2018の彼岸花

一寸時機も失したが、2018の彼岸花を掲載する。
まずは、少し早めの小石川後楽園の彼岸花。早いので、花はとても綺麗だ。蓮の実や小学生が
作る案山子も面白い。花の数が少ないのは残念だが、それなりに楽しんだ。内庭では、スイレンが
沢山咲いている。三匹の亀も面白かった。戻る途中の流れでは、カモが目の前でしきりと何かを
ついばんでいて、可愛らしかった。


 




次は、街中の彼岸花や草花。

 

そして、洗足池にも行ってみた。池をぐるっと一周したが、途中でサギとも出会った。水生植物の
ビオトープもあり、コウホネの花も咲いていた。所々に彼岸花も咲いていて、白い彼岸花もあり、
陽に輝いて素晴らしかった。ピンクがかった花も見られた。ほかにも、色々な花が咲いていた。
洗足池には、特に彼岸花を見に行った訳ではないが、時期的に彼岸花が見られて良かった。




 

この日は日差しが強く、汗ばむ陽気だったので、帰りに入り口脇の喫茶店で、アイスクリームを
食べたが、たまにはこんなのもありかな、という気分に浸ってから家路についた。

アイスランド紀行(5)

アイスランド紀行(7日目)
この日はレイキャビック市内観光を行った。最初に行ったのが、イマジンピースタワーが見える
港。一年の決まった日に、写真左端の円形の建物から、直上に光が発せられる。これをタワーと呼び、
一大イベントになっている。これは、オノ・ヨーコが世界平和を願って行っていると言う。
この港には、市内観光のバスも来ている。次に、ホフディハウスで、レーガンとゴルビーが会談し、
玄関で握手をした場所だ。市内を廻っていると、壁にペインティングがされているのをよく見る。
また、市街を見渡す丘に行くと、可愛らしい街の様子が良く見えた。そして、ペルトラン展望台に
行った。屋上からは、レイキャビックの市街が一望できる。中のトイレは溶岩色で真っ黒。屋外には
風変わりな人の彫像があった。

 
 
 
 

その後、ハトルグリムスキルキャ教会に行った。アークレイリ教会と同じく、サムエルソン
という建築家の設計だ。パイプオルガンをイメージしているらしい。教会内部にも、立派な
パイプオルガンがある。デザインは白が基調ですっきりとしている。そこから街を歩いたが、
通りから振り返ると、教会の威容が良く見える。通りには、建物アートが彼方此方に見られる。
また、歩行者天国の通りの入り口には、自転車型のゲートが設置してあって面白い。路面の
ハートマークの意味は、聞きそびれた。次に、国会議事堂に行った。こぢんまりとして、
飾らない建物だ。周囲や裏庭の花壇の植え込みも素晴らしい。


 
 
 
 

自由時間になり、買物後、アイスランドフィルの本拠地ハルパに行った。ガラス張りの斬新な
デザインで、とても気に入った。ホール内部には入れなかった。アイスランドフィルは、この秋
アシュケナージの指揮で、日本公演を行う。街を歩いていると、レンタル自転車を見掛けた。

 
 

市街観光後、その日のメインイベント、ブルーラグーン温泉に行った。この広大な温泉は、地熱
発電所の副産物を利用している。天然ではないが、のんびりできて良い。水着の着用が必要だ。
隣の発電所も良く見える。ここでは、石灰泥のパックが無料だ。また、中に飲み物のスタンドが
あり、私も写真を撮りながら、生ビールを飲んだ。



この施設に隣接して、溶岩の間にたまった池がある。石灰分が沈着して、面白い景色になって
いる。この日は、これでホテルに戻った。夜中にオーロラチャレンジも、出現がなかった。

 

(8日目)
いよいよ最後の日だ。オプションでレイキャネス半島観光に行った。バスからの景色は、何処迄も
溶岩だ。この景色も見納めだと思うと、一寸寂しい気もした。そんな事で、クリスヴィークという
地熱地帯に行った。ここも地獄のような所だ。そこの観光後、バスからの景色は苔むした溶岩。
こんな所にも休憩する店があり、人気のアイスクリームを売っていた。



 
 

