トルコ紀行(1)

トルコ紀行

2015.4.22~2015.5.1の10日間、トルコの世界遺産を巡るツアーに参加した。ツアーのコースとして
は、以下の通り。先頭の()内数字はトルコ紀行の番号。

(-)1日目 成田空港(夜)~イスタンブール空港(早朝)
(1)2日目 イスタンブール~アンカラ(泊)
(1)3日目 アンカラ~カッパドキア(泊)
(1)4日目 カッパドキア観光(泊)
(2)5日目 カッパドキア~コンヤ(泊)
(2)6日目 コンヤ~パムッカレ(泊)
(3)7日目 パムッカレ~アイワルク(泊)
(3)8日目 アイワルク~イスタンブール(泊)
(4)9日目 イスタンブール観光~イスタンブール空港(夜)
(4)10日目 イスタンブール空港(深夜)~成田空港(夕)

日数が多いので、全体を4分割にした。まずはその1。
今回トルコに来た理由の一つがチューリップで、4月にチューリップフェアをやっている事、もう一つは
カッパドキアに一度は来てみたかった事がある。

2日目 イスタンブール~アンカラ(泊)

早朝にイスタンブールに到着し、すぐにバスでアンカラへと向かった。途中、何度かトイレ休憩で
下車したが、早朝にも拘わらず店が開いているのには驚いた。店の前には、美味しそうな果物が
ずらりと陳列されていた。日本での情報で、アンカラでは雪が降ったというのは聞いたが、途中の
景色が一面の銀世界になっていて、これにも驚いたと同時に、この先の天候が不安になった。

アンカラまで来ると、何と晴天で清々しい朝となった。今回の旅行で最初の観光は、アタチュルク廟
を外から眺めるもの。アタチュルクは、トルコの近代共和国を築いたトルコの父であり、この日は
記念日で、トルコの休日となっており、朝から大勢の人が詰めかけていた。敷地内には花が沢山咲いて
いたが、ガイドによるとどれもアンズとの事だった。
次に向かったのが、アナトリア文明博物館。ここには、彼方此方の遺跡から集められた物が、所狭しと
展示されている。陳列物は、旧石器時代から順に陳列されている。また、敷地が高台にある為、街の
家並みが見下ろせて素晴らしい。何でも、屋根はこの色の瓦を使わなければいけないらしい。庭には
美しいトルコのカササギもいた。沢山ある壺は、船で物を運ぶのに使ったという。
この日は、早くにホテルにチェックインして休息を取った。

3日目 アンカラ~カッパドキア(泊)

前日見た3頭の鹿の巨大モニュメントが街中にある。近くの街角では、屋台のパン屋さんが朝の開店の
準備をしていた。彼方此方の街角でこの種の屋台を見掛けた。
この日は、まずアンカラからボアズカレの遺跡に向かった。途中、雄大な高原と雪山を眺めたり、ドライブ
インで小鳥のさえずりを聞いたりした。バスのボディにあったトルコのロゴが素晴らしい。

ボアズカレの遺跡に到着した。最初に世界遺産のハットウシャシュ遺跡に来た。雲が殆ど無い晴天で、
広大な遺跡がくっきり見えて素晴らしい。遺跡の詳細は別にして、紀元前17世紀から続く歴史を目前
にして、感嘆するばかりだ。

次に訪れたのが、程近いヤズルカヤ遺跡。岩壁には神々のレリーフが彫られている。岩の割れ目には
可憐な花が咲いていた。丁度同じ時間に、地元の大学の学生たちが、遺跡の見学に来ていた。トルコ
でのバス旅は移動距離がとても長いので、行く先々でトイレ休憩となる。そこにある有料トイレの入り口
を激写?してみた。料金は1トルコリラ(約50円)で、入口には徴収係が座っている。

