タスマニア紀行(4)

タスマニア紀行(4)

観光最終日、メルボルン行きの飛行機が待つロンセストンに向かった。途中、シェフィールドに
立ち寄り、町興しの壁画アートを見物した。どこもかしこも壁画だらけで、年1回壁画コンクールが
あるのだそうだ。たまたま、店の人(?)が壁を塗装している姿も見られた。




最後に、ハニーファームに立ち寄ったので、タスマニア名産の蜂蜜を土産に買い求めた。



そして、いよいよロンセストンの飛行場へ。途中、ケシの畑があり、一面白い花を咲かせていたが、
これは薬用で合法に作られているという事だった。飛行場には、これから乗るターボプロッフの
飛行機が駐機していた。プロペラがある飛行機を見るのは何十年ぶりだろうか。待合室のコーヒー
ショップの天井には、リンゴを形取った飾りが沢山ぶら下がっていて面白かった。ここタスマニアは
リンゴが特産で、島の形もリンゴに似ている事から、アップルアイランドと呼ばれていて、シンボル
として飾りに使ったものと思われる。


そして、ロンセストンからメルボルン・シドニー経由で羽田へと戻った。今回は短い旅ではあった
が、タスマニアの珍しい動物や花を沢山見る事が出来て、素晴らしい旅だった。

(タスマニア紀行 完)

タスマニア紀行(3)

タスマニア紀行(3) ※リンク動画は開くのに時間がかかり、MP4用のソフトも必要です。

翌15日朝、部屋から池を見ると、なにやら水面を泳いだり潜ったりする物が。カモノハシだ。
水面を良く見ていないと、見過ごしてしまいそうだ。また、周辺では、ワラビーが食事中だ。
他にも飛べない鳥が雛を沢山連れて食事をしていた。木の芽やワラタも一際美しく見えた。


 

この日は、ダヴ湖一周ハイキングをした。ホテルからバスでダヴ湖迄行き、クレイドルマウンテン
を見ながらダヴ湖を巡るハイキングだ。歩き始めは微かに雲が掛かっていたが、歩いている内に
雲もすっかり無くなって、素晴らしい山の眺めになった。山の名前の由来は、形がゆりかごに
見えるからだそうだ。歩いている間にも、草花や木の花が彼方此方に見えて、本当に良い季節だ。
タスマニアの花や動物は、殆どが固有種で、その為外部からの持ち込みは大変厳しい。






岩に付いた苔も面白い。また、木の枝の先に付く花だか新芽だかも、様々な色や形で楽しめる。半周
に近づいた頃、水量は少ないが高さの高い滝が良く見えてくる。ワラタも彼方此方に咲いている。









この湖の水もタンニンで赤くなっている。その赤と青い水のコントラストも面白い。更に進むと、
滝が目の前に迫ってくるようだ。途中、トカゲも現れた。ガイドはヘビだと言っていた。写真に
写っているもっこりした草がボタングラスで、この草がタンニンを多く出すので水が赤くなる。


 
 


一周が終わりかけた所にボート小屋がある。これも昔使われていた小屋で、風景のアクセントに
なっている。そして、2時間のハイキングは終わり、再びホテルへと戻った。


ホテル前でワラタを撮っていると、ウォンバットが草を食べながら歩いて歩いてきた。夜行性だと
思っていたが、昼間に目の前に現れて嬉しいやらびっくりするやら。



※参考までに動画のリンクを記載する。
http://bellmak.net/mak/images/1.Animal.mp4

昼食後、キングビリートラックウォーキングに参加した。鬱蒼とした原生林を行くと、樹齢
1500年という杉の木がある。高すぎて、広角レンズでも全貌は捕らえられなかった。トレイル
を一周して再びホテルへと戻り、引き続き滝を見に行くウォークに参加した。



滝そのものは小さいが、往復の自然を堪能した。途中に、ワラビーの親子も見る事が出来た。
ここの水もやはり赤かった。



その後、タスマニアン・デビル観察ツアーに出掛けた。現在、付近のデビルはこのセンターに集め
られ、野生で見る事は殆ど出来ないらしい。それと言うのも、病気の蔓延で絶滅が危惧されていて、
保護の為にここに集められているからだ。このセンターでは、クオールも飼育されていて、餌遣り
の時に、餌を取り合う様は怖い位で、姿の可愛らしさとのギャップが凄い。



