秋の皇居東御苑

11月4日に皇居東御苑を久しぶりに訪れた。秋の佇まいの東御苑も結構見所がある。
入場して直ぐには、十月桜が可愛らしい。雑木林には、紅葉した木やススキが見られた。
二の丸池の縁には、ツワブキが黄色い花を沢山付けていて素晴らしい。この日もいつものように
沢山の外国人が訪れていて、女性が一人でツワブキと滝の写真を撮っていた。

 
 

そこから、天守台の方に登って行った。ツワブキは彼方此方に咲いていたし、ハギも咲いていた。
そして、一際素晴らしく見えたのが、大きなサザンカの木。真っ白い花を、一杯に付けて見事だった。

 

その先には、クコの実が沢山なっていた。更に松の廊下方向に進むと、タイワンホトトギスがある。
そして、ツワブキの大群落がとても見事だ。

 

ケヤキの芝生の反対側では、桜の紅葉が素晴らしい。バラ園にはバラが咲いている。ゴンズイの
実も面白い。ケヤキの芝生のシンボルの大ケヤキも紅葉が始まっている。

 
 

果樹古品種園には色々な実がなっていたが、中でもヒメリンゴの実のなり様には驚いた。そこから
大手門方面に下りたが、途中ハゼの実や、タイワンホトトギス、ドウダンツツジの紅葉が素晴らし
かった。

 
 

皇居東御苑をあとにして、日比谷公園に向かった。ここでは、菊の品評会があり、素晴らしい菊が
展示されていた。また、この日は巨大ビジョンによるラグビーの中継があり、相手オーストラリアの
可愛い動物が触ることが出来るイベントも行われていた。

 

那須町簑沢の彼岸花

9月23日に、墓参りで西那須野に行った。翌日、折角なので那須町簑沢の彼岸花を見に行った。
最初の3枚は、家の庭で撮った物。ツマグロヒョウモンが美しい。また、白いホトトギスも余り
見掛けない。


24日、朝から那須町簑沢のみのざわ彼岸花の里へ行った。天気も良く、土手の彼岸花は一層素晴らしく
見えた。例年9月30日頃に咲く物が、今年は既に満開になっていた。ただ、一部は盛りを過ぎていて、
余程早く咲いたのが分かる。稲も穂を付けていたが、長雨のため寝てしまっていた。例年は稲を刈り取
って、棚に干している風景が見られるのだが、今年は時期が早過ぎたようだ。とは言え、丁度満開の
良い時に来られて、ラッキーではあった。空も青空で、適度に雲も出て、大変素晴らしい風景だった。
以前は、特に名も無い所だったが、今年はパンフレットもあり、みのざわ彼岸花の里という名前まで
付いていて、一寸驚いた。














道の脇には、綺麗な野草も見つけられて嬉しかった。帰り際に振り返って、遠くからの風景も楽しんで
から、大田原で買物をして、西那須野に戻った。


戻ってから、近くを歩いて写真を撮った。空き地には彼岸花も綺麗に咲いていたし、近所の庭には
ハギやコスモス、シュウメイギク等が綺麗に咲いていた。また、彼岸花にはツマグロヒョウモンも
止まっていたが、こちらは雄のようだ。



今回は、丁度彼岸花の咲いている時と重なってラッキーで、今年最後の彼岸花を堪能できた。

昭和記念公園の彼岸花

高幡不動からモノレールに乗り、立川で乗り換えて昭和記念公園に来た。彼岸花が咲いているのかどうか
分からなかったが、ここに来れば何らかの花々が咲いているのを期待してきた。入り口で花のMAPを入手
して、それを頼りに歩いた。
入り口からボートハウスに向かうと、カクトラノオのピンクの花が目に入った。一つの花は小さいが、茎に
沢山付いているのが密集していて、一面ピンクで見事だ。その先、もみじ橋迄来ると、パンパグラスが、穂
を付け始めて、遠目にも良く見える。


更に進んで、こどもの森の先に、目的の彼岸花が咲いていた。ここではまだつぼみのものも多く見られた。
その先のこもれびの丘へ行く道の脇にも、沢山咲いていたが、ここも少し早いようだった。カリガネソウ
も面白い。



こもれびの丘から花の丘へ行くと、そこのコスモスはまだ咲き始めで、コスモスまつりはまだで、
一寸寂しい感じだった。


花の丘の脇のこもれびの里にも立ち寄った。そこでは、瓢箪や栗、柿、稲、蕎麦と言った物が見られた。
また、そこにも彼岸花が咲いていて、白も多く見られた。池では蓮の実が面白い。





