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クロアチア紀行(2)
クロアチア紀行(2)
(4日目)
オパティアのホテルを出発して、約400km離れた世界遺産のトロギールに向かった。途中、車窓から
古城も見えた。また、トイレ休憩のカフェには、オーナーの趣味だという動物の剥製が置いてあった。
少し先に、アドリア海に注ぐ河口が見え、石灰岩を切り開く荒涼とした景色があった。途中、観光も
しないまま昼食となったが、レストランへ行く途中の建物の壁にある花飾りが素晴らしい。レストラン
の前にもバラなどがあり、赤いスペイン瓦に映えていた。レストラン迄は港の脇を歩いたが、観光船
や港の上に架かる橋の風景も良かった。
トロギールは旧市街地全体が世界遺産になっている島にあり、市街地内は生活感に溢れている。
中心は聖ロブロ大聖堂で、恐ろしい鐘楼に登ると、街の景色が一望に見渡せた。
次に向かったのはスプリットで、ここも世界遺産に登録されている。ここには、ローマ皇帝ディオ
クレティアヌスの宮殿があり、宮殿そのものが市街地となった所だ。巨大な建物内部が生活空間と
なっており、ほかでは見られない光景だ。一度は廃墟となった所を、整備したという事だ。中心に
ある鐘楼がシンボルとなっており、登る事が出来るが、かなり高いのでやめた。中のドームの遺跡
では、クラパという男声コーラスがアカペラを聴かせてくれる。記念にCDを購入した。宮殿の外
には聖人の像があり、その足を擦ると幸せが来ると伝えられている。周囲の市街地もなかなか雰囲気
があってとても良い。港には大小様々なクルーズ船が行き来していた。
(5日目)
いよいよドブロヴニクに向かった。約280kmの道のりで、車窓からは、石灰岩の山々や、ブドウ畑、
カキの養殖筏等が見られた。途中、ストンに寄り道して昼食となった。メニューは名物の小ぶりな生ガキ
で、その時は美味しく食べたが、後で大変な事になった。街の山には、外敵を防ぐ城壁が巡らされ、
往時の国盗り物語を偲ばせる。ドブロヴニクの新市街の港には大きなクルーズ船が来ていた。
ドブロヴニク旧市街に着くと、バスを降りて歩いて廻った。天気も乳母らしく、スルジ山も目の当たり
に見えた。ピレ門を通ると、城壁への登り口があり、オノフリオの噴水がある。そこでは、今でも水を
汲む事が出来る。そこから旧市街を散策した。土産物屋には面白い人形があった。途中、スポンザ宮殿
に寄ってから旧港に出た。
そこから、ロープウェイでスルジ山の展望台に上った。上から見る旧市街は素晴らしい眺めだ。
新市街も眺められ、その先の島々も見渡す事が出来た。
その後、歩いて下山した。途中には、色々な花が咲いていた。また、下りながら見る旧市街の眺めは
場所場所で違っていて、飽きる事が無い。街全体の様子が手を取るように分かり、屋根の赤い絨毯が
とても素晴らしい。沢山のクルーズ船やカヌーの練習風景も見えて面白い。
もうすぐ下りきると言う所に、面白い花の種を見つけた。また、道路の階段なりにテーブルを置いた
洒落たレストランもあった。旧市街に戻って、ホッとして建物を見上げた。道路の雨水溝には、黒い
猫が日向ぼっこをしていた。
クロアチア紀行(3)に続く。
クロアチア紀行(1)
クロアチア紀行(1)
5月18日~5月27日にかけて、クロアチア・スロベニア・ボスニアヘルツェゴビナほかを巡る
ツアーに参加した。一番の目的は世界自然遺産のプリトヴィッツェとドブロクニクだ。一寸
前迄、内戦で大変だった所だが、現在は復興して何事も無かったかのようだ。
(1日目)
クロアチアに入るには、かなりの長旅で、羽田~ミュンヘン~トリエステ~スロベニアを経由
してやっとの事辿り着けた。1日目はスロベニアのブレッド泊で、到着は26時だった。
(2日目)
6時過ぎにはブレッド湖畔に散歩に出掛けた。丁度日の出の時間で、ユリアンアルプスの山の頂は