※参考までに動画のリンクを記載する。
http://bellmak.net/mak/images/2.Devil.mp4

ツアー終了後にホテルで夕食となった。夕食後池を見ると、飛べない鳥が子連れで泳いでいて、
可愛らしかった。また、池の中の島にある木がライトアップされて、幻想的で素晴らしかった。
そうこうする内に、星空ツアーが始まり、南十字星を見に行ったが、暗くなりかけた空にやっと
南十字星を見つける事が出来た。写真は手持ちで撮った物で、中央左寄りにやっと見えるかな?
その後、部屋の側に行くと、ポッサムと思しき動物が、ワラタの蜜を吸いに来ている姿があった。



翌16日は、今回の観光最終日となる。早朝目が覚めると、池には朝霧が立ち込め、素晴らしい
雰囲気となった。池を眺めていると、カモノハシが泳ぐのが見られた。(下左の写真で中央やや
左寄り)朝食に部屋から出ると、ワラビーが親子で戯れていて、微笑ましく眺めていた。また、
池の朝の景色も素晴らしい。





※参考までに動画のリンクを記載する。
http://bellmak.net/mak/images/6.Wallaby.mp4

次に続く。

タスマニア紀行(2)

タスマニア紀行(2) ※リンク動画は開くのに時間がかかり、MP4用のソフトも必要です。

翌13日は、マウントフィールド国立公園へ。ここの見所はラッセルフォールズで、ラッセル
フォールズウォークを滝まで歩いた。途中、様々な花を楽しみながら歩いた。そして、ラッセル
フォールズに到着したが、その変わった形と周囲の景色に圧倒された。途中にもあったが、巨大な
シダの原生林はとても見事だ。ビジターセンター前で見掛けた青い鳥も可愛らしかった。

 
 

 
 

その後、昼食にサーモン・ポンズに寄った。ここは、鱒の養殖場で、沢山の色々な鱒が池におり、
餌をあげると、重なるように取り合うのが面白い。主にはレインボウトラウトだ。池の周りに
咲く花も愛らしい。昼食は当然ながら鱒料理だ。デザートの果物も良かった。


 
 
 

※参考までに動画のリンクを記載する。
http://bellmak.net/mak/images/3.Bird&Fish.mp4

昼食後、ビチェノへ向かったが、途中ケイト・ベリー・ファームに立ち寄った。その道すがら、
囚人の更なる隔離場所のマライア島を眺めたり、売られていくらしい羊の姿を目撃したりした。
ケイト・ベリー・ファームでは、ジャムを買った。売店の前にはイチゴ畑もあり、周囲には花が
あふれていた。

 
 
 

ビチェノに到着すると、ホテルへ行く前に海岸の潮吹き岩を見に行った。この日は波も穏やかで、
なかなか飛沫が上がらなかったが、何とか写真に出来て良かった。岩が赤いのは、ボタングラス
という草のタンニンが付着したものという事だ。岸辺には海草もあり、岩場にはカニも見られた。



 

ホテルに到着してから、夕食迄の間、海岸迄散歩した。途中、色々な花を楽しむ事が出来た。
海岸の岩場は、先刻の岩場と同じようだった。ホテル近くの家に赤と黄色の大きな木を見つけた。
近くで良く見ると、どちらも木の新芽だったが、まるで花が咲いているようだった。

 
 







夕食後、ペンギンパレードを見に行った。専用のバスで向かったが、残念ながらペンギンの為に
撮影禁止で、掲載した写真と動画は、ペンギンツアーの会社から提供された物を転載した。
現地で見た物は、これらの写真と動画の通りで、実に可愛らしかった。因みに体長は40cm以下。


※参考までに動画のリンクを記載する。
http://bellmak.net/mak/images/4.Penguin_Tour.mp4
http://bellmak.net/mak/images/5.Penguin_Tour2.mp4

翌14日、フレシネ国立公園へ行った。ワイングラスベイの展望台まで、往復2時間の山道だ。
途中には木の花が沢山見られ、周囲の景色も晴天だった事もあり素晴らしかった。そして、
ワイングラスベイは絵に描いたような素晴らしさで、登ってきた疲れも吹き飛ぶようだった。
ここの見事なアークと白い砂浜・青い海の対比は本当に素晴らしかった。




その後、ロスという街に行った。とても小さな街で、人口300人との事だった。ここには、羊毛
博物館があり、羊毛に関する歴史が展示されている。また、ここにも囚人が造った砂岩製の石橋が
あった。そして、日本人に人気があるのが、『キキのパン屋』を彷彿とさせるパン屋だ。あまりの
問い合わせに、ここの店はキキの飾りを付けた程だ。そこへ行く途中には、昔の郵便受けや、
バラのアーチの門構えがあり、とても楽しい街だ。




