門司・錦帯橋・宮島・津和野ほか

山口県方面の観光 3日目(6月5日)
この日から生憎と梅雨入りとなってしまったので、門司港レトロの散策の予定を変更して、門司港内の
クルーズ船に乗船した。クルーズ船乗り場迄歩いたので、門司港レトロの雰囲気は味わえた。
ごく短い時間のクルーズだったが、関門橋であったり、巌流島を見る事が出来て良かった。写真では、
遠いので巌流島は良く分からないかも。また、白い大きなクルーズ船が停泊していたが、何でも、
ロシアの億万長者の船だとか。港に戻り、バスに戻る途中には、バナナが2本立っていた。これは、
門司がバナナの叩き売りの発祥地である事を宣伝しているらしい。そして、跳ね橋があって、丁度
跳ね上がるところを見る事が出来た。




そして、再び山口に入り、瑠璃光寺に向かった。瑠璃光寺に着くと、既に昼になって、山口名物の
瓦そばを食べる事が出来た。文字通り、瓦の上にそばを乗せて、肉と焼く物で、ここならではの
珍しい食べ物だった。その後、雨が降りしきる中、瑠璃光寺の境内を歩いたが、晴れの日にゆっくり
と見て歩きたい所であった。



瑠璃光寺観光後、バスは一路錦帯橋へと向かった。ここでも、降りしきる雨の中傘を差しての散策
となった。橋を渡った所は吉香公園になっていて、岩国城に登る事も出来る。残念ながら時間が無い
ので、直ぐにとって返してバスに戻った。


次は、宮島口に行き、フェリーで厳島神社に行った。神社に着くと、引き潮で、神社の周りには
水が無くなっていた。雨の中、修学旅行生や外国人が、大勢訪れていた。社殿を廻りながら、
清盛の時代に思いを馳せてみた。能楽堂では、清盛が能を愛でた事だろう。






宮島はしゃもじで有名な所と言う事で、巨大なしゃもじが飾られていた。また、鹿も多く見られ、
昼間は街に出て、夜は山に帰るらしい。この日は雨だったので、鹿達も軒を借りて、雨宿りしていた。
もみじ饅頭の店で土産を買った後、フェリーで戻り、広島市内のホテルに宿泊した。ホテルからは
湾内の景色が素晴らしかった。ロビーも開放的で素晴らしい。


4日目
朝一番に、原爆ドームと平和記念公園を訪れた。公園にある原爆の子の像前では、近所の学校の
生徒達が、歌と演奏を捧げていた。何かの記念日らしかった。また、資料館本館は改修工事中
だったが、東館にはオバマ前大統領の折り鶴が展示してあった。前庭では、大きな白いキョウチク
トウが見事に咲いていた。



その後、バスは津和野に向かった。殿町に入ると、観光案内人の先導で、森鴎外旧宅等を見て歩いた。
そして、しまね和牛の昼食後、太皷谷稲荷神社に行き、壮麗な参道の朱の鳥居を見学した。神社の
境内からは津和野の街が見下ろせ、丁度山口線の列車が走る所を見る事が出来た。街の人家の屋根は、
やはり茶色の瓦葺きが多かった。


鳥居を見学した後、いよいよ津和野の街に入った。白壁になまこ壁の町並みは素晴らしい。そして、
路傍の水路には沢山の錦鯉。津和野の人気の風景だ。また、津和野カトリック教会もあって、内部の
畳の床が珍しい。教会の悲しい成り立ちも知り、歴史を感じた。通りに面した屋敷の屋根もじっくり
見る事が出来、しゃちほこもはっきりと確認できた。蔵元も多く、地酒を買い求める人も見られた。
また、津和野町日本遺産センターでは、津和野の成り立ちが展示されていて、津和野に伝わる鶴舞
関連の展示もあり、興味深かった。







今回の観光日程はここまでで、萩・石見空港から羽田への帰路に付いた。
(完)

萩・秋吉台・青海島・角島ほか

6月3日~6日にかけて、山口県方面の観光地を巡った。
1日目、山口・宇部空港に降り立ち、まず萩城下町に向かった。空港では、ふぐの大きな飾りが
迎えてくれた。そして、萩城下町を散策したが、幕末の志士に関わる所が多く、幕末のドラマを
見ている様だ。晋作ひろばには、高杉晋作の像が建っている。ガイドの話を聞きながら歩いたが、
夏みかんが名産になった理由が、下級武士の生活の為だったというのが、なるほどと面白かった。
萩と言えばなまこ壁で、これを見に来たようなものだが、それ程多くはなかった。何軒か藩士の
家も見て歩いた。




城下町を歩いた後、松下村塾と松陰神社に行った。大河ドラマで記憶にある光景だった。神社の
お札らしい小さな傘を、木にくくってあるのが面白かった。
その後、宿泊先の長門湯本温泉に向かった。夕食までの時間で、街を散策した。道路脇には、大きな
栗の花が沢山咲いていた。また、足湯があるというので、そこまで足をのばした。恋人の聖地の碑
の側に咲く花が綺麗だった。近くにはJR美祢線が走っていて、丁度列車の走るのを見られた。



2日目、青海島遊覧に向かった。クジラ型の遊覧船で、夫婦洞迄行って戻るコースだ。島の周囲は
断崖で、海蝕洞が沢山見られた。夫婦洞の前の海は、青く透明でとても綺麗だった。この日は波が
殆ど無いので、洞の中迄船の首を突っ込んでくれて、スリル満点だった。洞内には沢山のイワツバメが
生息していて、甲高い声で鳴くのが、洞内に響いていた。港に戻ると、クジラ船が潮を吹いた。




その後、島々を見渡せる千畳敷に行き、上からの眺めを楽しんだ。周辺には風力発電の風車が、
沢山設置されていた。また、黄色い花が辺り一面に咲いていた。

そこから、元乃隅稲荷神社に行った。近年人気の鳥居が並ぶ所だ。これが出来たのはつい最近の
ようで、歴史がある所ではないが、鳥居と周辺の景色が、絶妙にバランスして素晴らしい。


その後、秋吉台・秋芳洞に向かう。途中の民家の屋根が殆ど茶色の瓦なのは、近くの石見の瓦が、
良質で積雪対策にも適していたからと言う。また、棟瓦として、しゃちほこの形を使うのが、
ステイタスだったらしい。山口県には、この種の屋根が多い。そして、秋吉台。一見岩がごろごろ
しているだけに見えるが、これが典型的カルスト地形だ。


この付近の地底にあるのが、秋芳洞で、石灰岩が長い間に溶け出して出来た洞窟だ。中には、多数
の鍾乳石、石筍、石柱があり、石灰棚も生成されている。なかなか見事な物ではあるが、洞窟内は
薄暗く、スポット照明がもう少し多い方がより楽しめるのではと思った。

 


秋芳洞見学の後、角島大橋に行った。エメラルドの海の上に架かるこの橋は、何の変哲もないのに、
何故か素晴らしく見える。やはり、海の色のせいだろうか。その後、下関に行き、ふくの関で、
ふぐの会席の夕食となった。食後、八幡のスペースワールド前のホテルへと向かった。


 

スペースワールドは既に解体中で、何となく寂しい気がした。
3日目に続く。