そこからカッパドキアに向かった。途中の休憩地の脇には、今年売れ残った飼料が大量に置かれて
いた。途中の車窓からは、草原の向こうにトルコ第2の高峰3,916mのエルジェス山がくっきりと
見えて、素晴らしい眺めだった。草原では、沢山の羊が草を食む姿が見られた。湖のブルーも草原の
緑に溶けて美しい。そして、いよいよカッパドキアエリアに来た。行く手前から、奇岩が沢山現れて
来た。この日は時間があるというので、予定外のラクダ岩に連れて行ってくれた。土産物屋も賑やか
だ。一寸変わった岩もあったが、どう見えるだろうか。トルコは知っての通りの親日国だが、日本人
と見ると直ぐに話し掛けてくるという事だったが、案の定学生の団体に囲まれている仲間がいた。
中には泣いている女学生もいたとか。バスの中でも、空いた時間にNHKのプロジェクトXのビデオが
流されたが、内容は串本沖でトルコの軍艦を救助した話や、イランイラク戦争時、イランに取り残さ
れた日本人をトルコ航空を飛ばして救助してくれた話、トルコ地震の時日本人が救助に駆け付けた話
等であった。そんなこんなで、トルコの人々は親日家になったようだ。ホテルや土産屋では、必ずと
言って良い程日本語で声を掛けてくる。余談はさて置いて、車窓からは奇岩のオンパレードだ。

その夕には、民族舞踊とベリーダンスショーを見に行った。会場は岩をくりぬいて造ったホール
だった。地元のワインを飲みながらの鑑賞は、大変楽しいものだった。その後、ホテルへの途中
では夕陽に染まるローズバレーを車窓から見る事が出来た。ホテルは洞窟ホテルで、部屋には
外に面する窓は無かった。その晩のホテルのレストランからは、街の夕景が良く見えた。

4日目 カッパドキア観光(泊)

今回のツアーには、オプションで気球ツアーがあったので頼んだのだか、直前になって安全が担保され
ないという事でキャンセルになって大変がっかりした。ならばと朝5時起きで山の上にバルーン見物に
行った。この日は快晴、微風でバルーンは飛びそうだった。ホテルから5分程で小山の頂上だ。まだ
日の出前だったが、バルーンのバーナーが既に点火されて、今にも飛び立ちそうだった。飛び立つ迄に
は時間が有りそうだったので、周囲を眺め渡したが、カッパドキアの全貌が見渡せて、とても良い場所
である事に気が付いた。先の方に歩いて行くと、あちらこちらでバルーン打ち上げの準備をしていた。
そしていよいよそこここでバルーンが上がり出した。朝日も昇ったが、朝日とバルーンを同時に撮影
するのは難しかった。これだけの数のバルーンを見ると、これだけでここまで来て良かったと思えた。

暫く眺めたホテルへ戻り際に、土産物屋を見ると可愛らしいキノコ岩の置物が沢山置いてあった。
反対側には、バルーンの大きい影があり、頭上には大きいバルーンが迫っていた。洞窟ホテル越し
にもバルーンの姿があった。

朝食後、やっとこの日の終日カッパドキア観光が始まった。まずはスリーシスターズに行った。背景の
奇岩の景色やエルジェス山が素晴らしい。次にローズバレーに行った。ここから見るカッパドキアの
雄大な眺めも素晴らしい。足元には可憐な花が咲いていた。また、違う色の地層が見られるのも楽しい。

観光の途中に、絨毯工房兼ショウルームに連れていかれた。ここは国営の絨毯製作の教育施設になって
いて、織子さんの実演も見せてくれた。トルコ絨毯の素晴らしさを、雄弁かつ流暢な日本語で説明して
くれて、こちらをつい買う気にさせるのはすごい。その後、街に戻り洞窟風レストランで昼食となった。
途中の陶磁器店の外壁がすごい事になっていて驚いた。昼食後、カイマルク地下都市に入った。よく
こんな所に岩をくりぬいた都市を造ったものだと、驚き入るばかりだ。宗教とは恐ろしいものだ。入口
への道路には、御多分に漏れず土産物屋が立ち並んでいるが、それを見るのもなかなか楽しいものだ。
次に、カッパドキアのハイライトのパシャバーに行った。ここでは、圧倒するばかりの巨岩の間を散策
した。下から見上げると恐ろしいばかりに巨大だ。これこそがカッパドキアだと思った。中にはウサギ
顔の岩もあったりして、興味は尽きないが、ツアーの悲しさで時間の制約があるのは残念だ。