街を散策後、ウールマーズエステートへ行き、昼食とバラ園の見学をした。この建物はかっての
豪農屋敷で、女囚をメイドとして雇っていたという。建物の脇に広いバラ園を持っていて、
丁度バラが満開の季節で素晴らしかった。






その後、世界遺産クレイドルマウンテンへ向かった。途中、チーズショップに立ち寄ったが、店の
前では花が沢山咲いていた。また、牛のオブジェが小学生によってペイントされて面白かった。



いよいよクレイドルマウンテンに到着。早速ホテルの周辺で写真を撮った。枝の先の花のような
物は、どうやら木の新芽らしい。また、赤い花は、タスマニアの州花のワラタという花。池の
向かいに見えるのが、泊まったコテージで、池の夕景も素晴らしかった。

 

 
 

ホテルでの夕食後、野生動物を探して歩いた。ホテルの直ぐ近くに、ワラビーやウォンバットの
姿を見る事が出来て楽しかった。

次に続く。

タスマニア紀行(1)

タスマニア紀行(1)

12月10日~17日の日程で、阪急交通社の『ベストシーズンに行くタスマニア8日間』というツアーに
参加した。夜出発の早朝帰国で、実質5日のツアーだった。タスマニアにはホバートに降り立ち、即
ホテルに入った。そんなツアーを4回に分けて報告する。最初の写真はメルボルン南部の飛行機からの
眺め。そして、ホバートのホテル前の港。波止場には動物の銅像があった。ホテルの建物前には、地元
の灌木が植わっていて、季節柄綺麗な花が沢山咲いていた。ロビーからは港も良く見える。その晩の
夕食後、スーパーまで歩いて行ったが、各信号機の脇の信号制御ボックスには、地元の小学生が描いた
という可愛らしい絵が描いてある。ホテルに戻ると、港の夕景が美しかったが、時刻は既に9時過ぎだ。




翌日は既に12日で、タスマン半島を観光してから、リッチモンド市内観光、ホバート市内観光をして
再びホテルへと戻った。下の写真は、ホテル前の花と船。

ホテルを出発して、タスマンブリッジを渡り、タスマン半島へと向かう。途中の道路脇には、
タスマニアンデビルの絵柄の注意看板があり、デビルが棲む感があって面白い。最初の観光は
デビルズキッチンと言う海食崖。三陸のリアス式海岸のようだ。ミニハイキングで見られた
ワイルドフラワーが素晴らしい。木に咲く花が多いようだ。




 


そして、世界遺産ポートアーサー流刑場跡に来た。オーストラリアはイギリスの流刑地だったが、
ここタスマニアは中でも悪い人が送られて来たらしい。広大な敷地の入口には港があり、ウミウや
他の海鳥の姿も見られた。敷地には遙かイギリスから持ってきた花が沢山咲いていて、初夏の庭を
彩っている。また、庭園も造られていて、故郷に思いを走らせる様子が見て取れる。








観光後、ホバート近郊のワイナリーで昼食。3種のワインの試飲付きだ。観光できた、他所の子供
達も楽しそうだ。ワインヤードからの海の眺めも素晴らしい。



食後、リッチモンドのセントジョン・カトリック教会とリッチモンド橋へ行った。橋は石像で、
囚人達の手で造られた物だ。タスマニアの彼方此方にこの種の橋がある。この季節、どこへ行って
も花が咲き乱れている。飛べない鳥の親子連れも可愛らしい。カモの姿もあった。





バスはそこから再びホバートに戻ったが、ホテルへ行く前に旧市街のバッテリーポイントに立ち
寄った。そこは、昔の建物が保存されていて、今はショッピングを楽しめる。マリリンを撮影して
いる風の彫像もあって面白い。そして、ホテルに戻り、夕食のシーフードレストランへと歩いた。
港の景色は、いつ見ても魅力的だ。カヌーの団体も見られた。レストランの周囲の夜景も良かった。





次に続く。

都会の路傍の秋

都会の路傍の秋と題して、我が家の周辺の道を歩きながら撮った写真を載せた。街路樹やビルの前の
空地に植わっている樹木が、今年は殊更綺麗に紅葉している。目黒川の桜並木も紅葉して素晴らしい。
家の前のトチノキは、例年枯葉になっていたが、今年は鮮やかな黄色になって素晴らしい。ハナミズキ
は、紅葉と共に赤い実が沢山付いて、見事だ。また、道路沿いのマンションの塀には、赤い実を沢山
付けた木が這っていて、一面に赤い実を付けていた。






