新宿御苑の初夏の花

6月14日には、新宿御苑の初夏の花を見に行った。目的はユリノキだったのだが、花はとっくに
終わっていた。それでも花はほかにもあると、花を求めて苑内を歩いた。
最初に見たのが、クリナムの仲間だと言うが、初めて見る花だった。そして、目的のユリノキは
と言うと、既に沢山の実(?)となっていて、とてもがっかりした。近くのホオノキも、同じく
凄い形の実となっていた。


そこから、中の池に行くと、ユリズイセンというおどろおどろしい花が咲いていた。この花は
ブラジル原産だという。いつも通り過ぎている所にあった。その先には、ニワナナカマドという
花が咲いていたが、これは中国原産だという。また、近くの池の畔には、カエデの一種の木が、
曲がりくねって面白かった。


池の反対側のツツジ山に行くと、コタイサンボクやキョウチクトウの花が見られた。そこから、
モミジ山の裏に行くと、そこはアジサイロードだった。色々な種類のアジサイが見られ、上を
見上げると、タイサンボクの大きい花が咲いていた。





下の池をぐるっと廻ると、池の縁に陽に光っている葉があった。そして、足元にはユッカのような
花が咲いていた。歩いている途中にも、アジサイの綺麗な花が見られた。



バラ花壇に行くと、遅咲きのバラが綺麗に咲いていた。名札には、芳純とかバレリーナ、カクテル、
プレイガール等という洒落た名前が書いてあった。





そこから、新宿門に向かったが、途中に大きなタイサンボクがあり、沢山の花が咲いていた。
出口近くの苑路脇にも、アジサイが綺麗に咲いていた。


目的とは違ったが、バラやアジサイ等も綺麗に咲いていて、素晴らしかった。

明治神宮の花菖蒲

6月12日に、明治神宮の花菖蒲を見に出掛けた。明治神宮の鳥居を潜り、暫く行った左手に、明治
神宮御苑がある。都会の真ん中とは思えない、静謐な御苑には、今でも狸がいるらしい。そんな
静かな御苑に入ると、南池が見えてくる。ここでは、スイレンが沢山咲いている。大方は白い花
だが、黄色やピンクの花もあり、素晴らしい。



その先に、花菖蒲田があり、ほぼ満開になっていて素晴らしい眺めだ。梅雨時が見頃になる花で、
行った時は、花に雨の滴が残っていて、瑞々しくて良かった。ここには色々な種類の花があり、
その花の一つ一つを鑑賞するのが楽しい。そして、花を目指して多くの人が来ていた。ここの
奥には、水源となっている清正井があり、今でも湧き水が出ている。







戻る途中で、つつじやまに寄った。つつじの季節は終わっていたが、何本かのさつきがまだ咲き
残っていた。御苑を出て、参道を歩いていると、大きな奉献酒の棚があった。参道の左右にあった
が、何と片方はフランスからのワインの棚だった。


久しぶりに御苑に入ったが、花菖蒲は何時でも何処でも素晴らしい花だ。

旧古河庭園のバラ

6月2日の日曜日に、旧古河庭園のバラを見に行った。遅咲きの種類が見頃とあったが、少し遅かった
かも知れない。とは言え、綺麗なバラも多くあり、訪れている人は満足そうだった。バラの写真を
撮ると、いつもバラ図鑑の様になってしまうが、一つ一つの花が大きいのと、単独で咲く花が多い
為だろうか。そのような言い訳で、バラ図鑑になるが、名前の一つも覚えられないのが残念だ。






バラ園から心字池に下りて、いつものように一周した。畔には花菖蒲も少しだが咲いていた。その
先には、大きな雪見灯籠がシンボルとなっている。この時節、花も多くないので、早々に洋館前に
戻った。洋館前では、サツキがバラを引き立たせている。その後、古河庭園から駒込に向かったが、
途中の歩道の植え込みに、タチアオイがあり、薄いピンクの花が綺麗だった。


この日は、バラだけを見て、早々に家路についた。

横浜ローズウィーク

横浜ローズウィーク中の5月19日に、港の見える丘公園と山下公園へ行った。山下公園では、2019
ITU世界トライアスロンシリーズ横浜大会が開催されていた。山下公園がスタート・フィニッシュ
で、参加者の大量の自転車が置いてあり、コースのフェンスも設置されていた。丁度そんな時が
バラの祭り開催時期で、主催者も大変なようだった。
私の方は、まず港の見える丘公園へと向かった。入り口から階段を登って行くと、植え込みに色々
な花が咲いていた。振り返ると、休館中のマリンタワーが木の間に見えた。

