裏磐梯の春

5月31日~6月1日で、春の裏磐梯へ1泊旅行に行った。
ホテルへ行く前に、土湯近辺と浄土平に花を見に行った。まず、松川町水原のクマガイソウの里まつり
へ行ったが、今年は10日程早く花が咲いて、まつり期間にも拘わらず花は終わってしまっていた。
仕方なくそこはスキップして、次に堤ヶ平のヒメサユリを見に行った。花は咲き始めで、花の数は多くは
無かったが、淡いピンクのヒメサユリは愛らしくて素晴らしい。そこのすぐ下に池があって、周囲には
アヤメが沢山咲いていた。中には白い花もあり、素晴らしかった。また、クリンソウもちらほら咲いて
いた。ヤマボウシも多くの花を付けていた。そこから、つつじ山公園と女沼に向かった。つつじも今年は
早かったようで、殆ど終わっていて残念だった。山の上からは女沼が良く見える。アザミも咲いていて、
チョウが蜜を吸う姿があった。

 

次に向かったのは照南湖で、書き込みによるとスイレンが素晴らしいとの事だった。場所も分からな
かったが、たまたま案内のサインに気が付いて行く事が出来た。行ってみると、本当に素晴らしい
スイレンの風景があった。地図でも見つからなかった所で、幸運だった。

土湯周辺を離れて、今度はイワカガミが咲く浄土平に行った。最近火山活動が活発化していて、行ける
かどうか疑問だったが、日中のスカイラインは通行可だった。駐車場に車を置いて、木道をミニハイ
キングした。木道を進むに連れて、イワカガミの姿が多くなった。花は小ぶりだが、沢山の花が密生
して咲いて、とても素晴らしい。途中白い物が見えたので行ってみると、ワタスゲが一面に咲いていた。
小さな画面では良く見えないが、拡大すると沢山の白い物に気が付く。反対側に歩いて行くと、木道が
終わった所にイワカガミの群生地があった。

 

浄土平を後にして、裏磐梯の星野リゾート裏磐梯ホテルに向かった。到着後、時間が早かったので、
近辺を散歩した。ホテルは桧原湖に面しているが、湖岸には出られないので、ぐるっと回って湖岸に
行った。日も低くなってきていて、雲に映る光芒も綺麗に見えた。そこからから、五色沼の遊歩道に
入った。歩道脇ではレンゲツツジやシダの類、タニウツギが綺麗だ。五色沼の特徴であるエメラルド
グリーンの沼が大変美しい。暗くなってきたので、ルリ沼迄行って引き返した。ルリ沼からは磐梯山
も見える。ホテルに戻ると、道路脇にレンゲツツジが咲いていた。

   

夕食の時間になって、レストランに向かう際に、窓から桧原湖の夕景を撮影した。レストランからは、
磐梯山の全景が見え、夕陽を受けて素晴らしかった。

翌朝は4:30からの『夜明けの茶散歩』に参加した。これは、ガイドさんが五色沼を案内してくれて、
途中でお茶を振舞ってくれるというものだ。時間が早いので、参加を躊躇ったが、折角なので参加した。
丁度日が昇る時間で、朝焼けが美しかった。沼に出ると、湖面から水蒸気が立ち込めていて、素晴らしい
眺めだった。中々立ち去り難い気分だった。ガイドさんも滅多に巡り会わないとか。朝露が付いた草の
葉も面白い。ホテルに戻る頃には、水蒸気も殆ど消えていた。途中に出会ったレンゲツツジやマイヅル
ソウ等も素晴らしい。

柳沼には、早朝の釣り人の姿があった。ホテルの駐車場周りでは、ナナカマドやレンゲツツジ等が
綺麗だった。玄関前ではツバメ達が乱舞していて、相手を探しているようだった。朝食後には、
毘沙門沼に行ってから、裏磐梯を後にして福島市方面に向かった。

福島市近辺での花の探索は、後篇で報告する。

旧古河庭園のバラ

5月20日に、何かの情報で、見頃だという旧古河庭園バラを見に行った。ここのバラは、洋館を
バックにして一段と素晴らしく見える。見頃という情報に間違いは無かったようで、殆どのバラが
綺麗に咲いていた。この日は天気も良く、バラの色が一段と引き立っていた。バラのほかにはあまり
無かったが、洋館の前のブラシノキが、赤いブラシを沢山付けて素晴らしかった。また、アイリスは
終りかけで、残念だった。バラを見に行ったので、ブラシノキ以外は全編バラの写真となったが、
バラの美しさを堪能できた。このバラを目当てに、土曜日という事もあって、大勢の人が来ていて、
同様に堪能した事と思う。ところで、ブラシノキはオーストラリア原産で、旅行に行った時良く見た
花で、懐かしい気がした。

バラを堪能した後、まだ早いので近くの六義園まで足を延ばした。こちらはツツジが終わり、サツキ
にはまだ早いという時期で、生憎と花はあまり見られなかった。アジサイにも早い時期で、花はちら
ほらとしか咲いていなかった。代わりに、いつも秋に来る紅葉の所で、新緑が大変美しかった。