既に白んでいた。そして、ブレッド城にも朝日が当たり、城が浮き出たようになり、早起きした
甲斐があった。と言うより、正確には殆ど寝ていないが。歩く途中のオオデマリ(?)やホテル前
のカエデも綺麗だった。
朝食後、いよいよツアー最初の観光スタートだ。手漕ぎボートに乗り、聖マリア教会のある小島へと
向かった。教会へは長い階段を登るが、ここで結構式をする新郎は、新婦を抱きかかえて登らなければ
いけないそうだ。
教会には、しっかりとした売店があり、中からの眺めも良い。ここの名物は塩チョコレートだと言う
事で、お土産に買い求めてきた。島を一周する遊歩道もあり、名物のナマズに、カモや草花が見られた。
島の入り口には、マロニエの花が綺麗に咲いていた。戻りのボートからは、ブレッド城や背後の山が、
綺麗に見られた。
その後、ブレッド城に向かった。城はかなり高い所にあり、そこからの眺めは最高だった。眼下には、
聖マリア教会が青い湖の中に建っている様子が手を取るように分かる。そこでは、西洋の城のイメージ
が、多少は分かった。城を観光した後、レストランで昼食となったが、パンをくり抜いたスープが
美味しかった。
次に向かったのが、やはりスロベニアのポストイナ鍾乳洞で、トロッコ列車で鍾乳洞内で下車し、
1時間程鍾乳洞を見学した。この鍾乳洞は思ったより大きく、1時間も歩くと、終いには飽きる程
だった。とは言え、中の景色はとても素晴らしく、別世界の風景を堪能する事が出来た。そして、
再びトロッコ列車に乗り、出口へと向かった。外界に出ると、入場する時には満員だった観光客は、
夕刻でもあり殆どいなくなっていた。観光後、クロアチアに入国し、オパティアのホテルに到着した。
(3日目)
翌日の早朝、オパティアの海岸を散策した。人の姿は殆ど無く気持ちの良い朝だった。日の出の
時刻を少し廻った所で、空はまだ赤みが残り素晴らしい景色だった。海には、漁師がボートに乗り
漁をする姿があった。海辺のホテルの庭では、誰もいないのに照明が点いていて良い雰囲気だった。
ホテルへ戻る途中の店の中に、有名なハートの飾りが見えていた。ホテルの向かいの公園も一寸
覗いて見たが、色々な花が咲いていた。ホテルに戻り、天井を見上げると、面白い照明が目に入った。
この日の最初の観光地は、プーラで、円形劇場と旧市街を観光した。この町は3000年の歴史があり、
アドリア海東岸では最も古い町の一つで、ローマ時代の遺構が沢山ある。
旧市街の広場に来ると、一寸雨が落ちた事もあり、傘を持った女の子が踊っていて、とても可愛
らしかった。円形劇場は道路の直ぐ脇にあり、良く見る遺跡とは雰囲気が違った。町中のカフェ
のテーブルにも写真が貼ってあり、これが観光の中心である事が分かる。
次に行ったのはボレチュで、旧市街を観光した。道路は石畳になっていて、歴史を感じさせる。
エウフラシウス聖堂は世界遺産になっていて、昔のモザイクタイルが残されている。ドームの
フレスコ画も見事だ。
ボレチュ観光後、ロヴィニに向かった。ここは昔は島で、人口が増えた為、海峡が埋め立てられた
と言う事だ。旧市街は生活感に溢れ、昔のままの景色のようだ。島の中央の丘の上には聖エウフェ
ミア教会があり、その尖塔が島のシンボルになっている。建物は海まで建っていて、独特な景色に
なっていて、とても素晴らしい。建物の間はそのまま海に続いていて、お洒落に飾っている。
上から下りてくると、土産物屋が沢山あり、土産物の市場にもなっている。この日は土曜日で、
市場の前では、テントを張って結婚披露宴が行われていた。海の上にある街の風景は、中央の尖塔
と相俟って、なかなか見られない景色となっていて素晴らしい。観光後夕食のレストランに向かった
が、その途中でも結婚式を見掛けたし、飾りを付けた車も見掛けた。
クロアチア紀行(2)に続く。
早春の池上梅園
2月18日に、大田区立の池上梅園に行ってきた。今年は梅の花は、かなり早くに咲いたと言うので、
