冬の秩父

2月8日、冬の秩父へのバス旅行に参加した。ツアーの主な目的は、宝登山のロウバイと三十槌の
氷柱だ。少し前に氷柱が結氷したとのニュースがあったばかりだ。
まず最初に宝登山神社に参拝した。真っ白な鳥居を潜って神殿に行ったが、そこの彫刻はとても見事
なものだった。飾りは正面だけでなく、周囲全面に施されていて見事なものだった。参拝後、バスで
宝登山ロープウェイ乗り場に行き、ロープウェイで山頂のロウバイ園に向かった。

 

ロウバイ園の手前は梅百花園になっていて、既に梅が咲き始めていた。足下を見ると、フクジュソウ
が咲き始めていて、マンサクも咲いていた。

  

先はロウバイ園になっていて、一寸小粒なロウバイが沢山の花を付けていた。最盛期は過ぎたという
話しだったが、まだまだ見応えがあった。隣の梅園越しには長瀞方面と武甲山が眺められて素晴らし
かった。ロウバイは何種類か違った花が見られた。また、時々指す陽の光に、黄色い花びらが透けて、
とても素晴らしい。園路を戻ってくると、可愛らしいフクジュソウが目に入った。

    

ロープウェイを下りてきた所には、しだれ梅が咲き始めていた。

 

宝登山から、三十槌の氷柱へと向かった。この氷柱には、天然の部分と人工的な部分がある。
人工的な部分は、上部からホースで水を垂らして凍らせているらしい。河原に下りると、情報通り
見事な氷柱が目の前にぶら下がっていて、それは素晴らしい眺めだ。長い物で3m以上はありそうだ。
氷柱そのものは天然に凍った物なので、人工との区別は感じさせず、どちらもとても美しい。
氷柱見物の後、最後に地元の造り酒屋の見学に連れて行かれた。秩父錦という銘柄で、そこでは
日本酒だけでなく、焼酎やワインも造っているという。試飲即売もあって、色々と一口づつ飲んで
みた。中でも新聞紙に包まれた期間限定の酒は、店の人が自慢するだけあってとても美味しかった。

      

夕食前には帰り着いて、短いツアーだったが、とても面白い経験で、楽しいツアーだった。

馬頭の正月

ここ毎年、正月には西那須野で過ごすが、決まって初詣に乃木神社に出掛ける。そして、夕方には
烏ヶ森公園で夕日を見る。今年は5分遅れで、既に日が沈んでしまっていた。

翌日、昨年暮れに話題になった、新国立競技場の設計者、森のくまさん設計の建物が馬頭にある
というので、その建物を見に出掛けた。それは那珂川町馬頭広重美術館で、車で40分程の所にある。
建物は木とガラス、鉄で構成されたシンプルな物で、新国立競技場を髣髴とさせる建物だった。
特徴的なのは、八溝杉の格子が壁と屋根、天井に連続して細かく配置されている事だ。明るくて
軽いようで、落ち着きのある風格を感じさせる建物となっている。これを見て、新国立競技場の
完成が待ち遠しいような気になった。正月の飾りも素晴らしい。また、展示しているのが江戸名所
と広重展で、東京の近所の昔の姿が描かれていて、何とも楽しい展示だった。

 

この建物のすぐ裏には、乾徳寺があって、ついでに初詣に立寄った。そこは、四季折々の花が咲い
ている花の寺で、一度来てみたい所でもあった。ただ、この時期花は殆どない。参道には夜間の
お参り用のろうそくが立ててあった。境内には、いかにも禅寺らしい手書きの行灯が彼方此方に
置いてあり、何か癒されるものがあった。次は、花の時期にまた訪れたいと思っている。

        

今回、馬頭広重美術館だけはどうしても見ておこうと思っていたので、見られて良かった。

イルミネーション2015

2015年暮れに歩いた、イルミネーションを集めてみた。
最初の4枚は目黒川みんなのイルミネーション(冬の桜)。1枚目は家ベランダから、ほかは家の
すぐ近くで撮影した。

 
 

次からは丸の内イルミネーション2015で、東京駅から有楽町方面に歩いた。今回は著名人の像が
ベンチに座っているものが飾ってあった。写真にあるのは澤穂希、夏目漱石。所々にクリスマス用品
や食べ物の売店が出ていた。

 
 
