秋の大崎の花と紅葉

もうすぐ今年も終わろうとしているが、今年は春以来まともに写真を撮っていない。撮るのはごく
近場で、何とか近くの大崎の秋を撮ってみた。目黑川沿いの桜は、紅葉もとても綺麗だ。ただ、今年
は冬の桜イルミネーションが中止で、寂しい限りだ。また、道路脇の植え込みやビルの植え込みには、
色々な花が咲いていて、目の保養になる。そして、街路樹のハナミズキは、秋になると赤い実が沢山
付き、葉も紅葉して素晴らしい。






あるビルの空地には、ジュウガツザクラが何本かあり、この時期に沢山の小さな花が咲く。全体的
には余り見栄えはしないが、花は可愛らしくて綺麗だ。ツワブキも黄色い花を沢山咲かせている。



目黑川には、水が綺麗なときは色々な水鳥がやって来て、結構楽しませてくれる。桜の紅葉の下
には、花筏ならぬ紅葉筏が出来て面白い。近くの花壇の花も綺麗に咲いている。



今年は旅行にも行けず、写真を撮る機会が少ないのが残念だ。

那須簑沢の彼岸花

茂木の彼岸花を見に行った翌日、10月3日の朝に、庭に咲く花を撮影した。

そして、この日は那須簑沢の彼岸花を見に行った。前日の彼岸花は少し早かったので、大分北の簑沢は
早いかと思ったが、案に相違して、白っぽくなった花が多く見られた。ここでは、稲の刈り入れを遅く
している所があり、彼岸花の赤と稲の黄色の取り合わせが素晴らしい。赤とんぼもちらほらと見られた。
この日は土曜日にも関わらず、人出もそれ程多くなく、ゆっくりと彼岸花を愛でる事が出来た。







その後、伊王野の道の駅へ行き、名物のそばを食べた。いつも行列で諦める事が多いが、幸いにも
ソーシャルディスタンスで食べられた。周囲ではソバを作っており、彼岸花とソバの花のコラボが
見られた。


簑沢は、時期が来るとよく訪れる所だが、今年は心なしか寂しげであった。

茂木城山公園の彼岸花

栃木へ行く用があったので、茂木の城山公園へ彼岸花を見に行った。
ここ1年半ばかり、事情があったのとコロナの影響で、ブログの更新が出来なかった。今回久しぶりに
写真を撮りに行けたので、とても良かった。東京近郊では、彼岸花まつりが中止になる所が多く、
がっかりしていたが、栃木辺り迄来ると、彼岸花まつりは開催されていた。
10月2日の平日に行ったので、それ程の混雑もなく、ゆっくりと彼岸花を眺める事が出来て良かった。
ここでは、山の斜面に彼岸花が咲いており、とても良い雰囲気であった。駐車場から橋が架けられて
おり、橋を渡るとそこに彼岸花が一面に咲いている。入り口に七分咲きとあったが、十分な花の量で、
とても見応えがあった。




遊歩道を歩いて下ると、彼岸花の先に茂木の町が目に入る。見晴台もあり、茂木の町が一望出来る。
赤い花の中に、所々に黄色いリコリスが咲いていて、とても目立っている。何かは分からなかったが、
歌碑や石碑があった。それにしても、斜面を埋め尽くす彼岸花は見事であった。






時々蝶もやって来たが、羽の先がびりびりでちょっと哀れに感じた。一個所、シダの葉と混在している
所があり、とても素晴らしい。

彼岸花というと、忌み嫌われる事もあるが、私はこの花が大好きで、お彼岸が近づくとワクワクする。
多いときは5、6か所見に行った事もあるが、今年はここが初めてだ。花の色は一見毒々しく見える
けれど、花の形を良く見ると、とても愛着を感じるのだ。


偶然にこの場所を見つけて、良い時期に来られたのは幸いだった。