そこから、日本庭園に向かった。その道の脇には、萩やオミナエシが咲いている。そして、道路の脇の
原っぱには、白い彼岸花が固まって咲いていて素晴らしかった。


日本庭園に入ると、まだ紅葉には早かった。一番奥に行くと、シュウメイギクや白い彼岸花が素晴らし
かった。池の脇では、黄色いリコリスが咲いていて、池では、スイレンの葉が陽に照らされていた。



そこから、みんなの原っぱに向かった。丁度真っ黄色なコスモス(レモンブライト)が満開になって
いて、素晴らしい眺めだった。この淡い黄色は、何かホッとする色だ。





最後に、花木園近くに咲く彼岸花を見た。ここの花も、つぼみが結構見られた。場所的に日が当たら
ないので、落ち着いて見える。また、黒いアゲハチョウが沢山舞っていた。



この公園はとても広いので、歩き回るととても疲れる。特に、この日は二ヶ所目なので、殊更疲れて
家路についた。

高幡不動の彼岸花

9月15日に、高幡不動の彼岸花を見に出掛けた。今年は既に見頃だと言うことで、ここの彼岸花は
初めてでもあり、一寸遠いが見に行く事にした。
重文の仁王門をくぐると、土方歳三の立像と五重塔が目に入る。間にあるサルスベリが見事だ。脇の
弁天堂周辺の彼岸花も綺麗に咲いていた。彼岸花には時折蝶もやってくる。



その後、山内八十八ヶ所巡拝路に入った。高幡不動尊の裏山にある八十八の地蔵尊を拝んで廻る道だ。
一から順に八十八の地蔵を巡ったが、道の脇や地蔵の前には、沢山の彼岸花が咲いていて素晴らしかった。
そして、彼岸花が沢山咲いているという馬場跡に来ると、彼岸花が一面に咲いていて、白い花も混じって
いる。ここにも沢山の蝶が舞ってきていた。良く見ると同じ黒でも、何種類かの蝶がいるようだ。場所に
よっては、花が既に終わりかけていて、随分と早く咲いたものだと感じた。この場所には、写真の同好の
方が集まっていて、写真よりも話しに夢中な様子だった。





山を一周して下りてきた所が、第八十八番だった。そこには可愛らしい小坊主の像があり、周辺には
彼岸花が咲いている。ほかにも色々な花が咲いていたが、ミズヒキの前で、どこかのおじさんが、
若いカップルを捕まえて、ミズヒキについての講釈を始めたのが面白かった。その頃にはお腹も空いて
きたので、お昼ご飯を食べようと思っていた矢先に、門前にいた女将にドリンク無料券を渡され、
向かいの小料理店で食事をしたが、店の中には何故か立派な甲冑が飾ってあった。何でも、店主の
親から引き継いで、信州から持ってきた物だと言う。




食後、時間も早かったので、もう一ヶ所彼岸花を見に行く事にして、高幡不動の駅からモノレールに
乗って、昭和記念公園に向かった。(次に続く)

小石川後楽園の彼岸花

9月13日は久しぶりの秋晴れで、小石川後楽園の彼岸花を見に出掛けた。
今年は彼岸花の開花がやたら早くて、彼岸花ではなくなったが、花は既にかなりな数が咲いていた。
稲田の黄門様も相変わらずで、稲の穂も垂れ下がってきていた。水路にはあめんぼうが大量に浮いて
いて、とても珍しく感じた。


藤棚の裏手には、既に沢山の彼岸花が咲いていて、既に終わっているのも見られた。蕾も多く見られた
ので、見頃は2、3日後と思われた。彼岸花の時期になると、どうしてもどこかに彼岸花を見に行きたく
なるのは、私だけではなさそうで、カメラをぶら下げた方を多く見掛けた。今更だが、この花の異様な
迄の華やかさと、毒々しいほどの赤さがたまらなく好きだ。




彼岸花にはアゲハチョウも付き物で、赤い花に寄って来るチョウは絵になる。神田上水跡の水門も
お約束の構図のアイテムだ。藤棚の下の彼岸花は、まだ数が少なくて一寸寂しかった。渡月橋脇の
彼岸花も、砂利をバックに面白い。