 

丸ビルでは中にスケートリンクが設置され、羽生選手の像があってツーショット写真が撮れる。

 
 

しばらく歩いてからお濠端に出た。お濠の水面にはビルの明かりが反射して素晴らしい景色だった。

 

そこから、日比谷公園に向かった。公園の噴水広場では、東京クリスマスマーケット2015が開催
されていて、大勢の人で賑わっていた。ステージテントでは、ドイツから来たバンドが演奏していた。
会場には沢山のブースがあり、クリスマス用品やドイツ料理、ビールが売られていた。折角なので、
私もソーセージとビールでドイツのクリスマスの雰囲気を味わった。噴水の反対側には、クリスマス
ピラミッドがシンボルとして建てられ、光り輝いていた。また、各ブースの屋根には色々なキャラ
クターが乗せてあって、楽しい雰囲気を醸し出している。

 
 

 

 

ひとしきり楽しんだ後、汐留のイルミネーションに向かった。途中、帝国ホテルや銀座のイルミも
見ながら汐留に着いた。汐留駅の今回の飾りは、汽車ではなくメリーゴーランドだった。そして、
カレッタ汐留イルミネーション2015の会場に到着。今回は、『カノン・ダジュール Canyon d’Azur
~青い星の谷~』と銘打ったものだ。青一色ではあるが、点滅したり色が変わったりして幻想的だ。
最後は日テレ前のサッカーボールのイルミで、イベントもあるようだった。

 
 


 

今回は余り歩かなかったので、一寸物足りない気分だった。

六義園の紅葉2015

12月5日に今年の六義園の紅葉を見に出掛けた。この時期は相変わらずの混雑で、写真を撮るのも
ままならない。幾分早いような感じだったが、まずまずだと感じた。紅葉の写真をいやと言う程撮った
のを掲載する。ここ六義園は毎年のように紅葉を見に来るが、何時来ても素晴らしい。

         

ムラサキシキブも紫の実が沢山ついていた。また、その辺に成っていたウリや木の実を飾っている
のも面白い。池には水鳥が沢山泳いでいた。木に巻くこもの締め飾りも面白い。そして、この時期の
風物詩である雪吊りも風情がある。

     

池をぐるり廻るた所で、大道芸人が紅葉をバックに芸をしていた。口上で、帰る際の木戸銭をお願い
しているのが、微笑えましかった。

  

幅の狭い橋が、一方通行で渡れないので回り道をしたら、橋を渡る人の列がシルエットになって
面白かった。何か蟻の行列のようだった。

 

次の2枚は、部屋の前からけやきとメタセコイアの紅葉を撮ったもの。朝日を浴びて綺麗だった。

今年は余り出歩かないので、唯一の紅葉写真になった。

 

イエローストーン紀行(4)

イエローストーン紀行(4)

6日目
ウエストイエローストーンから再び国立公園に戻って、予定外のノリスガイザーに行った。途中、
川面から水蒸気が出るのが見られた。川沿いの草原では、バッファローが朝食中だった。また、
草原や川沿いの彼方此方から、温泉の水蒸気が噴き出ていた。

 
 

ノリスガイザーに着いて散策を始めたが、入り口付近では、一面の水蒸気で付近一帯何も見えな
かった。先に進むとやっと視界が開け、素晴らしい景色が目に入ってきた。陽が昇ってきて、
真っ青な空と勢い良く立ち昇る水蒸気、光る水面が素晴らしい光景を演出していた。その水蒸気が
草について、水滴が光って素晴らしかった。帰り際のビジターセンターには成り立ちの解説があった。

 

 

 

次に、ウエストサムガイザーに向かった。途中の草原にも多くの水蒸気が立ち昇っていた。また、
立ち枯れた木も見られたが、これも山火事の名残だろうか。

 

ウエストサムガイザーは、イエローストーンレイクに面した唯一のガイザーだ。色々な色の池が
見られ、トレイルを楽しみながら歩いた。バクテリアの影響で赤くなっている所もある。また、
湖水に噴気孔が出ているのもあり、一つの穴は熱水が煮えたぎっていた。イエローストーンとも
ここでお別れとなった。

 
  