最後の観光が、プレートの境界に架けられた橋。北米プレートとユーラシアンプレートをまたいで
架けられている。間の溝に下りて、橋を持ち上げるポーズの写真がインスタ映えだとか。当然
やってみた。そして、先の休憩地で、小さな教会をと馬の牧場を見た。馬の先の幽霊船が見える
だろうか。そこから少し先のレストランで、アイスランド最後の食事となった。外壁の絵が
とても可愛らしい。側には何かのオブジェもあった。

 
 
 

ここからケフラヴィーク空港迄は直ぐ近くで、そこから空路成田へ飛んで、ツアーは終わった。

(完)

アイスランド紀行(4)

アイスランド紀行(6日目)
この日は、早朝から朝焼けを見に出掛けた。場所は前日の夕日と同じ所で、方角は反対側だ。
羊達はもう朝食の最中だ。明るくなるに連れて、水面が光り輝いてくる。しかし、朝日の方向には
雲が多く、太陽が顔を出す事は無かった。それでも、日が昇るに連れて水面が赤くはなった。
景色を眺めていると、2羽の白鳥が丁度飛び立つところだった。そして、光芒が見えたところで
ホテルに戻った。




この日の最初の観光は、ゴーザフォスの滝だ。とても迫力があり素晴らしい。ここも水飛沫が
凄く、近くでは合羽が必須だ。ゴーザフォスとは”神々の滝”と言う意味で、伝承がある所だ。
岸壁は、ライチョウが棲み処としており、その姿を見る事が出来た。また、岸壁には面白い
造形が見られたが、理由は不明。水飛沫のせいで、水苔も沢山見られた。この滝は2段になって
おり、下流からは両方が見渡せる。



 

その後、第2の都市アークレイリへ向かう。海と山に挟まれて、とても美しい街だ。ここで昼食
を摂った後、ホエールウォッチングに向かった。途中、アークレイリ教会の前を通り、町並みを
見ながら港へと出た。


 

港にはホエールウォッチングの船が既に停泊していた。早速乗り込み出航した。最初の内はクジラ
の姿は無く、周りの景色を眺めるばかりだった。その内に船のガイドがクジラを発見し、やっと
ホエールウォッチングが始まった。潮吹きを見つけると、船は大急ぎでそちらの方向に向かう。
そして、目の前でクジラの姿を見る事になる。この日のクジラはザトウクジラで、何頭かいた
ようで、ガイドが尾を見て名前を呼んでいるには感心した。








ホエールウォッチング後、夕食までには時間があるとの事で、小高い丘の上から街を眺めたり、
街中を散策したりした。紅葉も綺麗だったし、丸い形のキノコも面白かった。


夕食後、アークレイリの飛行場からレイキャビックに飛び、レイキャビックのホテルに宿泊した。

アイスランド紀行(5)に続く

アイスランド紀行(3)

アイスランド紀行(5日目)
この日は、北部のミーヴァトン湖へと向かった。出発前、近くの湖の朝焼けを見に行った。ふと
空を見上げると、下弦の月がシルエットで素晴らしい。途中の牧場では、馬達が草を食んでいる。
湖に着くと、丁度日が出始める時で、うっすらと朝焼けになった。周辺のハゼノキは、赤い実を
沢山付けていて、一部紅葉もしていた。ホテルの脇には、冬期用のバギーが、ずらっと並んで
いた。そして、ミーヴァトン湖へと出発。車窓から、素晴らしい滝や氷河を頂いた美しい山を
見ながらバスは進み、途中の小さな村で休憩した。そこでは、小さな教会や伝統的な造りの建物
(ターフハウス)、農機具等を見る事ができた。建物の周りでは、野生のキツネ達が飼犬や仲間
と遊んでいた。







その後、ミーヴァトン湖周辺のダイヤモンドサークルと呼ばれる所に来た。始めに行ったのが、
ナウマフィアトラ山麓のクヴェリルと言う地熱地帯。日本で言う地獄だ。地中から熱水がぐつ
ぐつと湧き出ている所だ。湖面からは上がった所で、湖が良く見える。

 



次に行ったのが、グリョータギャウと言って、これもプレートの境界の所で、地球の割れ目だ。
周辺には花が咲いおり、ブルーベリーの実もなっていた。ここの岩の下にある洞窟は温泉になって
いるが、今は高温になってしまって入浴禁止だ。湖面には白鳥の姿もあった。