展望台迄来ると、ベイブリッジが良く見えた。また、そこには素晴らしい植え込みもあった。
その直ぐ先が、ローズガーデンで、バラが満開でとても素晴らしかった。香りの庭・バラと
カスケードの庭・イングリッシュローズの庭と言う3個所の庭があり、それぞれ趣が違って
見飽きる事がない。バラのほかにも、様々な草花が咲き誇り、何処を見ても見事だった。
アゲハチョウも花の蜜を吸いにやって来ていた。













海の方を眺めると、バラと一緒にベイブリッジも良く見えた。当然の事ながら、あっちもこっちも
バラで、写真はバラづくしとなった。たまにはバラ以外の木の花も咲いていた。ブラシの木や
ユッカのような木、エゴノキ等。






そこから、山下公園に向かったが、途中中華街に立ち寄って昼食を摂った。そして、山下公園へ。
小高い所の世界の広場から入園したが、入って直ぐにバラの植え込みがあった。そこから水の階段を下ったが、
中央に流れがあり、タイル張りの土手があって素晴らしい。港にはクルーズ船や氷川丸が見える。
この日はトライアスロンの大会が開催されていて、夥しい数の自転車があった。競技も進行中で、
未来のバラ園へは通行規制があった。



やっとの事で未来のバラ園に到着した。ここも満開のバラづくしだ。バラも素晴らしいが、周囲の
横浜の風景も素晴らしい。氷川丸やマリンタワーが色々な角度で眺められる。バラの見せ方にも
色々な工夫がされていて、変化に富んで面白い。バラとマリンタワーや氷川丸とのコラボも
素晴らしい。水の守護神がいる噴水もあった。











トライアスロンの大会開催中で、その参加者とバラ見物の人でごった返していたが、バラは丁度良い
時で、何処を見ても素晴らしく、帰りにはシュウマイ弁当を買って帰った。

新宿御苑の八重桜

4月22日に、桜に続き新宿御苑の八重桜を見に行った。桜の季節は、月曜日でも休苑にならない。
八重桜を見る前に、新宿門入って近くのハンカチノキを見た。ここでこの花を見るのは初めてで、
これほど見事だとは、思っていなかった。


そこから、何時ものように、日本庭園の上の池に向かった。彼方此方に桜は咲いていたが、この辺は
カンザンやイチヨウが咲いていたが、ツツジとのコラボも良い。植え込みには、白い花が咲いていた。



池に沿って行くと、スルガダイニオイという桜が咲いていて、植え込みにはシャガが咲いていた。
旧御凉亭の方を見ると、藤棚に藤が咲き始めていて、遠くの桜とコラボしていた。


中の池近くに来ると、カンザンやフゲンゾウが見事に満開になっていた。また、ヤマザクラも
咲いていた。この辺りは、カンザンとフゲンゾウの大競演で、とても見事だ。







時には、イチヨウも咲いている。更に進んで、桜園地の中の池側に、ツツジが真っ赤に咲いていて、
カンザンやイチヨウとのコラボが見事だった。桜園地では、カンザンが見事で、桜の花びらの絨毯
も面白かった。




イギリス風景式庭園の縁にもイチヨウやカンザン、フゲンゾウ等が沢山ある。


なかには、神護寺数珠掛桜という桜も咲いていた。また、江戸という名の桜もあった。そして、
やっぱりフゲンゾウは素晴らしい。



新宿御苑のソメイヨシノも素晴らしいが、八重の季節もまた素晴らしい。

春の皇居東御苑

4月7日に、春の皇居東御苑に行った。当日は皇居乾通り一般公開最終日で、坂下門から入苑して、
東御苑の大手門から出る人がすごく多かった。それとは逆の進路で入苑したが、こちらはいつもと
変わらず。まず、二の丸庭園に向かったが、途中の雑木林で、可愛らしい木の花とヤマツツジを見る。
池の周りでは、ヤマザクラやシロヤマブキ、ヤマブキ等が咲いている。



林の下には、シャガが一面に咲いている。その先の小山には、アカボシシャクナゲが見事に咲いて
いた。里桜はまだ咲いていなかった。




小山を下って池の反対側に出ると、桜やヤマブキが、シャガが素晴らしい。ただ、残念なのは、
奥の木が刈り込まれて、その先の丸の内ビル群が、透けて見える事だ。これまでは見えなかった。


諏訪の茶屋前では、クルメツツジが咲き始めていた。また、シャクナゲやハナカイドウも見られた。
そこから、松の芝生に向かったが、途中にも桜やシャガが見られた。松の芝生周辺にも、桜が見事に
咲いていたし、茶畑の上にも見事な桜があった。富士見多聞の前では、アカボシシャクナゲが丁度
満開で、とても素晴らしかった。