     

パシャバーを後にして、鳩の谷に行った。ここからも雄大な景色を楽しめると共に、巨岩をくりぬいて
住みこんだ跡が多く見られた。ウチヒサールも目前に見られた。また、目玉のツリーやのび~るトルコ
アイスも楽しかった。

この日の最後は、メヴラーナ旋回舞踊ショーだ。宗教的な踊りで、ショー中の撮影は出来なかったが、
終了後、撮影用にもう一度踊りを披露してくれた。会場前の鳩の巣も面白かった。

次回に続く。

さがみ湖イルミリオン

2月23日の富士山の日に富士五湖周辺とさがみ湖イルミリオンに行った。バスツアーだったが、乗り込みが
家の近くの五反田駅前なのと、時間が遅いのが魅力で行く事にした。
最初に行ったのが、河口湖庭園美術館-オルゴールの森-で、河口湖畔にあり、昔のオルゴールが沢山展示
されており、時間によっては実演もしている。かなり大きな物から小さな物まで、多くのオルゴールが展示
されていて、物珍しい。オルゴールの実演も写真にある大きな物を聴いたが、懐かしさもあり面白かった。

 

庭園の建物前の池では、からくり人形の動きに合わせた噴水ショウを見る事が出来た。また、庭には
スワロフスキーを全体に絡めたがあり、陽の光に煌めいて大変素晴らしかった。そこの売店では、オルゴール
やグッズが販売されていたが、取り敢えず土産に音符のチョコを買った。天気が良ければ、河口湖越しに
富士山が見える筈だったが、残念ながら雲で見る事が出来なかった。

 

そこから西湖いやしの里根場に行った。そこはかぶと造りの茅葺民家集落で有名だったが、台風災害で
消失した為、近年再現されたという事だ。昔の事は知らないが、多くの茅葺民家が再現されていると共に、
それぞれを展示館や資料館にしたり、色々な店にしたりと、良く工夫されていて、楽しい所だ。丁度時期
的に雛飾りがあり、沢山のお雛様が飾られていた。また、吊るし雛も彼方此方にあり、華やかだった。
そして、富士山の世界遺産記念の吊るし雛も有ったし、富士山麓の天然水なる物も売っていて、意気込みが
感じられた。茅葺の民家も、再現されたとは思えない程良く出来ていた。ここからも富士山の眺めが良い
筈だったが、上の方には雲が掛かって頂上は見る事が出来なかった。

   

その後、宝石店に連れていかれたが、取り敢えず買う物は無いので、屑真珠の写真を撮り土産を貰って
最後の目的地、さがみ湖イルミリオンに向かった。その頃から富士山の山頂も姿を見せ出してきて、途中
の車窓からは素晴らしい笠雲も見る事が出来た。

いよいよさがみ湖イルミリオンに到着だ。まだ日が落ちきらないので、イルミネーションは点いたが、
一寸間が抜けた状態だった。その日はクラブツーリズムの貸し切りで、炭酸の沢山のツアーバスが来る
筈だったが、時間的に早く着いてゆっくりと行動できた。まず混まない内にと、観覧車に乗り込んだ。
乗っている内にだんだん暗くなり、やっとイルミネーションが映える時間帯になった。ここからの眺望は
とても良く、園内の全景は勿論の事、相模湖も良く見えた。ここのイルミは赤・青・緑の3つのゾーンで
構成されていて、それに光のナイアガラ・光の宮殿等がある。

     

青いエリアは光の海と名付けられていて、海の生物が彼方此方にいて、とても楽しい。光の宮殿では、
噴水ショウがあり、宮殿の姿がそれと共に変化するのも楽しい。基本的にイルミネーション以外は真っ暗
で、山の中でイルミネーションだけが光り輝いている。

 

観覧車は山の上にあり、中央に富士山を模ったイルミが光っている。そこへのアクセスはリフトで、
その下もイルミで飾ってあるのが面白い。全体に地形を生かした造りで、大変面白かったが、順路が
ゾーン毎になっていて、他のゾーンとの連絡が良くなかったのが残念だった。