イエローストーン観光後、グランドティトン国立公園に向かった。バスはジャクソンレイクの脇を、
ティトン山脈を眺めながら走る。紅葉も始まっており、湖面の青に映える。また、湖面には山並みが
綺麗に映し出されていて素晴らしい。途中立ち寄ったビューポイントからのティトン山脈も素晴ら
しい眺めだ。最高峰のグランドティトンは標高4,197mで、富士山よりはるかに高い。

 
 

 
 
 
 

バスは山脈に沿って走り、次の目的地トランスフィギュレーション教会に来た。バックにはティトン
の山並みが間近に見られて素晴らしい。教会の中から、木の十字架を通してガラス窓に見える山脈
を撮るのが定番だ。外に回ってガラス窓に映る山並みも撮ってみた。アスペンの黄葉も素晴らしい。
教会の裏手には川が流れていて、渡し船も見られた。


 
 
 

そこから程近い所に、開拓時代の小屋を髣髴とさせる小屋や家がある。ティトン山脈をバックに
描いた、往年の名画『シェーン』の舞台に似ている事で、人気を博している所だ。

 

その後、今夜のホテルがあるジャクソンの街に行って、市内を散策した。田舎街ではあるが、雰囲気
がある街で、ストリートに野生動物の銅像を飾ったり、歩道には賢人の洒落た銅像があったりして
いる。因みに写真はアインシュタイン。また、広場の入り口には、鹿の角で出来たエントランス
アーチがある。何でも鹿の角は毎年生え変わるので、幾らでもあるらしい。黄葉も美しかった。
店も飾りを工夫して、楽しそうな雰囲気を出していた。

 

 

散策後、夕食のステーキを食べに、チャックワゴンサパーズという店に行った。ここでは、カントリー
ウエスタンの実演があるというので、楽しみにしていた。駐車場には、沢山のクラシックカーが
停まっていて、愛好家の団体が来ているようだった。そして、ステーキで満腹になった後、その
ショーが始まった。ここのオーナー兄弟が演奏しているのだが、全米でも人気のグループだと聞く。
トークを交えながら歌を聴かせたが、確かになかなかのものだった。

 

7日目
この日はソルトレイクシティへの移動が殆どで、着いてからは市内観光があっただけだ。途中
の山の紅葉や雲の様子が、長時間の暇を幾らか潰してくれた。因みに走行距離は455kmだ。
市内に入ると、巨大な消防自動車を目にした。さすがアメリカという感じだ。観光はユタ州議事堂
にまず行った。中に入ると、床壁総大理石貼で、豪華ホテルと見まごうばかりに贅沢だ。議場の
天井はガラス貼りで何とも豪華だ。前庭には、州の異名(ビーハイブステイト)になっている
ビーハイブ(ミツバチの巣)のオブジェが据えられている。向かいのショップの庭には、穂を
付けた草が陽の光に光っていて綺麗だった。

 
 

 

 

その後、テンプルスクエアに行った。そこはモルモン教の総本山で、中には入れないが、庭園や
パイプオルガン、展示場は見る事が出来る。前の道路の街路樹には、沢山のドングリがなっていた。

 
 
 

観光後、ベニ花風鉄板焼の店で、パフォーマンスを見ながらの夕食となった。最後の写真は、
肉片をヘラで客の口に飛ばしているところ。食後、ホテルに向かった。チェックイン後時間が
有ったので、近所を散歩したが、近くのシティクリークセンターと言うショッピングセンターに
寄ってみた。夜なので、閉まっている店もあったが、ロッキーマウンテンチョコレートファクトリー
と言う店が開いていたので、お土産にチョコレートを買った。

 

8日目
翌日は出発が早かったので、5時頃後にはホテルの前を歩いたが、向かいのコンベンションセンター
前に、開催中のSalt Lake Comic Con 2015の展示物があった。見た事はあるが、何のコミックの
キャラクターかは思い出せない。これが3体と宣伝のスポーツカーが展示してあった。これのサイト
を見たら、125,000人の入場者が有ったようだ。その後、ハスで空港へ行き、そこからサンフラン
シスコへ飛んだが、下にはグレイトソルトレイクが良く見えた。そして、成田行きの飛行機に乗った
が、色々トラブル続きで、成田に着いたのは予定から9時間後で、深夜になってしまった。


 

最後は大変な事になったが、イエローストーンはこれまでの最高の経験だった。

(イエローストーン紀行完)

イエローストーン紀行(3)

