鳥が向かって来ていて、紅葉も背景に見えて素晴らしかった。
蓬莱島には白い鷺が来ていた。その反対側から見る吹上茶屋の風景も悪くない。

 ここまで来て、カメラのバッテリー切れと相成ったので、つつじ茶屋方面はカットして、やむなく帰途についた。

バラと紅葉の旧古河庭園

 9月20日にバラ紅葉旧古河庭園を訪れた。秋バラは終わりかけだったが、紅葉は素晴らしい
状況だった。それ程人は多くなかったが、バスツアーの人も来ていた。
 バラと真っ赤な紅葉の組み合わせもなかなか面白い。ベルベットのようなバラの花は洋館にぴったりだ。

 バラ園から心字池に向かう。紅葉も、まだ赤く成り切らないで、赤、黄色、緑が入り混じったのが好きだ。
池の向かいのハゼが紅葉して、池に映っているのも見事だ。




 庭園の彼方此方に灯籠があり、回遊時のアクセントになっていて飽きさせない。中でもこの雪見灯籠は
立派な物で、この庭園の重要な位置を占めている。勿論真っ赤な紅葉も素晴らしい。

 池を半周した所には、ツワブキが沢山咲いている。 丸い葉と笹に黄色い花の取り合わせが素晴らしい。
池の方を見ると、紅葉が池に映って美しい。また、ハゼの紅葉も素晴らしい。


 池を回り終わる近くに茶室があり、裏をぐるっと廻る事が出来る。そこの紅葉もなかなか素晴らしかった。


 茶室から下って再び池を見渡すと、紅葉が池に映って素晴らしい風景があった。 池の縁を暫く歩いてから、
展望台に向かった。



 展望台からは心字池の全貌が見渡せて素晴らしい。また、周りの紅葉した紅葉も素晴らしい。帰りがけに
ユッカの花と桜の紅葉を撮った。


 この庭園には、バラが良い時に来る事が多いが、その時期は大体紅葉には早い事が多い。今回は、紅葉が
見頃の時期で、紅葉狩りには絶好だった。