アイスランド紀行(5)

アイスランド紀行(7日目)
この日はレイキャビック市内観光を行った。最初に行ったのが、イマジンピースタワーが見える
港。一年の決まった日に、写真左端の円形の建物から、直上に光が発せられる。これをタワーと呼び、
一大イベントになっている。これは、オノ・ヨーコが世界平和を願って行っていると言う。
この港には、市内観光のバスも来ている。次に、ホフディハウスで、レーガンとゴルビーが会談し、
玄関で握手をした場所だ。市内を廻っていると、壁にペインティングがされているのをよく見る。
また、市街を見渡す丘に行くと、可愛らしい街の様子が良く見えた。そして、ペルトラン展望台に
行った。屋上からは、レイキャビックの市街が一望できる。中のトイレは溶岩色で真っ黒。屋外には
風変わりな人の彫像があった。

 
 
 
 

その後、ハトルグリムスキルキャ教会に行った。アークレイリ教会と同じく、サムエルソン
という建築家の設計だ。パイプオルガンをイメージしているらしい。教会内部にも、立派な
パイプオルガンがある。デザインは白が基調ですっきりとしている。そこから街を歩いたが、
通りから振り返ると、教会の威容が良く見える。通りには、建物アートが彼方此方に見られる。
また、歩行者天国の通りの入り口には、自転車型のゲートが設置してあって面白い。路面の
ハートマークの意味は、聞きそびれた。次に、国会議事堂に行った。こぢんまりとして、
飾らない建物だ。周囲や裏庭の花壇の植え込みも素晴らしい。


 
 
 
 

自由時間になり、買物後、アイスランドフィルの本拠地ハルパに行った。ガラス張りの斬新な
デザインで、とても気に入った。ホール内部には入れなかった。アイスランドフィルは、この秋
アシュケナージの指揮で、日本公演を行う。街を歩いていると、レンタル自転車を見掛けた。

 
 

市街観光後、その日のメインイベント、ブルーラグーン温泉に行った。この広大な温泉は、地熱
発電所の副産物を利用している。天然ではないが、のんびりできて良い。水着の着用が必要だ。
隣の発電所も良く見える。ここでは、石灰泥のパックが無料だ。また、中に飲み物のスタンドが
あり、私も写真を撮りながら、生ビールを飲んだ。



この施設に隣接して、溶岩の間にたまった池がある。石灰分が沈着して、面白い景色になって
いる。この日は、これでホテルに戻った。夜中にオーロラチャレンジも、出現がなかった。

 

(8日目)
いよいよ最後の日だ。オプションでレイキャネス半島観光に行った。バスからの景色は、何処迄も
溶岩だ。この景色も見納めだと思うと、一寸寂しい気もした。そんな事で、クリスヴィークという
地熱地帯に行った。ここも地獄のような所だ。そこの観光後、バスからの景色は苔むした溶岩。
こんな所にも休憩する店があり、人気のアイスクリームを売っていた。



 
 

最後の観光が、プレートの境界に架けられた橋。北米プレートとユーラシアンプレートをまたいで
架けられている。間の溝に下りて、橋を持ち上げるポーズの写真がインスタ映えだとか。当然
やってみた。そして、先の休憩地で、小さな教会をと馬の牧場を見た。馬の先の幽霊船が見える
だろうか。そこから少し先のレストランで、アイスランド最後の食事となった。外壁の絵が
とても可愛らしい。側には何かのオブジェもあった。

 
 
 

ここからケフラヴィーク空港迄は直ぐ近くで、そこから空路成田へ飛んで、ツアーは終わった。

(完)

アイスランド紀行(4)

アイスランド紀行(6日目)
この日は、早朝から朝焼けを見に出掛けた。場所は前日の夕日と同じ所で、方角は反対側だ。
羊達はもう朝食の最中だ。明るくなるに連れて、水面が光り輝いてくる。しかし、朝日の方向には
雲が多く、太陽が顔を出す事は無かった。それでも、日が昇るに連れて水面が赤くはなった。
景色を眺めていると、2羽の白鳥が丁度飛び立つところだった。そして、光芒が見えたところで
ホテルに戻った。




この日の最初の観光は、ゴーザフォスの滝だ。とても迫力があり素晴らしい。ここも水飛沫が
凄く、近くでは合羽が必須だ。ゴーザフォスとは”神々の滝”と言う意味で、伝承がある所だ。
岸壁は、ライチョウが棲み処としており、その姿を見る事が出来た。また、岸壁には面白い
造形が見られたが、理由は不明。水飛沫のせいで、水苔も沢山見られた。この滝は2段になって
おり、下流からは両方が見渡せる。



 

その後、第2の都市アークレイリへ向かう。海と山に挟まれて、とても美しい街だ。ここで昼食
を摂った後、ホエールウォッチングに向かった。途中、アークレイリ教会の前を通り、町並みを
見ながら港へと出た。


 

港にはホエールウォッチングの船が既に停泊していた。早速乗り込み出航した。最初の内はクジラ
の姿は無く、周りの景色を眺めるばかりだった。その内に船のガイドがクジラを発見し、やっと
ホエールウォッチングが始まった。潮吹きを見つけると、船は大急ぎでそちらの方向に向かう。
そして、目の前でクジラの姿を見る事になる。この日のクジラはザトウクジラで、何頭かいた
ようで、ガイドが尾を見て名前を呼んでいるには感心した。








ホエールウォッチング後、夕食までには時間があるとの事で、小高い丘の上から街を眺めたり、
街中を散策したりした。紅葉も綺麗だったし、丸い形のキノコも面白かった。


夕食後、アークレイリの飛行場からレイキャビックに飛び、レイキャビックのホテルに宿泊した。

アイスランド紀行(5)に続く