大泉水の反対側から、蓮池の橋を見ると、外国の方が唐傘を持って立っていた。一寸面白いと思った
が、この傘は貸し出し用の物らしい。龍田川の流れの脇には、黒くなり始めのヤブミョウガがあった。
帰り際に、暑かったので、涵徳亭で抹茶白玉を食べて、少し涼んでから帰宅した。


 

夏の新宿御苑の花

8月4日に、久しぶりに新宿御苑に行ってきた。この日はそれ程暑くはなかったが、苑内は閑散と
していた。来園者は殆どが外国の方で、外国人に良く知られているのが分かる。夏の真っ盛りで、
多くの花は無いが、散歩にはうってつけだ。
多くない花の周りでは、アゲハチョウが乱舞していた。また、水辺にはガマの穂が見られた。


日本庭園では、サルスベリが真っ盛りだ。カエデは竹とんぼのような種を沢山付けていて面白い。
松の下がった枝には、アブラゼミが良く見える所に止まっていた。また、芝生には沢山のキノコが
一列に並んで生えていて面白かった。



中の池方面に歩くと、松の枝に可愛らしいまだ青い松ぼっくりを見つけた。池の端には、アメリカ
デイゴやサンゴシトウの真っ赤な花が咲いていて、一際目立っていた。そして、池に映るサルスベリ
が見事だった。



そこから、バラ花壇の方に向かうと、ムクゲが咲いていたが、そろそろ終わりのようだった。バラ
花壇では、バラの花が多くはないが綺麗に咲いていた。プリンセスアイコ(バラの4枚目の写真)も
可愛らしく咲いていた。また、緑色のバラは珍しかった。




新宿門へ戻る途中には、ヤブミョウガがあり、黒い実を付け始めていた。管理事務所前には大きな
フヨウの花があり、目を引いた。近くにはパイナップルリリーという花もあった。また、アガパンサス
も咲き残っていた。



門の方に歩くと、ちょっと面白い葉を付けた杉のような木があった。その後、公園を出て地下道を
新宿駅迄行くと、ディズニーショップ向かいの柱にプーさんがはまっていて面白かった。

最後に、我が家のマンション前に咲く花を撮った。


新宿御苑は、季節を問わず楽しませてくれる。

クロアチア紀行(3)

クロアチア紀行(3)

(6日目)
この日は、旧市街の城壁巡りとモンテネグロの世界遺産コトル観光に行く事になっていた。ところが、
昨晩からのカキ中毒にらしい症状で、観光どころではなく、ホテルで寝る以外になかった。午後になる
と幾らか元気が出たので、ホテル近くの海岸迄散歩した。後で聞いた話では、城壁観光後、ミニクルーズ
で楽しんだ後に、コトルへ向かったとの事。ところが、バスが泥酔の運転手の自動車にぶつけられて、
大変な目に遭ったとの事。それでもコトル観光は出来たらしいから、まずは目出度しというところか。
と言う訳で、この日の観光は残念ながら無かった。

 
 

(7日目)
ツアーは予定通り遂行され、この日はまずボスニアヘルツェゴビナのモスタルに向かった。来た道を
戻り、再びドブロヴニクの市街を眺め、ストンの城壁を眺めして進んだ。クロアチアには平らな所が
少なく、川の周辺が貴重な耕作地になっている。そして、その為の水路が、縦横無尽に走っていて、
その間が耕作地になっていて面白い風景だ。モスタルに向かう途中、出国と入国のゲートで、長い時間
待たされたが、どうも役人の弁当タイムだったらしい。やっとの事モスタルに入り、世界遺産の石橋を
観光した。

 

モスタルは、その昔トルコが侵略した名残で、トルコの文化が残っていて、モスクも多く見られ、
トルコの土産物が多く売られている。石橋付近の町並みは、まさにトルコの風情がある。屋根は
スレート張りで、路面は綺麗な模様の石畳になっている。ここはトルコ一色で、レストランの呼び
込みの女性は民族衣装を身に纏っていた。石橋は近年復興した物だが、忠実に再現された物だと言う。
学生が多くいたが、石橋のスケッチに来ていたようだ。この地域に来ると、つくづく戦争のむなしさを
感じてしまう。

 
 
 

橋の中央には、川へのダイビングをする人が立っていて、お金が集まるとダイブするらしいが、
残念ながら見ている間には何事も起こらなかった。

 

レストランでの昼食後、約375km離れたクロアチアのプリトヴィッツェへと向かった。時間が押して
いて、夕食に間に合わないと言う事で、途中で夕食を摂ってから公園内のホテルに向かったが、
かなり遅い到着となった。