 

そこから、昼食のレレストランに行ったが、そこで面白い廃材利用のベンチオブジェを見た。
次に向かったのが、ディムボルギルで、溶岩が造った自然の造形だ。駐車場からのミーヴァトン湖
の眺めが良い。溶岩地帯の周回路を歩くと、穴の開いた大岩が目に入る。付近は紅葉した草木で
綺麗だ。一番の見所の岩には登る事が出来、穴でポーズを取るのが流儀の様だ。溶岩の間には、
日本のワタスゲやツガザクラのような花が咲いている。周囲は見渡す限り溶岩で、鬼押し出しを
思い起こす。





ダイヤモンドサークルを観光した後、ホテルにチェックインしてから、向かいのスクートゥ
スタージルを歩いた。ここには、偽クレーターと呼んでいるクレーター群があり、ミーヴァトン
湖の島々と相俟って素晴らしい眺めだ。このクレーター状の小山は、地下からの水蒸気に持ち上げ
られた後、陥没して生成されたと言う。なかなか珍しい風景だ。


その後、夕日を見にもう一度同じ所に出掛けた。すると、先程は見過ごした、水鳥や花、ヒツジ
が目に入った。少し先のクレーターに登って夕日を待っていると、だんだんと空が赤くなって、
素晴らしい景色を見る事ができた。






その夜、同じ所にオーロラを見に出掛けたが、生憎雲が多く、遠くの光を見ただけだった。

アイスランド紀行(4)に続く

アイスランド紀行(2)

アイスランド紀行(4日目)
ホプンから少し戻った所に、ヴァトナヨークトル氷河のヨークルサルロン氷河湖がある。この日は、
水陸両用車で氷河湖のクルーズをした。乗船前に、岸から氷河湖を眺めていると、アザラシが目の
前を泳いでいった。実は、氷河湖は海と直結しているので、海水の流入と共にやってくるらしい。
氷河や流氷の様子もじっくり見る事が出来た。また、流氷の間を進むクルーズ船の様子も分かった。

 

 
 

いよいよクルーズ船に乗り込んだ。ツアーのガイドは何とドイツ人で、アルバイトで来ているとの
事だった。氷河はとてつもなく大きく、何と国土の8%を占めている。見えているのはほんの少し
だ。夏の間、その氷河が溶けて海に流れ出る。既に秋なので、流氷の数も少ない。

 
 
 

 

クルーズ後、海側の河口に移動した。そこは、ダイアモンド海岸と呼ばれ、波に打ち上げられた
氷河のかけらが、陽にキラキラと輝くのが見られるらしい。その名残は見られたが、氷の塊は
パラパラとしか見られなかった。海辺では、水鳥が遊んでいた。


 

前日、スケジュールを前倒ししたお陰で、もう一つの氷河を見る事が出来た。スヴィナフェットル
ヨークトル氷河で、ヨークルサルロン氷河湖の直ぐ側にある。そこにも小さな氷河湖があり、人も
少なく落ち着いた雰囲気で良かった。この氷河も、ヴァトナヨークトル氷河の枝の一つで、流氷も
変わった形が多く素晴らしい眺めだった。

 

 

観光後、エイイルススタジールのホテルへと向かった。途中、バスの車窓から、この地方独特の
風景を写真に撮った。また、休憩に立ち寄った、小さな漁港の風景もあったし、そこの野草も
綺麗だった。海には、養殖の生け簀も見られた。その後、バスは山間部に入ったが、山からは
幾筋もの滝が落ちていた。そして、紅葉した野生のブルーベリーが沢山見られた。

 

 
 

その夜は、ホテルの庭からオーロラを眺めた。大規模な物は見られなかったが、そこそこ満足
して、ベッドに入った。


 
 

アイスランド紀行(3)に続く

アイスランド紀行(1)

9月3日~9月11日にかけて、アイスランド周遊のツアーに参加した。

(1日目)
JALの直行便で、成田からレイキャビック近郊のケフラヴィークへの約12時間のフライトで、
アイスランドに到着した。空港のバッゲージクレイムでは、天井から突き出たパフィンに出迎え
られた。その夜は雨模様で、オーロラチャンスは無かった。