イエローストーン紀行(3) 

5日
この日は終日イエローストーン観光だった。今回のツアーのホテルは、殆どがモーテルで、駐車場
から直接部屋に入るスタイルだ。寝るだけなので、特に問題は無い。早朝の出発で、朝早くモーテル
の周囲を歩いた。丁度近くの山に陽が当たるところで、朝焼けが綺麗だった。橋を渡った所からは、
泊まったホテルの全景が見えた。目の前にはイエローストーンリバーが流れている。入口のゲートが
一寸洒落ている。その後、バスでレストランに行って朝食を摂ったが、そこがオールドファッション
で、西部劇を思い出される。


 
 

食後、再び公園に入って、タワーホール方面に進んだが、途中バッファローの大群に遭遇した。
道路を横切る時は、車も停止して通り過ぎるのを待たなければいけない。お陰で、目の前に
バッファローが現れてくれた。

 

その先で、今度はシカの仲間の群れに遭遇した。その時はバスから降りて、シカを追い掛けて
写真を撮った。その後、タワールーズベルトを通って、タワーフォールに行った。

 
 

そこから、アッパーフォール・ロウアーフォールに向かったが、途中の壮大な景色も素晴らしい
ものがあった。山で見た枯れた木は、随分前の大規模な山火事の跡らしいが、既に若木が生えて
いる所も多い。そして、アッパーフォールをあっちからこっちから見て歩いた。

 
 

 

ロウアーフォールでは、近くには寄れないが、壮大なイエローストーンの渓谷に相応しい姿だ。
このイエローストーンの名の由来の渓谷は、荒々しくて圧倒される。


 

滝を見た後は、ヘイデンバレーを通ってイエローストーンレイクに出た。そして、有名なオールド
フェイスフルに着いた。そこのオールドフェイスフルインで遅い昼食となって、間欠泉が出る予定
の3時18分を待った。それ迄時間が有ったので、その辺を歩いたが、面白いゴミ箱を見つけて
写真にした。また、間欠泉を見る席があり、早目に行って座っていると、近くにはバッファローの
群れが寛いでいた。一部の席は危険な為、セキュリティが通行止めをしていた。座っていると、
目の前にカラスのような鳥が歩いて来た。そうこうする内に、お湯がたぎってきた。

 
 
 

そして、爆発だ-! 近くのバッファローもそれを楽しむかのようだった。

 
 

間欠泉を楽しんだ後、いよいよお楽しみのモーニンググローリープールへの散策に出た。途中の
景色もとても素晴らしく、一周1.5時間弱の時間が、あっと言う間に過ぎてしまった。

 
 
 
 
 
 
 
 
 

そして、モーニンググローリープールに到着。何という素晴らしさだろうか。中に吸い込まれ
そうな緑色だ。本ではよく見ていたが、実物はもっと素晴らしい。ここから引き返したが、
帰り道では、再び楽しみながら歩いたが、小鳥も良い声で鳴いていた。成り立ちを示した看板も
分かり易くて良かった。


 
 

予定はここ迄だったが、時間が有るので、ここから、翌日の予定のミッドウェイガイザーベイスン
に行った。ここは上空からでないと全体像は分かりずらいという事だったが、内を歩いていると、
成程そうなのかなと思わせる大きさだ。この後、ウエストイエローストーンのホテルへ行った。



(次回に続く)

イエローストーン紀行(2)

イエローストーン紀行(2) 

4日
シェリダンからイエローストーン国立公園の北口の街ガーディナへ。長いバス旅だったが、途中の
大陸の風景を満喫できた。ロッキーの山並みを見ながら、牛の牧場見たり、長~い貨物列車と競争
したりと、結構楽しい。途中の休憩地のストア前には、日本では余りお目に掛かれないDVDのレン
タル機が置いてあった。丁度親子連れが借りに来ていた。その後見掛けた貨物列車は、ディーゼル
機関車3重連だった。手前には先日空から見た円形の牧草地があり、刈り取って巻いた物が沢山
転がっていた。そして、イエローストーン手前のリビングストンで昼食となった。ZAC’Sという
レストランで、APPLEWOOD-SMOKED MONTANA-STYLE BARBECUEなる物を食べた。その店
の受付前には、各州の車のナンバープレートがびっしりと貼り詰めてあって面白かった。

 
 