目黒川沿いの一角には、十月桜が何本か植わっていて、可愛らしい小さな花を沢山付けていた。何気
なく歩いていると、気が付かないで通り過ぎるかも知れない。川沿いを下って行くと、ツワブキの
黄色い花が沢山植わっている。川向かいには、黄色いトチノキが目立っていて、川面に映る景色が、
まるで虹のようで素晴らしい。




いつもここを歩いているが、トチノキの黄葉がこれ程素晴らしいと思ったことは無い。いつもは茶色
く枯れているか葉が落ちているのだ。この日は陽も当たっていて、葉が透けて見えて、殊に見事だった。


普段何気なく歩いている所も、気を付けていると素晴らしい物だと、改めて思わされた。

小石川後楽園の彼岸花

9月23日(金)に、彼岸花を見に小石川後楽園へ行った。生憎小雨が降ったり止んだりだったが、傘は
余り差さないで済んだのは良かった。お陰で訪れる人も少なく、落ち着いて写真を撮る事が出来た。
入場して直ぐに目に入ったのは、大泉水の鳥達だった。シラサギ、アオサギ、カモ、カワウ等が、
餌を探したり、岩の上で休んだり、羽を乾かしたりしていて、目を楽しませてくれた。池の周りには、
彼岸花が咲いていて、鳥とのコラボも素晴らしかった。

 

 
 

松原の外れにある九八屋から稲田前の黄門様を見る。小学生が大事に育てた稲の穂は、赤いネットで
守られていて、黄門様達がそれを見守っている。彼岸花が更に彩りを添えている。この日は小雨で、
花に水滴が沢山付いていて、水滴が光っているのが素晴らしい。

 
 

花菖蒲田を廻った所には、円月橋がある。そして、水路脇の彼岸花が見事だ。丁度カラスアゲハも、
蜜を吸いにやって来ていた。

 
 
 

そこから、稲田方向に行くと、白い萩が咲いていて、前に咲く彼岸花とのコラボが良かった。彼岸花
も色々な角度から見ると、また面白い。斜面を見ると、彼方此方にキノコが出ている。藤棚の下の
彼岸花は良く咲いていて素晴らしい。手前にはガマの穂もあった。

 
 
 
 
 

また一周して、彼岸花の名残を惜しんだ。やはり、水滴の付いた彼岸花が素晴らしかった。雨も小康
状態で、何とか写真を撮る事が出来て良かった。歩いていると、今度は違うアゲハチョウを見つけた。
やはり、花には蝶が良く似合う。


 
 

 

大泉水の彼岸花が咲いている。そして、周囲を歩いていると、鳥達の姿が良く見える。ここでは、
常連らしい、鳥を狙うカメラマンをよく見掛ける。

 
 

 

鳥を見ていると、丁度鵜が着水した。そこから、内庭に行き、スイレンが咲いているのを見た。
その後、大泉水を西門に向かって廻ったが、またアオサギを見つけて写真を撮った。

 
 

この日は生憎の雨ではあったが、お陰で水滴の付いた彼岸花を見られて、満足して帰宅した。

夏の那須高原

旧盆に、夏の終りの那須高原近くに行った。
いつものお約束で、那須アウトレットへ買物に行ったが、いつもの通り那須どうぶつ王国から出張して
来ている動物がいた。とても愛らしくて、子供達に人気だった。

 

帰り道、青木別邸のひまわりを見に寄った。咲いて間もないので、花に勢いがあって素晴らしかった。
ただ、ひまわり畑は何故かいつもの半分で、一寸寂しい気がした。周囲にはひまわり以外の花もあり、
結構楽しめる。


 

 
 

車を走らせながら、田畑の様子を見ていて、稲の穂を垂れ始めた所や、トウモロコシの実が付いて
いる様子を写真に撮った。他所の場所では、蝶や一面のサルビアも見られた。

 
 

15日には、塩原のハンターマウンテンゆりパークに行った。ここも毎年のように行っているが、
お盆の時期は一寸遅めで、リフトで上がった所の白樺の丘が見頃だ。白樺の林の下に、一面に
咲く百合は見事だ。白樺の幹の白と百合の色が調和して、とても素晴らしい。百合の花そのものも、
様々な色や形があって、見飽きる事がない。白い百合も見事なのだが、直ぐに斑点が出てきて、一寸
汚く見えるので、見る時期がなかなか難しい。