(2日目)
翌朝、フリードヘイマルの地熱栽培のトマトを見学した。この辺りは地熱地帯で、温水はただで
使え、地熱発電の電気も安価なので、温室栽培に向いているとの事だ。この国では、路地で栽培
されているのは殆ど見掛けない。トマトの花は、ミツバチを飼って受粉させている。


その後、ゴールデンサークルへと向かった。最初に、グトルフォスの滝へ行った。雄大な風景と
物凄い水しぶきに圧倒される。更に雨も重なり、びっしょりになった。はなから雨合羽着用の
所ではあった。戻る道すがら、花を見掛けて写真を撮った。



次に向かったのが、ストロックル間欠泉。規模が小さいので、その分頻繁に吹き上がる。

 

その次に、シンクヴェトリル国立公園の地球の割れ目”ギャウ”。この国には、南北にプレートの
境界が走っている。ユーラシアンプレートとノースアメリカンプレートの境目で、約年2.5㎝ずつ
離れているらしい。その分、国土が広がっているのだとか。そして、その先の平原では、世界最古の
民主議会が開かれた。



ゴールデンサークル観光後、アイスランド南部のへトラのホテルへと向かったが、車窓からの
眺めも素晴らしかった。その夜は、雲の合間になんとかオーロラを見る事が出来た。



(3日目)
アイスランド南海岸観光へと向かった。車窓から、ヘクラ山やラーキ山を眺めながら、セリャラン
トスフォスの滝に着いた。この滝は、裏見の滝として有名だ。裏へ廻ると、素晴らしい景色だ。
ただし、物凄い水飛沫で、写真を撮るのも大変だ。




次に向かったのが、スコゥガフォスの滝だ。途中の車窓では、典型的な山や農村の風景を見た。
スコゥガフォスの滝に着くと、沢山の観光客がいた。滝の手前には、水飛沫による虹が見られ、
とても綺麗だ。滝の威容もとても素晴らしい。崖にはアホウドリが巣作りをしていた。また、崖の上
には、ヒツジが悠然と立っていた。滝の上に行く山道があり、見晴台にも上がってみた。
滝の上からの眺めも迫力満点だ。また、海へと続く川の流れも見渡せて素晴らしい。下る途中には、
草に飛沫が着いて、キラキラ光っているのが見られて、面白かった。滝の麓では、牛達が寝そべって
いる。野草も彼方此方に綺麗に咲いている。その後、滝が見渡せるレストランで、昼食にラムの
ステーキを食べたが、なかなか美味しかった。








次に、レイニスフィヤトラに行った。ここは、溶岩が細かくなった、黒い砂の海岸で、柱状節理が
良く見られる所だ。海中には奇岩も多く見られ、とても素晴らしい。柱状節理は目の前で見られ、
六角柱の集合がはっきり見られるのが面白い。アホウドリも沢山飛んでおり、帰りそびれたパフィン
も、数羽見られたが、残念ながら写真には収まらなかった。




 

そこから暫く走って、ドゥベルガムラに行った。”小人の岩”と言う柱状節理の所で、小人伝説
がある所だ。近くには滝も見えている。岩には草が生えていて、陽の光に光ってとても綺麗だった
が、写真では判りづらいかも。その後、スヴァルティフォスの滝に行った。何れも、次の日の行程
だが、行程的に都合が良いのでこの日になった。滝までは1時間程山道を登ったが、柱状節理を
流れ落ちる滝は、苦しんで見に来る価値はあった。右手のほど近くには、氷河が広がっていた。
山道には野草が色々咲いていたが、紫のフウロは特に可愛らしかった。疲れてホプンのホテルに
着くと、遠くに光の帯が見えて素晴らしかった。この夜は、オーロラは見えなかった。