どちらの庭園も、一年に何度か訪れるが、いつ来てもそれなりに楽しめる所だ。

トルコ紀行(4)

トルコ紀行

9日目 イスタンブール観光~イスタンブール空港(夜)

いよいよ最終日。イスタンブール観光の前に、OPのボスポラス海峡クルーズに参加した。出発前に
エレベーターから朝のホールの様子を撮影した。そして、朝食後最後の観光に出発した。
クルーズの前に、リュステムパシャ・モスクに行った。ここの内部は、殆どがタイル貼りで、それも
様々な模様のタイルで埋め尽くされており、とても見事だった。タイル一つ一つの模様も素晴らしい。
床の絨毯も素晴らしい。外部に貼られたタイルも素晴らしいものだった。見学後、クルーズ船乗り場
迄歩いたが、街の金物屋や水タバコ屋が面白かった。植え込みの所には、小鳥の姿があった。

 

 

 
 

そして、クルーズ船に乗り込んだ。たった8人で贅沢に貸し切りで、ゆったりとして良かったが、
朝一番はかなり涼しかった。出航してしばらくは、周辺の観光スポットが 良く見えて素晴らしい。
暫くして、ボスポラス大橋が見えてきた。また、左手の港には巨大なクルーズ船が停泊していた。
恐らく地中海クルーズの船だろう。その先には、ドルマバフチェ宮殿がある。橋の袂にはオルタ
キョイ・ジャミィが見えた。その先のレストランには、満開のフジの花が遠目にも良く見えた。
そして、第2ボスポラス大橋が見えてきて、手前にあるルメリ・ヒサールが素晴らしい。

 
 

 
 

船は第2ボスポラス大橋の手前でUターンした。左手のアジアサイドには、高級住宅も見え、季節柄
ライラックの花が沢山見えて素晴らしい。この海峡には、夥しい数のクルーズ船が運行されていて、
行き交う船も多いし、多くの港には、クルーズ船が沢山繋留されいる。港が近づくと、クズ塔とウス
キュダルの街が見えてきた。この街が、あの歌に歌われた街らしい。新市街側には、ガラタ塔が手に
取るように見える。いよいよ帰港で、ガラタ橋や下層のレストラン・電車が見える。

 
 
 
 

クルーズ後、OP不参加組と合流する間、昔の刑務所を改装したビルに入った。そこには高級店が
幾つかあり、殊にランプの店は素晴らしかった。合流後、昼食となったが、そこの店員が可愛かった。


 

その後、イスタンブール観光となった。この日はスルタンアフメット公園周辺だけの観光で、バスを
降りて歩き回った。イスタンブールでは、チューリップフェスティバルが開催中で、至る所にチュー
リップが植えてある。私のトルコ旅行の目的の一つは、チューリップを見る事でもある。最初に入場
したのはトプカプ宮殿で、まず宝物館に向かった。トルコの休日がらみで凄い混みようで、入口には
長蛇の列が出来ていた。周りの建物は修復中が多く、工事個所には完成図のシートが張られていて、
興味深かった。

 

 
 

宝物館は撮影禁止だったが、バルコニーからはOKで、ボスポラス海峡が良く見えた。次の所に
並んでいる時に、可愛いヘア飾りをした女の子がいたので、撮影させて貰った。そして、チュー
リップ、チューリップ。外にも八重桜やライラック、アンズ等も咲いていて、春を感じた。
彼方此方回されて、何の建物か分からなくなっていたが、次はブルーモスクに向かった。


 
 
 
 
 

ブルーモスクでは靴を脱ぎ、女性は頭を隠さなければならない。中に入ると、窓が多い為とても
明るいのには驚いた。大方のモスクは薄暗い。明るい為、内部の装飾が一段と鮮やかに見える。
窓のステンドグラスがまた素晴らしい。

 

 

次は、アヤソフィアに向かった。途中、ヒポドゥロームのオベリスクを見た。途中の公園の花も
綺麗だった。また、可愛らしいパトカーもいたが、普段は車中で待機しているのだとか。

 
 
 

アヤソフィアは多くのモザイク画が有る事で有名で、至る所にモザイク画があった。モスクにキリスト
というのも一寸違和感があるが、東西文化の融合という事だ。各所の柱やアーチ、大理石も素晴らしい。

 
 

 
 

公園にはチューリップの絨毯があり、見学用の橋は渋滞していた。チューリップは彼方此方でまだ
美しく咲いていた。車道には路面電車が頻繁に走っている。ここからグランドバザールに向かったが、
途中の歩道脇の小壁に、陶器のクズで作ったの見られるモザイクがあり、面白いので撮影した。

 
 
 

グランドパサールに来た。 中は人でごった返していた。面白そうな店が沢山あるが、大きな物を買う
訳にもいかないし、時間もないし、値段も分からないしで、指定された日本人の店でそこそこ買って
終わりにした。店の人がピースをして写真に納まってくれた。その後、港の方に歩いて行ったが、途中
にも面白い店が沢山あり、大勢の地元の人が買い物に訪れていた。

 
 
 
 

港近くで、最後の晩餐となった。通りではカモメが月を背に乱舞していた。後は空港に向かうだけ。
途中、ヴァレンス水道橋の脇を再び通り、空港に到着した。

 