 

(8日目)
念願のプリトヴィッツェ湖畔国立公園の観光だ。この公園は世界自然遺産になっていて、日本の
テレビで何度か放送され、是非来たいと思っていた所だ。大小16の湖、92の滝が織りなす繊細な
風景だ。まずは上の湖に行った。連絡船で対岸に渡り、そこで遊覧船に乗り換え、ハイキングコース
に出て、そこから歩き始めた。周囲の彼方此方から小さな滝が流れ落ちている。湖水はなかり透明度
が高く、泳ぐ魚がはっきり見える。湖畔を歩いていると、至る所から滝が流れ落ちている。色々な
花も見られた。湖水は底が見えて、色がとても綺麗だ。途中には洞窟も見える。ここの国は全体が
石灰岩で出来ていて、この公園は全体が典型的なカルスト台地だ。

 

 
 
 
 
 

 
 

しばらく歩くと、大滝(ヴェリキ滝)に出た。水量が豊富で、水しぶきが凄い。近くではとても
写真は撮れそうもないので、少し離れた所から写真を撮った。更に歩くと、野草の花々が彼方此方に
咲いていて素晴らしい。離れた所からの大滝もまた素晴らしい。


 
 

その先には、最も有名なプリトヴィッツェの景色がある。幾段もの湖から滝となって落ちる様が、
眼下に広がっている。そこに、カーブした木道が見えるという景色で、パンフレットやテレビで
お馴染みの景色だ。これを見ると、やっぱり来て良かったと思える。

 

ここで一旦入り口に戻って、昼食後に今度は上の湖に行った。再び連絡船で対岸に行き、上の湖
方面に歩いた。こちらも彼方此方から滝が流れ落ち、野草も綺麗だ。暫く歩くと、幾条にも水が
流れ落ちている優美な滝があった。名前はヴェリキ・プルシュタヴツィと言い、舌を噛みそうだ。
その後も滝と花は続いた。最後の方に、野生のクリスマスローズが咲いていた。そして、エコバス
に乗って入り口に戻った。それにしても、こんな大自然を破壊する内戦とは、何の為だったのか。

 
 

 

 
 

プリトヴィッツェを後にして、最後の観光地クロアチアの首都ザグレブに向かった。着後、市内を
歩いて観光した。ここは、ハプスブルクによって造られた街で、その影響が強く残っている。聖母
被昇天大聖堂、トミスラフ広場、聖マルコ教会等を見て歩いた。また、クロアチアはネクタイの
発祥地と言われ、有名なネクタイの店があり、店の前では、飾りのネクタイを背に女性が宣伝して
いた。旧市街の高台からは、町並みを見る事が出来た。公園にはバラの花も綺麗で、道路では路面
電車が引っ切りなしに走っている。夕食のレストランでは、ツアー会社のサービスで、地元では有名
だと言う楽団の生演奏を聴いて、ツアーの最後となった。翌朝には、帰国に向け、オーストリアの
グラーツ空港から飛行機でミュンヘンに飛んだ。途中、アルプスの山々や湖・川が綺麗だった。

 

 
 

 

 

無事羽田空港に降り立った時には、疲れ切っていたツアーだったが、目的は果たしたので、とても
満足している。

クロアチア紀行(完)

クロアチア紀行(2)

クロアチア紀行(2)

(4日目)
オパティアのホテルを出発して、約400km離れた世界遺産のトロギールに向かった。途中、車窓から
古城も見えた。また、トイレ休憩のカフェには、オーナーの趣味だという動物の剥製が置いてあった。
少し先に、アドリア海に注ぐ河口が見え、石灰岩を切り開く荒涼とした景色があった。途中、観光も
しないまま昼食となったが、レストランへ行く途中の建物の壁にある花飾りが素晴らしい。レストラン
の前にもバラなどがあり、赤いスペイン瓦に映えていた。レストラン迄は港の脇を歩いたが、観光船
や港の上に架かる橋の風景も良かった。

 

 

トロギールは旧市街地全体が世界遺産になっている島にあり、市街地内は生活感に溢れている。
中心は聖ロブロ大聖堂で、恐ろしい鐘楼に登ると、街の景色が一望に見渡せた。

 
 
 