 

帰り際には小雨がぱらついてきたが、総じて天気が良くて十分楽しめたツアーだった。

トビシマカンゾウが咲く佐渡島

6月6~8日にトビシマカンゾウが咲く佐渡島へのツアーに参加した。以前から、トビシマカンゾウが咲く
大野亀に一度は行きたいと思っていたので、時期も良いこのツアーを選択した。
島へは高速のジェットフォイルで両津に入った。両津では、ふれあいガイドの案内で町中を小一時間歩いた。
佐渡島の歴史を聞きながら、古い町並みや寺を見学して歩いた。

その後、観光バスでトキの森公園へ向かった。公園ではサドッキーが出迎えてくれた。丁度放鳥したばかり
で、運が良ければ飛ぶ姿が見られるかも知れないとの事だったが、残念ながらそれは叶わなかった。トキふれ
あいプラザでは幼鳥が数羽見られた。幼鳥は羽がまだ灰色をしている。

そこから長谷寺に行った。由緒ある古い寺で、住職が中の案内をしてくれた。なんでも話し好きな方で、面白
おかしい話を聞きながらの小一時間の案内だった。写真にある蔵経は、経の廻りを一周すれば経を全部
読んだ事になるというありがたーい所で、私も一周してみたが、功徳があるやらないやら。『はせのねがえちゃん』
なるものも中に立っていた。また、境内にはウサギが沢山いたが、経費節減で雑草を食べさせる為だとか。


翌日、いよいよトビシマカンゾウを見に行った。最初に二つ亀に寄った。そこからは大野亀が近くに見えた。

そして、大野亀に来た。カンゾウは見頃だという事だが、花の命は3日程で一帯がカンゾウで黄色という訳
にはいかないようだ。それでもかなりの花の数だ。尖った岩が大野亀で、定番の構図がそれをバックにカンゾウ
というところだ。今来た方角には、二つ亀が見えた。トビシマカンゾウの花は大ぶりで黄色みが強いので、
ボリューム感たっぷりだ。また、群生している様は素晴らしい。



次にいったのが、七浦の夫婦岩。いかにも夫婦という姿という事だ。浜にはヒルガオが沢山咲いていた。
そこにある土産物店で食事をしたが、名物?ブリカツのぬいぐるみがぶら下がっていたのが面白かった。

その後、北上して尖閣湾へ行き、そこで海中透視船に乗った。船の底がガラスになっていて、魚や海藻を
見る事が出来るが、たいした物は見えない。それより尖閣湾の景色の方が楽しめた。船の廻りでは、沢山の
カモメが飛んでいたが、餌をあげているからだろうか。展望台に向かう途中の岩場には、カンゾウやイワユリ
が咲いていた。上から見る尖閣湾もなかなか素晴らしい。




そこから、佐渡金山に向かった。金山の坑道に入ると、その昔の作業の様子を再現してあり、時代劇を見る
ようで結構楽しめた。売店では、名物金粉入りのアイスコーヒーとソフトクリームを食べたが、特に変わった味
がする訳ではない。バスは大佐渡スカイラインを通って、白雲台に行った。そこの売店には、木彫りのトキの
郵便ポストがあった。白雲台からは両津港や加茂湖を眼下に見下ろせる。また、直ぐ上には、ミサイル観測用
レーダーが見えた。



その日はこれで宿へと戻ったが、丁度夕暮れ時で、部屋から加茂湖の夕景を撮影出来た。加茂湖には
カキ棚が沢山設置してあり、風情があった。その晩、近くの諏訪神社能舞台で薪能が行われ、能の鑑賞へと
出掛けた。演目は『花月』というものだった。佐渡には多くの能舞台があり、あちこちで薪能が行われる。

いよいよ最終日。朝、宿で佐渡牛乳を飲んだが、パッケージにトキのデザインが印刷されていて、可愛らしい
ので写真を撮った。この日も観光バスで廻ったが、最初に向かったのは小木で、たらい舟に乗った。港内を
ぐるっと廻るだけだが、観光用のたらいで安定しているが、漕ぐのはかなり難しいようだ。