 10日目 イスタンブール空港(深夜)~成田空港(夕)

深夜、イスタンブール空港から成田空港行きのターキッシュエアラインに乗り込み、帰国の途に
ついた。日本の上空に差し掛かると、立山らしき山が目に入った。成田に近づくと既に夕方で、夕陽
が綺麗だった。また、霞ケ浦の近くにある田んぼが、光ってとても綺麗だった。遠くには筑波山の
シルエットも見えた。やっと、日本に戻って来た。

 
 

トルコ紀行完

トルコ紀行(3)

トルコ紀行

 7日目 パムッカレ~アイワルク(泊)

朝の一番にプールサイドに行くと、温泉プールが湯気を立てていて、浸かっている人も見られた。
プールは自然の造形ではなく人工の物だが、雰囲気は出ている。
7日目はエフェソス観光してから、アイワルクに向かった。途中の休憩所の脇で、ケシやイチジク
等の花が咲いていたので、撮影した。丁度ゴミ回収車が来ていて、そこの洗車係が写真を撮れと
言うので、愛想の良い運転手の写真を撮った。その先の街を走っていると、殆どの建物の屋上に
ソーラー温水器がある異様な光景に出くわした。何でも、ドイツのメーカーと市がタイアップして
いるのだとか。この国では、国や自治体の強制力が強いようだ。

エフェソスに行く途中、高級革製品の店に立ち寄った。ここでは、革製の服のファッションショー
を見せられた。見たり説明を聞いたりすると、ついつい買いたくなってしまう。ショウルームでは、
マネージャーがポーズを取ってくれたのを撮影した。販売員全員が日本語で対応したのには驚いた。
そして、いよいよエフェソスへ。車窓から、街中で城壁が見られ、遺跡の街である事が分かる。遺跡
に行く前にレストランへ。なかなか洒落たレストランだった。

昼食後、エフェソス遺跡へ。世界最大級の都市遺跡という事だか、世界遺産にはなっていない。
それは、復元の為に手を加え過ぎているからという。とは言え、紀元前11世紀の都市の様子が
窺えるのだから素晴らしい事だ。入場して間もなくの所に、柱がぽつんと建っていて、よく見ると
柱頭にコウノトリが巣作りしている。また、遺跡のそこここに春の花が咲いていて、イチジクの
木も沢山見られ、丁度実を付けていた。

写真は順に、ヴァリウスの浴場、バシリカ、その列柱、オデオン入口の飾り、オデオン。

 

次は、メミウスの碑、クレトス通り、ヘラクレスの門、トラヤヌスの泉、モザイクタイルの通り、
そして遺跡に生えた花。

続いて、ハドリアヌス神殿。紀元前の建物の装飾がこれ程素晴らしいとは驚きだ。そして、公衆トイレ
だが、ちゃんと座るようになっている。ある意味現在のトルコ式トイレより進んでいる。最近、そこに
座った観光客が怪我をしたとかで、ロープが張られて今は座れない。

 

そして次は、ここの最大の見所、ケルスス図書館。この巨大で壮麗な建物には、ただただ感動する
ばかりだ。ファサードには4体の女性像が置かれている。この脇には、マゼウスとミトリダテスの門。
この建物の少し手前には、娼館への秘密の入り口というのもあった。

次は、大劇場に続くマーブル通り。大理石の床が眩しい。脇にはアンズ?の花が綺麗だ。通りを
進むとテルマエロマエの跡がある。そして、大劇場に来た。何とも壮大な劇場だ。現在部分的に
修復工事中だが、当時の面影は偲ばれる。どこかの女性が歌い出したのには驚いた。この劇場から
当時海に続く道がアルカディアン通り。写真の車は、この夜コンサートをする人が準備をする為。
その後、出口に向かったが、ライラックが綺麗だった。外には観光馬車も見られた。

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観光後、宿泊地のアイワルクに向かった。車窓からは、風力発電も彼方此方に見えた。空を見上げる
と、雲が綺麗だった。

アイワルクのホテル到着後、ホテル前の海岸を散策した。目の前はエーゲ海内湾の一部だ。道端には
色々な花が咲いていて素晴らしい。暫くして夕食になったが、この日はバイキングで、写真はその
デザートのケーキ。トルコのケーキやお菓子は、とてつもなく甘いので、一つ食べるのがやっとだ。
この日の最後は、部屋から見た夕景。

 8日目 アイワルク~イスタンブール(泊)

この日は最後の移動日になり、トロイ遺跡を見学してから、イスタンブールに戻る。
まず、バスから出発して直ぐの海岸を撮影したが、見張台がシルエットになり以外に面白かった。
トロイへの途中、トルコ名産の化粧品店に立ち寄った。写真は説明してくれた店員を撮影したもの。

そして、トロイ遺跡に着いて、木馬を見る前に遺跡の見学をした。それ程広くはないが、かの有名な
シュリーマンの話は子供の頃から知っていて、親しみがある遺跡だ。石の上を渡るリスがいたり、
昼間なのにフクロウがいたり、色々な花が咲いていたりで、遺跡以外の楽しみもあった。この遺跡は
時代毎に何層にもなっていて、その証しも見られて興味深かった。また、土のブロックを積み重ねた
物に、小さな穴が沢山あるのは、昔の蜂の巣という事だ。シュリーマンが発掘していた場所もあった。