昼食後、いよいよイエローストーンに近づき、ロッキーの山並みも迫力を増して来て、やっと
念願のイエローストーンに来たと思うと、ワクワクして来た。

 
 

そして、北口の街ガーディナから公園に入ると、早速素晴らしい景色が目に飛び込んで来た。
イエローストーンリバーの支流のガーディナリバー沿いの草紅葉が素晴らしい。道路の下の方には
川沿いの温泉場が見える。

 

程なく、最初の観光スポットのマンモスホットスプリングスに到着した。ここが最も来たかった
所だ。バスを降りると、目の前にバッファローとエルクの姿があった。余り近づくと危険なので、
距離を置いて見ていた。


 

そこから、再びバスでそのエリアの最上部まで行って、そこから歩いて下迄降りた。途中には、
彼方此方に温泉が噴き出る所があり、石灰棚が形成されている。温泉が出なくなると、出来た
石灰棚は死んで黒っぽくなってしまう。広大な一面で、その輪廻を目の当たりに出来るのは、
本当に素晴らしい事だ。ここが世界遺産になっているのも頷ける。こんな所にも、健気に生えて
いる草もあり、葉っぱが光って可愛らしい。春にはトルコのバムッカレで石灰棚を見たばかり
だったので、感動もひとしおだった。

 

 
 


 

 
 

かなりの高低差を降りて来て、最下段の石灰棚に来た。歩道脇にはアザミの花も咲いていた。
石灰棚の前には、リバティキャップという過去に温泉が噴き出ていた塔がある。流れ出た水では
鳥が遊んでいた。そして、ミネルバテラスに来た。そこでは温泉が滔々と溢れ出ていて、物凄い
迫力だった。前の広場では、エルクが日向ぼっこをしている。また、草も花を咲かせていて、
カラスのような鳥もいた。



 

 
 

 

そこを出発する時、エルクがホテルの脇に集まっているのが見られた。ここがねぐらなのだろうか。
ツアーは一旦公園から出てホテルに向かったが、途中夕食の為に、ライトハウスというレストラン
に行ったが、何で山の中にライトハウスと思ったが、理由は写真の通り、張りぼての灯台を正面に
据えたレストランなのだ。そして、ホテルへ。部屋に入って前庭に出ると、可愛い野兎がいた。


 

(次回に続く)

イエローストーン紀行(1)

 イエローストーン紀行

2015.9.17~2015.9.25の9日間、イエローストーン周辺を巡る『アメリカ絶景の旅』と銘打った
ツアーに参加した。ツアーのコースとしては、以下の通り。先頭の()内数字はブログの番号。

(1)1日目 成田空港(夕)~デンバー空港(昼)~ラピッドシティー空港(夕)・街内散策(泊)
(1)2日目 ~バッドランズ国立公園・クレイジーホースメモリアル観光~ラピッドシティー(泊)
(1)3日目 ~マウントラシュモア国立記念碑・デビルスタワー~シェリダン(泊)
(2)4日目 ~イエローストーン国立公園観光~イエローストーン地区(泊)
(3)5日目 ~イエローストーン国立公園観光~イエローストーン地区(泊)
(4)6日目 ~イエローストーン国立公園~グランドティートン国立公園~ジャクソン(泊)
(4)7日目 ~ソルトレイクシティ観光~ソルトレイクシティ(泊)
(4)8日目 ~ソルトレイクシティ空港~サンフランシスコ空港(到着)・(出発-夜)
(-)9日目 ~成田空港(夜)

まずは、イエローストーン紀行(1)
今回、イエローストーンに来た理由の一つに、イエローストーンが世界で最初の国立公園であり、
世界遺産になっている事がある。そして、もう一つは、元気な内に一度は来てみたかった事がある。

1日目
ツアーはまずデンバーに飛び、そこから空路観光の起点ラピッドシティーへ。昼間の飛行で、暇
つぶしに窓の外の雄大な景色を眺めながら、面白そうな物を写真にした。最初は円形の畑。自動
灌水の為に丸くなっている。次は下の雲に映った飛行機の反射による虹。そして地上の自分の機影。
ラピッドシティーに到着してやっと飛行機から解放された。街に着いてすぐに街内散策となったが、
街内の彼方此方に銅像が建っている。これは歴代大統領の銅像で、ケネディ・リンカーン・ジェ
ファーソン・カーター等々を写真にした。一つのストリートでは、建物に落書きのし放題になって
いて、落書きもアートになっている。建物の軒先に綺麗な花が吊り下がっているのも見られた。