次に向かったのが宿根木で、江戸時代に発展した回船業集落との事で、独特な町並みになっている所だ。
写真の家は三角家と呼ばれ、舟形をしていて、JR大人の休日のポスターで、吉永小百合さんがモデルと
なって評判だったものだ。ほかの家々も趣がある所が多くあった。舟形の手水鉢も面白かった。溝の廻りでは
ユキノシタの花が咲き誇っていた。


次に向かったのは佐渡歴史伝説館で、途中の海岸の岩が、人の顔の様に見えて面白かった。岩場には
必ずと言って良い程イワユリの赤い花があった。伝説館では、佐渡の伝説物語をひとしきり聞いた後、昼食
となったが、手前の売店ではあのジェンキンスさんが、煎餅売りの手伝いをしていた。また、その後行った
尾畑酒造では、娘さんが案内をしてくれて、拉致被害者に思いを馳せる事となった。

最後に、佐渡には一か所の五重塔がある妙宣寺に行った。生憎雨が降っていて、落ち着いて廻れなかった
が、茅葺きの建物が素晴らしかった。境内の庭にはサツキとショウブが綺麗に咲いていた。そこから両津港に
行く途中の田んぼで、偶然にも飛んでいるトキの姿を、バスの車窓から見るという幸運にも恵まれた。

後はフェリーに乗って新潟へ行き、新幹線で東京に帰るだけだ。フェリーは2時間以上掛かり、結構退屈だが、
その間カモメはずっと餌を狙って船を追い掛けてきた。途中、ジェットフォイルに追い越された。

今回は、梅雨入りしたのに大した雨にも遭わず、雨男の私としては幸運だった。

冬の那須にて

 2月の連休に那須温泉に行ってきた。那須に行く度に『恋人の聖地』を探したが、今回
やっと見つける事が出来た。那須の山と那須のが原を見渡せる良い所だ。

 2月の那須は流石に寒い。日中でもつららは健在だ。

 旅館の中庭にはこもを被ったリス?がいた。街道脇のショップではムーミンが店番だ。

 何せ寒いので、取り敢えず那須どうぶつ王国に向かった。ここは高い所にあって、スキー場も
直ぐそばにあるような所で、時折雪が吹き付けて来た。流石に営業中は入り口の近くだけで、
犬以外は殆どが屋内で見るものだった。それでも愛らしい動物達を見ると、心が和む。



 屋外で、と言うより水中で頑張っている動物もいた。寒い中、芸の訓練をしていた。
訓練をしている人間も大変だ。たまのお客さんの姿に、さよならの挨拶をしてくれた。

 エントランス付近にいると、場内を歩いている犬が私の所に挨拶に来た。綱を持つ女性
より大きな立派な犬だったが、犬種を聞いても覚えられなかった。場内のレストランで
昼食を取ったが、アルパカカレーが可愛いかった。