小さなオデオンもあり、昔は屋根があったらしい。そして、トロイと言えば木馬。当然ながら今ある
物は神話の再現で、観光用だ。ザクロのジュースも売っていて、その場で絞って渡してくれたが、
結構美味しい物だった。

その後、バスはチャナッカレを通って、ラプセキ(アジアサイド)からダーダネルス海峡を渡る
カーフェリーに乗り込んだ。港にあったペガサスの彫像の謂れは聞かなかった。乗り込んだ後は、
甲板に出て30分の船旅を楽しんだ。海峡の海の色が綺麗で、船の周りには沢山のカモメも飛び回って
いた。また、行き交うフェリーも多かった。

 

対岸の港街ゲリボル(ヨーロッパサイド)に到着すると、バスには乗らずにレストランに向かった。
この港街はこじんまりとして良い街だ。城塞の跡も見られた。レストランで出されたパンの入れ物が
可愛らしかった。食後、港の駐車場迄戻ったが、途中には魚屋が数軒あり、ガイドが魚屋をからかう
のが面白かった。

ここからは一路イスタンブールだ。途中の牧場で見た羊は黒かったが、東部の羊は白でこちらは黒
という事だった。また、車窓にはずっと広大な菜の花畑で、素晴らしい眺めだった。菜の花が港迄
落ち込む景色も素晴らしかった。走っていると、畑の真ん中に忽然と巨大な団地が現れた。イスタン
ブールも近いらしい。既に日も暮れて、通りかかった海の景色が素晴らしかった。そして、いよいよ
街に入った。水道橋近くの橋の下には、巨大な自転車屋があった。

途中の事故渋滞で、レストランに着いたのは9時近かった。この日はオリエント・エクスプレス・
レストランでのディナーだ。昔のオリエント・エクスプレスの駅舎で、隣は今もスィルケジ駅として
健在で、電車も停まっていた。レストランでの種類の販売には、可愛らしい汽車型のワゴンが登場した。
駅入口近くのカウンターでは、主らしいネコが見張っていた。その後、最後のホテルにチェックイン
したが、そのチェックイン・カウンターが何とも素晴らしい。内部も歴史を感じさせて良かった。

次回に続く。

トルコ紀行(2)

トルコ紀行

5日目 カッパドキア~コンヤ(泊)

この日も早朝にバルーン見物に出掛けたが、晴天・微風にも拘わらず、飛行は中止となったようで、
準備していた車が続々と引き揚げて行くのが見えた。前日遭った日本人は、5日連泊したが飛んだのは
1日だけだったと話していた。ついでにホテル方向の写真を記念に撮った。因みに、左の岩は宿泊した
ホテルの客室の一部で、緑の屋根はホテルのレストランだ。
この日最初の日程は、カッパドキアのギョレメ野外博物館観光だ。ここはイスラムからの迫害を逃れ
て、キリスト教徒が造った岩窟教会だ。岩をくりぬいた教会にはフレスコ画も残っている。このエリア
には、幾つものこの種の教会が残されている。園内には花色々なが咲いていて、春を感じさせた。

ギョレメから、トルコ石の店に立ち寄った。ここではトルコ石の説明を受けて、皆さん買う羽目に
なったようだ。特にオールドトルコ石は素晴らしかった。ただ、石はイラン産だそうだ。その後、
前日に行った鳩の谷に向かったが、途中の景色の名残を惜しんだ。そして、鳩の谷のレストランで
昼食を取ったが、ここからの眺めは素晴らしいものだった。ウチヒサールも目前で、谷の様子も
手に取るように見えた。そこに居ついた猫も愛らしかった。

カッパドキアを後にして、コンヤに向かった。途中、スルタンハンのキャラバンサライ(隊商宿)
に立ち寄った。石の壁に囲まれた、かなり大きな所だ。その前の舗石を、現代の商人がロバの車
で絨毯を運んでいるのが面白かった。コンヤに着くとメヴラーナ博物館に行った。ここの緑色の
タイルの塔が有名との事だった。脇の庭園にはチューリップ等の花が沢山咲いていた。建物内部の
装飾も素晴らしいものだった。隣にはセリミエ・ジャミィがある。その後、ホテルに向かったが、
途中写真は無いが、インジェ・ミナーレ神学校前を通った。また、途中の公園にはチューリップが
沢山咲いていて、それを楽しむ人々が休日を楽しんでいた。

 6日目 コンヤ~パムッカレ(泊)

翌日、一路パムッカレに向かった。コンヤの市内では路面電車があちこちで見られた。左の写真の
電車は画面に入らない程長かったが、一両はかなり短く感じられた。途中の車窓からは、羊の群れを
見る事が出来た。途中休憩のドライブインには、この地方のスルタンらしき像があった。街道沿いの
ドライブインには必ずと言ってよい程何かの像が有るのも面白い。そこの有料トイレは一寸薄暗いが、
石・タイル張りの立派なトイレだった。その先の車窓からは、連なった雪山が見られた。そして、低い
木の上には、卵か雛を抱くコウノトリがいた。更にすぐ先では、バスの上をコウノトリが飛ぶ姿が
あった。幸運にも写真に収める事が出来た。

