浜離宮の桜

 3月30日土曜日に、浜離宮を見に行った。本数は少ないが、なかなか見応えがある桜が
多い。木に銘板が付いていないので、名前が定かでないのが残念だ。
 大手門を入って直ぐ左手に、白い桜が何本か見事に咲いていた。山桜の一種だろうか。
花が固まって咲いて、枝振りも素晴らしい。

 潮入の池の方に向かった所の広場脇には、何本かのソメイヨシノが満開で、花びらが既に
沢山落ちていて綺麗だった。

 そこからちょっと行くと、綺麗なピンクの椿が咲いていた。乙女椿だろうか。八重の花びらが
何とも優雅に重なっていて、ピンクの色も素晴らしい。

 潮入の池の廻りには、色々な種類の桜が満開になっていた。池には水鳥が沢山泳いでいる。
橋を渡って行くと、中島の御茶屋がある。今日はそこで抹茶と和菓子を頂いた。和菓子は
時期に合わせ、桜の模様になっている。



 海寄りの芝生には、濃いピンクの桜があり、花が素晴らしかった。ソメイヨシノ、ヤマザクラ、
その他色々な種類の桜があったが、残念ながら名前に自信がない。開きかけはカンザン。



 大島桜も綺麗に咲いていた。葉の赤茶色と白の花びらが、マッチして素晴らしい。

 一周して、入り口付近のお花畑には、この時期に菜の花が植えられている。菜の花と桜の
コラボも素晴らしい。丁度ビルの間に、今や影の薄い東京タワーが見えていた。

 花木園では、桜、ハナモモ、ユキヤナギ等と緑が混ざって、まるで花見山のようになって
いた。真っ白なユキヤナギも、良い形をしている。

 その後、昼食にカレッタ汐留の高層階に行き、そこから見下ろすと、真下に浜離宮が見えた。
遠くにはレインボーブリッジ、左手には築地の市場、勝閧橋も見えた。
 昼食後、お上りさんでゆりかもめに乗り、国際展示場で降りてコーヒーブレイク。そして、
りんかい線に行く途中で、綺麗なパンジーを見つけた。ここでは何も見ずに、りんかい線で
大崎迄戻った。

 時々霧雨も降る、寒い一日だった。

目黒川宴の締めくくり

目黒川の宴を締めくくるものとして、花筏が素晴らしい。
家の前の森永橋に立っていると、潮の満ち干に応じて、花筏が行ったり来たり。姿形を常に
変えながら流れるのを眺めていると、時を忘れる。

 時折花筏を崩すかのように、花見クルーズがやって来る。乗客と手を振り合うのも一興だ。

 目黒川の花見はこれにて落着。

新宿御苑のソメイヨシノ

 3月26日には、新宿御苑ソメイヨシノを見に行った。そろそろ満開だろうと思い、時期を
逃してはならじと出掛けた。
 電車に乗る前に、大崎で定点観測をした。

 新宿御苑に着くと、期待通りの満開の桜が迎えてくれた。満開の桜の下は、人!人!人!
アルコール類禁止なので、馬鹿騒ぎする人はいない。話している言葉が、4分の3位は意味不明。
お花見は、世界中の人の行事になったようだ。


 満開の桜に言葉は要らないだろう。下から見ても、上から見ても、近くで見ても、遠くで
見ても美しい。写真を撮っていても、飽きる事はない。




 所々に、ソメイヨシノ以外の桜も見られる。中でも、写真の白妙は絶世の美女か。2種類の
花びらのブレンドも面白かった。白い大島桜は、葉の緑と混ざって白が引き立っている。椿の
花も満開で、真っ赤な大きい花が素晴らしかった。シダレザクラも可愛らしい。



 玉藻池の周囲にも何本かの桜が咲いていて、水面に映る桜も美しい。また、落ちた花びらが
水面に浮かぶ様子も見て面白い。  


 そこから中の池に行く途中にも、多くの桜が満開になっていて、美しかった。また、中の池
の周囲では、色々な種類の桜が満開になっていて、どの方角を見渡しても桜が目に入ってくる。
殊のほか、八重紅枝垂は素晴らしい。




 八重紅枝垂の上品なピンクは、ソメイヨシノと比べるとよく分かる。白く見えるのは大島桜
が多い。池の反対側では、まだコブシが咲いていた。


 コブシも茶色くなるとあまり綺麗ではないが、真っ白は美しい。遊歩道の反対では、ミツバ
ツツジが鮮やかに咲いていた。桜園地に入ると、大島桜が満開だった。ピンクの可愛い桜も
咲いていた。