 流石に寒すぎて、遊び回る元気も出ないので、直ぐに帰途についた。

正月の風景

 正月には西那須野に行くのが恒例で、その辺の風景を紹介する。
まずは那須野が原公園で、冬期は寒々としている。見られるのは枯れ木林と池くらいだ。

 元旦には乃木神社に初詣に行った。ついでに那須の方まで足を伸ばした。乙女の滝に
行ったが、何せ寒くてそそくさと引き揚げた。


その後、烏ヶ森公園に立ち寄り、公園向かいの田園の夕景を撮影した。

 翌日、那須ガーデンアウトレットに行ったが、那須どうぶつ王国から動物達が出張して
いた。写真はウサギとアルパカのアップ。

 3日には羽田沼の白鳥を見に出掛けた。残念ながら、白鳥は食事に出掛けたかで1羽も
いなかった。その後、なかがわ水遊園に行き、淡水魚を眺めてきた。中には偽物も。


 翌朝、雲照寺に行くと、お寺の境内の地面に、大きな霜柱がたくさん立っていた。

 毎年そうだが、今年の正月の那須もかなり寒かった。東京に戻ると、暖かく感じた。

ANAHEIM紀行

ANAHEIM紀行--デイズニーランド・リゾートとMLB観戦

 8月14日~8月19日に米国カリフォルニアのANAHEIMにあるディズニーランド・リゾート
のツアーに参加した。すべて自由行動で、2日分のディズニーチケットを利用した
ディズニーランド・リゾート遊覧と、残る2日はMLB観戦(RAYS vs ANGELS)で過ごした。
 デイズニーランド・リゾートには、ディズニーランド・パークデイズニー・カリフォルニア・アド
ベンチャー・パーク
があり、ダウンタウン・ディズニーも隣接している。
 MLB観戦は何れも夜なので、日中はレンタカーで近郊をドライブした。レーンが日本とは
右左逆なので、何回も間違えたが、何とか無事で済んだ。
 滞在は正味4日だったが、短い時間を若い気分で楽しんだ。これから行く人の参考になれば
嬉しい限りです。

8月14日 ディズニーランド・パーク

 ディズニーランドと言えばここだった所。昔からのアトラクションが多い。入場してすぐに
ミッキーの花壇。メインストリート奥にはウォルト・ディズニーとミッキーの像。トモローランド
にはスター・ツアーズがありスターウォーズの子供向け講習会?をやっていた。また、
何処を歩いても、ぬいぐるみが買われたがっていた。

 
 
 

そして、ディズニーランドと言えばパレード。ミッキーにドナルドも健在だ。近くでは、
ミッキー型の風船を束にして売っていた。パレードが終わると、夕日がマッターホルン
を赤く染めていた。

 
 

 夜のアトラクションは手持ちではうまく写真に撮れない。辛うじてライトの売り場と
駅舎の写真が撮れた。この日は時差ぼけもあって、早目に引き揚げた。

 

8月15日 デイズニー・カリフォルニア・アドベンチャー・パーク

 このパークは、ディズニーランド・パークに隣接して、新しく造られたパークでカリ
フォルニアの魅力を満喫できるそうだ。中でもカーズ・ランドは出来たてで、今回は
ここが一番の目当てであった。ディスニー映画のカーズを忠実に再現してあり、
映画の中に入り込んだ気分を味わえる。従って、ここに行く前には、先に映画を見る
事が必須になる。最初の写真は、行く途中のグリズリー・リバー・ランという、巨大タイヤ
型のボートでラフティングをするアトラクションで、後で乗ったが、水しぶきで皆
びっしょりになる。だが、夏のさなかのカリフォルニアなので、簡単に乾いてしまう。
 次からがカーズ・ランド。映画の主人公がスポーツカーなのだが、映画そのままの
カーレースを再現してあり、スリル満点で、機会があったら挑戦の価値がある。
写真は特にコメントしないので、知りたい人は映画をご覧あれ!

 
 
 

 次はパラダイス・ピア周辺とハリウッド・ランドのパレード。

 
 
 

 パークは出入り自在で、途中で隣接するダウンタウン・ディズニーで買い物したり、
見学して歩いたりレゴの店の外には、巨大なレゴで作ったキャラがあった。夕食は
近くのマックで済ませた。写真のバスは、パークとホテル群を結ぶバスで、モノレール
はランドの周囲を回っている。

 
 

 次の写真は、ハリウッド・ランドにある、ハリウッドの町並みの再現で、奥の方は
騙し絵になっている。その次はタワー・オブ・テラーで、フリー・フォールの
エレベーターになっていて、一瞬扉が開いて外の景色が見られる。丁度夕景が
綺麗だった。尤も、ゆっくり眺める余裕は無かったが。

  

 夜の9:00からは、必見だというワールド・オブ・カラーというショーを見るというので、
あちこち時間を潰して歩いた。最初の写真はカーズ・ランドのメインストリート。
 次からはいよいよショーの始まりで、1時間弱の、噴水にカラーの照明とアニメの映像
を映し出すという大スペクタクルショーだった。人が多いのと立ちっ放しなので疲れたが、
何ともファンタスティックなショーで、確かに必見だった。写真も必死で撮影したが、
中でも何とか見られる物を紹介するので、雰囲気を味わって欲しい。

