新宿御苑の遅い桜

  4月7日、ソメイヨシノが終わりかける新宿御苑に、遅れて咲くを見に出掛けた。まだ少し花びらが残る桜の
木の下で、多くの人がシートを敷いてお花見をしていた。こちらは桜の花見は後にして、母と子の森に入った。
そこでは春の花が咲いていて、いつも見るラクショウの気根も健在だ。ちょっと先にはヤマザクラが咲いていた。
そこから上の池に出ると、ヤマブキの黄色が一番に目に入った。そして、真っ白な桜。橋を渡った向かいには、
濃いピンクのハナカイドウが咲いていて、とても綺麗だ。ヤエベニシダレやヤマブキとの組み合わせも良い。
近くにはソメイヨシノがまだ綺麗に咲いていた。






池沿いに行くと、シダレ桜や白い桜が見事に咲いていた。また、楽羽亭前のヤエベニシダレは見事だったし、
園内至る所に色々な種類の桜が見事に咲いていた。



桜を眺めていると、月の姿があったので、桜と撮ってみたが、小さくて良く分からないかも。中の池周囲の
桜は水に映った景色も素晴らしい。


そこから桜園地に行った。ソメイヨシノは終わりに近いが、大島桜は満開で、八重の種類は咲き始めという
状況だった。ピンクの透き通った花は一葉で、私の一押しだ。ピンクの濃い寒山はやっと咲き始めた所だ。
ほかにもいくつかの種類があった。風が吹くと花びらが散って、花吹雪が風情がある。






桜園地から下の池に向かったが、途中の桜も見事だ。下の池では、水面に桜の姿が反射して美しい。また、
そこにあるヤエベニシダレも見事で、落ちた花びらが木陰に敷き詰められているのも好きな光景だ。




レストハウス近くにはウコン、シロタエ(?)、大島桜、一葉、八重紅枝垂等が咲いていた。中の池対岸の
桜も素晴らしい眺めだ。残念なのはいつも楽しみにしていたハナモモガ伐採されて見られなかった事だ。




さらに新宿門方面に向かうと、池の側にヤエベニシダレやシロタエ(?)が満開だ。中央休憩時を左に見て斜面
を登ると、長州緋桜が赤みの強いピンクで満開だ。少し先にはかなり咲き揃った一葉が美しい花を付けていた。
その辺まで来ると、あと30分で閉門というアナウンスがあり、まだ見たい桜も残っていたが、家路に着いた。


桜の時期の新宿御苑は、人は多いけれど本当に楽しい所だ。帰り道で、追分団子を買って帰った。