 そこには、オオカンザクラも咲き残っていた。勿論ソメイヨシノも素晴らしい。桜の向こう
では、鮮やかな赤やピンクのハナモモが目を引く。



 幹や枝振りの素晴らしいソメイヨシノを見つけた。また、可愛らしい花満載の枝が面白かった。
池に映る桜も、見飽きる事はない。見事なハナモモの大木も目に入った。池の上に垂れるソメイ
の枝振りも良い。



 池の廻りには、本当に沢山の素晴らしい桜が咲いていた。また、レストハウス前には、大きな
ハナモモが何時もながら美しく咲いている。シダレザクラも美しい。



 池に垂れる桜が、池に映って素晴らしい。枝振りがまた良い。その後、閉園の時間に追われる
ように、日本庭園へと向かった。警備員も追い出しに掛かっていたので、小走りになりながら
撮影した。茶室脇の八重紅枝垂が素晴らしかった。ここで既に閉園の時間となった。



 そして、大勢の人とぞろぞろと新宿方面に向かった。本当に素晴らしかった。満足!!!

花見番外編

 3月25日は、新日本フィルハーモニーの定期コンサートが、サントリーホールであった。
今回は下野竜也指揮で、Rシュトラウスのオーボエ協奏曲、ベートーベンの交響曲第7番
ほかであった。オーボエのセリーヌ・モワネは、フランスの美人奏者で、演奏は力感溢れる
演奏で、拍手喝采であった。第7番の第4楽章は、下野竜也の身の丈に反してダイナミックに
飛び跳ねるような指揮ぶりで、これも大喝采であった。
 サントリーホールの裏手の道路は、の時期にはライトアップされる桜の名所で、その名も
桜坂と付けられていて、スペイン坂とセットで知られている。花見番外編として、コンデジ
で撮った夕景を載せる。



 最後は一寸怪しげな桜であったが、この時期のコンサートの楽しみでもある。

目黒川桜紀行

 3月24日は、目黒川を、目黒川沿いに歩いて見て廻った。大崎からバスで中目黒に行き、
そこから歩いて大崎まで戻った。日曜日とあって、すごい人混みを掻き分けながら歩いた。
 バスに乗る前に、大崎駅前でより開いた桜を撮った。




 中目黒でバスを降りると、駅前は凄い人でごった返していた。何とか目黒川迄出て、人の波を
泳ぎながら、橋を3個所程遡ってから、川沿いに下った。大方ソメイヨシノで、満開の花が川に
覆い被さるように咲くのが、目黒川の桜の特徴だ。花は密集して咲いて、非常にボリューム感が
ある。下るにつれて、川幅はだんだん広くなるが、両岸の桜は延々と続いている。川幅の狭い所
とは一寸趣が違ってくる。桜に遮られていた空が、良く見えるようになるし、下から見上げる
ばかりだったのが、桜の外側が見えるようにもなる。



 東横線中目黒駅の下をくぐって振り返ると、丁度東横線が来た。暫く歩くと、洒落た塀の
上に赤と白のハナモモが、交互に首を出しているのが見えた。川の方を見ると、変わった河床に
花びらが寄っている所で、亀が甲羅干しをしている。次第に川幅が広くなって、桜見物のボート
も見られるようになった。


 途中に、中目黒公園があったので、初めて立ち寄ってみた。結構お花見で盛り上がっていた。
桜は勿論、ハナモモやハナカイドウ等もあり、綺麗だった。そして、また目黒川に戻った。


 目黒川の両側の桜は相変わらず見事だった。水面に映る様も素晴らしかった。 

 桜ばかりでも飽きる事はない。そして、桜の並木は無限に続くかのように見えた。

 やっと目黒駅近くまで来ると、目黒雅叙園の金屏風が桜と共に良く映える。目黒雅叙園の
近辺には、シダレザクラが多く植えられており、またピンクの濃い桜もあり、一寸雰囲気が
違う。シダレは一寸早いようだった。



 五反田に近くなると、更に川幅が広がりずっと明るくなる。川畔の建物の前にも、綺麗な桜が
あちこち植えてある。中でも、花びらの透き通った桜は、一段と素晴らしかった。

 五反田も通り過ぎて、大崎に近くなると、いつもの見慣れた風景になるが、桜が咲くと
途端に風景が一変する。こんなに華やかな景色は、今を置いてほかにない。ビルの外壁に
鏡面のステンレス板が貼ってあり、ここの反射で見る桜も大好きだ。もうすぐ我家に着く
所で、今回はここで終わるが、桜は東京湾の近くまで続いている。最近は花見クルーズの
船が、頻繁に上って来るようにもなった。


