アイスランド紀行(4日目)
ホプンから少し戻った所に、ヴァトナヨークトル氷河のヨークルサルロン氷河湖がある。この日は、
水陸両用車で氷河湖のクルーズをした。乗船前に、岸から氷河湖を眺めていると、アザラシが目の
前を泳いでいった。実は、氷河湖は海と直結しているので、海水の流入と共にやってくるらしい。
氷河や流氷の様子もじっくり見る事が出来た。また、流氷の間を進むクルーズ船の様子も分かった。
いよいよクルーズ船に乗り込んだ。ツアーのガイドは何とドイツ人で、アルバイトで来ているとの
事だった。氷河はとてつもなく大きく、何と国土の8%を占めている。見えているのはほんの少し
だ。夏の間、その氷河が溶けて海に流れ出る。既に秋なので、流氷の数も少ない。
クルーズ後、海側の河口に移動した。そこは、ダイアモンド海岸と呼ばれ、波に打ち上げられた
氷河のかけらが、陽にキラキラと輝くのが見られるらしい。その名残は見られたが、氷の塊は
パラパラとしか見られなかった。海辺では、水鳥が遊んでいた。
前日、スケジュールを前倒ししたお陰で、もう一つの氷河を見る事が出来た。スヴィナフェットル
ヨークトル氷河で、ヨークルサルロン氷河湖の直ぐ側にある。そこにも小さな氷河湖があり、人も
少なく落ち着いた雰囲気で良かった。この氷河も、ヴァトナヨークトル氷河の枝の一つで、流氷も
変わった形が多く素晴らしい眺めだった。
観光後、エイイルススタジールのホテルへと向かった。途中、バスの車窓から、この地方独特の
風景を写真に撮った。また、休憩に立ち寄った、小さな漁港の風景もあったし、そこの野草も
綺麗だった。海には、養殖の生け簀も見られた。その後、バスは山間部に入ったが、山からは
幾筋もの滝が落ちていた。そして、紅葉した野生のブルーベリーが沢山見られた。
その夜は、ホテルの庭からオーロラを眺めた。大規模な物は見られなかったが、そこそこ満足
して、ベッドに入った。
アイスランド紀行(3)に続く