次に向かったのはスプリットで、ここも世界遺産に登録されている。ここには、ローマ皇帝ディオ
クレティアヌスの宮殿があり、宮殿そのものが市街地となった所だ。巨大な建物内部が生活空間と
なっており、ほかでは見られない光景だ。一度は廃墟となった所を、整備したという事だ。中心に
ある鐘楼がシンボルとなっており、登る事が出来るが、かなり高いのでやめた。中のドームの遺跡
では、クラパという男声コーラスがアカペラを聴かせてくれる。記念にCDを購入した。宮殿の外
には聖人の像があり、その足を擦ると幸せが来ると伝えられている。周囲の市街地もなかなか雰囲気
があってとても良い。港には大小様々なクルーズ船が行き来していた。

 
 
 
 
 

 

(5日目)
いよいよドブロヴニクに向かった。約280kmの道のりで、車窓からは、石灰岩の山々や、ブドウ畑、
カキの養殖筏等が見られた。途中、ストンに寄り道して昼食となった。メニューは名物の小ぶりな生ガキ
で、その時は美味しく食べたが、後で大変な事になった。街の山には、外敵を防ぐ城壁が巡らされ、
往時の国盗り物語を偲ばせる。ドブロヴニクの新市街の港には大きなクルーズ船が来ていた。




ドブロヴニク旧市街に着くと、バスを降りて歩いて廻った。天気も乳母らしく、スルジ山も目の当たり
に見えた。ピレ門を通ると、城壁への登り口があり、オノフリオの噴水がある。そこでは、今でも水を
汲む事が出来る。そこから旧市街を散策した。土産物屋には面白い人形があった。途中、スポンザ宮殿
に寄ってから旧港に出た。







そこから、ロープウェイでスルジ山の展望台に上った。上から見る旧市街は素晴らしい眺めだ。
新市街も眺められ、その先の島々も見渡す事が出来た。



その後、歩いて下山した。途中には、色々な花が咲いていた。また、下りながら見る旧市街の眺めは
場所場所で違っていて、飽きる事が無い。街全体の様子が手を取るように分かり、屋根の赤い絨毯が
とても素晴らしい。沢山のクルーズ船やカヌーの練習風景も見えて面白い。







 

もうすぐ下りきると言う所に、面白い花の種を見つけた。また、道路の階段なりにテーブルを置いた
洒落たレストランもあった。旧市街に戻って、ホッとして建物を見上げた。道路の雨水溝には、黒い
猫が日向ぼっこをしていた。


クロアチア紀行(3)に続く。

クロアチア紀行(1)

クロアチア紀行(1)

5月18日~5月27日にかけて、クロアチア・スロベニア・ボスニアヘルツェゴビナほかを巡る
ツアーに参加した。一番の目的は世界自然遺産のプリトヴィッツェとドブロクニクだ。一寸
前迄、内戦で大変だった所だが、現在は復興して何事も無かったかのようだ。
(1日目)
クロアチアに入るには、かなりの長旅で、羽田~ミュンヘン~トリエステ~スロベニアを経由
してやっとの事辿り着けた。1日目はスロベニアのブレッド泊で、到着は26時だった。
(2日目)
6時過ぎにはブレッド湖畔に散歩に出掛けた。丁度日の出の時間で、ユリアンアルプスの山の頂は
既に白んでいた。そして、ブレッド城にも朝日が当たり、城が浮き出たようになり、早起きした
甲斐があった。と言うより、正確には殆ど寝ていないが。歩く途中のオオデマリ(?)やホテル前
のカエデも綺麗だった。



朝食後、いよいよツアー最初の観光スタートだ。手漕ぎボートに乗り、聖マリア教会のある小島へと
向かった。教会へは長い階段を登るが、ここで結構式をする新郎は、新婦を抱きかかえて登らなければ
いけないそうだ。


教会には、しっかりとした売店があり、中からの眺めも良い。ここの名物は塩チョコレートだと言う
事で、お土産に買い求めてきた。島を一周する遊歩道もあり、名物のナマズに、カモや草花が見られた。
島の入り口には、マロニエの花が綺麗に咲いていた。戻りのボートからは、ブレッド城や背後の山が、
綺麗に見られた。



 

その後、ブレッド城に向かった。城はかなり高い所にあり、そこからの眺めは最高だった。眼下には、
聖マリア教会が青い湖の中に建っている様子が手を取るように分かる。そこでは、西洋の城のイメージ
が、多少は分かった。城を観光した後、レストランで昼食となったが、パンをくり抜いたスープが
美味しかった。