バスは約400kmの道のりを走っている。途中の景色も楽しいが、100km近くのスピードで走って
いるので、写真を撮るのもままならないが、暇なのでシャッターを切りまくった。途中には麦畑や
牧草地が多い。次の写真は、女性がトルコ風モンペを履いて、並んで農作業をしている様子で、
面白いので写真を撮ってみた。途中の街で昼食となったが、写真はトルコ風ピザで、味はまずまず
であった。そして、バスは塩田の近くを走り抜けた。その先にはソーダが採れる場所もあった。
湖の脇をずっと走ったが、鉄道も湖に沿って走っていた。

やっとの事でパムッカレに着いた。まずは、ヒエラボリスの見学をしてから石灰棚に行った。そこは
想像していた通りの素晴らしさだった。広大な真っ白な石灰棚は、世界遺産に相応しく思えた。惜し
むらくは、棚に水が溜まっていなかった事だ。一部に水も見えたが、ごく一部で、足湯の為に水を
流している所もある。足湯と言っても、お湯がある訳では無い。

 

一応裸足で水に浸かった後、遺跡を通ってパムッカレテルマルを見た。そこでは、遺跡の中で水着で
泳ぐ姿があった。鶏の像が何なのかは不明。帰り際に、ヒエラボリスの劇場を遠目に眺めた。岩の間
には、可憐なケシの花が咲いていた。この国では、ケシを栽培できる。その後、ホテルに向かったが、
下から見る石灰棚も雄大だった。

ホテルに着いて部屋に荷物を置いた後、プール周りを散歩すると、ヤシの木に絡みついたモッコウ
バラが目に入った。まるでヤシが満開に花を付けているようだった。

次回に続く。

トルコ紀行(1)

トルコ紀行

2015.4.22~2015.5.1の10日間、トルコの世界遺産を巡るツアーに参加した。ツアーのコースとして
は、以下の通り。先頭の()内数字はトルコ紀行の番号。

(-)1日目 成田空港(夜)~イスタンブール空港(早朝)
(1)2日目 イスタンブール~アンカラ(泊)
(1)3日目 アンカラ~カッパドキア(泊)
(1)4日目 カッパドキア観光(泊)
(2)5日目 カッパドキア~コンヤ(泊)
(2)6日目 コンヤ~パムッカレ(泊)
(3)7日目 パムッカレ~アイワルク(泊)
(3)8日目 アイワルク~イスタンブール(泊)
(4)9日目 イスタンブール観光~イスタンブール空港(夜)
(4)10日目 イスタンブール空港(深夜)~成田空港(夕)

日数が多いので、全体を4分割にした。まずはその1。
今回トルコに来た理由の一つがチューリップで、4月にチューリップフェアをやっている事、もう一つは
カッパドキアに一度は来てみたかった事がある。

2日目 イスタンブール~アンカラ(泊)

早朝にイスタンブールに到着し、すぐにバスでアンカラへと向かった。途中、何度かトイレ休憩で
下車したが、早朝にも拘わらず店が開いているのには驚いた。店の前には、美味しそうな果物が
ずらりと陳列されていた。日本での情報で、アンカラでは雪が降ったというのは聞いたが、途中の
景色が一面の銀世界になっていて、これにも驚いたと同時に、この先の天候が不安になった。

アンカラまで来ると、何と晴天で清々しい朝となった。今回の旅行で最初の観光は、アタチュルク廟
を外から眺めるもの。アタチュルクは、トルコの近代共和国を築いたトルコの父であり、この日は
記念日で、トルコの休日となっており、朝から大勢の人が詰めかけていた。敷地内には花が沢山咲いて
いたが、ガイドによるとどれもアンズとの事だった。
次に向かったのが、アナトリア文明博物館。ここには、彼方此方の遺跡から集められた物が、所狭しと
展示されている。陳列物は、旧石器時代から順に陳列されている。また、敷地が高台にある為、街の
家並みが見下ろせて素晴らしい。何でも、屋根はこの色の瓦を使わなければいけないらしい。庭には
美しいトルコのカササギもいた。沢山ある壺は、船で物を運ぶのに使ったという。
この日は、早くにホテルにチェックインして休息を取った。

3日目 アンカラ~カッパドキア(泊)

前日見た3頭の鹿の巨大モニュメントが街中にある。近くの街角では、屋台のパン屋さんが朝の開店の
準備をしていた。彼方此方の街角でこの種の屋台を見掛けた。
この日は、まずアンカラからボアズカレの遺跡に向かった。途中、雄大な高原と雪山を眺めたり、ドライブ
インで小鳥のさえずりを聞いたりした。バスのボディにあったトルコのロゴが素晴らしい。

ボアズカレの遺跡に到着した。最初に世界遺産のハットウシャシュ遺跡に来た。雲が殆ど無い晴天で、
広大な遺跡がくっきり見えて素晴らしい。遺跡の詳細は別にして、紀元前17世紀から続く歴史を目前
にして、感嘆するばかりだ。