 桜の季節は落ち着いていられない。

大崎と高輪の桜

 3月23日には、我が家近くの大崎付近と高輪を見に歩いた。
最初の2枚の写真は、我が家のベランダから目黒川を撮ったもの。そして目黒川沿いの桜。
居木橋公園では鯨が顔を出している。実はこの鯨の尻尾は、しながわ水族館に出ている。


 目黒川から坂を少し上ると公園があり、そこの桜も満開になっていた。


 そこから直ぐに、御殿山公園がある。そこの桜も綺麗に咲いていて、丁度結構式の最中で、
新郎新婦が桜の下を歩いて、まさに式場に登場しようとするところだった。かえでの新芽も
綺麗だった。


 御殿山から高輪に向かった。途中赤い花が綺麗に咲いていた。新高輪プリンスのガーデン
でも、桜が満開になっていた。ガーデンは、結婚式の参列者や花見の客で混雑していた。
呈茶の準備も見られた。 




 脇の駐車場では、ハナモモガ真っ赤な花を沢山付けていた。そこから品川駅方面に行った。
途中に、小さな緑の新芽を沢山付けた木を見つけて撮影した。

 我が家方面に戻る途中、権現山公園に立ち寄った。そこでは、2組が宴会の最中だった。

 道の途中には、椿の花も咲いていた。再び目黒川に戻って来ると、カヌーやボートで花見と
洒落込んでいた。カヌーから桜の写真を撮っている人もいた。そこから、大崎駅前の桜を見て
から家に戻った。 



 桜が散らない内に、目黒川沿いを歩く事にしよう。

六義園と小石川後楽園の桜

 3月22日に、六義園小石川後楽園のしだれ桜を見に行った。こんなに早く咲いたにも
関わらず、テレビで放映があったという事で、大勢の人が来ていた。
 最初に駒込の六義園を訪れた。シダレザクラはほぼ満開になっていた。いつ来ても見事さに
変わりは無いが、咲き始めて直ぐに満開という感じで、より華やかに感じた。快晴にも恵まれ、
花びらは光り輝いていた。



 池の畔に出ると、遠くに桜とコブシが目に入った。振り返ると、門越しにシダレザクラが
見えた。池沿いに歩くと、コブシの近くに来た。更に進むと、椿やコブシが多くある。シダレ
ザクラの向かい側には、咲き始めのソメイヨシノが綺麗だった。




 ソメイヨシノを背に池の向かいには、シダレサクラやコブシが美しかった。斑入りのツワブキ
や綺麗な椿の花も見られた。池を一周して再びシダレザクラに戻り、違う角度から見て、また魅
入ってしまった。



 駒込染井村はソメイヨシノの誕生の地と言われており、駅前の小さな公園にも植えられていた。
『染井よしの花祭り』の幟も見られた。

 駒込から、地下鉄南北線で後楽園に向かった。そして、小石川後楽園に来ると、そこでは
シダレザクラとソメイヨシノが、同時にほぼ満開になっていた。ここの周囲には、東京ドーム
やホテル、多くのオフィスビルがあり、写り込みを防ぐのは至難の業だ。それに加え、池の岸が
工事中だった。それでもひたすら桜だけを狙った。




シダレザクラの頂部に、丁度月が見えたので、撮影してみた。また、池に映り込んだシダレ
ザクラも綺麗だった。色々な角度から見るシダレザクラも良い。


 そこから池を一周した。途中にはハナモモも咲いていた。池の向かい側からの桜の眺めも
素晴らしい。ただ、工事の写り込みが残念だ。 

 内庭のソメイヨシノも見事だ。花のボリューム感が素晴らしい。そこから入り口への道沿い
には、椿の花やモミジの新芽が見られた。そして再び入り口の近くに戻った。


 人陰も減ったようで、シダレザクラを落ち着いて見る事が出来た。何回見ても見飽きない。
近くにはサンシュユも咲いていた。


 帰りには、塀越しのハナモモが可愛かった。駅近くの公園には、キウチクトウの植え込み
があり、白い可愛らしい花が沢山咲いていた。

 桜の時期は忙しい。

大崎の桜が咲いた!