 
 

 



 

同じ色を集めた所も素晴らしい。また、珍しい八重の百合も見られた。敢えて違う色の百合を集めて
いるのもなかなか良かった。リフトを降りた所にはレストランもあり、ゆり根のピザを食べたが、
まずまずの味だった。前はスキー場の展望も良く、ゆりタワーも造られていた。



そこからゲレンデを歩いて下りた。途中にもずっと百合が植えられているが、こちらは時期が遅かった
ようで、散ったり汚かったりする花が多かったのは残念だった。ゲレンデの脇の草むらには、ヒヨドリ
バナの蜜を吸うアサギマダラの姿があった。また、赤とんぼが沢山飛んでいて、百合の蕾の先に止まって
いるのがあちこちで見られた。




 
 

下の方に下った所のゆり平原には、地元の中学生が植えたデザインゆりがあり、とても見事だった。
どこに来ても赤とんぼがいた。花の方は終わりかけと言いながら、所々に素晴らしい花もあって、
最後まで楽しむ事ができた。



百合の花を堪能して、西那須野の家に帰った。

豊島園のあじさい

6月17日、豊島園のあじさいを見に出掛けた。あじさい祭りを開催中という事で、期待して
行った。入園して真っ直ぐ進んだ所に、あじさい園はあった。鬱蒼と繁った木々の下に、あじさい
は咲いていた。小道を上がって行くと、両脇にあじさいの花が沢山咲いていた。木々の間から
漏れる光が、所々あじさいの花を照らし、あじさいの花が光っていて美しい。ここには、各所から
集められた、様々なあじさいがあった。色も形も様々で、見ていて飽きる事がない。種類毎に
写真を撮っているときりがない。という事で、写真はあじさいの花ばかりとなってしまった。

 
 

 
 
 
 
 
 

園の中頃の一帯には、山あじさいが植わっていて、変わった形のあじさいが沢山見られて面白い。

 

 
 
 
 
 

更に先へ行くと、あじさいトンネルがあって、つる性あじさいが咲いていた。初めて見るもの
だったが、何とも奇妙な形をしている。トンネルを抜けて行くと、模型列車の線路の所で、
何故かピカチュウが番をしている。

 
 

あじさい園を抜けても、あじさいはまだまだあった。脇の運動場の周囲には、あじさいの品評会
のように、様々なあじさいがあって、あじさい園より楽しい位だった。特に、パステルカラーの
あじさいは、初めて見るものだった。ここが何故あじさい園でないのか、とても不思議だった。

 
 
 
 
 
 
 
 

 
 
 

 
 
 

 
 
 

 
 
 

戻る際も、あじさい園の周囲を眺めながら、再びあじさい園の入り口まで行ってみると。始め
素通り所も何か違うように見えるのが不思議だ。あじさいを堪能して、昼食にあじさい弁当を
食べてから、入場ゲートへと戻った。途中、アンパンマンの寂しげな乗り物を横目で見て、
あじさいも見ながら行った。ゲートを出た所の植込みにも、綺麗な花が咲いていた。

 
 
 
 
 

 

平日でもあったが、余りの人の少なさに驚いて、成り立っているのか心配しながら家路についた。

尾瀬・日光ハイキング(2)

6月14日は、千手ヶ浜にクリンソウの大群落を見るハイキングに行った。ホテルからバスで赤沼
に行き、そこから、低公害バスに乗り換えて千手ヶ浜迄行った。バスは乗り合いで、70人乗れる
バスが超満員だった。到着する前に、クリンソウが彼方此方にちらほら見えた。千手ヶ浜に到着して
から、クリンソウの大群落地迄歩いた。中善寺湖畔手前にも、クリンソウの小さな群落がある。
湖岸には遊覧船の桟橋があった。湖岸に沿って、森の中を暫く歩いて、程なくクリンソウの大群落
に到着した。事前情報では、花は終わりかけだという事だったが、行ってみると何と満開に咲いて
いた。今回このツアーに参加した目的の一つが、ここのクリンソウを見る事だったので、予期しない
状況が大変嬉しかった。群落地は良く管理されていて、周回路が整備されている。一帯は沼地に
なっており、水に映るクリンソウが何とも素晴らしい。そこを一周しながら、シャッターを押し
まくってしまった。自然の花だが、色とりどりに群落で咲いていて、昨日とは違って雨もなく、
ゆっくりと花を観賞できて、クリンソウを充分に堪能できた。