 
 
 

 

2日目
ラピッドシティーを起点に、まずはバッドランズ国立公園に行った。ここは文字通りのバッドランズ
で、恐ろしく広大な公園に、あるのは岩山ばかりだ。と言っても、岩の表情は様々で、なかなか見応
えのある風景だ。岩の先に黒い雲が見えると、一寸不気味な光景に見える。

 

 

バッドランズからウォールへの途中に、野生のシカの集団が見られた。ウォールのウォールドラッグ
は、かつて無料で水を配った事で人気が出たと言う。そこでお昼とな
り、巨大なハンバーガー
プレートを食べた。美味しかったが、多過ぎて食べ切れない。当然無料の水も飲んだ。店の外の
廊下が面白かったので、写真にした。

 
 

そこから、クレイジーホースメモリアルに向かったが、途中カスターステイトパークを通った。
公園には多くの野生動物がいて、餌をねだる野生化したヤギやプレーリードッグの可愛らしい姿が
見られた。

 

そして、この日最後の観光地クレイジーホースメモリアルに来た。アメリカにとっての先住民は
特別なようで、マウントラシュモアに対抗して、白人と戦った先住民のヒーローであるクレイジー
ホースの姿を山に刻んでいる。まだまだ作成途中で、何年掛かるか分からないようだ。完成形は
白い彫像のようになるらしい。記念館から見られるようになっていて、そこの収益が作成の資金に
なっている。少しは協力して来た。場内には花も綺麗に咲いていた。また、入り口のゲートには
金色の動物模様の板が取り付けてあり、西日に光輝いて素晴らしかった。近くには、クレイジー
ホースの銅像もあった。この日はここからラピッドシティーに戻ったが、途中の夕日が綺麗だった。
夕食はアウトバックのステーキで、これも美味しかったが、大き過ぎて食べ切れなかった。

 

 
 

3日目
この日はマウントラシュモア国立記念碑とデビルズタワーナショナルモニュメントを観光した。
朝一番にマウントラシュモアに行き、石像を見ながら朝食を摂った。本でよく見るあの姿が、
目の前にあった。朝食後、石像を正面で見てから、手前を一周するトレイルを歩いた。いろいろ
な角度からの石像の眺めも変化があって面白い。因みに石像は左からワシントン、ジェファーソン、
ルーズベルト、リンカーンとなっていて、時代の順になっていないのは、ルーズベルトの顔の形が、
あの岩に合っていたからだそうだ。トレイルの道端には花も咲いていて、紅葉も見られた。

 

 
 

マウントラシュモア観光後、サンダンスという街に行ってお昼となった。そこではパニーニ風
サンドイッチを食べたが、やはり大き過ぎて食べ切れなかった。レストランの隣の店は、ハーレー
ダビッドソンの専門店のようだった。そこから、デビルズタワーに向かった。そこはご存知
『未知との遭遇』の舞台になった所だ。デビルズタワーの手前には、プレーリードッグの楽園に
なっている草原があった。そこでは、可愛らしい沢山のプレーリードッグが見られた。近づくと
巣穴にもぐってしまうが、静かにしていると直ぐに頭を出して来る。暫く皆で眺めていた。

 
 
 
 
 

そして、デビルズタワーナショナルモニュメントに到着。早速一周するトレイルを歩いた。いろいろ
な角度から見るタワーも見応えがある。トレイル脇の木々も紅葉が始まっていた。高台からは、
プレーリードッグがいた草原が見えた。歩いていると、先の方にシマリスの姿があった。タワーの
壁面をよく見ると、沢山のロッククライマーの姿があった。中には親子で来ている人もいた。
また、上空には沢山の鷲が群れを成して飛んでいた。

 
 

 
 
 

 

この日の観光は終わりで、一路シェリダンに向かってバスは走った。
(次回に続く)

那須の盆休み

盆休みに那須へ帰省して、周辺を歩き回った。出掛ける前に庭に咲く花を撮影してみた。

 