 3月18日に大崎が開花した。(非公式) 早速、翌日自宅近辺を花を求めて散策した。
高層ビルの周囲には、必ず植え込みがあり、色々な花木が植えられている。銘板が付いて
いないので、花の名前がしかとは分からないのもあるが、取り敢えずアップした。



 ここから、大崎の桜の状況。まずは駅前の桜。そして目黒川沿いの桜。次はコブシ。


 翌日、花も一気に3分咲き位になったので、目黒川沿いを再び歩いた。桜の種類も幾つか
あるようだ。ソメイヨシノに白やピンクの濃い桜もある。この日はまだクルーズ船は間に合って
ないようで、一艘も見掛けなかった。桜の花だらけの写真だが、撮っている本人は飽きる事なく
写真を撮っている。やっぱり桜の花は日本一の花だ!最後はムスカリ。








 まだまだ桜紀行は続く。

高尾梅郷

 3月17日に高尾梅郷に今年最後の観梅に出掛けた。まずはJR高尾駅からバスで大下へ、
そこから歩いて木下沢梅林へ行った。梅まつりは10日で終わっていたが、梅はまだ7分咲き
という所か。それでも結構見応えはあった。梅林なので梅の花ばかりで、ほかはちょっとだけ。


 梅の木の下に、所々イヌフグリの花が咲いていた。ほかの花は見つからなかった。後は梅の
花ばかりだ。





 梅の花を堪能して後、旧甲州街道を高尾方面に歩いて帰ろうと思っていたが、何せ道路が狭く、
自動車が頻繁に通るので、バスで途中の天神梅林まで戻った。後は歩いて高尾の駅迄戻った。
 歩いている道路の脇にも、梅の木が多く植えられていた。また、ツリーハウスも見掛けたが、
どうやら喫茶店らしかった。家々の庭にも梅の木があり、格好の良いコブシも見られた。途中
小仏関所跡があり、梅の花やサンシュユが咲いていた。最後は、高尾駅のホームにある、天狗
の面のレリーフが珍しくて、撮影した。



 梅郷と言う事で、期待をして行ったが、まとまった梅林は木下沢梅林位で、道路が狭く危険で、
ハイキングには余り向かないと感じた。

新宿御苑のハクモクレン

 新宿御苑ハクモクレンを見に行った。この花は一見の価値がある。ほかにもこの季節は
色々な花を見る事が出来て、何時間いても見飽きない。ソメイヨシノの季節も勿論素晴らしい。
 まずは新宿門入って直ぐ目に付くのがハクモクレン。これを見るだけでも価値がある。


 その反対側に、ハチジョウキブシの面白い花が咲いている。日本庭園の方に向かう所に、
今にも咲きそうな桜のつぼみがあり、とても可愛かった。上の池の畔の柳が新芽を出して、
今にもカエルが飛びつきそうな様子だった。側には花をたわわに付けたアセビが咲いていた。
 そこへ行く途中に、カラスの水飲みの光景をみて、思わず笑ってしまった。池に沿って
行くと、寒桜の側にボケが綺麗だった。



 寒桜の先には、クサボケ、寒緋桜、シデコブシが綺麗に咲いていた。


 楽羽亭の裏手にも大きなハクモクレンがある。下半分はまだつぼみだったが、それでも
見事だった。

 更に歩いて行くと、桜の散った花びらと枝の陰の様子が、ちょっと面白いのを見つけた。
中の池の手前には陽光が、また、少し先では、満開の修善寺寒桜が見事だった。




 下の池の水仙植え込みには、立派なシダレザクラがあり、既に7分咲き位になっており、
見事に咲いていた。水仙との調和も素晴らしかった。



 そこの直ぐ近くには、寒緋桜が陽を受けて光っていた。また、陽光も満開に近く咲いていた。
そこから玉藻池の方へ廻った。そこの水辺には、高遠小彼岸が満開に咲いていた。水面に写る
桜も素晴らしかった。



 そこから新宿門に戻る途中でも、陽光が美しかった。また、一寸見慣れない新芽を見つけた。
枝から幹に目を移すと、それは銀杏の木だった。普段は葉のない木には目もくれないのに、今更
気がついた。その先には東海桜という桜もあった。そして、寒桜。


 少し行くと、玄海躑躅やヒマラヤ緋桜も咲いており、それらを見ながら、新宿門に向かった。
そして、再びハクモクレンが夕日に輝くのを見て感激しつつ、家路についた。



 今回大寒桜を見逃したのが残念だった。やはり染井吉野の花見には行くべきか。