アイスランド紀行(2)に続く

門司・錦帯橋・宮島・津和野ほか

山口県方面の観光 3日目(6月5日)
この日から生憎と梅雨入りとなってしまったので、門司港レトロの散策の予定を変更して、門司港内の
クルーズ船に乗船した。クルーズ船乗り場迄歩いたので、門司港レトロの雰囲気は味わえた。
ごく短い時間のクルーズだったが、関門橋であったり、巌流島を見る事が出来て良かった。写真では、
遠いので巌流島は良く分からないかも。また、白い大きなクルーズ船が停泊していたが、何でも、
ロシアの億万長者の船だとか。港に戻り、バスに戻る途中には、バナナが2本立っていた。これは、
門司がバナナの叩き売りの発祥地である事を宣伝しているらしい。そして、跳ね橋があって、丁度
跳ね上がるところを見る事が出来た。




そして、再び山口に入り、瑠璃光寺に向かった。瑠璃光寺に着くと、既に昼になって、山口名物の
瓦そばを食べる事が出来た。文字通り、瓦の上にそばを乗せて、肉と焼く物で、ここならではの
珍しい食べ物だった。その後、雨が降りしきる中、瑠璃光寺の境内を歩いたが、晴れの日にゆっくり
と見て歩きたい所であった。



瑠璃光寺観光後、バスは一路錦帯橋へと向かった。ここでも、降りしきる雨の中傘を差しての散策
となった。橋を渡った所は吉香公園になっていて、岩国城に登る事も出来る。残念ながら時間が無い
ので、直ぐにとって返してバスに戻った。


次は、宮島口に行き、フェリーで厳島神社に行った。神社に着くと、引き潮で、神社の周りには
水が無くなっていた。雨の中、修学旅行生や外国人が、大勢訪れていた。社殿を廻りながら、
清盛の時代に思いを馳せてみた。能楽堂では、清盛が能を愛でた事だろう。






宮島はしゃもじで有名な所と言う事で、巨大なしゃもじが飾られていた。また、鹿も多く見られ、
昼間は街に出て、夜は山に帰るらしい。この日は雨だったので、鹿達も軒を借りて、雨宿りしていた。
もみじ饅頭の店で土産を買った後、フェリーで戻り、広島市内のホテルに宿泊した。ホテルからは
湾内の景色が素晴らしかった。ロビーも開放的で素晴らしい。


4日目
朝一番に、原爆ドームと平和記念公園を訪れた。公園にある原爆の子の像前では、近所の学校の
生徒達が、歌と演奏を捧げていた。何かの記念日らしかった。また、資料館本館は改修工事中
だったが、東館にはオバマ前大統領の折り鶴が展示してあった。前庭では、大きな白いキョウチク
トウが見事に咲いていた。



その後、バスは津和野に向かった。殿町に入ると、観光案内人の先導で、森鴎外旧宅等を見て歩いた。
そして、しまね和牛の昼食後、太皷谷稲荷神社に行き、壮麗な参道の朱の鳥居を見学した。神社の
境内からは津和野の街が見下ろせ、丁度山口線の列車が走る所を見る事が出来た。街の人家の屋根は、
やはり茶色の瓦葺きが多かった。


鳥居を見学した後、いよいよ津和野の街に入った。白壁になまこ壁の町並みは素晴らしい。そして、
路傍の水路には沢山の錦鯉。津和野の人気の風景だ。また、津和野カトリック教会もあって、内部の
畳の床が珍しい。教会の悲しい成り立ちも知り、歴史を感じた。通りに面した屋敷の屋根もじっくり
見る事が出来、しゃちほこもはっきりと確認できた。蔵元も多く、地酒を買い求める人も見られた。
また、津和野町日本遺産センターでは、津和野の成り立ちが展示されていて、津和野に伝わる鶴舞
関連の展示もあり、興味深かった。







今回の観光日程はここまでで、萩・石見空港から羽田への帰路に付いた。
(完)

クロアチア紀行(2)

クロアチア紀行(2)

(4日目)
オパティアのホテルを出発して、約400km離れた世界遺産のトロギールに向かった。途中、車窓から
古城も見えた。また、トイレ休憩のカフェには、オーナーの趣味だという動物の剥製が置いてあった。
少し先に、アドリア海に注ぐ河口が見え、石灰岩を切り開く荒涼とした景色があった。途中、観光も
しないまま昼食となったが、レストランへ行く途中の建物の壁にある花飾りが素晴らしい。レストラン
の前にもバラなどがあり、赤いスペイン瓦に映えていた。レストラン迄は港の脇を歩いたが、観光船
や港の上に架かる橋の風景も良かった。