次に向かったのが、やはりスロベニアのポストイナ鍾乳洞で、トロッコ列車で鍾乳洞内で下車し、
1時間程鍾乳洞を見学した。この鍾乳洞は思ったより大きく、1時間も歩くと、終いには飽きる程
だった。とは言え、中の景色はとても素晴らしく、別世界の風景を堪能する事が出来た。そして、
再びトロッコ列車に乗り、出口へと向かった。外界に出ると、入場する時には満員だった観光客は、
夕刻でもあり殆どいなくなっていた。観光後、クロアチアに入国し、オパティアのホテルに到着した。






(3日目)
翌日の早朝、オパティアの海岸を散策した。人の姿は殆ど無く気持ちの良い朝だった。日の出の
時刻を少し廻った所で、空はまだ赤みが残り素晴らしい景色だった。海には、漁師がボートに乗り
漁をする姿があった。海辺のホテルの庭では、誰もいないのに照明が点いていて良い雰囲気だった。
ホテルへ戻る途中の店の中に、有名なハートの飾りが見えていた。ホテルの向かいの公園も一寸
覗いて見たが、色々な花が咲いていた。ホテルに戻り、天井を見上げると、面白い照明が目に入った。


 


この日の最初の観光地は、プーラで、円形劇場と旧市街を観光した。この町は3000年の歴史があり、
アドリア海東岸では最も古い町の一つで、ローマ時代の遺構が沢山ある。



旧市街の広場に来ると、一寸雨が落ちた事もあり、傘を持った女の子が踊っていて、とても可愛
らしかった。円形劇場は道路の直ぐ脇にあり、良く見る遺跡とは雰囲気が違った。町中のカフェ
のテーブルにも写真が貼ってあり、これが観光の中心である事が分かる。


次に行ったのはボレチュで、旧市街を観光した。道路は石畳になっていて、歴史を感じさせる。
エウフラシウス聖堂は世界遺産になっていて、昔のモザイクタイルが残されている。ドームの
フレスコ画も見事だ。





ボレチュ観光後、ロヴィニに向かった。ここは昔は島で、人口が増えた為、海峡が埋め立てられた
と言う事だ。旧市街は生活感に溢れ、昔のままの景色のようだ。島の中央の丘の上には聖エウフェ
ミア教会があり、その尖塔が島のシンボルになっている。建物は海まで建っていて、独特な景色に
なっていて、とても素晴らしい。建物の間はそのまま海に続いていて、お洒落に飾っている。

 




上から下りてくると、土産物屋が沢山あり、土産物の市場にもなっている。この日は土曜日で、
市場の前では、テントを張って結婚披露宴が行われていた。海の上にある街の風景は、中央の尖塔
と相俟って、なかなか見られない景色となっていて素晴らしい。観光後夕食のレストランに向かった
が、その途中でも結婚式を見掛けたし、飾りを付けた車も見掛けた。



 

クロアチア紀行(2)に続く。

早春の池上梅園

2月18日に、大田区立の池上梅園に行ってきた。今年は梅の花は、かなり早くに咲いたと言うので、
例年より早くに出掛けた。今年は東急池上線で池上迄行って、梅園に向かった。途中、池上本門寺
の本堂脇を通って、下の通りに出た。梅園へ行く途中の寺の庭には、梅が綺麗に咲いていた。また、
キンカンも撓わに実っていた。梅園入園料は、シニア無料が嬉しい。梅の花は結構咲いていて、
土曜日とあって大勢の人が梅園を訪れていた。

 

梅を見て歩いていると、梅の木の根元にサクラソウの様な、可愛らしい花を見つけた。そこから、
見晴台に登って、梅林を上から眺めたが、とても素晴らしい眺めだった。梅の花は勢いがあって、
綺麗だった。そして、下の遊歩道に戻り、茶室周りを見て歩いた。因みに、ここは昔日本画家伊東
深水が自宅兼アトリエにしていた所で、今は池上梅園となっている。


  

薬医門辺りでは、甘酒が振る舞われていた。それを横目で見て、和室前の池に出た。池には錦鯉
が泳いでいた。一通り見て歩いたので、出入口の方へと戻ったが、途中にはロウバイも咲き残って
いた。戻りながら、もう一度見返すと、斜面の梅の花が素晴らしい。特に紅梅が綺麗だった。

 
 

帰りは都営地下鉄の西馬込から五反田へと戻り、歩いて我が家に戻った。