最初に向かったのは、とちぎ明治の森記念館。旧青木家那須別邸前の庭には、ひまわりが満開に
咲いていた。生憎小雨が降ったり止んだりで、傘が手放せなかった。それでも、ひまわりは見事で、
見応えはあった。ひまわり畑の周辺には花畑があり、ナツズイセンやアナベルが見事だった。

  

帰り道、沿道の田んぼアートに立ち寄った。毎年違った図柄で楽しませてくれる。今年は、第2
会場もあるというので、塩原市関谷に向かった。雨もまた降って来て、ほかに誰も訪れる事もなく、
静かにアートを楽しんだ。

 

日を改めて、黒羽の簗場に行って、アユの塩焼きを食べた。テーブルの頭上には、鯉のぼりならぬ、
アユのぼりがあった。脇では、店の人がせっせとアユを焼いていた。簗場は、夏休みとあって親子
連れで溢れ返っていたが、肝心のアユの姿は無かった。

 

その後、伊王野の道の駅へ足を延ばした。相変わらず、鉄の水車が回っていて、その前の水路には、
ハッチョウトンボ(?)が多く飛んでいた。そこに咲いていたサルスベリも綺麗だった。

 

翌日、那須の温泉宿に一泊した。宿へ行く前に、再びとちぎ明治の森記念館へ行き、ひまわり畑
を見た。この日は天気も良く、青空を背にひままりの花が映えていた。周りのナツズイセンその他も
素晴らしかった。

  

その後、藤城清治美術館に初めて行った。門の前の塀上には、影絵のキャラクターがいて出迎えて
くれた。また、入館するまでの、彼方此方にある猫の影絵オブジェが 楽しい。通路脇にはアジサイ
の花も咲いていた。別棟の教会のステンドグラスも素晴らしい。

 
 

まだ時間があったので、那須フラワーワールドにも行った。この時期はケイトウが一面に植えられて
いて、素晴らしい眺めだった。園内を廻っていると、雲行きが怪しくなってきたので、速足で廻った。
ケイトウのほかにも、バラ、百日草、ダリヤ等が植わっていて見事だ。ひとしきり見終わると、急に
雨が降って来て、暫く足留めを食ってしまった。

    

それでもまだ時間があったので、次に話の種にテディベアミュージアムに行ってみた。言わずと
知れたテディベアを集めた所だが、古い物から新しい物まであって、結構楽しめる所だった。
暫く時間を潰しても、まだ雨は降り止まないので、併設のテディズガーデンという喫茶コーナーで
お茶をした。インテリアも飲み物もテディベアをあしらっていて、楽しい所だった。

 
  

雨も小降りになって、やっと旅館に向かったが、到着すると生憎の土砂降りで、やっとの事で中に
入った。後は、栃木牛を食べて、御用邸と出所が同じという温泉に入って、翌日は真っ直ぐ帰った。

初夏の浜離宮

6月20日、初夏の浜離宮へ散歩に出掛けた。昼時だったので、汐留で食事をしてから行ったが、レスト
ランからの眺めは下に浜離宮、上にレインボーブリッジ、海ほたると、なかなか素晴らしかった。
昼食後、浜離宮に行ったが、浜離宮のこの時期は、花が多くはないが、そこここに初夏の花が咲いて
いる。花菖蒲は殆ど終わりで、紫の花だけが咲き残っていた。花木園では、ザクロの花やアセビの
新芽が綺麗だった。

そこから、潮入の池方向に歩いて行くと、ヤブミョウガの花が咲き始めていた。池の廻りには、
ネジバナがあちこちにつんつんと立って咲いていて面白かった。 また、アジサイも固まっては
いないが、沢山咲いていた。芝生には、良く見掛ける鳥が集団になっているのを見掛けた。これ程
多く集まっているのは初めて見た。

横堀の海手お手伝い橋に来ると、岩の先におなじみのウミウが留まっている姿があった。アジサイも
素晴らしい。水上バス発着場まで来ると、客で混雑していた。そして、そのそばの木には変わった
真っ赤な花が咲いていて、銘板を見るとアメリカデイゴとあった。そのつぼみもムカデの様で面白い。

 

ボタン園まで来ると、日よけ棚の上にノウゼンカズラが一杯に咲いていて素晴らしい。そして、内堀
広場の端には大きな木があり、全面に赤い茎の先に緑の実を付けていた。

浜離宮は電車に乗ればじきに着くので、散歩がてらに来るのに丁度よい。