 

 

トロギールは旧市街地全体が世界遺産になっている島にあり、市街地内は生活感に溢れている。
中心は聖ロブロ大聖堂で、恐ろしい鐘楼に登ると、街の景色が一望に見渡せた。

 
 
 

次に向かったのはスプリットで、ここも世界遺産に登録されている。ここには、ローマ皇帝ディオ
クレティアヌスの宮殿があり、宮殿そのものが市街地となった所だ。巨大な建物内部が生活空間と
なっており、ほかでは見られない光景だ。一度は廃墟となった所を、整備したという事だ。中心に
ある鐘楼がシンボルとなっており、登る事が出来るが、かなり高いのでやめた。中のドームの遺跡
では、クラパという男声コーラスがアカペラを聴かせてくれる。記念にCDを購入した。宮殿の外
には聖人の像があり、その足を擦ると幸せが来ると伝えられている。周囲の市街地もなかなか雰囲気
があってとても良い。港には大小様々なクルーズ船が行き来していた。

 
 
 
 
 

 

(5日目)
いよいよドブロヴニクに向かった。約280kmの道のりで、車窓からは、石灰岩の山々や、ブドウ畑、
カキの養殖筏等が見られた。途中、ストンに寄り道して昼食となった。メニューは名物の小ぶりな生ガキ
で、その時は美味しく食べたが、後で大変な事になった。街の山には、外敵を防ぐ城壁が巡らされ、
往時の国盗り物語を偲ばせる。ドブロヴニクの新市街の港には大きなクルーズ船が来ていた。




ドブロヴニク旧市街に着くと、バスを降りて歩いて廻った。天気も乳母らしく、スルジ山も目の当たり
に見えた。ピレ門を通ると、城壁への登り口があり、オノフリオの噴水がある。そこでは、今でも水を
汲む事が出来る。そこから旧市街を散策した。土産物屋には面白い人形があった。途中、スポンザ宮殿
に寄ってから旧港に出た。







そこから、ロープウェイでスルジ山の展望台に上った。上から見る旧市街は素晴らしい眺めだ。
新市街も眺められ、その先の島々も見渡す事が出来た。



その後、歩いて下山した。途中には、色々な花が咲いていた。また、下りながら見る旧市街の眺めは
場所場所で違っていて、飽きる事が無い。街全体の様子が手を取るように分かり、屋根の赤い絨毯が
とても素晴らしい。沢山のクルーズ船やカヌーの練習風景も見えて面白い。







 

もうすぐ下りきると言う所に、面白い花の種を見つけた。また、道路の階段なりにテーブルを置いた
洒落たレストランもあった。旧市街に戻って、ホッとして建物を見上げた。道路の雨水溝には、黒い
猫が日向ぼっこをしていた。


クロアチア紀行(3)に続く。

タスマニア紀行(3)

タスマニア紀行(3) ※リンク動画は開くのに時間がかかり、MP4用のソフトも必要です。

翌15日朝、部屋から池を見ると、なにやら水面を泳いだり潜ったりする物が。カモノハシだ。
水面を良く見ていないと、見過ごしてしまいそうだ。また、周辺では、ワラビーが食事中だ。
他にも飛べない鳥が雛を沢山連れて食事をしていた。木の芽やワラタも一際美しく見えた。


 

この日は、ダヴ湖一周ハイキングをした。ホテルからバスでダヴ湖迄行き、クレイドルマウンテン
を見ながらダヴ湖を巡るハイキングだ。歩き始めは微かに雲が掛かっていたが、歩いている内に
雲もすっかり無くなって、素晴らしい山の眺めになった。山の名前の由来は、形がゆりかごに
見えるからだそうだ。歩いている間にも、草花や木の花が彼方此方に見えて、本当に良い季節だ。
タスマニアの花や動物は、殆どが固有種で、その為外部からの持ち込みは大変厳しい。






岩に付いた苔も面白い。また、木の枝の先に付く花だか新芽だかも、様々な色や形で楽しめる。半周
に近づいた頃、水量は少ないが高さの高い滝が良く見えてくる。ワラタも彼方此方に咲いている。