次に訪れたのが、程近いヤズルカヤ遺跡。岩壁には神々のレリーフが彫られている。岩の割れ目には
可憐な花が咲いていた。丁度同じ時間に、地元の大学の学生たちが、遺跡の見学に来ていた。トルコ
でのバス旅は移動距離がとても長いので、行く先々でトイレ休憩となる。そこにある有料トイレの入り口
を激写?してみた。料金は1トルコリラ(約50円)で、入口には徴収係が座っている。

そこからカッパドキアに向かった。途中の休憩地の脇には、今年売れ残った飼料が大量に置かれて
いた。途中の車窓からは、草原の向こうにトルコ第2の高峰3,916mのエルジェス山がくっきりと
見えて、素晴らしい眺めだった。草原では、沢山の羊が草を食む姿が見られた。湖のブルーも草原の
緑に溶けて美しい。そして、いよいよカッパドキアエリアに来た。行く手前から、奇岩が沢山現れて
来た。この日は時間があるというので、予定外のラクダ岩に連れて行ってくれた。土産物屋も賑やか
だ。一寸変わった岩もあったが、どう見えるだろうか。トルコは知っての通りの親日国だが、日本人
と見ると直ぐに話し掛けてくるという事だったが、案の定学生の団体に囲まれている仲間がいた。
中には泣いている女学生もいたとか。バスの中でも、空いた時間にNHKのプロジェクトXのビデオが
流されたが、内容は串本沖でトルコの軍艦を救助した話や、イランイラク戦争時、イランに取り残さ
れた日本人をトルコ航空を飛ばして救助してくれた話、トルコ地震の時日本人が救助に駆け付けた話
等であった。そんなこんなで、トルコの人々は親日家になったようだ。ホテルや土産屋では、必ずと
言って良い程日本語で声を掛けてくる。余談はさて置いて、車窓からは奇岩のオンパレードだ。

その夕には、民族舞踊とベリーダンスショーを見に行った。会場は岩をくりぬいて造ったホール
だった。地元のワインを飲みながらの鑑賞は、大変楽しいものだった。その後、ホテルへの途中
では夕陽に染まるローズバレーを車窓から見る事が出来た。ホテルは洞窟ホテルで、部屋には
外に面する窓は無かった。その晩のホテルのレストランからは、街の夕景が良く見えた。

4日目 カッパドキア観光(泊)

今回のツアーには、オプションで気球ツアーがあったので頼んだのだか、直前になって安全が担保され
ないという事でキャンセルになって大変がっかりした。ならばと朝5時起きで山の上にバルーン見物に
行った。この日は快晴、微風でバルーンは飛びそうだった。ホテルから5分程で小山の頂上だ。まだ
日の出前だったが、バルーンのバーナーが既に点火されて、今にも飛び立ちそうだった。飛び立つ迄に
は時間が有りそうだったので、周囲を眺め渡したが、カッパドキアの全貌が見渡せて、とても良い場所
である事に気が付いた。先の方に歩いて行くと、あちらこちらでバルーン打ち上げの準備をしていた。
そしていよいよそこここでバルーンが上がり出した。朝日も昇ったが、朝日とバルーンを同時に撮影
するのは難しかった。これだけの数のバルーンを見ると、これだけでここまで来て良かったと思えた。

暫く眺めたホテルへ戻り際に、土産物屋を見ると可愛らしいキノコ岩の置物が沢山置いてあった。
反対側には、バルーンの大きい影があり、頭上には大きいバルーンが迫っていた。洞窟ホテル越し
にもバルーンの姿があった。

朝食後、やっとこの日の終日カッパドキア観光が始まった。まずはスリーシスターズに行った。背景の
奇岩の景色やエルジェス山が素晴らしい。次にローズバレーに行った。ここから見るカッパドキアの
雄大な眺めも素晴らしい。足元には可憐な花が咲いていた。また、違う色の地層が見られるのも楽しい。

観光の途中に、絨毯工房兼ショウルームに連れていかれた。ここは国営の絨毯製作の教育施設になって
いて、織子さんの実演も見せてくれた。トルコ絨毯の素晴らしさを、雄弁かつ流暢な日本語で説明して
くれて、こちらをつい買う気にさせるのはすごい。その後、街に戻り洞窟風レストランで昼食となった。
途中の陶磁器店の外壁がすごい事になっていて驚いた。昼食後、カイマルク地下都市に入った。よく
こんな所に岩をくりぬいた都市を造ったものだと、驚き入るばかりだ。宗教とは恐ろしいものだ。入口
への道路には、御多分に漏れず土産物屋が立ち並んでいるが、それを見るのもなかなか楽しいものだ。
次に、カッパドキアのハイライトのパシャバーに行った。ここでは、圧倒するばかりの巨岩の間を散策
した。下から見上げると恐ろしいばかりに巨大だ。これこそがカッパドキアだと思った。中にはウサギ
顔の岩もあったりして、興味は尽きないが、ツアーの悲しさで時間の制約があるのは残念だ。


     