 
 
 
 

 終了後、ディズニーランド・パークの花火を見上げながら出口へと向かい、連絡バス
に乗ってホテルに戻った。

8月16日 MLB観戦とニューポート・ビーチ

 翌日、スタバでコーヒーとパンの朝食を済ませてから、向かいのホテルでレンタカー
を借りて、ニューポート・ビーチへと向かった。まずは右側走行と左折に注意しながら、
ゆっくりと走った。日本語のナビをつけたので、何とか目的地には辿り着いたが、
簡単には馴れる事は出来ない。ビーチでは、泳ぐ人、サーフィンする人、日光浴する人、
ピアでつりをする人等様々だ。色々な自然の鳥・イルカ・アザラシ等もいて、楽しい所だ。

 
 

 その後、サウス・コースト・プラザというショッピング・センターに行った。ここには、
7つのデパートと300以上のショップ・レストランがある。取り敢えず目的も無いので、
さっと歩いてから、ランチを済ませて、Angel Stadium of Anaheim
(LA ANGELS のホームグラウンド)に向かった。

 

 いよいよMLB観戦だ。この日から RAYS vs ANGELS の3連戦。試合が始まる
迄には時間がたっふりあるので、チーム・ストアで、エンゼルス・グッズを漁った。
入口手前では、エンゼルス仕様のミッキーマウスがお出迎えだ。流石は
ディズニーランドの街だ。シンボルのタワーと巨大野球帽も、いつもTVで見ている
ので嬉しい。そして、開場と同時に入場して、試合前の練習風景を楽しんだ。

 
 

席は1塁側に取ったので、レイズのファンも結構いた。中でも、主砲のロンゴリア
人気は相当で、背番号3を着た人が、男女を問わず多く見られた。マスコットの
ラリーモンキーの帽子を被った子供もいた。また、野球場でお馴染みのスクリーン
用のカメラマンも、直ぐそばで何かを見つけて撮影していた。

 
 

 ここからが試合風景。談笑中の写真は、ピッチャー交代の間の光景。参考に、最初は
プーホールズと先発のヘイレン、談笑中は、外野のウェルズ、トラウト、ハンター。

 

打者の写真が、外野の大スクリーンに写し出される。参考に写真はロンゴリアとトラウト
の分。因みに、エンゼルスのトラウトは、新人王候補で、現在首位打者。MVPなんて
声も有る大物新人。

 

帰りは車でホテルに戻った。この日も11時を過ぎていた。

8月17日 MLB観戦とロング・ビーチ

 今日は、ホテルのレストランで朝食。高い割には種類が少なかっけど、初めての
まともな朝食だ。写真は中庭のプールの光景で、朝早くから泳いでいた。
 朝一番に、ロング・ビーチに向かった。フリーウェイを運転したが、慣れないので結構
不安だった。インターチェンジだらけで、どの車線を走ったら良いのか、何処で出るのか
が難しく、何回か間違った所で出てしまった。ナビが無かったら、どうなったか。
 やっとの事で、クイーン・メリーに到着し、内部の見学してから、ゴースト・ツアーに
参加した。船上からはロング・ビーチのヨット・ハーバー等の眺めが良かった。

 
 

その後、湾の向かいに有るパシフィック水族館に立ち寄った。夏休みとあってか、
親子連れで賑わっていた。写真はエイとクラゲで、水族館の定番だ。周辺の穏やかな
湾とトロピカルな雰囲気も良かった。近くのレストランで昼食を取ったが、アメリカン
サイズで、とても食べ切れなかった。

 
 

 そこから一寸足を伸ばし、ランチョ・パロス・ベルデスのWAYFARERS CHAPEL
に行った。通称ガラスの教会と言われ、一時期多くの日本人が結構式を挙げた。
周辺の海の色も綺麗で、多くの花も咲き誇っていた。

 
 