この湖の水もタンニンで赤くなっている。その赤と青い水のコントラストも面白い。更に進むと、
滝が目の前に迫ってくるようだ。途中、トカゲも現れた。ガイドはヘビだと言っていた。写真に
写っているもっこりした草がボタングラスで、この草がタンニンを多く出すので水が赤くなる。


 
 


一周が終わりかけた所にボート小屋がある。これも昔使われていた小屋で、風景のアクセントに
なっている。そして、2時間のハイキングは終わり、再びホテルへと戻った。


ホテル前でワラタを撮っていると、ウォンバットが草を食べながら歩いて歩いてきた。夜行性だと
思っていたが、昼間に目の前に現れて嬉しいやらびっくりするやら。



※参考までに動画のリンクを記載する。
http://bellmak.net/mak/images/1.Animal.mp4

昼食後、キングビリートラックウォーキングに参加した。鬱蒼とした原生林を行くと、樹齢
1500年という杉の木がある。高すぎて、広角レンズでも全貌は捕らえられなかった。トレイル
を一周して再びホテルへと戻り、引き続き滝を見に行くウォークに参加した。



滝そのものは小さいが、往復の自然を堪能した。途中に、ワラビーの親子も見る事が出来た。
ここの水もやはり赤かった。



その後、タスマニアン・デビル観察ツアーに出掛けた。現在、付近のデビルはこのセンターに集め
られ、野生で見る事は殆ど出来ないらしい。それと言うのも、病気の蔓延で絶滅が危惧されていて、
保護の為にここに集められているからだ。このセンターでは、クオールも飼育されていて、餌遣り
の時に、餌を取り合う様は怖い位で、姿の可愛らしさとのギャップが凄い。



※参考までに動画のリンクを記載する。
http://bellmak.net/mak/images/2.Devil.mp4

ツアー終了後にホテルで夕食となった。夕食後池を見ると、飛べない鳥が子連れで泳いでいて、
可愛らしかった。また、池の中の島にある木がライトアップされて、幻想的で素晴らしかった。
そうこうする内に、星空ツアーが始まり、南十字星を見に行ったが、暗くなりかけた空にやっと
南十字星を見つける事が出来た。写真は手持ちで撮った物で、中央左寄りにやっと見えるかな?
その後、部屋の側に行くと、ポッサムと思しき動物が、ワラタの蜜を吸いに来ている姿があった。



翌16日は、今回の観光最終日となる。早朝目が覚めると、池には朝霧が立ち込め、素晴らしい
雰囲気となった。池を眺めていると、カモノハシが泳ぐのが見られた。(下左の写真で中央やや
左寄り)朝食に部屋から出ると、ワラビーが親子で戯れていて、微笑ましく眺めていた。また、
池の朝の景色も素晴らしい。





※参考までに動画のリンクを記載する。
http://bellmak.net/mak/images/6.Wallaby.mp4

次に続く。

行船公園の動物と花

連休中の4月30日に、江戸川区の行船公園へ行った。ここには、平成庭園と自然動物園とがある。
連休中かつ入場無料とあってか、家族連れで大賑わいだった。
東西線西葛西駅から暫く歩いて到着した。まずは自然動物園に入った。ごく小規模だが、色々な
小動物が飼われていて、触れ合いができる所もある。小さいだけあって、ごく近くに動物を見られる
ので、子供には人気があるようだ。中には自然の闖入者のアオサギも、動物園の鳥のように立って
いて、微笑えましかった。

 


 

小さい動物園を抜けて、平成庭園に行った。手前にある水生池には、沢山の亀がおり、菖蒲、睡蓮
も綺麗に咲いていた。

 

庭園には、大きな主池があり、子供たちが水に入って魚か何かを捕まえようとしていた。奥には、
つつじ亭というものがあり、近くにはツツジやアヤメ、シラン等が咲いていた。池の畔には、源心庵
とい和風建築があり、前庭にはモミジや灯籠があった。

 

 

それ程広くないので、あっという間に見終わって、駅の方に戻ったが、途中のマンションの庭に、
スズランが沢山咲いていたのには驚いた。また、街路樹のトチノキが綺麗な花を咲かせていた。

 

最近は、小規模な公園が沢山出来て、結構楽しませてくれてありがたい。