この日は、大手門に戻らず、北桔橋門に向かった。天守台手前の植え込みには、素晴らしいツツジ
とシャクナゲがあった。また、天守台には、桜が見事に咲いていたし、桃華楽堂前ではハナモモが
素晴らしい。北桔橋門を出ると、乾濠が見え、向かいには乾通りの桜が見えた。


乾門からは、沢山の人が出てきていた。そこの交差点向かいには、ヤエベニシダレが咲いていた。


その後、代官町通りを歩いて、半蔵門駅から帰宅した。

千鳥ヶ淵の桜

4月3日には、千鳥ヶ淵の桜を見に出掛けた。桜は満開で、いつもながら見事な光景だ。この日は
平日だが天気も良く、ボート乗り場には長蛇の列が出来ていた。所々に、ナノハナやムラサキハナナ
も咲いていて、桜ともマッチしている。




昼食後、靖国神社の桜を見て廻った。写真に収めたのは、東京の桜の開花を宣言する標準木の桜。

再び千鳥ヶ淵に戻って、北の丸公園に向かった。田安門の入り口付近も、素晴らしい眺めだ。





武道館では、大学の入学式があったようだが、前を通り過ぎて、千鳥ヶ淵端に出た。ここからの
眺めは、水面が光り輝いてとても素晴らしい。桜の花も陽に透けて、水墨画のようだ。




公園を抜けた所の交差点付近には、ヤエベニシダレが咲き始めていた。そこから、代官町通り沿い
に歩いた。通りには多くの山桜があり、大きな桜の木が満開で、とても素晴らしかった。




千鳥ヶ淵交差点付近迄来ると、半蔵門方向の、おとなしいお堀の姿があった。そこから再び、通り
沿いの土手に上った。そこでは、今迄の桜だけでなく、違う花も見られた。また、高速越しに見る
千鳥ヶ淵の景色も面白い。お堀には、沢山のボートがいるのが、手に取るように分かる。半蔵門に
戻る途中の公園にも、ヤエベニシダレが咲いていた。





平日とあって、人もボート乗り場以外は比較的少なく、十分に楽しむ事が出来た。

新宿御苑の桜

4月1日の新宿御苑は、人と桜が満開だった。ソメイヨシノはほぼ満開で、実に沢山の花見客が、
花見を楽しんでいたが、その半数以上が外国の方だった。いつもの事で、特に驚きもしないが、
ハナミは最早万国共通語かも知れない。と思いつつ、苑内の桜を見て廻った。





一寸外れた苑路は、思いのほか静寂で、カエデの新緑と桜のコラボを楽しんだ。光り輝く桜の花が
素晴らしい。脇にはツバキの落花があり、上に白い花が乗っていて、誰かが作ったのだろうが、
面白かった。ヤエベシダレも咲き始めていた。


日本庭園の上の池では、池に映る桜が素晴らしい。池の反対には、桜やハナカイドウが見える。
橋を渡った所には、見事に咲いたハナカイドウがあり、桜とのコラボも素晴らしい。ヤエザクラや
ツバキも咲いていた。そこから池に沿って進んだ所には、満開のボケとハナカイドウがある。






ソメイヨシノも綺麗だが、真っ白な太白も珍しい。ヤマザクラもソメイヨシノに劣らず素晴らしい。
そして、八重のシロタエがボリューム感たっぷりで素晴らしい。まだ満開ではなかったが、可愛ら
しい花がびっしりと付いているのが良い。スミレも沢山咲いていて、愛らしい。







桜のほかにも、コブシやシデコブシも満開に咲いていた。



旧御凉亭前の池の周囲にも、ソメイヨシノが多くあり、代々木ドコモとのコラボも面白い。また、
逆光で光る花が、殊更素晴らしい。




中の池に来ると、周囲の桜が水面に映って見事だ。そこから、こども広場へ行く途中のツツジも
綺麗だ。広場の前には、大きなオオシマザクラがあり、とても見事だ。そして、向かいの桜園地
脇には、大きなハナモモ’源平’が綺麗に咲いていて、桜とのコラボも良い。





桜園地では、大きなソメイヨシノがこれでもかと咲いていて、とても素晴らしい。ここには、
オオシマザクラやピンクの松前早咲も咲いている。





園地の外では、白いリキュウバイが沢山の花を付けていた。そこから、対岸に咲く桜が、水面に
映る光景も素晴らしい。そして、下の池に来ると、ヤエベニシダレが結構花開いていた。