例年より早くに出掛けた。今年は東急池上線で池上迄行って、梅園に向かった。途中、池上本門寺
の本堂脇を通って、下の通りに出た。梅園へ行く途中の寺の庭には、梅が綺麗に咲いていた。また、
キンカンも撓わに実っていた。梅園入園料は、シニア無料が嬉しい。梅の花は結構咲いていて、
土曜日とあって大勢の人が梅園を訪れていた。
梅を見て歩いていると、梅の木の根元にサクラソウの様な、可愛らしい花を見つけた。そこから、
見晴台に登って、梅林を上から眺めたが、とても素晴らしい眺めだった。梅の花は勢いがあって、
綺麗だった。そして、下の遊歩道に戻り、茶室周りを見て歩いた。因みに、ここは昔日本画家伊東
深水が自宅兼アトリエにしていた所で、今は池上梅園となっている。
薬医門辺りでは、甘酒が振る舞われていた。それを横目で見て、和室前の池に出た。池には錦鯉
が泳いでいた。一通り見て歩いたので、出入口の方へと戻ったが、途中にはロウバイも咲き残って
いた。戻りながら、もう一度見返すと、斜面の梅の花が素晴らしい。特に紅梅が綺麗だった。
帰りは都営地下鉄の西馬込から五反田へと戻り、歩いて我が家に戻った。
2月の那須温泉
2月の初旬、那須温泉に泊まって、美味しい料理と温泉を楽しんだ。中でも露天風呂はとても広くて
爽快だった。折しも小雪がちらついて、その中を裸で雪を踏みながら行く露天風呂は格別だった。
翌早朝、朝日が綺麗だという旅館の一角に行き、朝日を写真に収めたが、10分程着くのが遅れた
ようで、陽は既に昇っていて一寸残念だった。
前々日の晩に雪が降って、庭は一面の雪景色だった。藤棚には、藤の実が寒い中沢山ぶら下がって
いた。玄関脇の軒には、長い氷柱がぶら下がっていて、寒さを物語っていた。また、玄関脇の池の
上には、細い木の枝が凍り付いて、氷の芸術を見るようで素晴らしかった。この日はとても寒く、
どこも行かずに帰る事になった。途中、橋の上から那須連峰が良く見えた。
今回は法事のついでと言う事で、この寒い季節にわざわざ那須温泉に行ったので、観光する所は多く
有るにも拘わらず、何処にも立ち寄らず、土産だけを買って帰る事となったのは一寸残念ではあった
が、仕方の無い事ではあった。
2016年末・2017年始雑撮
2016年末・2017年始雑撮
毎年恒例の『目黒川みんなの桜イルミネーション2016』(冬の桜)が2016年末から2017
年始にかけ実施された。今年は品川区の肝いりで、距離が少し伸びた。そんな訳で五反田から大崎
の居木橋まで約2km歩いてみた。スタートは大崎駅前で、五反田方面に行き、目黒川の反対側を
戻って居木橋まで下ってから大崎駅前に戻った。
御成橋では、放水とそのライトアップが行われている。ビルのステンレス板の外壁には、桜が
映し出されて綺麗だ。本物の桜の時はもっと良い。桜テラス前だけは白色のイルミネーション
がある。ここからはクルーズも出ている。反対側の公園の遊具も面白い。
戻りながら、ビルの上の通路に上って写真を撮った。近くのビルの前にも飾りがある。
居木橋への川沿いは、一寸風景が違う。桜が少し古いせいか、枝振りが良いので見栄えがするのと、
何せ人が殆どいない。これでは、折角延長したのに今年限りか?
次は、暮れの熱海の朝。日の出始めは、何とか日が差していたが、次第に雨模様になってしまった。
部屋から海を眺めていると、漁船に日が差して、素晴らしい眺めだった。
元旦には、初詣に那須の乃木神社に出掛けた。毎年恒例ではあるが、行かないと何となく落ち着
かない。相変わらず人が大勢来ていた。
神社の前には、透き通った疎水が滔々と流れている。お参り後は、那須アウトレットの初売りに
行った。特に欲しいという訳ではないが、見るとついつい買ってしまう。ここでは、恒例の那須
どうぶつ王国からの動物達に会うのを楽しみにしている。
2日の夜には、三日月と宵の明星のアベックを見る事が出来た。
毎年、年始は同じ行動を取っているが、これも無事に生活している証か。