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そこから、バス停迄戻る道の脇にも、クリンソウが咲いていた。そして、バス停の近くの小川脇
にもクリンソウの群落があった。そこの花は、殆どが濃いピンクの花だった。

 
 

帰りのバスを待つ間、周辺を見ると、白樺林や、森の木の実や花が観察できて、退屈しなかった。

 

赤沼迄戻ってから、バスで日光市内に向かった。そして、日光千姫物語で、懐石湯波料理の昼食
をいただいた。帰りの電車の時間には暫く間があったので、自由行動となり、日光東照宮界隈を
散策した。何十年ぶりかで、東照宮を観光したが、肝心の陽明門は工事中だった。それでも、三猿
や眠り猫、鳴竜などはしっかり観光して歩いた。有名所には、沢山の外国人観光客が訪れていた。

 
 
 
 
 
 
 

東照宮から二荒山神社へ行く道脇の擁壁には、ユキノシタの花が沢山咲いていた。この花の形は、
良く見るととても素晴らしい。そして、二荒山神社に来たが、鳥居に続く石の階段が、良い雰囲気
だ。バスはここに駐車していて、ここからバスで電車の駅へと向かった。途中、神橋の脇を通り、
ショッピングセンター経由で、下今市に行き、新宿行き特急電車に乗り込んだ。


 
 

今回のツアーは、新宿発の電車に乗り、下今市からはバス移動で、大変楽な旅だった。

尾瀬・日光ハイキング(1)

6月12日~14日、尾瀬・日光ハイキングツアーに参加した。
第1日は、戦場ヶ原を湯滝から赤沼迄歩いた。中禅寺湖に到着して、早いお昼の後、竜頭の滝を
見物してから湯滝迄行った。滝の脇の遊歩道や駐車場近くでは、季節の花が見られた。

 
 
 
 

湯滝は水量も豊富で、迫力があった。滝の下には、フライフィッシングをする人の姿があった。

そして、湯滝から戦場ヶ原への遊歩道に入った。湯川の流れには、つがいのカモの姿があって、可愛らし
かった。また、彼方此方に山野草が咲いていて、楽しませてくれる。レンゲツツジやヒオウギアヤメ
も咲き始めていた。

 
 
 
 
 
 

戦場ヶ原の木道を歩いて行くと、白い物がちらほら見えてきた。ワタスゲだ。そして、白樺の幹には、
エゾハルゼミの姿を見ることができた。更に行くと、川辺にレンゲツツジが見事に咲いている。

 
 

戦場ヶ原を広く見渡せる所に来ると、男体山の山頂が見えてきた。そして、ワタスゲの綿毛が一帯を
白く染めていて、素晴らしい景色だ。木道の右手には、ずっと湯川が流れている。川辺の所々には、
レンゲツツジが咲いていて、水辺に映えている。暫く行くと、赤沼の終点だ。この日のハイキングは
ここまでで、中禅寺湖畔のホテルに行った。

 
 

 

翌日、生憎の雨の中、バスで尾瀬ヶ原へと向かった。テレビの放送で、水芭蕉の花は既に終わって
いるという情報もあって、何とも気が重いが、仕方がないので、レインウェアにポンチョ姿で、
鳩待峠から尾瀬ヶ原行きの列に加わった。雨は降っているものの、山道の脇には、色々な山野草の
可愛らしい花が咲いていて、列の最後方で忙しくシャッターを切った。白い透き通った花は、ユウ
レイソウという名だとガイドの説明があった。下りきって尾瀬ヶ原に出たが、水芭蕉の大きな群落は
見当たらない。僅かに何カ所か、花が咲き残っているのを見つけた。

 
 
 
 
 
 

尾瀬と言えば池塘だ。雨でもその素晴らしさは変わらない。池にはヒツジグサやオゼコウホネ等が
咲いている。また、ヒオウギアヤメ、モウセンゴケ、ワタスゲ、ヒメシャクナゲ、コバイケイソウ、
タテヤマリンドウ、リュウキンカ等が咲いていた。

 
 
 
 
 

 
 
 
 
 

引き返す山道では、ノリウツギが咲いていた。また、新緑も綺麗だ。最後の花は、ガイドによると
桜の一種だと言うが、定かではない。

 

そして、やっとの事で鳩待峠に戻り、ほっとして、バスに揺られてホテルへと戻った。
(次回に続く)