池から少し離れた所には、ピンクがかったアメリカという桜があった。なかなか綺麗だったが、
逆輸入なんだろうか。


近くには、高遠小彼岸があった。そして、風景式庭園を横切って、玉藻池に行った。ここでは、
水面になだれ落ちるような枝振りの桜が咲いていた。そこから、新宿門に戻る途中に、ピンク
がかった綺麗な桜があったが、札がなく名前は不明だ。


広場に戻り、もう一度ソメイヨシノと花見客を見て、家路についた。


何回来ても、新宿御苑の桜は素晴らしく、見飽きる事がない。

代々木公園の桜

3月29日に、代々木公園の桜を見に出掛けた。公園の桜の下では、平日にも拘わらず、凄い数の
人が花見で盛り上がっていた。中には外国人も多くいたが、西洋系は座らずに立っていたのが面白
く感じた。桜と言えば、ほぼ満開で見応えがあった。喧噪を避けて奥の方に行くと、殆ど人がいな
かったが、桜はしっかり咲いていた。ここの桜は大木が多く、花のボリューム感もたっぷりで、
とても素晴らしい。ツタが絡んでいる枝もあり、枝振りが面白いものも多かった。






奥の広場に出ると、家族連れや仲間同士が、桜の木の下で花見をしていた。ソメイヨシノのほか
にオオシマザクラもまだ満開だ。また、この公園は何時でもフリーパスなので、ブリーダーらしき
人が、犬を沢山連れてやって来ていた。




広場の端の方には、春の花の植え込みもあり、菜の花やチューリップと桜のコラボも素晴らしかった
ので、写真に収めた。


この日は寒いにも拘わらず、外国の人も含め、とても多くの人が花見をしていて、桜の花見が、
日本の最大の国民行事であると思った。

目黑川の桜2019(2)

【目黑川の桜2019(2)】
(4月6日)
この日は、大崎から下流に向かった。クルーズ船も相変わらずやってくる。少し先にはヤエザクラ
が既に咲いていた。そして、川を見ると、カヤックの団体が上ってきていた。


ずっと下って、東品川海上公園迄来た。ここはもう目黑川の河口だ。地元のさくら祭りの真っ最中で、
屋台も沢山出店していた。当然お花見も真っ盛りで、ご近所さんや家族で楽しんでいた。花壇の花も
綺麗に咲いていた。


そこから、橋を渡って目黑川向かいの天王洲公園に出た。橋からは目黑川の終端が見える。公園脇の
ビルには何やら不思議な絵が。公園には、ヤエベニザクラやオオシマザクラ、ソメイヨシノが咲いて
いた。対岸の桜も良く見えた。公園を抜けて天王洲へ出る道路には、ヤエザクラが2種類、満開近く
に咲いていて、素晴らしかった。





道路を渡って、天王州アイル第三水辺広場に出た。土曜日とあって、多くの人が来ていて、レストラン
前には行列が出来る程だった。桜も綺麗に咲いていたが、花筏も出来始めていた。運河には、レジャー
ボートも見え、ビルの前のモニュメントも面白い。


これから天王洲を見て回ろうと思っていたら、あと5分で船が出るという呼び込みがあり、30分
歩いて家に帰るのもしんどいのと、行き先が家の近くだった事もあり、花見クルーズ船に乗り込んだ。
そこから目黑川を遡って、五反田のサクラテラス迄の花見クルーズだ。家の窓からいつも眺めている
クルーズ船だが、乗り込むのは初めてでワクワクものだ。船着き場を出て目黑川に入ると、いつも
上から見ている桜を見上げる事になり、気分も変わって良い。時々帰って来る船とすれ違う。たまには
追い越して行く船もある。また、橋の下を潜るというのも良い気分だ。




そうこうしている間に、船着き場も見えてきた。実は、出発して暫くすると、バイオリンの演奏が
始まったのだ。そうとは知らずに乗り込んだので、望外の喜びだ。しかも、30分間ずっとだ。
桜は既に散り始めていて、花筏もかなり大きくなっていた。そして、サクラテラスに到着。これは
楽だ。ここでも花見で盛り上がっていた。


そして家路へと、花見をしながら帰った。クルーズ船は引っ切りなしに行き交っている。家の近く
迄来ると、先程乗って来たクルーズ船が戻っていくのを見た。


(4月8日)
今年のソメイヨシノの花見は終わりで、名残の花筏を見て終了だ。


中目黒付近の桜は、古くなってきたので、何時迄見られるか心配だが、来年もまた目黑川河岸の
花見をする事だろう。(目黑川の桜2019 終わり)