パシャバーを後にして、鳩の谷に行った。ここからも雄大な景色を楽しめると共に、巨岩をくりぬいて
住みこんだ跡が多く見られた。ウチヒサールも目前に見られた。また、目玉のツリーやのび~るトルコ
アイスも楽しかった。

この日の最後は、メヴラーナ旋回舞踊ショーだ。宗教的な踊りで、ショー中の撮影は出来なかったが、
終了後、撮影用にもう一度踊りを披露してくれた。会場前の鳩の巣も面白かった。

次回に続く。

皇居東御苑の八重桜と春の花

も4月18日は、皇居東御苑の八重桜と春の花を見に出掛けた。
東京駅から和田倉噴水公園を通って大手門に向かったが、公園では満開の桜(フゲンゾウ)が見られた。
大手門を入り、休憩所の傍には、トキワマンサクの生け垣が素晴らしい。

二の丸庭園の池の周囲では、山吹の黄色が眩しい。八重桜のフゲンゾウも満開になっており、その下近辺
にはシャガがびっしりと咲いていて素晴らしい眺めだ。

池の奥にある小山にはシャクナゲが沢山咲いている。遠くにはツツジの赤や桜のピンクがあって良い
眺めだ。雑木林では、ヤマツツジの赤が目立っている。また、ツツジの植え込みでは、ツツジの色々
な色の花が見られる。この日はまだ咲き揃っていなかったのが惜しまれる。諏訪の茶屋前には、一輪の
ボタンが咲き始めていた。池の方を振り返ると、ヤマブキや桜、シャガが素晴らしい。茶屋の裏手には、
素晴らしいシャクナゲも咲いていた。そこから雑木林の中に入ると、真っ赤なヤマツツジが見られた。

その後、急な汐見坂を登って本丸に出た。途中、何かの花だろうか、形が面白かったので写真を撮った。
本丸の反対側では、サトザクラが素晴らしい。天主題前にはギョイコウが満開だ。この緑の桜はいつ見て
不思議だ。 奥の方には濃いピンクのシャクナゲが咲いていて、手前のツツジやタンポポもあり素晴らし
い。 近くにはフゲンゾウが素晴らしい花をたわわに咲かせていた。

先に行くと、白いタンポポが可愛らしかった。また、いつも赤い葉のカエデが素晴らしい。そこから
戻って桜の並木を見た。そこに咲いているカンザンのぼんぼりの様な花は、何とも不思議だ。

富士見多聞前の斜面では、アカボシシャクナゲが所狭しと咲き誇っていた。つぼみの赤はとても印象
的で、お気に入りの一つだ。ヒカゲツツジの淡い黄色も素敵だ。

本丸の芝生にある丸く刈ったツツジも、花がびっしり付くととても素晴らしいが、この日はまだ
一寸早いようだった。周辺には何種類かの桜があり、花を競いあっているかのようだった。この
近辺にはウコン、フゲンゾウ、ギョイコウ、カンザン等が満開になっていて素晴らしかった。

本丸の芝生を横断して、果樹園手前には、大きなウコンが満開で素晴らしかった。遠目には花だか
葉だか分からないが、近くに行くと可愛らしい花が一杯ぶら下がっているのが分かる。果樹園では、
ワリンゴやヒメリンゴの清楚な花が咲いていた。そこから百人番所方面に下がって行くと、オトコ
ヨウゾメという花が咲いていた。

この日は天気も良く、御苑内のガイドツアーも沢山やっていた。また、場所柄外国人の姿が多く見掛
けられた。この御苑では、季節の折々に素晴らしい花が見られて、素晴らしい所だ。

 

目黒川下流附近の桜

目黒川下流附近の桜を、開花してから散るまでを追っ掛けてみた。開花が24日頃だったが、追っ掛けは
27日から4月6日の間に歩いた時の写真だ。日を追って殆ど桜ばかりを並べる。自宅が大崎の目黒川沿い
なので、大崎を起点として、五反田~天王洲の間とその周辺で撮影した。

28日は大崎から天王洲へ行き、御殿山経由で戻った。

天王洲近くの東品川海上公園や天王洲公園では、既にお花見をしていた。花を植えて描いたミッフィー
も可愛らしい。天王洲アイルでは、丁度LADY CRYSTALがクルーズから戻って来た。そして、そこから
天王洲ふれあい橋を渡って品川方面に向かった。駅近くの建物の前にはモクレンが咲いていた。その後、
御殿山ヒルズを通って家に戻った。

翌日、大崎から五反田迄目黒川沿いを歩いて、また戻った。桜テラスからはミニクルーズも出ている。

 

戻る途中のビルの外壁にくっきり写る桜が、いつもながら面白い。花見クルーズ船も頻繁に行き交って
いる。途中、毛色の違う桜が、ピンクも鮮やかに咲いていて見事だった。違う桜もあった。

 

30日は、家の近くを歩いた。大崎駅前の桜の俯瞰も綺麗だ。 駅近くには、オオシマザクラが多いが、
ソメイより少し早く咲き始め、満開になっていた。花見クルーズも相変わらず頻繁に行き交っている。

 