そして、レンタカーの返却に一旦ホテルに戻り、タクシーで野球場に向かった。
いよいよMLB観戦2日目だ。野球場にも馴れたのと、運転しないで良いのとで、
やっとビールが飲めた。カップの底がマグネットになっていて、外す事が出来たので、
持ち帰って家の壁に貼った。次の写真は国歌斉唱で、若い女性歌手が歌った。

 

そして試合開始。写真は順に、トラウト、先発シールズ、先発ウィーバー、アプトン、
主砲プーホールズ、主砲ロンゴリア。

 
 
 

次は、トラウト型のトラウトの被り物を売る売り子。そして、プーホールズのスクリーン映像。

 

 次の写真は、高橋のエンゼルス最後の勇姿。数日後トレードに出された。続いて Kiss Cam
の映像。写し出されたカップルはキスをするというもの。映像は、意地悪でレイズのダックアウト
を写している。勿論、男二人でキスをした。
 この夜は、エンゼルスが盛り上がる場面は少なかったが、チャンスには、配布されたビニール
風船を膨らませて叩き、GET LOUD する。最後は、試合終了後の勝利チームレイズのハイタッチ。
 試合終了後に、花火の打ち上げがあり、花火終了後、タクシーでホテルに戻った。

 
 

 翌朝、旅行社の迎えのバスでLA空港に行き、日本に戻った。正味4日間の短い旅行だったが、
毎晩11時過ぎまで遊んで、結構疲れた。だけども、日常と違う生活を、大変楽しく過ごした。

湯の丸高原と美ヶ原

 梅雨の合間の晴天に、信州の湯の丸高原美ヶ原に行ってきた。始めに、湯の丸
高原
で、リフトでツツジ平に向かった。リフトを降りて程なくして、ツツジ平に着いた。
今回はレンゲツツジが目的だったが、1週間程遅かったようだった。湯ノ丸山
背景に、一面の真っ赤なレンゲツツジが見られる事を期待したが、一寸外れて
しまった。それでもまだまだレンゲツツジは咲き残っていて、十分綺麗だった。

  

白樺とのコラボも、さぞかし素晴らしいだろうと思われた。この辺は夏期に牛が放牧
される。また、リフト乗り場脇の斜面には、アヤメの群落が見られた。

  

その後、車で少し走った所の池の平湿原に行った。そこは標高約2000Mの湿原で、
5月から9月の間、様々な高山植物が花を付ける。

  

 

 

ここから上に登るとコマクサが見られるというので、湿原を取り巻く山を半周した。
途中、可愛らしいシャクナゲが咲いていた。スズランイワカガミ等も見られた。

 

 

  

そしていよいよコマクサとご対面だ。コマクサ園は2カ所あり、その間も色々な花
が見られたし、湿原も素晴らしかった。

 

  

 

 

 

コマクサ園が終わっても、まだまだ見るものは沢山あった。

 

 

 

 湯の丸高原を後にして、宿へ行く途中の、海野宿に立ち寄った。ここの宿の民家は、
卯建が上がっているのが特徴らしい。ツバメが軒下を借りて巣を設けていた。

  

そしていよいよ今晩の宿へ。次の2枚は宿の周りで撮影した。

 

翌日、朝一番でテニスを一寸やってから、美ヶ原に向かった。途中の白樺林
それは素晴らしかった。レンゲツツジが満開だったらと思うと、一寸残念。

 

暫くして、美ヶ原高原美術館に着いて、しばし芸術鑑賞をした。高原の自然を
凄く上手く生かした所だ。庭には高山植物も咲いていた。脇の登山道で、すぐ
近くの牛伏山迄歩いた。そこからは高原全体を見渡す事ができた。

 

 

 

 

そこのレストランで昼食後、八島湿原に行った。まだ花の数は少なかったが、
よく見ると高山植物が結構咲いていた。

 

 

 

 

 

そこから霧ヶ峰高原を通り、車山肩ニッコウキスゲを見に行った。まだ早過ぎたらしく、
花はちらほらで、蕾を見に行った様だった。コバイケイソウも一株咲いていた。

 

 

時間があったので、帰り道小渕沢富士見高原ゆりの里に立ち寄ったら、全くの
蕾状態で、開園日を延期したとの事で、仕方なく東京に戻った。