次のは2日にベランダから撮った写真。その次は3日で、既に花筏が流れ出していた。

4日、5日は雨模様でお出掛けは無し。そして、6日には御殿山から五反田経由で目黒川沿いを歩いた。
桜は殆ど終わりで、この日は専ら落ちた花びらを狙った。

御殿山の公園では、ツバキやツツジも咲いていた。川沿いの桜も何本かまだ綺麗だ。

家の前まで来て、落ちた花びらや赤い新芽を撮っていると、恰好の良いボートが花見の終わりを告げる
様に、下流方向に疾走して行った。また、既に八重桜が咲き始めていた。

これで、今年の大崎の桜も終わってしまった。

 

新宿御苑の桜

3月30日月曜日に、新宿御苑を見に出掛けた。通常は休苑だが、花見時は開苑している。入苑時には アルコールチェックの為手荷物検査があり、入苑前に長蛇の列が出来ていた。ここは禁酒なので、そこで 没収される人もいるようだ。やっと入苑園すると、ソメイヨシノはほぼ満開で素晴らしい眺めだった。 桜の下には、沢山の花見客が車座になっていた。春休みとあって、子供や学生も多く見られたし、外国人の 姿も大変多く見られた。天気も快晴で、桜の花が青空に映えて美しい。また、濃いピンクのヨウコウも 咲いていて、淡い色のソメイヨシノに交じって一際目立っていた。

 

日本庭園の上の池付近では、桜の遠景が素晴らしい。そして、橋を渡った所にはヤエベニシダレやハナ
カイドウがあるが、まだ一寸早かった。その近くの満開のツバキが素晴らしかった。

   

池沿いを進んだ先には、満開のボケがあり、花をびっしり付けていて素晴らしい。前回もちらほらと 咲いてはいたが、これだけ固まると感動する。 その先のシロタエはまだ咲始めだが、咲いている花 は気品を感じる。

 

そこから旧御凉亭方面には多くのソメイヨシノが満開に咲いている。 旧御凉亭からの桜の眺めも 素晴らしかった。そして、中の池を見て芝生広場に出た。広場では、家族連やどこかの会社の団体等が、 花見弁当を食べている姿が多く見られた。また、外国人も多く花見を楽しんでいる様子だった。周囲にはソメイヨシノのほか、コヒガンザクラ、オオシマザクラ、ヤマザクラ、ハナモモ源平等が咲き競っていて素晴らしい眺めだ。

       

桜園地に来ると、まさに桜の園という感じだ。ここには多くの種類の桜があり、色や季節の違いが
良く分かって楽しい。

  

下の池の近くでは、 ヤエベニシダレとソメイヨシノの競演だ。池に映った桜も素晴らしい。シダレザクラ
も多少咲き残っていた。

  

そこから中の池沿いに桜を楽しみながら歩いた。自分としては、裏側から見る桜の花が大好きだ。この
濃いピンクの桜はヨウコウだろうか、何とも華やかで良い。

   

中央のイギリス風景式庭園に出ると、それは沢山の人の花見を楽しむ姿があった。周辺にはソメイヨシノ
の大木が多くあり、花見にはうってつけの場所だ。アルコールが無いので、落ち着いた雰囲気なのが良い。

 

毎年のように新宿御苑の花見に来るが、桜を見るならここが東京では一番ではないだろうか。

しだれ桜咲く六義園と小石川後楽園

3月27日、しだれ桜が咲く六義園小石川後楽園に行った。天気も快晴で、両方とも大勢の花見客が
訪れていた。最初に南北線駒込駅から六義園に向かった。染井門が開いていたので、すぐに入園出来た。
しだれ桜まで来ると、大変な人出だった。桜は7分咲き位で素晴らしく、陽の光に光っていて綺麗だった。
色々な角度から眺めると、表情・形が変化して面白い。ただ、ここの難点は角度によってバックに建物が
見えてしまう事だ。花はまだ瑞々しく美しい。

しだれ桜を見た後、大泉水の周りを一周した。周囲にはコブシの花が多く見られる。モミジの若葉も
とても綺麗だ。池の石の上は、びっしりと甲羅干しをしているカメで埋まっていた。

 

池を一周してまたしだれ桜まで来ると、一段と人の数が増えていた。そして、また桜の写真を撮った。
桜のそばにある竹林も若芽が綺麗だった。

 

六義園を見た後、南北線で後楽園駅まで行き、そこから小石川後楽園に行った。入園してすぐに枝垂桜
が目に入る。桜の上には月の姿もあって素晴らしい。左手にも数本の枝垂桜があり、緑のバックに映える
枝垂れの様子が私のお気に入りになっている。ここでも角度による見え方の変化が面白く、裏の小山から
見る桜も面白い。

大泉水の反対側から見る桜も素晴らしい。内庭に行くと、そこのソメイヨシノは既に満開だった。
池に映る桜も良かったが、バックの建物が邪魔をしていた。そこから入口に戻る途中の木曽川脇の
モミジの新芽が光って綺麗だった。

再び枝垂桜に戻った。近くのソメイヨシノには知らない鳥が来ていた。そして、枝垂桜を色々な角度から
撮影してみた。ここは後楽園なので、当然の事ながらバックは東京ドームがある。

帰りはJR水道橋駅から東京駅経由で帰宅した。